[1]サン☆
【僕と日常と関数と】
今作は比較的短編に区切った、尚克、1つの話が継続した、ルークを中心とする物語を執筆していこうと思います。
挫折しない様、一生懸命頑張ります!
更新は若干マイペースになりがちですので御了承下さい。
2011/10/07 17:48
[7]サン☆
episode3 唐突
薄汚れた白い天井を凝視し、僕は目を覚ました。
微かに香る薬品の香り。ある意味では、理科室なんかより全然濃い。
「……保健室…か……?」
僕は四方カーテンで囲まれたベッドで横になっていた。
ふとカーテンから顔を出し、窓から教室に目を向ける。
「あれ……、ホームルームは終わったのか」
まあ当然かと感じつつ、僕はある違和感を抱いた。
何だか薄暗い。どう考えても、朝の暗さではない……。
焦って時計を探し、卓上タイプの時計に目をやった。
PM6:47分。デジタル数字が当然だと言わんばかりに点滅していた。
ちょっと目が潤んでしまったが、きっと誰でも少しは泣く筈だ。
幼少期から今でも一切変わらぬ感情。夕方は本当に寂しい。
僕は再度ベッドに近付き、荷物を手に取った。
しかし、そこでまたある違和感が生じた。
僕の寝ていたベッドが、盛り上がっていたのだ。
どう見ても布団の乱れなんかではない。
恐る恐る僕は布団に手を掛け、ゆっくりと布団の中を覗いた。そして絶句した。
「え……、え…?」
華奢な身体。胸の辺りまで伸びた、若干茶色がかった黒髪。恐らく僕と同じ歳。
そんな女の子が、柔らかな寝息を立てながら目を閉じていたのだ。
「うわわっ……わ…」
唐突な展開に動揺した僕は、咄嗟に後退りし、机にぶつかった。
ドンという衝撃音が室内に響く。
必然その音で彼女は目を覚ます。眠気でとろんとした潤んだ瞳を僕に向けた。
制服がずれ、少し肩が見えていた。正直に、凄く可愛いと思う。
「…………ルーク君……だっけ?」
「う……うん。僕はルーク。ルーク・トライトン」
彼女はベッドから降り、僕の方へと近づいてきた。
立つと分かるが、結構背が低い。僕と同じ……、いや僕以下だ。
「初めまして。私は同じクラスのリラ・アースクエラ」
「……リラ………ちゃん?」
リラはこくりと頷くと、乱れた服を整えだした。
沈黙が流れる中、僕はリラに問うた。
「あの……何で僕は保健室に?」
リラは頬を硬直させ、ぎくしゃくとした感じで言葉を紡ぐ。
「あ…ああ……、貧血らしいよ。軽い……」
言い終わるとまた別の方向を向いて荷物をまとめ始めた。
流石にベッドで寝ていた意味を問うことはできなかった……。
学校を出ると、辺りは結構暗くなっていた。
帰り道が一緒だった為に並んで帰った訳なのだが、会話が無いため、気まずい空気が常に2人の間を支配していた。
「じゃあ……、また…」
ぎこちない挨拶を交わし、別れた。
家に着いてからも、彼女の顔が脳裏から離れなかった。
「今夜はいい夢が見られそうだ」
自分でも引いてしまうような台詞を呟いた後、布団に潜った。
しかし目が冴えてしまい、僕の寝落ちは5時間後に及ぶのだった……。
2011/10/09 07:02
[8]Milia(元リララ)
お久!
新しい小説始めたんだね☆
後改名したよ。
ルーク中心の話なんだね。
最初からすごく面白いよ♪
更新がんばって[a:0051]
2011/10/09 07:15
[9]サン☆
Milia
ホントに久しぶり!
今度は絶対挫折しない様に頑張る。
更新頑張るよ!有難う!
2011/10/10 09:04
[10]サン☆
episode4 和解
AM11:50分。午前授業が終了する。
実質クラスの仲間と顔を見合わせるのは今日が初めてだったのだが、意外とすんなり打ち解ける事ができた。
心の奥底で心配していた、虐め、孤立等の最悪は免れた様で一安心である。
1学期の内は座席は男女隣同士ではなく、単純に名簿順で席が指定される。
即ち、男女隣同士の席もあれば、2人とも男、その逆もあるという訳だ。
ちなみにルークとなると、名簿順的に結構後ろの方。
座席のポジションは、教室を真上から見て左下の辺りである。
幸か不幸か、必然か偶然か。その名簿順とやらに従う結果、リラちゃんは僕の前の席になった。
それで表情が若干歪んでしまうのだから、もうどうしようもない。
「具合は大丈夫?」
心から心配して言ってくれるリラに対し、僕の胸は締め付けられた。
もう……なんだよ………。
頭では色々と返す言葉が浮かぶのだが、それを文にして口から発することが出来ず、ぼそぼそと『有難う』とだけ返し、窓を見た。
昨日の様に、目を見て話す事はできなかった。
2011/10/10 09:24
[11]サン☆
episode5 悪友
隣の席に目をやると、前髪の長い男子が文庫本を読んでいた。
目付きが妙に鋭く、何というか……怖い。
「あの……宜しく」
「……俺?」
顔をキョトンとさせ、男は目をパチクリさせた。
「……居ないでしょ、君しか」
「……ああ…」
ちょっと呆れた。
2011/10/12 16:38
[12]Hiroto
リ、リラちゃんめ……
うちの中では可愛いイメージがある^^
目つきが妙に鋭い……!!?
怖いなぁ……!
更新、頑張って!
2011/10/12 16:50
[13]ワト
★サン☆さん
初めてサン☆さんの作品を読ませてもらいました!何と言うか・・・最初から、ハイセンスな感じですね(驚)感情や情景なんかの表現がお上手で、勉強になります!これから始まるルークの青春・・・楽しみにしてますね♪
2011/10/13 00:19
[14]サン☆
ルビーさん
有難う御座います!
今後、リラやその他オリキャラの絵等も載せていきたいと思います!
更新頑張ります!自分はタメ、呼び捨てOKです。
ワトさん
有難う御座います!
ハイセンス……恐縮な限りです!
もっともっと面白くしていきますので宜しくお願いします!
自分の事は、タメ、呼び捨てOKです!
2011/10/13 17:23
[15]サン☆
僕は男に問うた。
「君……、名前は?」
「……エマ……。エマ・エイデス」
「エマ?」
「ああ……宜しく…」
すると、エマはすぐに文庫本に目を落としてしまった。
ルークは唐突にリラの方に目を向けた。
すると、リラと目が合ってしまった。
「あ…………」
リラは目を見開き、頬を染めた。
ああ……、もう…可愛いな。
動脈に触れると、音の回数が次第に加速していった。
そんな時、エマは文庫本から目を外し、ルークを見つめ微笑んでいた……。
2011/10/13 17:36
[16]Hiroto
可愛いなぁ……^^
ル「変人ですね」←
ルビー「だってリラちゃんが可愛すぎなんだよ!」
ル「……(ー_ー;)」
更新、頑張ってー
2011/10/13 17:47