[1]水梨
【レイトン教授と世界の終焉】
最近はまったばっかりですがかいていきます。
2015/01/04 01:06
[21]水梨
t・0さん、藤代成織さん、コメントありがとうございます!
レイトンに「女性は決めたらその人に愛を貫くべきだと思うよ。
英国紳士としてはね」
と言わせてみたかったりもしました。でもこれはいろんな意味で
切なすぎる・・・。伏線の話は難しいですよね。
でも伏線ある云々かくといろいろばれやすい気がするのでかきません!t・oさんの小説は今拝見中です!楽しみにみてます!
藤代さんの小説は愛代さんのこととか気になります!
ちなみに名前はみずなしのつもりでしたが、すいりでもOKです!
2015/01/06 23:40
[22]水梨
エピソード
大学からの帰り道。思ったより日が暮れてしまったとルークは
足を急がせていた。もともと天気も悪かったので星も月も見えない、
雲に隠れた夜だった。ちょうど多くの人たちが家に帰る時刻で人通りだけは多い。そこを避けようと裏通りを通って行こうとしたのだが、
そこは蛍光灯もないのでさらに暗かった。
だから、見えなかったのだ。
前からやってくる者を。
「うわっ!?」
「きゃっ!?」
誰かとぶつかった感触。その反動で尻餅をついてしまったルークだったが、未来の英国紳士としては自分より相手を心配したのであった。
「だ、大丈夫ですか?」
「・・・うん。大丈夫よ」
そう言って起き上がった人は、声と背丈からして少女のようだったのだが、何せ幾分暗く、顔がよく見えなかった。
「貴方こそ大丈夫?怪我してる。足」
「へ?・・・あ」
言われて初めて気が付いた。小さな膝小僧からは皮膚がめくれて少し出
血している。
「これ、かしてあげる」
少女が無造作に取り出したのは、花柄のハンカチ。
そしてルークの膝を優しく拭いてくれる。
「あ、ありがとう。でも大丈夫だから」
それを聞いた少女は微笑んだ――ように見えた――。
「貴方ってどこに住んでるの?」
ハンカチをかしてくれたと思えば、今度は住所の質問だろうか。
今出会ったばっかりなのに不思議だとは思ったが、ハンカチをかしてくれたお礼もあり、ルークは答えた。
「普段はよくレイトン先生のところにいるよ。ほら、ここから そんなに遠くない大学。グレッセンヘラーカレッジ」
「へぇ・・・。・・・うん。わかった。ありがとね!
また今度、ハンカチ返してもらいに行くから!」
「あ・・・うん!」
そうか。そういうことか。ルークは納得した。少女がルークの居場所を知りたかったのはハンカチのためか。そっか、そうだよなあとほっとしたような、少々残念なような、そんな思いだった。
これはちょうど、レイトンが最初の手紙を受け取る前日の話。
2015/01/06 23:58
[23]t・o
ほう、先生1日大学でなにを確かめてたんでしょう?
そしてパルトニー橋!世界遺産がストーリーとからむとは…、面白いです!
そしてエピソード切ないですがいい話ですね。短編なのによく出来ててすごいです!僕思いついたことはどうしても詰め込むタイプなんでどうしても長くなっちゃうんで尊敬します!
小説読んでくださってるなんてありがとうございます!長いので慌てずゆっくり読んでください。
2015/01/07 16:28
[24]水梨
続き行きます!ちなみにナゾ002の答えはタブージの方です。
何かナゾ書いてると時間がかかります・・・。
そしてレイトンたちはアルネスト家へと足を進める。レイトンの話によるとここから15分西に行った方向だそうだ。
――はやく、こっち。
「!!」
ルークは足を止めた。
間違いない。今度は直接声が響いてきた!
一昨日聞いたあの声だった。あの時は気のせいだと思ったが、空耳などではなかったのだ。何の動物が話しかけているのだろうかとたりを見回したが、やはりそれらしき動物は見当たらない。
「ルーク?」
前方でレイトンに呼ばれ、ルークは我に返った。
はい、と返事して彼らのもとへと急いだルークだった。
――もしかしたら、このバースで声の正体がわかるかもしれない。
そう期待を胸に。
*
「ひゃ~!豪邸ですね!」
到着するや否や、レミは感嘆の声を上げた。
「アルネスト家をこのバースで知らない人はいないらしい。
何だか私たちが足を入れるのは恐れ多いね」
「そうですね・・・」
ルークもかなりの裕福な家であるトライトン家の息子なのだが、アルネスト家は何というか、格が違う。THE☆本格的という感じである。
インターホンを押すと、すぐにアルストン家の主人であろう男性が
扉を開けてきた。男性の年は見たところ50代くらいだろうか。顎髭を蓄えていて、威圧感がある。
「貴方がかの有名なレイトンさんですよね!?
お待ちしておりました!」
「どうも。エルシャール・レイトンです。こちらは助手のルークとレミです」
ルークたちが会釈すると、アルストン主人も軽く会釈を返してくれた。
立ち話もなんですから、と彼はレイトンたちを家の中に招き入れた。
2015/01/07 23:12
[25]水梨
中に入ると、目に入ったのが煌びやかな花形のシャンデリア。
周りにはいかにも豪華そうな花柄の家具。床に敷かれた薔薇のカーペット。中央に置かれた机にはシクラメンのピンクの花が生けてある。
そしてそれをはさむのはふかふかそうなひまわりの柄が描かれたソファー。そしてチューリップ型のクッション。玄関兼リビングと思われるこの敷地はレイトンの研究室の100倍ちかくあるのだが、床全体が花模様をあしらってあった。
「・・・何か、異様に多いんですけど。花が」
「これはすごいね・・・。いろんな意味で」
「綺麗な家だなあ・・・」
入ってレイトンたちの第一声がそれだった。
「実は最近娘が家の中を花でいっぱいにしてほしいと
言い出しまして・・・」
「娘さんがいらっしゃるのですか?」
苦笑いするアルストン家の主人にレイトンが問うと、ええ、と顔を伏せ気味に答える。
「最近は部屋から出てこなくなってしまって・・・。
元々静かで基本家にいることがほとんどな子なのですが、
それでも頻繁に外に出ていた時期が小さい頃、あったんですよ。それが急に・・・」
「外に出始めたのも急だったんですか?」
「それは私たちが初めてあの子を美術館に連れて行った時から
ですかね・・・。おっと、関係ない話をすみませんね」
2015/01/08 17:48
[26]t・o
ナゾの答えはタブージさんですか!ちなみに理由はなんですか?
おっ!二度目の空耳か!
気になりますね!
アルネスト家の豪邸には花がいっぱいの装飾が見られるんですか!!THE☆本格的ってルークの家がノミのように感じるレベルですか???
ルーク「そんなこと聞かないでください!」
ほう、娘さんは近ごろ部屋から出てこないんですか!?どっかで聞いた話ですね!
ルーク「う…」
2015/01/08 18:01
[27]水梨
レスありがとうございます!アルネスト家はかなりの豪邸設定です。
ナゾ002の答えは橋の英語がブリッジだからです。
「それで、先祖代々の秘宝のことなんですが・・・」
アルネスト主人は娘の話題を避けるように方向転換する。
そもそもこっちが本題なのだと言わんばかりに。
「その秘宝ってどんなものなんですか!?」
期待に目を輝かせた少年は身を乗り出した。
2015/01/09 23:58
[28]t・o
なるほどブリッジ(≡bridge)ですか…!
ルーク「なんか=(イコール)が≡(合同)になってませんか?」
気にするな!
にしてもルークは秘宝に興味津々ですねー!いじきたないとかって追い出されてもしらないよー?
ルーク「あなたと一緒にしないでください!」
…僕別に追い出されたことないけど…。
2015/01/10 00:05
[29]水梨
「こらこらルーク」
レイトンが窘めるとルークは引き下がる。その様子を見てアルネスト主人は笑みをこぼし――――
「こちらに保管してあります。ここはほぼ倉庫として使っていて、
掃除はろくにしていないのですが・・・。
たぶん私以外誰も入ったことがないはずです」
彼がレイトンたちに示したのは、リビングを左に出た先の廊下の奥にある、今までに見た扉の中でもかなり巨大で・・・ご丁寧に鎖が隅々まで頑丈にかかっている。
「ちょ、何かやばそうな雰囲気醸し出してますよ」
レミはレイトンに耳打ちするが、彼は特に動じていない様子だ。
もいアルネスト主人の言うことが事実なのだとしたら、自分たちもどんな不幸な目に合うかわからない。――――たぶん、いや、絶対そんな不幸を呼ぶなどと実に何かの映画でありがちなものなど存在するはずがないのだけれど。
その間にアルネスト主人は鎖をはずしていき、扉を開ける。
ギィィィィィィィ、と音が鳴るとともに、開けた部屋から埃が上がって、レイトンたちに流れてきた。
「げほッ!埃が・・・!・・・ぶえっくっしょい!!」
「ここ空気悪いですよげほっ」
「はくしょい!」
レイトンたちはすぐに服で顔を覆う。
「すみません。げほっ。それで、こちらが秘宝なんですが」
そこにあったのは、ケースに覆われたスーパーボール程度の大きさの蒼く光り輝く立方体型の宝石だった。そこまでなら資産家のものとしてはよくある宝なのだが、その宝石には白い鳥が、生えているかのように
装飾されていた。白鳥の羽が宝石の輝きを手伝っているようで、これが
秘宝というものか、とレイトンたちは目を見張った。
「これは・・・素晴らしい。青い宝石と白い鳥の調和のバランスも
輝きも、本当に秘宝という感じがしますよ」
「そうなんです。私もなぜこんなものが不幸を呼ぶか、
皆目見当がつかないのですが、明らかにおかしくなったんです。
これを手に入れた日から」
2015/01/10 23:06
[30]水梨
「発見したその日、妻が倒れまして。今もまだ状態は良好では
ないのですが・・・」
アルネスト主人が言うには、その次の日には彼の前にシャンデリアが落下してきたのだそうだ。シャンデリアと言ってもかなり大きなもので、
当たれば即死にもなりえるという。または娘が誘拐されかけ、何とかその場で助け出したのだが、まさしく危機一髪だったらしい。あるいは火事。それもすぐに発見し、大火事には至らなかった。
「なるほど・・・」
確かに何かの不運に見舞われているのかというほどの不幸さだが、
偶然という可能性も捨てきれない。すると、レイトンの感じたことをルークが代弁するように問うた。
「でも、それがなんでその秘宝のせいだっていえるんですか?」
「それは――――」
「パパ!!」
後方から幼い少女の声。
「ビーナ!」
アルネストは少女の名を呼んだ。どうやら娘の名はビーナというらしい。
「その人たちは誰なのです?」
「レイトンさんだよ。それと彼の助手のルークくんとレミさん」
「そうなのですか!こんにちはなのです!」
ビーナは子供らしく無邪気に微笑み、頭を下げた。
部屋からほとんど出てこないと言っていたのに――レイトンたちの訪問を心待ちにしていたのだろうか?何となく微笑ましいような気がした。
だから、彼女と年が変わらなさそうなルークは、特に彼女に好感を抱いたのであった。
「こ、ここ、こんにちは!」
「こんにちは」
「こんにちは!」
2015/01/11 20:19