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[1]ユリちゃん
【こちらスコットランドヤード!3~交響曲~】
どうも、ユリちゃんです(*^_^*)
おかげ様で3作目です。
こちらスコットランドヤード!には1と2も
ありますが、そんな関係ないのでお気にせずヽ(^o^)丿
そして今回、
ゆいこ様と雫様作のシャアナ&クレイブコンビが登場します☆
ぜひお楽しみにヽ(^o^)丿
2013/07/13 15:16
[126]雛実 結歌
久しぶり!!
シータ~!
死ななくって良かった!
メイの言う『あの方』って、
『ボス』の事なのかな?
『ボス』!!
メイはシータの事を殺さないからね!
ミルク「人の小説の事勝手に断言しないでう」
結歌「その通りです、ごめん!ユリ~」
シャアナの話の続き気になる☆
また来ま~す!
2013/08/29 11:29
[127]志村 妙
コメント返し
toむきさめ
進んでる?
よかった^^
あ、大丈夫!殺そうとはしないよヽ(^o^)丿
レミの渾身のツッコミ、
レイトン教授…止めてあげて下さい。
面白かった?よかった~ありがと☆彡
コメント楽しみにしてるね^^
………☆彡一刻も早く進みたいので更新☆彡………
「教授、この道はどこに
続いてるのでしょうか?」
再び歩き始めたレイトンに、
レミはそう尋ねた。
「判らない。
が、この隠し扉の内部には
最深部がある」
今度は真面目に答える
レイトンに、レミはひそかに安心している模様。
細く、明りのない暗い道を
歩き続けること約5分。
道は無くなり、広い部屋へと出た。
明りは、数10本のロウソクのみ。
レイトン達は辺りの様子を
伺った。
そして、しばらくして
ルークが口を開く。
「…先生、
ひょっとするとここが最深部でしょうか?」
ルークの言葉に
レイトンは首を横に振って答えた。
「いいや、ルーク。
ここは最深部ではないんだ」
「でも、道はもう行き止まりですし…」
ルークはもと来た道をさす。
部屋の中はただ暗く、
ほとんどが石でできている。
そんな中、部屋の中央には
大きめの石板が置かれていた。
…という状況だ。
レイトンは続ける。
「ルーク。
先に道がない。
しかしこの部屋は最深部ではない。
だったらいつも通りの調査で
どう最深部を見つける?」
ニコッと笑うレイトン。
ルークは悩んでいる。
そして、レミが「あっ」と
声をあげる。
「教授、もしかして…」
レミの言いたいことが
判ったのかも知れない。
レイトンはうなずいて見せた。
「そうだよ、レミ。
最深部はもう、目と鼻の先にある」
レミとレイトンの
言っていることが良く分からない
ルーク。
「どう言う事なんですか?
教えてくださいよ」
弱音を吐きつつ、
頭を悩ませるルークに
レイトンは「いいかい」と
話しだした。
「先に道がない。
ここは目的の部屋じゃない。
そんな場合、目的の部屋はどこにあると思う?」
その口調からして、
ルークは毎度おなじみの「あれ」を
思い浮かべた。
「先生、まさかこのパターン……」
ためらいがちに、
そうではないと自分に言い聞かせ、
ルークは恐る恐る尋ねてみる。
「あぁ、ナゾだよ」
ここにきても、やっぱりナゾ。
ボケに走りながらも、やっぱりナゾ。
突然、ナゾ。
急に、ナゾ。
やっぱり先生はいつも通りだ。
「…と言うことで」
レイトンはしきりに言いだした。
「 ナゾ 01
最深部はどこにある?
・先に道はなく、今いる場所は
目的の場所ではない。
・この部屋には中央に石板があるだけ。
・だったらあなたはどうするだろう?
どこに目的の場所があるのか、
わかるだろうか?
・石板がカギとなるよ。
・ありえない、と言うことも考えてみよう。
・2文字以内で答えよう。
スコットランドヤードメダル・20/20 」
『ボス』の名前は、言ってはいけない。
たいていの人は『あの方』とお呼びするだろう。
『私』は『ボス』としか言わないが。
名前からして、『ボス』は
組織の1番上。
『私』は、組織の2番目に上、
つまり『ボス』の右腕なのだ。
人を駒としか見ていない
人間、それが『彼』であり
その『彼』につく『私』は
なりたくて右腕になった訳じゃない。
逃げられないから、なるのだ。
一生戻ってはこない、そんな幸せだった
日々を心の奥に閉じ込め、
心のない形だけの、業務をこなす人形として
生きていくのだ。
そんな日常が続き、早12年。
12年前の『学者狩り』で、
当時の学者たちの大半が今もなお
苦しんでいるだろう。
こうして、逃げられず雇われるだけで――。
『私』は、『彼』の忠実な右腕として、
日々を生き、そしていつか復讐をする――――。
「よし、これで手当てはできた」
メイは明るく言う。
シータの頭には白い包帯がめぐらされている。
もうメイに、殺す気などはなかった。
今、再び家族の絆を深めた兄妹は、
家の広いリビングにいた。
「お前、上手いな手当」
シータは驚いて言うと
メイがかすかに怒りながら答えた。
「まぁ、看護師目指してたからね」
「……そうだったな」
「まぁ、叶わなかったっていうか諦めたけど」
「……9歳の頃の夢だろ」
「まぁ、組織にさらわれてからもずっと勉強してたけどね」
「……よくできたな勉強」
「まぁ、家庭教師とかいたし、看護学校行ったしね」
「……なんで看護師なんなかったんだ」
「まぁ、色々あったのよね」
「……本気にしてたのか、あの頃の」
「まぁ、9歳だし、本気にするっちゃするわね」
「……それからもずっと?」
「まぁ、あれがお兄ちゃんとの最後の会話だったしね」
「……そっか」
「まぁ、…………って話長いわッ!!何回同じセリフ言わせんの!?」
メイがシャウトし、
長々と続いた同セリフ会話は幕を閉じた。
9歳の頃の、兄と交わした最後の会話。
考えてみれば、懐かしい――。
「お兄ちゃん、あのね」
「ん?なんだ」
「お兄ちゃんだったら、どんなしごとをしてる人が好き?」
「え?あはは、そうだな…
看護師さんかな」
「かんごしさん?」
「そう。怪我の治療をしたりするんだよ」
「メイもやったら、
お兄ちゃん好きになる?」
「あははははっ、メイは
看護師さんにならなくても
好きだよ」
「いやだ、お兄ちゃんと結婚するんだもん」
「そっか、メイ…でも
家族とは結婚できないんだよ」
「ねえねえ、じゃあ
お兄ちゃんはなんで看護師さんをしてる人が好きなの?」
「(軽く無視されたんだが…)
人を助ける仕事って
カッコいいじゃないか」
「じゃあメイ、看護師さんになる!」
まだ9歳だった自分の
小さな夢。
兄が好きだと言ったから、
兄に好かれたいから、
看護師になる。
兄と結婚したかったから……
もうこれ以上は言わない。
小さかった自分の、兄のための
将来の夢。
あの後、家族とは結婚できないことを知り、
落ち込んでたっけ……
なんて昔の事を振り返るのもいいものだ。
思いを改めてかみしめた、
メイだった。
………続く………
あれ?よーく見ると
前回のコメントと違う…。
すみません訂正します!!
前回はレイトン教授達が少しの間お休み、
と書きましたが
正しくはシャアナ達が少しの間お休み、です。
申し訳ない…。
そして一本立てじゃないんだけど?
と思っている方、ほんとすみません。
一本立てにしようとしたのですが、
やっぱりメイとかボスとか入れたくて…
本当ごめんなさいm(__)m
次回こそは一本立て☆です。
シャアナ達かレイトン教授達か、
ボス達かメイ達か……お楽しみに☆
↓作者&キャラ達のちょっとした雑談会↓
なんかツッコミが増えたなあ…。
(レミさんごめんなさい)
キャラ崩壊してるし……。
(レイトン教授・シャアナ&クレイブ 主にすみません)
雑談では作者・キャラ達への質問・疑問を受け付けます!
8月29日 志村 妙
2013/08/29 12:20
[128]むきさめ
えっと…ナゾ、「うえ」かな?
もしくは「した」…?
ボス何者じゃあ!よう分からん!
気になる…
また来るぜー!!
2013/08/29 20:10
[129]志村 妙
コメント返し
toむきさめ
正解!「した」です^^
「ちか」でも正解にしてます!(^^)!
意味不明なナゾでごめんm(__)m
頭の悪い作者にナゾ作らせるなんて、
解く方の人が頭悪くなるだけだ!!←
ボスの正体は明かせないけど、
ちょっとだけ……作者が言うのもなんだけど
ボスひどい!最低!このヤロー!て感じがした…。
………更新!今度こそ1本立て!………
シータは、リビングのテーブルで
昼食をとっていた。
メイが作ったものだ。
「おまえ、料理上手だなぁ」
そう言って、シータはスプーンを休まず
動かし続ける。
向かい合わせで座るメイが
誇らしげに笑う。
「お母さん譲りじゃない?」
「だな。同じ味がする」
昼食のメニューは
シチュー、パン、メイの得意な
創作料理・ハーブと夏野菜のマリネ。
そして紅茶に、デザートは
プディングだった。
シータがデザートを食べ終えると、
先に食べ終わっていたメイが
皿を下げ、キッチンで
洗い物を始める。
「メイ、おまえもう
嫁になっちゃえよ」
などと冗談を言うシータの
言葉も無視だ。
しかし、すべての皿を片づけ、
メイはやっと口を開く。
「そうね」
ただ、一言だった。
シータは驚いた。
「そうね…って
はぁぁぁぁ!?」
大声をあげると
メイが冷めた声音で
「約束してる人はいるのよ」
と言い切る。
「約束って…
婚約者か!?」
「えぇ」
「誰だ、どこであったんだ!!」
最愛の妹の衝撃のひと言に
兄は少々荒れっぽい。
「エスカ・グレイツ
って知ってる?」
そんな兄に対して
メイは静かに落ち着いて言った。
シータも荒れっぽさを一時停止した。
「あぁ、知ってるさ。
純白の歌姫とかの作曲をしてるだろ。
それ以前にそいつの名前を知らない奴なんて
いないんじゃないか?」
「その人なの」
「は?」
シータは目をまん丸くして
メイを見つめた。
メイは動じない。
「いい?お兄ちゃん…」
「い、いいって
おまえがいいならいいんじゃないか?」
「本当に?」
「あぁ、だって
そいつと結婚したいんだろ?」
「…なんかお兄ちゃんらしくない」
「…(大きくなっても失礼だな)
ただし!1度くらい顔をみせてもらおうか」
………続く………
すみません!短いですが
また今日書けたら書くので!
1本立てブローニイ兄妹の続きを!
一体メイの婚約者とは何者なのか――
お楽しみに♪(ぜひお楽しみにしてて下さい)。
8月30日 志村 妙
2013/08/30 11:27
[130]むきさめ
料理うまいんだ、いいな~♪
俺も食いたい!
シータ、焦ってるねー(笑)
お前に妹はやらん!的な?
きょうだいも、どうなるのか楽しみだな~
2013/08/30 19:25
[131]志村 妙
コメント返し
toむきさめ
料理の腕は
キャラ史上一番!
私も食べたいなw
妹のまさかの婚約者に
兄必死!!
そうそう、妹好き…シスコンですから。
絶対お前なんかに妹はやらない!て感じw
兄妹の話のゆくえは――?
………妹の婚約に驚愕!ブローニイ兄妹の1本立て………
――嘘だろ…。
シータは、驚きと少し
ばかりのショックに
内心、こうつぶやいていた。
――21歳で婚約!?あ、でもおかしくはない…。
26歳、立派な大人のはずな
兄は、衝撃的で言葉も出ない
(ただし心の声は出まくり)。
なぜ妹の婚姻を許可したのかも
判らなかった。
すると、頭を悩ませる兄に、
メイが言った。
「お兄ちゃん、今決めなくてもいいよ。
確かに、2人はあったことないし、
何度か顔合わせしようよ。
それで、ゆっくり決めよう?」
「メイ……」
5歳年下の妹が、
自分よりも立派な大人に見えた。
そして、今はじめて気がついた。
左手の小指の隣、薬指に
輝く可愛らしいダイヤモンドの
指輪がはめられていること。
シータの視線に気づいたのか、
メイは左手の薬指から指輪を抜いた。
「これね、婚約指輪なの」
そう言うメイに、
シータは妹の幸せそうな笑みが感じられた。
きらりと輝く小さめのダイヤモンド。
可愛らしいデザインで、
メイにぴったりなイメージだった。
きっと婚約者は、メイの事を
よく見ている。
きっと大切にしてくれる――。
「メイ、幸せか?」
落ち着いた声で、
シータが言った。
するとメイは
満面の笑みで答えた。
「どうしてそんな事聞くの?
幸せに決まってるじゃない」
幼かったあの頃、
いかにも子供で豪快な笑顔。
今は
女性らしく、しかし幼き頃の
面影を残した笑顔になっていた。
「もしもし?
うん、そう。
あのね…今日時間平気?
え?そう…それで……」
あの後、色々あって
婚約者と顔合わせをする事になった。
メイは電話中である。
シータは黙っていた。
そして、メイの声と共に
電話が終わる。
「お兄ちゃん、
今から来るって」
「え、もう?」
シータが驚くと
「だって私達会って
7年くらいよ?
結婚決めたのもいつだったか…。
早くお互い会わせたかったの」
メイは平然と答える。
「あぁ、そうか。
悪い」
一応謝っておく。
夏の始め、暑くなってきた
この頃。
シータの気持ちは、いろんな意味で
あつかった。
電話から30分もしないうちに
婚約者は家へ尋ねて来た。
玄関のチャイムが鳴り、
メイが歓迎した。
少しして、シータのいる
リビングに、1人の青年が
やってきた。
彼は顔立ちのいい、
爽やかで落ち着いている青年だった。
きちんとしていて、
礼儀正しいと言うか。
そして、軽くあいさつを交わすと
自己紹介を始めた。
「初めまして、
エスカ・グレイツと言います。
年は21歳で
職業は作曲家をしています。
…長くごあいさつできず
すみませんでした、お兄さん」
それに真面目そうで、
メイの事を大切にしてくれそうだ。
「いえいえ、メイが
世話になってるみたいで…
大変だろう?コイツ結構うるさいから」
シータが言うと
メイの拳が放たれる。
そしてエスカと名乗る青年は
首を横に振り
「そんなことないです。
僕の方が、メイに世話になってますから。
メイにはいつも助けてもらってるんです」
と言った。
「そうか。
あのメイが助けに…」
『ゴッ』
メイの拳が放たれる。
右頬、左頬、共に
腫れあがる。
「暴力とか暴言とか
言うだろ、メイは」
シータが言うと
またもやエスカは首を横に振る。
「いや、そんなことないと思いますが?
ただ、やっぱり怒ると怖いですね…」
ハハハ、なんて笑いながら言う
エスカだが、だんだん血の気が引いて来ている。
「怒ると怖いなんてもんじゃないぞ…
2人喧嘩したことあるか?
喧嘩するとメイはな…人類じゃなくッッ」
『ドガッ』
シータが言いかけたのは、
メイが蹴り飛ばしたからだ。
「ほ、ほらな…凶暴だろ。
気をつけろよ、エスカ君…」
グフッ、と声をあげてから
シータはそのまま倒れ込んだ。
「あ…メイは小柄で可愛らしいけど
結構(すごく)凶暴ですよね」
エスカが青ざめる。
メイは睨みをきかせていた――。
………続く………
ついに登場婚約者!!
小柄で可愛い見た目に反し、
超凶暴で基本Sなメイ!!
次回もブローニイ兄妹&婚約者!
しかし1本立てじゃない☆
8月も今日で最後、
9月からは通常更新です↓
・水曜日は更新できない可能性アリ
・ほとんど毎日更新するので
何日か休むことはないはず!
では次回の更新でお会いしましょう(^o^)/
8月31日 志村 妙
2013/08/31 17:32
[132]むきさめ
…婚約者、大丈夫か?
シータの体の具合も気になるけど…
あれ、エスカって人、もう出てきてたっけ?
聞き覚えがあるような…
2013/08/31 17:45
[133]雛実 結歌
久しぶりっ!
メイ、幸せになってね!!
……怖いよ、メイ。
お兄ちゃんを殴った!?
婚約者のエスカ、大丈夫?
ダイアモンドの指輪、メイに似合いそう(*^_^*)
私何かメイ好きになったかも~!
初めの方はシータ殺そうとしてて怖かったけど…、ね?←
だけど今は兄思いの優しい妹だもんね~\(^o^)/
メイ、ガンバレ~!
応援してるよ~(^o^)/
2013/08/31 20:22
[134]志村 妙
コメント返し
toむきさめ
婚約者は平気だよ~
シータの具合は……。
メイ普段は優しいから大丈夫!
ふっふっふっ…←
鋭いねぇ、実はひっそり出てきてます。
探してみよう!(ちなみにplayと言う曲の作者)。
toゆっこ
やほ♪
メイの応援ありがとう^^
ダイヤモンドの指輪、似合いそう?
メイは時に凶暴で基本Sだけど
可愛くて優しいおっとりタイプだから…
似あうはずだ←
えっ!メイ好き?ありがとーッ(*^。^*)
確かに初登場では殺そうとしてたね…
それにはいろんな訳が…。
今の優しい妹が本来の姿だよ☆
メイ「応援感謝してます、ありがとう(泣)」
2013/08/31 21:31
[135]志村 妙
アレ?もう9月…。
こちスコ!は9月から通常更新です(*^。^*)
………メイ、新妻なるか!?兄の、婚約者の選択やいかに………
大人しくて、可愛くて、優しい。
面倒見が良くて、お人好しで、
結構凶暴で、基本S。
メイは、そんな人柄だった。
いつだって自慢の妹で、
俺だけの妹だった。
それが、それが…結婚するとは――
「お兄さん、大丈夫ですか?」
――なんて、考えていたシータに、
声がかかった。
声の主は、婚約者のエスカだ。
メイに殴られ床に倒れ、
散々な目にあった(と言うか自分のせいだが)。
エスカは手を差し出してきた。
「起き上がれますか?
手かしますよ」
「いやいや、大丈夫だ。
ありがとうエスカ君。
こんなのはもう慣れっこなんだ、
君も言葉には気をつけた方がいい。
俺みたいにメイに殴ら……グァッッ」
「誰のせいで私が
殴ってると思ってるのかしら?」
笑顔のメイが、
シータの懐にパンチをいれる。
エスカの血の気がまたもや引いてく。
「そろそろお話でもしましょうよ?
お茶の用意するから、応接室でもどこでも」
そう言ってメイは
キッチンへ向かって行った。
「そうそう、エスカ。
お兄ちゃんを応接室まで
運んであげてくれる?
自力じゃいけないと思うの」
「あ、うん」
軽く意識の失ったシータを、
エスカは背中におぶって
メイが案内するまま応接室へ運んだ。
目を覚ますと、
自分にはブランケットが掛かっていた。
そして、どこかで
寝かされているようだ。
時折、話声が聞こえる。
――そうか、意識失ってたんだ。
シータは今の状況が
大体判ってきた。
だが、視界がもうろうとする。
ものは、影でぐらいでしか見えない。
そして気付いた。
自分を覗き込む、2つの人の影。
そのシルエットは、
見覚えがあった。
ひとりは、短めの髪。
もうひとりは、たぶん、男性だろうか。
そうとなると――。
「お兄ちゃん!」
「お兄さん!」
あぁ、やっぱりそうだ。
メイと、その婚約者。
「お兄ちゃん大丈夫?
ごめんね控えめに殴ったつもり
だったんだけど、
ちょっと強かったみたい。
ハーブティー淹れたの、飲む?」
メイが言った。
シータは一気に視界が開けた気がして、
勢いよく起き上がった。
「ハーブティー!?」
目は輝いていた。
メイとエスカは安心したようで、
お互い顔を見合わせて笑う。
「はい、ハーブティー」
メイがシータにティーカップを差し出す。
シータはゆっくり飲む。
そして、カップから口を離すと
「うまっ」
とひと言。
「お手製紅茶なの。
おいしいでしょ?」
誇らしげに言うメイに、
エスカとシータは
偶然にも声を合わせて言った。
「「おいしすぎるだろ」」
エスカとシータは顔を見合わせ
笑いあう。
メイも笑っている。
「…あぁ、もう話なんてしなくていいよな」
ひと息ついて、シータが言った。
「え?でも…」
エスカが困ったような顔で言う。
「いいんだよ、君の人柄も
判ったからね。
結婚しちゃえよ」
最後の一言は軽く言って、
シータははにかんだ笑顔を見せる。
「結婚しちゃえって…
そんな軽く言わな」
「じゃあ入籍しちゃおっか」
メイの言葉をさえぎって、
エスカは笑い飛ばして言った。
「そうそう、
もう式挙げちゃえよ」
シータも笑う。
「え、入…なに?
え、ちょっと……?」
メイは戸惑い、
笑い飛ばすエスカ達をみつめる。
「気が合うな、エスカ君」
「エスカでいいですよ、
お兄さん。
本当気が合いますね~ハハハ」
「じゃあエスカな!
お兄さんなんて呼ばなくていいんだ、
シータとでも呼べよ?ハハハハ」
よく考えたら、
この2人性格激似だ……。
メイは心の中でつぶやいた。
こうして、
メイとエスカの結婚は決まった――――。
「先生!答えは『した』じゃないですか?」
ルークは明るく言う。
レイトンが
「そう、最深部はした…つまり
地下にあるんだよ」
と、うなずいて足元を見つめた。
「じゃあ教授、
その地下にはどうやって
行くんですか?」
するとレミからこんな声が。
レイトンはニコッと笑って、
部屋の中央にある石板を
指さした。
「あれを使うのさ」
レミとルークは石板を眺める。
文字がぎっしりと
彫られており、その字自体は
古代文字のようだ。
「先生、これって…」
ルークはそう言いかけて止まった。
もうレイトンは
石板をじっくり、上から
読んでいたのである。
そして数分後、
レイトンが石板から目を離した。
「判ったよ、この石板に
書かれていることが」
その一言に、
レミとルークは期待した。
「教授、これは
何の文字なんでしょう?」
レミの問いに、
「あぁ、これは
ペルシアナの文字だね」
レイトンは答える。
「何が書いてあったんですか?」
そして、本題。
ルークが問う。
レイトンは少し間を置いた後
言った。
「………なーんにも」
「は?」
「いや、だから。何も」
「は!?」
「あの石板に描かれてるのは
ただの落書きなんだ」
「……」
「だけどひとつ
書いてあったよ」
「なんです」
「あの石板の裏に
レバーがある」
「レバー?」
レイトンの最初の一言には
驚いたが、
やはり何か書いてあった訳だ。
レバーが石板の裏にある、
つまりレバーを引け、と。
引いたら最深部にいけるのだろうか。
「じゃ、じゃあ早速
行ってみませんか」
ルークは言って、
石板の裏を覗いた。
レイトンもレミも
賛成らしく、無言でうなずいている。
そして石板の裏。
やはりレバーが存在した。
「先生、レバーありました!」
ルークが弾んだ声で言うと
レイトンは、
「ルーク、そのまま
引いてくれ」
と言った。
「はい!」
ルークは答え、
レバーをつかみ、
ぐぐっと、レバーを下げた。
『ゴゴゴゴ……』
レバーを下げたと同時に、
辺りが音をあげる。
「教授……これは一体?」
すさまじい音と、
どこからか来る風。
レミは爆音と暴風のなか、
レイトンに尋ねた。
しかし、答えは返ってこない。
隣にいるレイトン。
レミは気のせいだと思った。
レイトンが、つぶやいた言葉に。
「ペルシアナ文明によって
世界は崩れる―――――」
………続く………
今回はブローニイ兄妹と
レイトン教授達のお話。
あっさり結婚決まりました。
メイ&エスカ、おめでとう…って
まだ入籍したわけじゃないんだけどね(^o^)/
シータ、落ち込まないで前を向こう…
シ「落ち込んでねーよ…本作ではな」
そしてレイトン教授達!←丸無視
レイトンのつぶやいた
「ペルシアナ文明によって
世界は崩れる」
とは一体……?
気になる(?)ブローニイ兄妹と
レイトン教授達のお話の続きは
次回!
きっと明日も更新できる
とは思うのですが…。
ではまた次回!!
9月1日 志村 妙
2013/09/01 14:37