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レイトン教授と時の里

雪野蜜柑

おはこんにちばんわっ
蜜柑です

今回のお話は前作の
「レイトン教授と記憶の扉」http://layton.g-takumi.com/novel_detail.php?bbs_id=27025
の続編となっています。
引き続き同じような登場人物が出てくるので、前作も読んでいただけたら嬉しいです。

!注意!
・更新が不定期かつ遅いです

・誤字脱字および文章に間違いがあるかもしれません。指摘してくださるとうれしいです

・展開が急になる場合があります

・登場人物たまに空気

大まかなものは以上です。他にも、おかしな点があると思うので、よければ指摘ください。
なおせるように努力します。

2015-08-01 14:05:55


t.o

新作おめでとう!
シリーズ楽しみにしています!
またタイトルも面白そう!
記憶の次は時がテーマなんだね!
頑張れ!

2015-08-01 14:53:19


雪野 蜜柑

t.o
ありがとう!
シリーズといっても三部作ですが、期待にそえるよう頑張る!
ありがとう♪
記憶、時と来てさあ次は何が来るかな?
頑張る!

2015-08-13 19:42:37


雪野 蜜柑

~序章~

時は夜。部屋全体の電気はつけず、机のスタンド電気のみをつけた、薄暗い部屋。そこは窓が完全に閉められており、パラリ、パラリと本のページをめくる音しかしない。
パラリ、パラリ。しばらくすると、本をめくる音が止まった。その代わりに、カリカリと、目の前の紙に何かを書く音が聞こえる。おそらく、大学の課題なのだろう。
そして、一ページいっぱいが文字に埋まったら、もう一度本を読み始める。彼は、大学から帰宅したときからずっとこの行為を続けいていた。

「一旦終わるか……。」

彼は、外を見てそう呟く。
課題の提出期限は明日ではない。そこまで根をつめてするべきではないと判断したのだろう。
彼は、本を閉じると、大きく伸びをする。そして、目の前の課題もまとめ、筆記用具を大学用の鞄に直す。

「もう、寝るか。」

彼はそういうと、机の電気を消す。すると、辺りは真っ暗になった。
彼は真っ暗な中を感覚だけでベッドへ移動する。無事、ベッドへ辿り着いた彼は、窓を開け、風を通し、寝る体制に入った。
季節は夏。生ぬるいが、風は強く普段よりはいくらか寝やすい状況だった。そのためか、ただ疲れていたのか、ベッドの上の彼は、すぐに寝入ってしまった。
しばらくした後、部屋でパラリと音がする。風の影響で閉じていた本が開いたようだった。
本の題名は『時の里』。どうやら、挿絵もついているようで、開いたページには、二人の少年少女が里に入り口へ誰かを導くような絵が描かれてあった。

2015-08-13 20:23:08


t.o

おお!
更新きてた!
絵本の題名が時の里なんだね!
挿絵に隠された意図が気になります。
更新頑張ってね!

2015-08-14 22:21:31


雪野蜜柑

t・o
更新不定期にやってます
絵本の題名です!
挿絵はすぐに明かされちゃう(笑)
ありがとう、頑張るね!

2015-09-26 02:23:19


雪野蜜柑

パチリ、と龍の目が開いた。その目に映るのは、桜の花や花弁、木の枝などがついた白い扉だった。

「いらっしゃいませ。」
「時の里へお誘いしましょう。」

龍がじっと扉を見つめていると、急に男の子と女の子が現れた。顔がそっくりなところを見ると、双子なのだろう。
龍は、なぜかその顔に見覚えがあった。

「我らは双子の案内人。」

双子はそう言って微笑む。

「あっ、お前ら……っ!」

その双子の言葉に何か気づいた龍は、何か叫ぼうとする。しかし、いつの間にか目の前の扉が開かれ、そこから出た白い光によって、言葉を発することはできなかった。
しかし、双子にはしっかり龍が何を言いたかったのかが伝わっていた。

「しっかりと覚えてたね。」
「そりゃああれから少ししかたってないからね。」

龍が白い光に飲み込まれていったことを確認した双子は、ゆっくり扉を閉じながらそう言う。口元に笑みを浮かべながら。

「さあ、今できる仕事は終わったからかえって休もう、ミル。」
「うん、そうね。早く帰りましょう、エル。」

双子は手をつなぐ。
一瞬ののち、二人の姿は消え、そこには扉しか残っていなかった。

2015-09-26 02:40:44


t.o

おお!
扉だ!
今回も色々な謎が出てきそうだね!
楽しみです!

2015-09-30 17:57:13


フィズ

ほい、ミリーのイラスト持ってきたよー(^^)
カラーはまた後日ってことで、まず線画だけ。

誰これ状態ですんません(>_<)

2015-10-02 22:24:55


榊 杏里

はじめまして!榊杏里というものです<(_ _)>

前作から続けて読ませていただいています!!
前作では何とかルークの記憶も戻り、なおかつついに龍くんとミリーちゃんがくっつきハッピーエンドで本当に安心しました(*^_^*)

そして序章で出て来たクロック兄妹も今後どう関わって来るのかとても楽しみです。

蜜柑さんのナゾと可愛いイラスト、そして面白い小説、楽しみにしています。忙しい時はあまり無理せずに、頑張ってください(謎)

長々とすみませんでした。

2015-12-20 12:45:36


フィズ

メリークリスマス!

てなわけで、ミリーのカラーイラストいつ貼ろうか悩んでたけど私からのプレゼントってことで今日貼っていくね(*^_^*)

2015-12-24 22:48:53


雪野 蜜柑

t・oさん、榊杏里さん、フィズさんコメントありがとうございます
だいぶ時間が経ってしまっているので一人ひとりへのコメ返しは控えさせていただきます????

ですがこれだけ、フィズさんミリーありがとうございます! めっちゃ可愛い!

更新もできる限りしていきたいと思います、目指せん完結! とてもスローになると思いますがお願いしますm(_ _)m

2016-05-02 00:58:33


雪野 蜜柑

バタバタバタ、と慌ただしくかける音が聞こえたと思うと、激しい音を立て、レイトンの部屋の扉が開いた。
講義の休憩中でゆっくりとしていたレイトン、レミ、ルークの3人は急な出来事に驚く。何事か、と扉に目を向ければ、そこにいたのは息を切らしたミリーだった。

「ミリー? どうしたんだい?」

レイトンはそう問いかけた。何時もなら扉をノックしなかったことについてやんわりと注意するのだが、ミリーのただ事ではない様子にやめたようだ。
ミリーは、部屋を見渡しそして目を見開いた。

「せん、せっ。龍、龍はいないんですか!?」

ミリーは、レイトンに詰め寄る。
一方レイトン達は、ミリーの質問に疑問を抱いていた。

「ミリーさん、いつもこの時間の前は龍さんと同じ授業でしたよね? 来てなかったんですか?」

三人を代表し、ルークがそう問いかけた。

「来て、無いの。今日は一限から一緒だから一緒にいこうって言ってたのに来なくて、メールも電話も繋がらなくて……。」

ルークの問に答えたミリーは、泣きそうになっていた。

「寝てる、って可能性はないの? 寝てる間はマナーモードで気づかない人もいるだろうし。」
「それも思ったんですけど、龍前に寝る前はマナーモードを解除してるって言ってました。」

ミリーは、レミの質問にそう答える。
マナーモードにしておらず、何回も電話がなっているのに気づかない。そのような失敗は龍にしては珍しい。

「まだ寝てる、という線は完全には捨てられないが、心配だね。レミ、ルーク。私たちは次考古学の授業があっていけないから、君たちに龍の家を尋ねるのをお願いしてもういいかい?」

レイトンの頼みに、2人はミリーを見る。この中で誰よりも龍を心配しているのはミリーなのだ。正直彼女は、授業どころではないだろう。

「ミリー、授業が終わったらすぐに様子を見に行こう。2人は信頼できる、まだ寝てる可能性があるんだ。まずは任せないかい?」
「そう、ですね。はい、わかりました。ルークくん、レミさん、よろしくお願いします。私も講義が終わり次第すぐに向かいます!」

ミリーは、レイトンの説得に頷く。そして、ルークとレミに頭を下げた。

「もちろんです!」
「彼女を待たせたお寝坊さんには説教しなくちゃね!」

ルークは元気よく、レミは冗談めかして返事をした。
そんなレミの冗談に、ミリーは少し微笑んだ。今日、初めての笑顔だった。

ミリーの笑顔に安心した3人は、それぞれの場所へ向かっていった。

2016-10-28 00:09:54


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