[1]グラタン
【非日常なんて、嫌いだ。】
サブタイトル:~禁じられた教授ともどかしくてカオスな恋の物語~
10作目です!
相変わらずの作者ですが、どうぞよろしくお願いします。
暇つぶしや反面教師の為の小説になりそうですが、そこのところ大目に見てくださいね。
では、これからこの小説を頑張ってまいりたいと思います。
2011/10/14 01:00
[65]グラタン
更新!
最行が目を開いたとき、自分の顔を覗き込む4人の顔をそこに見た。
「あ・・・ここは・・・ッ!」
頭に激痛が走り最行はうずくまる。自分がソファの上に寝かされたいたようだ。しかし、ここは一体・・・・
「どこだ?」
ナミコが事情を説明する。
「あー実は、最行さんって道路のド真ん中まで飛ばされていたんだそうです。で、偶然通りがかったリムジンに拾われて来ました。」
「待ってくれ、話が破綻しすぎだ。」
アツシが割り込む。
「で、そいつのお屋敷でうまい夕飯食べて今リビングルームで休んでるんだぞ!ザンなんだったなにーちゃん!松●牛のステーキにーちゃんの分も食べた!」
「お前もお前で話が・・・・」
ナミコはやれやれと首を振る。
「大金持ちなんて、レイトンシリーズじゃお約束じゃありませんか!しかも大抵お金使って何かしらする・・・」
「あー・・・・(ボソッ)イナ●レよりはマシだがな。」
「何か言いましたか?最行さん。」
「いや何でも。」
「ならいいですけど。・・・あ、助けてくれた人が来ました!」
ドアを開け、手に持ったお盆にウィスキーのビンとコップをのせて来たのは、眉目秀麗の青年。
「あ、お目覚めになられましたか?・・・そうですか、まだ体の節々が痛むのですね。
申し遅れました。僕は有馬家当主、有馬瀞(あるま とろ)です。――変な名前でしょう?昔は寿司のネタでからかわれていましたよ。」
最行は心の中で舌打ちをしてナミコに囁く。
「アルバトロっぽいよな、何だか。疑わしいな、本当に彼は善人なのか?」
ナミコは目を輝かせて一言。
「アルバトロ・・・!?だったら尚更です!だってアルバトロ、ですよ?絶対に彼は悪い人な訳がありませんッ!」
ナミコの脳内はクラウス一色に染まる。
『始めまして・・・いや、お久しぶりと言った方がいいのかな?僕が、ルークです。』
『これくらい当たり前ですよ、英国紳士としてはね。』
『やっぱりアr・・・ナミコさんには敵わないなぁ・・・。』
『対決してみたかったんです・・・憧れのレイトン先生とね・・・・。』―――
「おーい、おーーい。」
放心状態のナミコの前で手を動かす最行。振り返って瀞に一言。
「駄目ですね、これは。早くバケツ一杯の水を持ってきてください。目を覚ますべきは僕でなく、彼女のようですからね。」
瀞はにっこりと微笑み、「いいですよ」と答える。
3分後、ナミコの夢は濁流と共に押し流されることとなる。
2011/11/18 00:24
[66]グラタン
キャラ紹介。
ルーク:飼い犬。メスの秋田犬。好物は(魚肉)ソーセージ等。アツシは勿論、なぜか最行にもなつく。今回の爆発では運よく怪我をせずに済んだようだ。人の言うことに耳を貸さないが、アツシの言うことはちゃんと聞く。今後活躍の期待は・・・しない方がいい。
有馬瀞:濃い青のスーツを着こなす富豪の青年。名前が不吉すぎるので、最行はあまりいい印象を抱いていなさそうだが、ナミコは全く気にしない様子。今後の彼の行動が、最行と彼の間の溝を埋めることとなる・・・のか!?声は小さい栗っぽくない和製クラウス男。
2011/11/18 21:16
[67]グラタン
更新!
最行と瀞以外の皆が寝静まった頃・・・
紅茶を飲んでいた瀞はふと顔を上げた。
「え、なぜ救急車を呼ばなかったか・・・ですか?」
若干頭痛の治まった最行は、二人がけソファに寄りかかる。
「はい。普通はそうするものでしょう?」
「最行さん、あの状況をよく考えてください。爆弾に吹き飛ばされた男女5名・・・格好の記者の餌食になりますよ?折角の夏休みなのに、そういうのって面倒だと思いません?
安心してください。我が家には名医がいるので大掛かりな外科手術以外は大抵うちで済ませられます。」
「はぁ・・・。」
「しかし爆弾とは・・・ハハハ。」
ムッとした最行は訊ねる。
「何が・・・可笑しいんですか?」
「いえいえ、すみません。でもですね、一般のお宅に爆弾・・・というのはあまりにもお伽話のようで、何と言いますか。」
「(チッ)じゃあお世話になりました。明日帰ります。」
「あ、待ってください。実は僕はこのB市の市会議員をしているんですが、明日の7時から・・・演説があるんです。是非来てください!」
「なぜ・・・僕たちに?」
「いやー、他の地域の方にも僕の理想とか・・・目標とか・・・恥ずかしいですね、だけどそういうのを知ってもらいたいんです。***会館でやるんです、お願いします!来てくださいっ!!!」――
その気迫に押され最行は渋々承諾した。
そして瀞が部屋を出て行った後そのままソファで眠った。
2011/11/19 01:01
[68]グラタン
<エピソード7:悪人は山を越えて>
『クラウスなんて●●●だ。(クラウスファンの為カタカナ3文字自主規制)』
旅館にたどり着いて最初の最行の言葉がそれだった。規制した部分が知りたい方にヒントをあげよう。女+兼+いである。
しかしなぜここまでの地味な暴言に至ったか・・・理由は簡単だ。ナミコが有馬邸から日輪荘までの道を、瀞とクラウスのことばかり話した為である。それもそれなりの長所をこれでもかと大げさに話すものだから、おそらくクラウスファンが聞いていても「何だコイツ」と思うだろう。
「え・・・」
ナミコはその言葉に思わず絶句。その会話に遠藤兄妹が割り込んでくる。
「今まで気になっていたんですけど、何ですか・・・?そのクラウスって。」
「まさかー、ナミコさんのカレシとか!?」
「んな訳ないでしょ!私が一番好きなレイトン教授のキャラなんだから!」
「え、クラウスじゃなくてレイトンですか!?」
「だから違うでしょーが!!」
「そうか、二人は彼について知らないんだね?」
「はい。」(二人)
「じゃあ、教えてあげよう。」
2011/11/20 14:02
[69]アラン
おぉ!新キャラさん!
名前にかなり吹いた(笑)
あ、ルーク出たねぇ・・犬・・・まさかの犬かww
ル「なんですか」
いや~ルークが犬と思ったr(殴
そして、爆弾対処&④達成おめでとう!まさかの結果だったね(笑)
2011/11/20 20:09
[70]グラタン
>アラン
そうそう、犬だったんだ。犬。
面白い名前だな・・・って?正直、「瀞(とろ)」って漢字があったのが驚きだよ~。
まさかまさかの爆弾処理は成功したけど、これからもレイトン教授に出てきたあの出来事が再発する恐れはあるね!
2011/11/22 21:29
[71]グラタン
クラウスファンは、目をつぶろう!
更新!
「彼は12,3歳の時、事故で両親を亡くしたんだ。その事故ってのは大人の陰謀がドロドロ絡んだやつでね、タイムマシンを作る実験だったんだ。その後大金持ちのお婆さんの養子に引き取られ大切に育てられた彼は、お婆さんの死後その多額の遺産を使ってある計画を始めた。」
レイトとレミは黙って続きを促す。
「まずロンドンタイムズ紙の記者となり、例の事故についての調査を行った。その結果、首謀者が現在のビル・ホーク首相、科学者アラン・ディミトリーと知る。復讐心を煮えたぎらせた彼はディミトリーに近づき、タイムマシンの実験の再開を勧める。ここまでは分かるね?」
「はい。」と二人は答える。
「彼の提言を承諾したディミトリーは、彼に騙されているとは知らず、実験のために多くの科学者を、脅しと万が一の人質のために首相を誘拐した。連れて行った先は、ロンドンの地下にある巨大な――ほら都市伝説にあるだろ?――空洞の中に造られた偽のロンドン。クラウスはその科学者達の中の大半を自分のチームに組み込んだ。そして彼らに・・・復讐を遂げる為の巨大な軍事兵器を造らせたんだ。その兵器、何とロンドン(本物ね)を破壊する為のものだったんだ!さらにそれのコアの部分に首相を閉じ込めた。あー、つまり首相を脱出させると同時に兵器も、自分も、ロンドンも・・・何もかも『終わらせる』ように、つまりどちらにしろ自分の思うがままに成るように仕向けたんだ。そしてロンドンの街を破壊していた途中で計画はおじゃん。それから逮捕されましたとさ。これでお終い。めでたくない、めでたくない。」
レイトは暫く考え込んでいた。
「どうしたんだい、レイト。」
「クラウスの目的って・・・首相の首を刎ねることでしたよね?」
「うん。まぁ大体そう。」
「じゃあ、何でロンドンの街を壊す必要があったんですか?」
レミも頷く。
「アタシも思ったぁ~。だよね!訳わかんない!」
「うん、彼自身このことについて『あんた(ディミトリー)たち科学者や、あんな実験をさせる馬鹿な政治家どもに復讐するのが目的』だと発言しているんだけどね。」
「いや・・・それじゃあ一般市民はどうなるんです?」
「いいこと言ったレイト!そうだ、目的と行動がずれているんだ。それも最も悪い形でね。可笑しいだろう?」
「クラウスって~、マジ●●(うましか)じゃん!」
「こらレミ、●●(BあKあ)と言ってはいけないよ、●●●(MあNうKえ)と言ってあげようね、彼のために。」
「ちょっとちょっとぉー!タンマ、タンマ!」
「ナミコ、反論かい?」
「あったり前です!彼は自分の愛を貫く為にしたんですよ?ちょっとやりすぎなところがあったとしても、彼の行いは間違っていません。」
「ほらレイト、レミ。そういう善人の面を被った悪魔に騙された哀れな被害者がそこにいる。」
と最行はナミコを指差す。
「うわひどいッ!」
とうな垂れるナミコ。
「いやー・・・ね。確かに彼にも言い分があるのは認める。首相が影でどんな悪事に手を染めたか、恐ろしい話だよ。でも、法的に言うと、今すぐ裁くべきはクラウスだね。」
「そこんとこは大丈夫です!彼は『自分は罪を償う』と断言してます!きっといつか釈放されます!!」
「何百人もの罪無き人々を惨殺してもまだ言うか。償いなんて、死をもってしても出来るかどうか怪しいところだね。それに、あの言葉も癇に障る。」
「『あの言葉』って?・・・」
最行はわざとらしくクラウスの声真似でこう言った。
「『レイトン先生、僕を止めてくれたのが貴方でよかった・・・・』!」
2011/11/22 22:01
[72]のなりい
瀞さん・・・(笑)
なぜだか嫌いになれないキャラだなww
最行君、相変わらずキツいねぇ(笑)
そこも彼の魅力だy((((((
実際、いくら教授が頑張っても釈放なんてされるのか?と思った時期もあります。過去の話だけど←
ルーク「クラウスファンになるまで時間ありましたもんね。」
のなりい「映画公開が決まるまでレイトンシリーズはただのナゾトキゲームくらいしにか思ってなかtt(((」
見事に爆弾に吹っ飛んでくれて良かったです♪←←
一応最行君を描いてみました。
黒髪以外まんまクレアさん、とのことだったので髪長いです。
イメージと違うかもしれないし、まあ、さらぁっと見てくださいな←
サイズでかいかも?
2011/11/23 09:27
[73]グラタン
実は、最行君のショートカットヘアーも考えてます←
>のなりい
♪駄目じゃん 誤爆したぞ マジボンバー!(笑)
瀞君はこの後ちゃんと出るぞ~^^
・・・(゜Д゜)!?
イメージ通りだよ、ってか元々イメージが決まってなかったからこうやって描いてくださるとむしろ嬉しいなぁ。
つまり私にとって皆さんの絵は全て自分のイメージに繋がるんだ~。ボカァ、幸せだなぁ。←
2011/11/23 19:36
[74]グラタン
『最行大百科:ファイル7』
クラウス・アルバトロ:レイトン教授のお約束、「死人を出さない(出しても事件の前後に止める)」を根本的にぶった切った野郎。その癖、「レイトン教授ロワイヤル」ではちゃっかり市民役での登場。ドンポール達犯人役の方々の犯した罪をあわせても確実に彼の方が勝る。おそらくファンの皆様方の人気が(ry
更新!
「は?別にこれといって可笑しいところはないですけど・・・」
最行さんは「これだから盲目的なファンってのは・・・」と呟き、
「いいかい?小さな栗は、教授に助けられてその言葉を発した。じゃあ、もし教授が助けなかったら?彼は何と言っていたと思う?」
「え・・・」
「もし、あの言葉か彼の本音だったのなら、彼はきっとこう言うだろう。『先生、僕を止めるのが貴方だったはずなのに・・・』ってね。」
レイトが傍らのナミコに声をかける。
「ナミコさん、何うずくまっているんですか?」
「待って・・・ちょっと心の整理をさせて・・・。」
暫く座り込んで頭を抱えていたナミコは立ち上がり、人差し指を最行に突き出した。クラウスが初対面で教授にしたのと同じように。・・・しかし、彼女の口から出た言葉は彼への宣戦布告ではなかった。
「そんなこと言って良いと思わないで下さいッ!今に天罰が落ちますよ!」
「え、嫌だった?」
ナミコは突き出していた右腕を下ろしながら、
「だって・・・・うう゛っ、・・・・・だって・・・・そんなんじゃまるでクラウスが他力本願だったみたいじゃないですかあああぁぁっ、うわあ゛ああん。」
レミはぱんと手を打つ。
「そうか、じゃあその言葉は裏を返せば教授に依存しまくってたってことになるんだ!」
最行は頷く。
「その通り!さあて、今から掃除しなきゃね。」
と言って家の中に入ろうとする最行にナミコは呼びかけた。
「そこまでして、クラウスを批判する意味が分かりません!いくらなんでも酷すぎます!」
最行はふと立ち止まった。彼についてきていたレイト達も立ち止まる。
最行は後ろを振り返らずに言う。
「ただ小さい栗が嫌いなだけだ。」
「だからーっ!」
「でもね。」
「?」
「いくら好きなキャラだったとしても、少しくらいその人物の短所を受け入れる心の余裕を持たないと、それこそそのキャラを本当に愛していると言えないんじゃないかな?少なくとも僕はそう思ったんだけどね。」
と足早に家の中に入っていった。
ナミコだけ取り残された。彼女の束ねた後ろ髪を、どこからか吹いてきた風がさっとなでた。
2011/11/24 00:06