[1]案山子
【レイトン教授と死神少女】
初めまして、案山子といいます。
完璧なる初心者ですが、精一杯頑張ろうと思います。
応援してくださると嬉しいです。
2011/07/03 08:54
[2]案山子
では、行きます。
~プロローグ~
「ハァ、ハァ・・・」
闇の中、男の荒い息づかいが聞こえた。男は、何かに脅えるかのように、何度も振り返る。
トン、と微かな音がした。男の前方から。
「あっ・・・!?」
男が、音の主を見て息を飲む。そこにはー。
2011/07/03 09:10
[3]案山子
更新します。ちなみに私はタメ口OKです。
~第1章~ 差出人不明の手紙【1】
「ふぁぁ・・・」
ポカポカと暖かい昼下がり、僕は思わずあくびをしてしまった。
僕はルーク。ナゾと考古学が大好きで、片付けがちょっと苦手な、エルシャール・レイトン先生の一番弟子!・・・とは言っても、押し掛け弟子なんだけど。
今、僕と先生の助手のレミさんは、先生の研究室の片付けをしてるんだ。なぜかって言うと、先生が講義に行ってる間は、僕はすることが無くなっちゃう。だから、新聞やら本やらですごい状態になってる先生の研究室の片付けをしてるんだ。
「ふーっ。この手紙の山はどうする、ルーク?」
レミさんが新聞相手に格闘してる僕に聞いてきた。
「必要なのかどうかは、先生に聞かないと分かりませんよ」
「うーん・・・。そこが問題なのよね」
「とりあえずまとめておいた方がいいと思います」
新聞の山を整理し終えた僕は、レミさんと紅茶の準備をすることにした。
なんか長くなっちゃいました。
第1章自体もそれなりの長さなんで、分割します。(まだここまでしか考えてないっていうのは秘密です)
2011/07/03 11:51
[4]案山子
続き、行きます。今度こそ全部考えました。後、【1】では段落をつけるのを忘れていました。気をつけます。
~第1章~【2】
ピーッ、とやかんが鳴った。と、丁度ドアが開き、レイトン先生が戻ってきた。
僕は、先生が白い封筒を手にしているのに気づいた。
「教授、その封筒は?」
レミさんに先を越されてしまった。
「これかい?そこに落ちていたんだ」
そう言って先生は、研究室前の廊下を指した。
「朝、ポストから手紙を持ってくる時に落としてしまったかもしれません・・・」
ひょっとしたら僕のせいかな・・・。
「いや、その後私が出た時には落ちていなかったよ」
「ついさっき、私がドアを開けた時にも無かったわ」
僕は内心ホッとした。でも・・・。
「だとすると、いつからあったんでしょうか?」
「うーん・・・」
レミさんが腕を組む。
先生は、封筒から手紙を取り出した。僕はチラッと見たけど、とてもきれいな字で書かれていた。
読み進めて行く内、先生が真剣な表情になった。
「先生、誰からですか?」
僕が聞くと、先生は手紙を渡してくれた。レミさんも覗きこんでくる。僕は声に出した。
「親愛なるレイトン教授へ。
突然の手紙をお許しください。
しかし、今、私達の町は恐ろしいモノに襲われているのです。
『死神』に・・・。ソレは、真夜中に現れて町人を襲っていきます。
どうか、私達を助けてください。
・・・あれ?」
「差出人が書かれてないわ」
レミさんの言う通り、手紙のどこにもそれらしき名前はなかった。誰から送られた手紙なのかな・・・?
「とにかく、この手紙にあるアルウェイという町に行ってみよう。困っている人を見過ごす訳にはいかないよ。英国紳士としてはね」
先生は、シルクハットに手をかけ、いつものセリフを言ったんだ。
そして、それが事件の始まりだったんだ・・・。
2011/07/03 20:15
[5]黒原 野風
こんばんは&はじめまして~♪
黒原野風っていいます
よろしくお願いします
ナゾの手紙の続きが楽しみです☆
2011/07/03 21:32
[6]案山子
>黒原 野風さん
読んでくださり、ありがとうございます!
そして、続きも読んでくださると幸いです!
2011/07/03 21:51
[7]案山子
初レスもらって元気でました。この勢いで更新します。
~第2章~ アルウェイの町長
レイトンカーに揺られること、3時間ぐらい。僕達がアルウェイに着いた頃には、もう夕方だった。
「今から捜査しても、あまり収穫は無さそうですね・・・」
レミさんが残念そうだ。実を言うと、僕は、なんだか眠くなってしまっていた。
「そうだね。とりあえずホテルを探そうか」
先生の言葉に従い、町中を歩いた。
アルウェイの町並みは、僕の育ったミストハレリの町とあまり変わらなかった。まあ、水路はあまり無かったけど。
「おや・・・?旅行者の方ですかな?」
少し大きめの建物の前に、30歳位のおじさんがいた。彼が声をかけてきたらしい。
「まあ、そんな感じです。失礼ですが、貴方は?」
レイトン先生が尋ねた。
「おっと、失礼。私は、このホテルのオーナー、トレッツと申します。旅行者の方はご存じないかも知れませんが、夜になると、この辺りは危険です」
「『死神』の事ですか?それなら心配ありませんよ!私達は、その『死神』を調査しに来たんです!」
レミさんがなんだか得意そうだ。僕も口を開こうとしたら、グゥゥゥ・・・とお腹が鳴ってしまった。あぁ、こんな時に・・・!
トレッツさんは微笑んで、
「お泊まりの宿が決まっていませんでしたら、どうぞ」
と言った。先生は頷き、
「では、お言葉に甘えて」
「『死神』ですか・・・。私が知っている事でよろしければ」
食事の後、トレッツさんはそう切り出した。
「『死神』は1ヶ月ほど前から現れ始めました。最初の被害者は、ここの町長、フォーザさまの使用人です。彼が自宅へ帰ろうとした、その帰路での事件です・・・」
僕は、ゴクンと唾を飲んだ。トレッツさんは続ける。
「突然、彼の前に黒いマントを纏い、自らと同じ位の大きな鎌を持った少女が現れたんだそうです」
「少女?顔を見れたんですか?」
レミさんがメモを手にしながら聞いた。また先を越されてしまった。
「いえ、声を聞いたんだそうです。少女は突然切りかかってきて、彼の腕を、その大鎌で切ったとのこと。しかし、格闘家の彼が、その少女の腹に1発くらわせてやったところ、『うっ!』という声を聞いたんだそうです。その声が、女の子のものだった事から、『死神』ではなく死神少女と呼ばれる事もあります」
トレッツさんは本当に恐ろしそうな声だった。死神少女は、町人を殺すことはしない、切り裂き魔のようなものらしい。
僕達は、通りに面した部屋から外を見ていたんだけど、結局その夜、死神少女が現れることは無かった・・・。
2011/07/03 22:57
[8]案山子
ああっ!?タイトル間違えました!
誤:アルウェイの町長
正:アルウェイの町で
すみませんでした。
2011/07/03 23:02
[9]案山子
更新です。今度こそ、タイトルは・・・。
~第3章~ 黒ずくめの少女
「出ませんでしたね、死神少女」
レミさんが不満そうだけど、正直僕は怖かった。だから、心の中で密かにホッとした。
「毎日現れる、という訳ではありませんから」
トレッツさんは、微妙に苦笑していた。
その後、僕達は町長さんに話を聞く事にした。町長さんの所なら話が集まるだろう、というトレッツさんの提案だった。
「わりと賑やかな町ですね」
僕は周りを見回して、言った。
「その通りね。昨日は全然人が居なかったのに・・・」
レミさんもキョロキョロしている。
「レイトン先生・・・?」
突然、女の子の声が聞こえてきた。先生が振り返る。僕とレミさんもそっちを見て、僕とレミさんは驚いた。そこには、黒いワンピースにズボンという、黒ずくめで僕と同い年位の女の子がいた。でも、僕らが驚いたのは、彼女の眼がルビーのような紅い色だったから・・・。
「グレン?・・・そうか、君はこの町出身だったね」
「はい!あれ、そちらは?」
「僕はルーク・トライトン。先生の一番弟子です」
「私はレミ・アルタワ。教授の助手をしているわ」
グレンと呼ばれた少女は小さく微笑み、
「私の名前はグレン・セウィル。レイトン先生の生徒です」
そう言って、頭を下げた。
少し短かったかもしれません。
2011/07/04 15:16
[10]案山子
更新です。後、読みにくいとか、キャラが崩れてるとか、そういったご指摘を下さると幸いです。
~第4章~ 町長さんの話
グレンさんも、僕達に同行することにしたらしい。年を聞いてみた所、16歳とのこと。思わず『えぇっ!?』と言ってしまった。だって、子供っぽい顔だったから。でも、身長には差があった。
「死神少女・・・。うーん、私は見たことが無いので、詳しい事は分かりませんね・・・。役に立てなくてすみません」
グレンさんはまた頭を下げる。
キャップから髪が出ていないということは、男の子っぽい髪型なのかな・・・と関係ない事を考えてしまった。
「頭を下げなくても平気よ。ところで、あれが町長さんの家かしら?」
レミさんの指差した先に、大きな屋敷が見えた。
「はい。あれが、フォーザさんのお屋敷です」
応接間に入ると、すぐに白髪の優しそうなおばあさんが現れた。
「こんにちは。私は、エルシャール・レイトンといいます。貴女がフォーザさんですか?」
「ええ。私が、フォーザ・リュミヒーです。本日は、どの様なご用件でしょうか?」
外見と変わらず、優しそうな雰囲気の声だった。なんだか、おとぎ話をされたら、たちまち寝ちゃいそうだ。
「私達は、この町に現れるという死神少女について調査しています。何か、知っている事はありませんか?」
「そうですね・・・」
考え込むフォーザさん。僕らは、話の輪の外で聞いている。
「被害者が、全員警察の方という話を聞きました。それも、今は辞めてしまった方も襲われていると・・・」
「警察関係者が・・・?」
レイトン先生が考え込む。こんな時は、先生の邪魔をしない方がいいんだ。
「それと、死神少女は、表通りによく現れるそうです。私からお教えできることは、この位ですね」
「ありがとうございました」
屋敷を出ると、それまで完璧に無表情だったグレンが伸びをした。
「ふぅ。警察関係者ばかりが狙われているって、どういうことでしょう?」
レミさんと僕は腕を組む。
「警察に恨みがあるとか?」
レミさんが首をかしげながら言った。
「どう思う、ルーク?」
えぇっ!?急に振られても・・・。僕が悩んでいると、グウゥゥ・・・とお腹の音がした。でも、今のは僕じゃない。・・・レミさんの顔が赤くなっていた。
「少し早いが、お昼にするかい?」
レイトン先生が苦笑する。それに答えたのは、僕のお腹の音だった。
2011/07/04 23:20