[1]茜星
【レイアとクラウスの最後の願い Ⅱ】
こんにちは、茜星です。
この話はタイトルの通り「レイアとクラウスの最後の願い」の続きです。
400レスぐらい行ってからⅡを立てた方がいいのかもしれないと思ったのですが、ちょうどきりがよかったのでこうしました。
この話は、私の2作目〜4作目からつながる四部作となっています。でもどの話から読み始めても大丈夫のように書いていますので大丈夫です。
読んでくださるだけで嬉しいのですが、コメントもどしどし書いてくださると嬉しいです!やる気になります。
待ってます!
2011/07/28 14:56
[69]茜星
最近次回作のアイデアをまとめてます。次は学園コメディ系になりそうですね〜お楽しみに!
それはともかく、更新です。
クラウス編では話されなかった部分も書きますよ。
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先生はアイリスさんの方を向いて言った。
「それで。アイリスさんとレイさんはどうしてミナに話を訊いていたのですか?」
そうね、とアイリスさんはつぶやく。
ううん、やっぱりきれいな人だなあ。
「私たちは掃除やさんやってて、星さんという人のところに今日は出張したの」
「星さん、ですか」
ああ、ミナが会ったっていうのはこの人たちのことかな。
「それで、私たちとても気になってしまって。いけないと思うんですけどね」
アイリスさんはふふ、と軽く笑う。
レイさんもうなづいている。
でも、その答えにはおかしいところがある。
「何が、ですか。何が気になったんですか」
何が気になったのかわからないのはいけないよね。
「もちろん、この街で起こったことですよ。あなたたちもそれを捜査しているんでしょう?」
確かに、そうかもしれない。
でもルークはそうは答えなかった。
「僕たちは若干、違います。ある人を捜しているんです。この街に入り込んでいるであろう人を」
「そうなんですか。人捜しですか。見つかると良いですね」
アイリスさんは笑顔で言った。
相変わらずのすてきな笑顔だ。
「どんな関係の人なんです?」
レイが訊く。
「ええと、知人ですね」
アロマがぼんやりと答える。
あたしから見たら、探している人は『先生の知人(?)の友人』だ。
かなり遠い気がするな。
「私たちが掃除やさんやってるのも、そういう理由も少しあったりするんですよね」
アイリスさんも、誰か探しているのかな?
まさか、恋人とか?
「私も今花嫁修業中で掃除しているんですけど、掃除大変ですよね。他の家の掃除なんて、なおさら大変じゃありません?」
花嫁修業中、だったんだ。
その一環で料理を作ったりしてるんだな。
あたしはこれまで出たアロマ特製料理を思い返す。
「ただ単に段階を踏むだけよ。順番にやっていくだけ」
「そんなものなんですね」
アロマはどこから出したのかメモを取っている。
まあ、プロの言葉だし。
「レイも掃除が上手いのよ。びっくりするぐらい」
掃除ができる男の人ってなかなかかっこいいよね。
あたしはぼんやりとそう思った。
「そうなんですか。良いですね、掃除ができるのって。先生も見習ってください」
ルークが先生を横目で見ながら言った。
先生は掃除というものをしない人だからなあ。
いつも机や周りを片付けるのはあたしとルークの仕事だ。
「レイトンさんは掃除が苦手なんですね。意外でおもしろい」
アイリスさんは笑う。
確かに、新聞であのかっこいい先生ばっかり見ていたらびっくりするかもしれない。
「どうしても物が増えてしまうんですよね。仕事柄」
「物を減らすのが掃除のこつですよ、レイトンさん」
「使った物はすぐ整理してしまう、っていうのもこつですね」
掃除屋さんからのアドバイスがなされた。
でも先生はできないだろうな。
先生の部屋にある物達は、全部先生の何らかの思いが詰まっている気がするんだ。
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2011/08/28 07:00
[70]チョコ
クラウス&ポール良い感じに
騙せれてるよ☆
レイアだいぶ騙されてるよw
アイリスきれいとか言っゃったら
もうあかんやんねw
2011/08/29 00:12
[71]Milia
やっほー。
なかなか来れなくてごめんね。
実は、私の小説でルール違反したみたいで注意されたので29日まで小説掲示板の書き込みをストップしてたんだ。
超進んでるし面白すぎる!
私とは比べ物にならない!
更新がんばってね[a:0051]
2011/08/29 00:21
[72]柳桜
ちょっと久しぶりかも。
かなり進みましたね。
後、タメ&呼び捨てOKです。私もタメ&呼び捨てでいいですか?
更新がんばって下さい。
2011/08/29 00:25
[73]茜星
チョコさん、Milia、柳桜さん、コメントありがとうございます!
>チョコさん
いい感じにだませてるよね、とりあえずレイアは。
アイリスをきれいとか言っちゃうのは、そうだよね。
先生はどうだかわからないですよ〜!
>Milia
そうなんだ、そんなことがあったんだ。
ありがとう!更新がんばります。
>柳桜
久しぶりです!
もちろんタメ&呼び捨てokです。いきなり呼び捨てにしてしまいました。
更新がんばりますね!
2011/08/29 08:16
[74]茜星
更新!
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「それができればあの机にはなりませんよね」
ルークはやれやれ、というように言う。
「机って汚くなるものですよ」
アイリスさんは相づちを打つ。
使っている物ほど汚れる物よね。
「でも、使っているものほど片付けるポイントはすぐ身近にあるものですよ」
レイさんが先生を見ながら言う。
片付けるポイント、かあ。
「例えば、その資料を片付ける場所を決めたら、他の関係した資料もそこのそばに片付けることにしよう、って言う風に片付けられることもありますよ」
「私が今度やってあげますよ!先生」
アロマが笑顔で先生に言う。
気がつけば数十分ぐらいたっていた。
アイリスさんもそれに気がついたようで、席を立った。
「そろそろ私たちは失礼します。話せて嬉しかったです」
「いえいえ。こちらこそ」
先生は立ち上がって礼をした。
アイリスさんも、レイさんも、いい人だ。
二人は歩いて部屋から出て行った。
二人が階段を下りて行く音がする。
その音もなくなった。
「行っちゃいましたね」
ルークがぽつりとつぶやく。
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2011/08/29 08:37
[75]茜星
結構クラウス視点とレイア視点をちゃんと合わせるのはなかなか大変ですね。前作からわかってたんですけどね・・・
ぼやくのはこれぐらいにして、更新しますか。
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「そういえば、言ってなかったけど、あの二人先生の知り合いだって言っていたわよ」
ミナが何気なく言う。
知り合い?
とりあえず、あたしは知らない。
あたしが来る以前の知り合いだったら、わからないからね。
「そうなのか。いや、忘れているだけかもしれないな」
先生は意味ありげにつぶやいた。
知っていたのかな?
まあ、いいけど。
「それは置いておいてさ、うちの元家を見るんでしょう?」
そうだった。
「忘れてたよ、ミナ」
「そんな。まっ、別にあんた達にわざわざ見てほしい訳じゃないから、見なくても良いけど?」
ミナがほおを赤めながら言った。
ほおが赤く見えるのは気のせいかもしれないけどね。
「見に行きますよ、もちろん!何言っているんですか」
ルークが言う。
アロマもうなづく。
見に行かないはずがないよね。
少ない手がかりなんだから。
「じゃあ行こう」
ミナが立ち上がった。
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ここで切ろうかなあ・・・切らないでおくかな・・・考えておきます。
2011/08/30 16:27
[76]茜星
迷いましたが、レイア編続けることにしました。
話は前回で一旦区切れてますね。
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ミナの後について歩いて行く。
周りが一緒の景色だから、どこを歩いているのか全くわからない。
そこをすたすたと歩くミナはすごいな、とふと思う。
「ここが私の元家です」
何の変哲もない普通の家、に見える。
「星さんの家のちょうど反対側にあるの。そう、対称にね」
そうなんだ、と言いつつ観察してみる。
玄関に貼られていたはずの名前のプレートをはがしたような跡もある。
子どもがつけたような傷もあったりして。
本当にここに人が住んでいたんだなって感じる。
「じゃあどうぞ中に。汚いですが」
ミナの言葉遣いが何となく硬くなっている。
気のせいかな?
「じゃあ、入らせてもらうね」
先生が一番に入った。
その後を、ミナ、ルーク、あたし、アロマという順番で追って行った。
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2011/08/31 20:37
[77]茜星
更新!
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中は思ったよりは汚れてはいなかった。
でも、ほこりっぽい。
「あんまり良い家じゃないよね。掃除もしていないし、売れそうな物と使えそうな物はうちがもらったし」
ミナがぽつりと言う。
他には誰も声を出さず、黙々と歩いている。
「ここだ」
ミナはそうつぶやき、ドアの前で止まった。
「この部屋に何かあるのかい?」
先生が訊いた。
「この部屋は、お父さんの部屋です。きっと先生の役に立つものがあるかと思います」
ミナの、お父さん、か。
「日記とかも読んで良いのかい?」
「良いですよ。先生の役に立つなら」
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2011/09/01 17:43
[78]茜星
コメント募集中ですよ〜!人にコメントしてない自分が言えることじゃないですけどね。
では更新。
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あたし達はミナのお父さんの部屋に入る。
「何、これ」
あたしは部屋に入った一番の感想がそれだった。
部屋は本や地図や設計図らしきもので埋め尽くされている。
机やソファ、イスなど、一応生活はしていた跡はある。
そう、『掃除をしていない先生の部屋』のイメージだ。
「建築家にして発明家、『シューティング・スター』か」
先生がぽつりとつぶやく。
シューティング・スター?
「ミナのお父さん、乃木星さんはね、建築家で、発明家、他のことにもいろいろ進出していた。要するに万能だったんだ。それで、ある名前がついた。『シューティング・スター』とね」
シューティング・スター=流れ星。
「本当に、輝いていたってことですね。流れ星のように」
ルークが言う。
「流れ星は地球に突入して燃え尽きた隕石なんです。一瞬燃えながら輝いて、燃え尽きてなくなってしまう。そんな運命を持っているのが、流れ星です」
ミナが下を向いたまま、言った。
なんか、儚い。
流れ星はそういう一瞬の輝きなんだって、元々知ってはいた。
そんな星に例えられたミナのお父さんは。
ミナの気持ちは。
どうだったんだろう。
部屋の中が静かになる。
響くのは、物がこすれる音だけだ。
どれくらいたった後かわからないけれど、急に先生が声を上げた。
「これは何か役にたつかもしれない」
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ここでこの章は終わりです〜。
こんな切り方をしたのは初めてかもしれないですね。
2011/09/02 20:38