[1]ワト
【レイトン教授と輝く森】
初めましてな方は初めまして!そうでない方は・・・お世話になっております(←?)ワトと申します♪雑談掲示板にはちょいちょい顔を出しておりますが・・・小説は初挑戦です(緊張)実は、今まで何度か「書いてみてぇ~!」とは思ったものの、踏ん切りがつかず(苦笑)そして今日、サメの水槽にダイブする気持ちで臨みます(←え)冷ややかな目でもいいので、ぜひ覗いていってくださいね☆
2011/09/21 10:46
[183]ワト
七夕、皆さんは何かお願いしましたかね~?私は・・・気づいたら8日になってました(←残念)では、更新!
日は傾き、フィラネルの夕日が皆の頬を、体を、心を染めていく・・・。どうやら、随分と長丁場だったらしい。茜色のリビングで、ガズルはふっと息を吐き、続けた。
ガ「皆は知っているかもしれないが、私は元フィラネルの研究員だった。この森を、ひいてはこの島をより良い場所にするために、日々研究を重ねた・・・と、私は思っている」
一瞬だけネイスと目が合い、ガズルは言いよどむ。相変わらず、ネイスは恨みや怒りのこもった瞳だった。ガズルはすっと、ネイスから目を逸らした。
ガ「・・・そんなある日、私は濁った花の涙を発見した。初めて見たが、なんとなくまがまがしい印象を受けた私は、報告する前に自分なりに調べてみた」
そこで、静かに聴いていたダッヂが、ガズルをとがめるように口を挟んだ。
ダ「なぜ、わしらに報告しなかったのじゃ?」
ガズルは無表情をダッヂに向けて、答える。
ガ「その一番の理由は、『研究者としてのプライド』だろうな。最初の発見者になりたいという・・・な」
ネ「・・・下らない」
ネイスは床のどこかを見て、ぽつりとつぶやいた。それを聞いてか聞かずか、フィラもつぶやく。
フ「親子そろって、本当にくっだらないプライド持ちだよね~・・・」
2012/07/10 01:43
[184]ワト
明日は海の日ですね~♪海には行きませんが(笑)普通にぐうたらしますが(笑)では、更新★
ク「・・・で、濁った花の涙を調べた結果、それは毒素だった・・・というわけですか?」
クラウスがガズルに尋ねた。
ガ「そうだ。そのことを知った時、私はとっさに考えていた。この島の動物や人々に危害が及ばないだろうかと・・・。直後に、動物たちには強い免疫能力があることを思い出したが・・・人々には、そんなものはなかった・・・。そして、そう考えた時、私の頭に浮かんだのは・・・ラビのことだった」
ネ「・・・」
ガ「すぐにラビの血液を採取して調べてみた。すると、やはり毒素を持っていた・・・。このままでは、厄介なことになりかねなかった・・・お前は話して理解してくれるようなやつではないからな。・・・だから―――
バンッ!
突然、ネイスがテーブルを叩いた。飲み物が入ったカップやスコーンが乗った皿が、カタカタと揺れる。
ネ「だから・・・ラビを殺したってことか!?」
ガ「・・・さっきからそうだと言っている」
ネ「・・・っざけるな・・・!俺がどんなに辛い思いをしたか・・・。だったら・・・だったら・・・
一緒に死んだ方がマシだった!!」
ネイスの目から、ぼろぼろと涙が溢れた。そんなネイスの顔を見て、ガズルの表情は一瞬歪んだように見えた。その直後・・・
パシッ
乾いた音が、部屋に響いた。ネイスの頬が赤くなっている。皆は驚いていた。クラウスがネイスの頬を叩いたからだ。
ア「!?クラウスさ―――
レ「待つんだ、アロマ」
駆け寄ろうとしたアロマを、レイトンは静かに手で制した。
ネ「痛っ・・・!ど、どうして―――
ク「自分と血の繋がった親が・・・大切な人が・・・キミを愛してくれる人がいて・・・その人に助けられたのに・・・『死んだ方がマシだった』・・・?そんなこと、僕は思えない!」
ネ「ク・・・クラウスさん・・・?」
目を伏せ、クラウスはうつむいた。長いまつげが震えている。
ク「・・・大切な友達を失いたくない気持ちはわかる。それはとても苦しくて・・・辛いから・・・。でも、だからって・・・大切な人に助けてもらった命を、簡単に捨てちゃ駄目だ。・・・生きていくことから、逃げてはいけないんだ・・・」
2012/07/15 23:13
[185]柳桜
お久しぶりです!
なんか切なくなりましたね…。←は
クラウスの台詞かっこいい!←?
更新がんばって下さい!
2012/07/18 16:16
[186]Milia
お久しぶりです!
流石クラウスだな。
ネイスさん、自分を大切にして!←は
更新がんばって下さい!
2012/07/20 13:04
[187]ワト
★柳桜さん
た、たしかに・・・私らしいアホなギャグシーンが少なくなっている!(←今更)大丈夫ですすぐに明るくします(笑)クラウスがこういうことを言うと、すごく説得力がありますよね☆
★Miliaさん
こういうときのクラウスですから★ネイスは、彼なりにいろんな苦悩があったんですよきっと・・・(遠い目)
2012/07/21 23:30
[188]ワト
最近、20周年を迎えた某キャラ主演のゲームサントラがほしくてたまらなく、日々のた打ち回っております← では、更新★
クラウスの言葉に圧されたように、ネイスは黙ってうつむいた。そんなネイスを、ガズルは横目で見ていた。
ザ「・・・これが、『花の涙盗難事件』と『ガキたちの謎の死』、それと『ラビ銃殺事件』の真相ってことか」
ル「さ、さすが先生・・・!どうして、ここまでわかったんですか?」
レ「あぁ、それはねルーク―――
レイトンがルークに話しかけた直後、ガズルの声がそれをさえぎった。
ガ「私の日記兼研究書を読み、持ち出したから・・・だろう?」
レ「・・・気付いておられたのですか?」
ふっとガズルは息を吐いた。
ガ「当然だ。私の『大切なもの』だからな。そちらこそ、よく持って行こうと考えられたな」
レ「もちろん迷いました。ですが、これなくしては真実はつかめないと思ったので・・・あなたに追究される覚悟で持ち出しました」
レイトンとガズルの間に張り詰めた空気が漂ったのは一瞬だった。ガズルが、まるで自分をあざ笑うかのように・・・笑った。真実で満たされた研究所のリビングに、涼しい夕方の風が入ってくる。午後6時。こうして、真実は全て語られたのだった・・・
2012/07/21 23:53
[189]play◆lrQ7vbLsTk
ど、どうも……とてつもなくお久しぶりです(汗)
気づかぬうちにここまで進んでいたとは……!更新に追い付けるように早く読まなければ――!
一番新しい更新を読みました!
最後の部分がまさに謎解きの小説を読んでいるかのようで……こう緊張感というの抱きました!
これからどんな真実が暴かれていくのか楽しみです!
更新頑張ってください!その前に私も追い付かなくては……
2012/07/22 14:45
[190]ワト
★playさん
あ、playさんのペースで読んでいただければ結構ですよ(笑)コメントも強制ではないですし・・・もっと言えば、完結した後に読んでくれても全然構いませんし★
そ、そんな本格的なものじゃないですよ~(苦笑)ですが、その言葉、ありがたく頂戴します(ニヤリ)
2012/07/28 00:19
[191]ワト
最近は、よく野良猫に遭遇しまして・・・みなぎりまくっております★いやぁ~いいですねぇ猫・・・癒しです♪では、更新。
全てが語られた日の翌日。フラーナ島の朝刊には、花の涙盗難事件や、それにまつわる様々な事件とその真相が、一面に大きく載せられた。「島民を毒素から守るために一人戦った英雄」、「無断で花の涙を盗んでいた泥棒」など、ガズルに対しては賛否両論が飛び交った。当のガズル本人はというと、警察による処分を待っているところだ。昨日の夜、レイトンに真実を暴かれたガズルは、自ら警察に出頭したのだ。
ダ「レイトン殿。わしの元部下の真実を明らかにしてくれてありがとう・・・」
サ「悲しいやら恥ずかしいやらで、まだちょっと気持ちの整理がついていないのだけれど」
フィラネル研究所の長、ダッヂ夫妻はそろって深く頭を下げた。ガズルを恨んでいたように見えた2人だが、心の底では彼をとても心配していたようだ。
レ「ナゾを解くことは英国紳士の務めです・・・と言いたいところですが・・・」
レイトンは一瞬うつむく。
ア「?先生?」
ル「どうしたんですか?」
2人の不思議そうな視線を受けて、レイトンは顔を上げた。少し、複雑そうな表情を残して。
レ「今回は、あのガズルさんの日記があったからこそ解決できました。・・・ガズルさん本人が、誰かに事件の真相を突き止めてほしいと思っていたのだと・・・私は思えてならないのです」
フラーナ島を震撼させた大スクープ記事をまとめたクラウスは、はあ~と若さに似合わない大きなため息をついた。間近で真実を耳にした彼は、フラーナ新聞社から朝刊の一面を書くよう急遽オファーされたのだ。ぐったりとリビングの椅子にもたれている彼の前に、大あくびをしながらザイが通りかかった。
ク「あ、ザイ!・・・あの・・・えっと―――
ザ「ん?ネイスか?あいつなら、研究所のベッドでぐっすりだぜ~。相当疲れたみたいだな・・・」
クラウスはドキリとした。
ク「え・・・!?なんでネイスのことだってわかったの?」
ザ「そりゃぁお前・・・ネイスを殴ったこと、めっちゃ気にしてただろ」
クラウスの眉毛がぴくりと動く。
ク「キミって・・・なんかカンがいいよね・・・」
ザ「ま、俺様ぐらいの男は五感だけでなく、第六感も冴えてるってことだな★」
そんなことを言いながらも、ザイはクラウスがネイスを殴った後の光景を思い出しつつ、心の中でつぶやく。
ザ(いや、ありゃぁ誰だってそう思うだろ・・・)
ザイが思い浮かべた光景です(笑)
ネ(クラウスさん怖い・・・父さんにも殴られたことないn(ry)
ク(どうしよう・・・ついつい殴ってしまった・・・収集がつかないことしちゃったかも・・・)
ネ・ク(気まずい・・・)
2012/07/28 01:07
[192]ワト
れ・・・冷房を・・・orz扇風機だけが頼りとか、すごくシビアです(苦笑)では、更新!
フ「・・・でね~、みんなのお菓子を盗ってたのはガズルさんだったんだけど、でもそれはみんなのことを考えてたからで・・・でもやっぱり泥棒はいけないことで・・・う~んと・・・」
大きな木の上にいる動物たちに、難しい顔をしながらフィラは話し掛けていた。彼女自身もまた木に登って、太い枝に腰掛けている。ふらふらと、気まぐれに足をふらつかせながら。フィラネルリスの1匹がすぐ脇にトントンと降りてきて、不思議そうに目を丸く見開く。
フ「・・・ごめん。やっぱりわかんないや・・・ガズルさんがいい人なのか、違うのか」
そうつぶやくフィラの顔を見て、フィラネルリスは今度は首をかしげた。
フ「むぅ~・・・そんな顔しないでよ~!・・・でも、これだけは言えるかもね~」
一呼吸おく。風がざわめく。
フ「ガズルさんは長だし、研究してる人でもあるんだけど・・・やっぱり、『お父さん』でもあるんだよね」
ネ(・・・ここはどこだろう?)
黄色やピンク、赤・・・いろんな花が咲き誇る花畑。
ネ(・・・そうだ、ここは・・・俺がよくラビと遊んだ花畑だ)
色とりどりの花のじゅうたんの上でぼーっと立っていると、突然足元にふかふかした何かが触れた。思わずネイスは飛び跳ねる。
ネ(うわぁあっ!!?ななな何何誰何!?)
ずっこけて転げ回ったネイスは、シュっと後ろを振り向いた。すると、そこに・・・「あのこ」がいた。ややピンクがかった体、耳元で揺れる黄色い毛玉、黒くて丸い瞳・・・
ネ(ラ・・・ラビ?)
その黒い目が一瞬細められる。
ラ(そうだよ、ネイス。・・・大きくなっても、やっぱりすぐに驚いちゃうんだね)
優しい少女の声が、ネイスを包むように響く。口こそ動いていないが、今話しかけているのは目の前のラビだ・・・ネイスはそう確信した。ラビに向かって、ネイスは苦笑する。
ネ(ラビもそう思ってたの・・・?俺のこと、ヘタレだなんて)
ラ(うふふ・・・ごめんね。でも、それは悪いことじゃないの。私はネイスのそういうところ、『大好き』だよ)
ネ(・・・や、やめろよ・・・なんか、くすぐったいから///)
顔を赤くしてそっぽを向くネイス。穏やかな笑顔で彼を見つめるラビ。とても幸せで、夢のような時間。しかし、夢はいつか醒めてしまう・・・
ラ(あのね、ネイス)
ラビがネイスに歩み寄る。
ネ(ん?何?)
ラ(私はね・・・ネイスのお父さんを恨んではないよ)
夢が醒めるまで、もう少し。
2012/08/02 00:43