[1]るーく♪
【レイトン教授とかぐや姫伝説】
始めましてもしくは、今晩は☆
本作で三作目です♪
続き物ではありませんが、『神の宝石』のエピローグを読んだ方が最初は良いかもしれません(汗)
よろしくですm(__)m
2013/07/03 18:53
[52]るーく♪
★special-story★
♪星座会議♪
今日は星座会議の日だ。
星座会議とは何ぞや、と思った人に説明しよう。
一月から十二月までの星座がすべて集まり、様々なことをするのだ。
そして私こそ、この星座会議のリーダーを務める獅子。
どこでやるのかって?
それは秘密だ。
何時から始まるのかって?
いちいち質問が多いな。
あと一分だ。
もうほとんどの星座が集まっているが、乙女座と双子座がまだだ。
乙女はいつも準備に手間がかかって遅刻する。
双子は好みが合わずにいつも困って遅刻する。
そんなことを考えているうちに時間になった。
「静まれ。星座会議を始めるぞ」
私が一度吠えるとみんなシーンと静まり返る。
「天秤、遅刻や欠席は?」
「はいはーい、今のところ欠席届けはゼロでーす。遅刻は乙女と双子ね」
青い髪で眼鏡をかけ、耳に星形のイヤリングをつけた少女が元気よく言う。
保健係の天秤だ。
「分かった。よし、蟹。今月はどうだ?」
「何かと忙しいよ。スターテレビ局やらメディアに引っ張りだこさ」
クールに言い放ったのは、赤い髪で水色の洋服を着たカッコいい青年。
今月の星座、蟹だ。
ちなみに蟹だとか言ってるが、外見は人間。
しかもみんな美少女に美少年だ。
「そりゃそうだろうね。星の様子は?」
「接客で今も大変。蟹のご馳走をみんなで作ってる。」
「なるほど」
自分の月になるととても忙しくなる。
宇宙で一番権力を持つラルグーサ30世やテレビ局が大勢来る。
その人たちをもてなすのが条約で定められている。
私も7月23日からはそうなる。
私は十二星座の中で一番権力がある。
だから一番のおもてなしが出来る。
「あっ、乙女さん」
山羊が呟く。
大人しいが、黒髪のショートヘアーは可愛らしい。
山羊が見ている方へ目をやると、美しい女性が立っていた。
「ハロー。遅れて悪かったわね」
質の良い声に、男子軍の目はハートだ。
なにしろ形良い顔に金髪で青い目、透き通るような白い肌なのだ。
「いつも言ってるだろう、遅れてくるな」
「あら、私の見た目ではもう一人足りませんけど?」
「それって私たちのことかしら」
乙女の後ろからでてきたのは双子だった。
緑の髪に青い目。
髪にはハートの飾り。
洋服はお揃い。
美しいよりも可愛い。
それが双子だ。
「誰があなたたちなんて言いました?」
「違うのね?じゃあ誰よ?」
「別に誰でもないわ」
この二人(三人)、誰かが止めなければずっと言い合うのだ。
「いい加減やめたら?」
牡羊が声をかける。
ピンクの髪に赤いバラの髪飾りをしている。
でも、こいつは逆効果だ。
「なによ、文句でも?」
「静かにしてもらえる?」
「あなたこそそのキンキン声、どうにかしたら?」
「なんですって?」
これを止められるのは三人だけ。
いてと水瓶と私だ。
いつも止めるのはいて君だ。
案の定ーー茶髪でフードを深く被った子ーーいて君が声を発した。
微笑みながら。
「乙女さん、双子さん、牡羊さん。いい加減止めようか」
空気が変わる。
みんなーー私でさえーー動けない。
いて君が微笑むのを止めれば、終わる。
毎回のことなのに冷たい汗が流れる。
ようやく終わったときには、私の顔はびしょびしょだった。
~続く~
2013/07/14 09:18
[53]るーく♪
★special-story★
♪星座会議~続編♪
「ふっ」
いて君が椅子に座り直す。
乙女と双子、牡羊もスゴスゴと座る。
その場の空気は重苦しいままだ。
「いて君、ありがとう」
とりあえず言ってみる。
しかし、誰もなにも言わない。
「うおっと、みんなしらけちゃったね!!」
いきなり明るい声を出したのは魚君だ。
「何だよぉ、リアクション薄いなぁ」
みんなが返事に困っていると、唇を尖らせてすねた。
魚君はかなりのイケメンだ。
モデルのようなスタイルに、整った顔、茶髪。
成績はこの中のトップ。
でも親しみやすい性格で、みんなから好かれている。
魚君の態度を見て、蠍君が吹き出す。
つられてみんなも笑い出す。
「秀才のくせにさ、こういうところもあるんだからぁ」
蠍君が魚君に言う。
「秀才じゃねえよ」
「じゃあ天才だな」
「違ぇよ」
「じゃあ……」
「神でしょ」
いて君も加わる。
怖いところもあるけど、基本的にいて君はおふざけキャラだ。
「何いってんだよ、んなわけあるかっ!!」
みんな爆笑している。
「ほら、黙れよ」
しかし俺もリーダーだから止めないわけにはいかない。
大声で唸る。
みんなはまた静まり返った。
「つぎに、課題のある星は?」
「はいっ」
牡牛が手を挙げる。
おしゃれにかけてはNo.1。
金髪で青い目だ。
「なんだ?」
「あたしの国ではぁ牛乳を作っているっていうのは、みんな知ってるよねぇ?」
みんなが頷くのを確認して、牡牛は話を続ける。
「でもぉ、最近星内の牛が減少したのぉ。」
話は聞いたことがある。
「なんでかって言うとぉ、近頃周りの星がどんどん金持ちになってぇ、牛が買われていくのよぉ」
「なるほど」
「それで、あたし達ますます貧しい星になってしまうって思ってぇ」
確かに牡牛の星では、ほとんど乳製品を作って稼いでいる。
だから星から乳牛がいなくなると、大変困ってしまうのだ。
一回止めます!!
2013/07/16 17:55
[54]るーく♪
★special-story★
続編
牡牛の星の問題は、わずか一分で解決した。
「だったらわたくしの星が寄付しますわ」
と乙女が言ったのだ。
乙女の星は裕福で、牛はたくさんいる。
少し譲るくらいなんの問題もない。
「よし、決まりだな。次っ!!」
「はーい」
乙女だ。
「なんだ?」
「ここのところ、わたくしの星では盗難事件が多く発生してるの。どう思われます?」
乙女の星では裕福な家庭が多いだけに、貧しい者は盗みを働くしかない。
「それは今に始まったことじゃないうお。貧しい者も住みやすい星にしなければ」
魚くんが意見する。
「それをどうしたら実行できるかって言ってるの!!」
乙女がにらむ。
「それは星の法律を動かさなければ。法律は星内で決めるし」
いて君が冷静に言う。
正論だ。
乙女も口をつぐむ。
「解決したようだな。他には?」
だれも手を挙げない。
「いないのか?じゃあ今回はこれで終わり。次回は〇月〇日。」
一斉に騒がしくなる。
厄介な一日が終わった。
2013/07/18 21:00
[55]るーく♪
しばらく本編の更新をしてなかったので………
コーシン☆
トントン
突然ノックの音がした。
ロークも顔をあげる。
「ルーク、夕飯を食べに行こう。」
先生だ。
この電車には食堂車がある。
ルームサービスを取らない限り、そこで食べることになるのだ。
まずい。
ここにはロークがいる。
ロークにも何か食べられるものを用意しなければならない。
それに、先生にロークを見られたら大変なことになる。
この電車に動物を乗せてはいけないのだ。
「どうしたんだい?」
先生が心配そうに聞く。
「い、いえ、ちょっと、先に行っててください。」
ロークが僕を見る。
「行けばいいよ」
「でも……」
「ルーク、どうしたんだい?」
「ほら、呼ばれてるよ。」
仕方がない。
「じゃあ、なにか持ってくるから待っててね」
ロークを撫でてから、部屋を出る。
廊下では、先生が困った顔をしていた。
しかし、僕が現れるとパッと明るくなった。
「行こうか」
なぜ行こうとしなかったのかは、聞かれなかった。
何も事情を知らない先生なりの配慮だろう。
食堂車までは遠かった。
なにしろA~Zまで車両があり、Zの隣に食堂車があるのだ。
先生は、着くまで一言も口をきかなかった。
なにかを考え込んでいる様子だったから、僕もしゃべらなかった。
食堂車も広く、レストランのようだ。
亜理子さんと月光さんはすでに椅子に座り、なにかを食べていた。
「それはなんですか?」
先生が緑色の物体を指差す。
「これはジューラマンスのバジル焼きよ」
亜理子さんが教えてくれる。
「ジューラマンス……ですか?」
僕たちは聞きなれない言葉に首をひねった。
「知らないのね。ジューラマンスは月の森に住む肉食獣なの」
月光さんが、手帳を取りだし、一枚の写真を見せてくれる。
虎に似ているけど、牙が長く、色は焦げ茶色だ。
「そういう動物が住んでいるのですね」
先生は興味深そうに頷いている。
「よろしければこの写真、差し上げますわ」
月光さんが差し出す。
「よろしいのですか?」
「ええ。こんな写真、いくらでも月にありますもの」
「では戴きます」
先生が受け取る。
「月にいる間、この前新しく出来た『moon-zoo』に行かれてみてはどうですか?」
亜理子さんがハンドバッグから機械を取りだし、操作してから画面をこちらに向ける。
そこには、「新しい動物園、『moon-zoo』。珍しい動物もいるよ★」と書かれていた。
「その機械は?」
先生が聞く。
「これは携帯。小さいサイズの機械だけど、画面だけを大きくしたりもできるわ」
確かに亜理子さんがボタンを押すと、画面が大きくなった。
「さらに色々なアプリも入れられる」
操作していくと、アプリ一覧表が出た。
「二人も買った方がいいわよ」
本気で欲しくなった。
2013/07/20 15:24
[56]リオ
お久♪
どうやらあっちのほうが科学技術が進歩しているようで・・・
これからもファイト!
2013/07/20 19:46
[57]るーく♪
リオ>
おっ久ぁ☆
なぜかテンションマックスです←
月の方が他の星とも仲が良いから最先端の物を作り出せるんだぁ
ファイトォいっぱぁつ!!
2013/07/20 20:15
[58]るーく♪
結局ディナーは『地球メニュー』から選ぶことにした。
亜理子さんと月光さんの席は、二人用だから僕たちは違う席にした。
さっそくメニューを開くと、美味しそうな写真がたくさんあった。
「僕はこのシーザーサラダと海老グラタン、ミルクティー、パンにします」
「私はサラダと貝のスパゲッティ、それに紅茶にしよう」
何にするか決まり終え、ウェイトレスを呼ぶ。
「何に致しますか?」
「僕は、シーザーサラダと海老グラタン、ミルクティー、パンです」
「私はサラダと貝のスパゲッティ、紅茶です」
「ご注文、繰り返させていただきます。シーザーサラダを、ひとつ。海老グラタンとミルクティーのセットをひとつ。パンがひとつ。サラダがひとつ。貝のスパゲッティと紅茶のセットをひとつ。以上でよろしいでしょうか」
「メインとドリンクはセットなんですか?」
「単品もございますが、セットの方がお得です。どちらに致しますか?」
「セットで良いです」
「では少々お待ちくださいませ。ごゆっくりどうぞ」
ウエイトレスがいってしまうと、話すことがなくなった。
実は僕が頼んだパンは、ロークの為の物だった。
モモンガはどんなものを食べるか知らなかったので、適当に選んだのだ。
「食堂車とは思えないほど豪華ですね」
沈黙が嫌になった僕は、先生に話しかけた。
「そうだね」
しかし、先生の返事は短い。
「亜理子さんの携帯、良いですね」
「君にも買ってあげよう。いつでも連絡を取れるように」
「えっ!?本当ですか!!」
「ああ。一番最新の機種をね」
これは嬉しいことだ。
なにしろ人生で一度も携帯を持ったことがなかったから。
一回中断します
2013/07/20 20:38
[59]るーく♪
「失礼します」
ウエイトレスが近づいてきた。
「こちら、海老のグラタンとミルクティのセットとシーザーサラダ、パンでございます」
「あ、僕です」
目の前に美味しそうな食べ物が置かれる。
「こちら、貝のスパゲッティと紅茶のセットとサラダでございます」
先生の前にも、美味しそうに湯気の立っている食べ物が置かれる。
「ごゆっくり下さいませ」
ウエイトレスが立ち去るとすぐにスプーンを手に取る。
海老のグラタンにスプーンを突っ込む。
チーズがビヨーンと伸びる。
口にいれると、熱さに驚いた。
「み、水!!先生、水ください!!」
先生が苦笑しながら渡してくれた水をガブガブ飲む。
「大丈夫かい?」
ハアハアと息をついている僕を先生が心配そうに眺める。
「大丈夫です」
本当は舌を火傷したように痛かった。
しばらく熱いものは頼まないようにしよう。
そう心に誓った。
一方先生は、上品にスパゲッティを食べ、もともの丸い目をさらに丸くした。
「美味しいよ!!このイタリア産のトマトとパスタ、地中海育ちの貝が絶妙にマッチしている。」
まるでテレビに出ている人だ。
でもそれほど美味しかったのだろう。
僕はシーザーサラダを食べながら、ポケットにそっとパンを忍び込ませたのだった。
2013/07/20 21:44
[60]リオ
ルーク優しいなあ。
先生、いつも以上に興奮してる・・・
るーく♪の小説おもろい!
見習いたいわー
2013/07/20 21:58
[61]むきさめ
るーく♪さん!
面白いです!私のとはくらべものになりません!
あんまり来れませんが、頑張ってくださいね!
2013/07/21 05:51