[1]ユーリ
【レイトン教授と目覚めの杖~レミとルークの時間旅行~】
はじめまして、ユーリと言います!
小説どころか、提示版なども初心者ですが生温かく見守ってください。
あと、レイトン教授と書きましたが、教授の時代のエルシャール・レイトンはあまり出てきません。主役は題名通り、レミとルークです。
よろしくお願いします!
ではさっそくいきますよ!
昔、とある美しい村に一人の神がいました。
美しく賢い神は人々の心から慕われていました。
そんなある日、意地悪な民族が現れてこの村を支配しました。
平和な暮らしはあっというまに崩れ、人々は飢え村中をさまよい他の住民を気遣いながら亡くなっていくのでした。
村の人々のくらしには目にくれず、民族は私腹をこやしていくのでした。
そして、その民族の野望は村を守っていた神をおさめようというとんでもないものへと変わっていきました。
優しき心を持つ人々とこの村をこよなく愛していた神は一本の杖になり、ある青年の持ち物になりました。
するとどうでしょう。
杖を持った青年は隠されていた正義感とその強さを瞬く間に開花させました。
そして民族の悪事を暴き、村の人々を苦しみからときはなったのです。
心優しい青年は民族が不正にえた金を貧しくなってしまった村人にわけてあげました。
そして青年をはじめとした村人は杖になり青年を目覚めさせ、村を救った神を今まで以上に崇めました。
この村のすばらしさにすっかり満足した神は、敵がくるたびに追い出し人々を守り続けたのです。
そして、この村に住んでいる心優しき者は不思議なことに青年と同じく秘めた才能を現し、世界に羽ばたいていきました。
その杖は“目覚めの杖”と呼ばれるようになり、今も村を守っているのです。
ロンドンの一角にある、本と機械にまみれた部屋。
その中心にあるソファに腰をかけた人影はほうと息をついて、本を閉じた。
「別れてからもう30年以上になるのか……思った以上に時はたっているんだね。」
ふっと浮かべた笑みは優しく、だがどこか寂しげだった。
「この文明あなたにもみせたかった。あなたに、生きているうちに会えるのかな。」
そうして、閉じていた本をぱらぱらめくる。そこに書かれているのは、解読法が未だに判明していないと世間に思われている文明の文字だ。
わかるものだけがわかる、隠されたレガシーがある。
謎多き文明として知られていたアスラント文明を初め、人々が本当に危険と思ったものはすべてもみ消されてしまた。だか限られた人々により 密やかに伝えられてきたのだ。
「まだまだ隠されたレガシーはある。けれどそれは……まだ人の弱き心だとあつかえぬもの……」
そうつぶやいて、本を再び閉じ、立ち上がった時だった。
突然一つのマシーンがウィーンとなった。そしてメーターはレットゾーンをあっという間に追い越し、今にも壊れそうになる。
「バカな…!?あの機械は!」
その人物は色を失い機械に駆け寄った。
そしてモニターに光がぱっとついた。
浮かび上がったのはーーロングヘアーの女性と思われし人と、バックを肩に掛けた子供のシルエット。
その影をみて呆然と呟いた。
「まさか、時を……?」
2011/05/18 13:45
[79]ユーリ
某レベルファイブのサッカーRPGのアニメで、衝撃なことがたてつづけにわかってフリーズしております(笑)
なんか今週変なテンションですね…。
更新ですよ!
エリスさんに言われて、調査しようと思ったけど、ここで重要なことを気づいた。
どの家も何の店なのか、外からではわからないのだ。
オーガネットさんの店に行ったとき、外から分からないのは変わっているんだなあと思っていた。
けど、ここではごくあたりまえのようね。
……エリスさんの言葉を疑うつもりはないけど、本当にここは市場?
まあ立ってもしかたないので、聞き込みといきますか。
とちょうどいい所に人たち発見!
「あの、すみません!」
「はい、なんでしょう。」
私が声を掛けたのは、30歳ぐらいの女性と、4歳ぐらいの女の子の親子連れ。
なんとも和む光景。
「あの、最近起きている事件について聞きたいのですが。」
「神の化身のことですね。あまり知らないのですが、よろしいですか?」
「はい!」
その後、知らないと言っていながら結構詳しく教えてくれた。
神の化身は一ヶ月前、謎の張り紙を出してから破壊行為を繰り返している。
範囲は予測できない。
また、同じ日に被害を与えることはあるが、建物を二つ以上壊したことはない。
ちょうど破壊行為に立ち会ったみんなは、杖から光をだしたあと熱を感じ、破壊されていたと言っている。
「まちがいないよ。だってわたしかみのけしんをみたもん!」
「えっ!?大丈夫だったの!?」
破壊行為のことを話したときに女の子がとんでもないことを言い出した。
ルークは驚きと心配で、声が裏返っている。
そんなルークにも気にせず、にこにこと女の子は話した。
「だいじょうぶ!ちかくにいたおにいちゃんががたすけてくれたんだ!」
「ちょうど娘が迷子になっていて……。私たちが駆けつけたときには崩れ落ちた建物と、近くで倒れてた娘だったんです。
本当、あの人が助けてくれなかったら……。」
女性は女の子の肩をポンとたたきながら言う。
その腕は振るえていた。
言葉にしなくてもわかる。
こんな小さい女の子だ。逃げ遅れて、建物の残骸の下敷きになっただろう。
心苦しいけど、これは貴重な情報だ。
女の子にさらに聞く。
「その時、杖はどう動いた?」
私が問いかけると、小鳥のように小首をかしげた。
「うえからへんなひとがきて、かみさまをふりあげたの。そしたらビームがでて、たてもののしたのほうにむかった。
そしたら、あぶない!ってこえがきこえて、きづいたらいえのよこでたおれていた。」
そこまで言って、女の子は頬を膨らませた。
「へんだよ、へんだよ……!だってかみさまだよ?わたしたちをまもってきたんだよ!?
それなのに、きゅうにわたしたちのむらをこわすなんてうそだよ!」
「こらこら。……すみません、娘が。」
「いえ……。」
返事しながら、女の子の言葉にぐさっと来ていた。
神様、か。
『村の人たちは怯えているのと同時に、ものすごく怒っているんだ。』
エリスさんに聞いた言葉が、今更になって蘇る。
声には出さないけど、表情にも出ていないけど。
怒っている。
憤っている。
そして、なぜなんだと誰かに問いかけている。
「ありがとう…ございました。」
私たちは礼をいい、その親子連れと別れようとした。
「あ、ちょっと待ってください。」
ん?なんだろ。
女性はごそごそポケットをさぐるとはい、と手を出した。
「これって、パンですか?」
「ええ。なんだかあなたたち、お腹がすいていると思うのだけど。」
ルークの言葉に女性はにっこり笑った。
ちょうどいい具合にルークお腹がなる。
「ルーク、貰ったら?」
「………ありがとうございます。」
申し訳なさそうに言うけど、どこか嬉しそう。
エリスさんのあの美味しいメニューを食べてでも、足りなかったのかしら。
「ほら、あなたも。」
「え、いや私は……。」
断ろうとする私の手に、ポンと女の子が渡してきた。
「おねえちゃんもだよ!おねえちゃん、かなりうごいているのに、なにもたべなかったらたおれちゃうよ!」
「……そう。ありがとう。」
「うん!おねえちゃんも、おにいちゃんも、がんばってね!」
「がんばってくださいね。」
そういうと親子連れは行った。
私たちはパンを持ったまま目で追う。
「さて……貰ったパンは今から食べましょうか。」
「賛成です!」
……別れたときから、変わってないわね。
ほんとうに嬉しいときは顔に出ることが。
2011/10/20 15:54
[80]ユーリ
最近テストが続いてまして…。
なんでこんなに受験生じゃないのにつづくんだ!(←でもあと1年…!ガタブル
おかげでフリーズしておりました~。
すいません。
ていうか、来年の三月までには終わらせないとまずいんですけどね。
マイベースに行きましょう!(といっても小説はそんなにのんびりしていないです)
更新です!
「建物が壊されてたけど、あれはもう直ったらしいしね。それよりあんた、大丈夫?なんだか顔色悪いよ。」
「神の化身?ああ、だいたいは描けるよ。ええと……こんな感じ?あ、これは君たちの似顔絵。頑張っている君たちへのご褒美さ。」
その後、いろいろな人に聞いてみたけど、誰もがだいたい同じようなものだった。
でも、なんであんな精神力が強いんだろう。
……というよりも、優しいっていうのかな。
何かと気にかけてくれたし、「疲れているでしょう」と食べ物などをくれた人もいた。
中には小学生ぐらいの男の子が、「姉ちゃんあげる!」といって、飴もくれたし。
そんな調査を続けて早一時間。
「レミさん、まだ時間がありますよ?」
「でも、これ以上はたぶん何も出ないような気がするわ。」
「……そうですね。」
私の言葉に納得したらしく、黙ってもらったキャンディを舐めていた。
私も休むべく、ポケットの中に入っていた塩キャラメルを口に入れる。
やっぱり、疲れは取れるわ。
さて、次に行くところあるとすれば……。
遺跡。目覚めの杖が置いてあった。
でも、あそこはかなり広いのよね。
下手に動くとオーガネットさんのときのように、迷子になる可能性が出てくる。
はあ……。
でも、なんとかしなくちゃ。
そう立ち上がったときだった。
「レミさん、ルーク君!」
その声は全く予想してなかった人物で。
「クーガー!?」
「クーガーさん!?」
そう、焦った顔で来たのはあのクーガー少年だった。
私たちのところに行くとクーガーは髪をかきあげた。
あいかわらずのぼさぼさの長髪に、やぶれた服を着ている。鋭い目は彼の名前通り、獲物を狙うピューマのように感じた。
強い瞳で私たちを見る。
その瞳から目が離せなかった。
「逃げてください。」
「え?」
「逃げてください!ここは―――――――――――――。」
そうクーガーが叫んだ。
その言葉に村人の悲鳴が重なる。
「神の化身だ!!」
「建物が崩れるよ、早くっ!!」
………え?
「わからないんですか!?神の化身が出たんです!」
……叫んでいる人たちの言葉を理解したとき、私はあの時のように走り出していた。
ルークのバックがとられた時のように。
「レミさん!!僕も行きます!!」
「ルーク、でもっ!!」
「僕だって、先生の……彼の弟子です!!」
……しかたがない。
ここは何を言っても聞かないだろう。
「しっかりついてくるのよ!!」
「はい!!」
私たちは、騒ぎの向こうへと走り出した。
「……まったく!俺も行きます!!」
その後をクーガーが追いかけてきた。
2011/11/02 15:37
[81]ユーリ
つかれました~。
あ、今日数学のテストがありまして。
英語のテストと合わせるのがそもそもの間違いと思うんですが…。
最近遅くなっているので。
多めに更新です!
逆方向に走っていると、徐々に人が少なくなる。
一本道で迷うことも考えられないので、全速力で走った。
「レミさん、気を付けろ!無闇に走っても……。」
そうは言っても、彼はもう破壊行為をしているはずだ。
「もし早く行けば、捕まえることができるかもしれないわ!」
そう。
たとえ無謀だったとしても。
わずかな可能性にでも、私は賭ける!
そう言った瞬間に、ふわっと体が浮いた。
同時にとてつもない轟音も。
「あれは!!」
「あっちの方向のようです!!」
唇をかみしめて、再び走り出す。
その音のした方向へ。
待っていなさい、神の化身。
今度こそ、絶対に……!!
「来たか。待ってたよ。二人とも……。」
黒いローブを着込んだ影は、静かに微笑んだ。
そのフードの影から明るい色のストレートヘアが見え隠れしていた。
「遅かった……!」
私が着いたとき、もはや建物が原型を留めてなかった。
悔しさに拳を握りしめる。
ただ、ひとつだけ目当ての物を見つけた。
上を見上げてみると、屋根の上に太陽に照らされた、見覚えのある人が立っている。
私はおもいっきり叫んだ。
「来たわね!神の化身!!」
光の加減から、今回は少しだけフードから特徴が見える。
見える範囲からほくろは見えず、唇は美しい珊瑚の色だ。
――――――そこから何色かはわからないが、ストレートの髪が美しく反射している。
そんなパーツが一つ一つ美しい彼…いや彼女かしら?
まあ、ともかくそれ以上に目を引くのは、キラキラと輝く長い杖だった。
「あいつ、またあの方を……!!」
追いついてきたクーガーは、怒りを込めた瞳を神の化身に向ける。
崇める物を破壊に使われて、怒っている……。
5秒ほど遅れてルークもやってきた。
それを見て、神の化身は満足げに笑う。
とたんに身体が悲鳴を上げた。
この感覚。
危険を予知して、逃げようとしている。
けれど、心はまったく逃げるつもりはない!!
「来たか。レミ嬢、ルーク少年、クーガー少年。歓迎しよう。」
また……。
私たちを待っていたかのような、言い方だ。
「私たちになにするつもり?ルークやクーガーに手を出したら許さないから。」
そう言って私は神の化身に近づく。
一歩一歩進めることに、寒気を感じた。
だめよ。
私は自分に言い聞かせる。
たしかに一度、敗北を喫した。
教授やランドさんがとめに入らなければ、身体が一つ道に置き去りにされていただろう。
でも。
でも……でも……。
私だって、大切な人たちを守りたいのよ!!
「私と――――――――神の種族に戦いをいどむのか?」
「そのとおり!」
そういうと、神の化身はふっと笑った。
バカにしたような笑み。
再び怒りを感じた。
「まあ、いいだろう。クーガー少年、前に出るが良い。」
「なっ!?あなたの相手は私よ!」
「二人まとめて、だ。どうせクーガー少年も戦うつもりだろう。」
はっと見ると、クーガーは瞳を爛々と輝かせて腕まくりをしていた。
「もちろんだ。レミさんは仮にもあんたに二度、傷つけられた。」
そういいつつ、クーガーは徐々に歩を進めている。
「ルーク、お前はここから立ち去れ。こいつと戦っている間に別の協力者がこないとも限らない。」
「……そんな!!」
悲痛的なルークの声が聞こえる。
そして、強い視線が私に注がれていることも。
だが、私はあえてルークの方を見ずに言い放った。
「ルーク、助けを呼んで。正直、あなたを庇いつつ戦うのは無理なのよ。」
「レミさんまで!」
ああ、鮮やかに涙を浮かべてにらんでいるルークが思い浮かぶ。
けれどしばらくして、小さく声が聞こえた。
「わかり…ました…。」
……ごめんね、ルーク。
タッタっと足跡が遠くなっていく。
「優しいですね、レミさん。」
「あなたもね。」
私たちは、足音が消えるまで、神の化身から目を離さなかった。
ルークに手を出さないように。
「行ったな。ルーク少年は。」
音がしなくなった瞬間、張りつめた空気に変わった。
いや、今までもそうだったんだけど。
比べ物にならない。前と後では。
静かにたんと音がして、屋根から飛び降りてきた。
その手には目覚めの杖が握られたまま。
「さて……ショータイムだ。」
言い放った声は、凍り付くほど冷たかった。
僕は全速力で走ると、長いストレート髪を持った女性が見えた。
僕は声の出る限り叫ぶ。
「エリスさんっ!!」
「ルーク君!?」
彼女は僕の声にはっとして、振り向いた。
そしてすぐに、険しくなる。
「レミさんはどこに?まさか。」
そういって、煙の方に目を向ける。
相変わらず、察しがいい。
「考えている通りです……。クーガーさんも一緒で……。」
そう言った瞬間だった。
一陣の風が吹く。
はっと気がつくと、もう目の前にだれもいなかった。
「………………はっ?」
夢だった……?
でも、その場にあった買い物かごが、夢ではないと語っていた。
2011/11/08 15:44
[82]雫
全然来れなくてごめんm(_ _)m
そしてまた大変なことになってる(汗)
レミとクーガーさんどこに行っちゃったのΣΣ
そして、神の化身の本当の目的ってなんだろう?
お互い更新頑張ろう!
2011/11/13 22:30
[83]ユーリ
>雫さん
私はオリジナルの物語を書くにしても、ピンチを好む性格です(笑)
これで戦闘シーンは三回目になるのよねえ…。
神の化身の意思はまだまだ先だと思います。
その前に、レイトン先生たちの幼なじみーずや、カナリナ・カヌートの活躍がありますしね^^
2011/11/16 15:32
[84]ユーリ
明日はレイトン教授シリーズを制作する会社が某RPGをだしますよね!
私、あのゲームのファンなのに、PS3を持っていないんです。
わああああ!!
更新です!
少なくて申し訳ない…!
寒い……。
温度はちょうど良いはずなのに、震えが止まらない。
そのピリピリ感が、感覚を鈍らせている。
二人掛かりのハンデを貰っているけれど、いやな予感が消えない。
何より相手の手には、この村秘宝の目覚めの杖がある。
その杖を、傷つけてはいけない。
でも、挑むしかないわね。
クーガーがこくんと頷く。
次の瞬間、風が動いた。
右腕ストレート!
しかし、神の化身はひらりとかわす。
「それを狙っていたのよ!」
「なにっ!」
私の得意技、回し蹴り!
最高の力がこもった一撃。
が。
「良い蹴りだ。……当たればな。」
うそ!
私が見たのは、神の化身の影だった。
そう、残像。
たしかに。
たしかに、不意打ちのはずなのに!!
同時にぐしゃっと音がする。
「う、うわあぁぁ!!」
「クーガー!!」
クーガーが腹に当たった音……。
「うぅ……。」
ざんばらの髪がもはや力なく、地面に横たわっていた。
「まずは一人目、戦闘不能。意識はあるみたいだな。苦しむが良い。」
苦しむが良い……ですって?
「これでも……!」
「淑女失格だな。レミ嬢。」
激情のままの一打はあっさりかわされた。
フードの中にある顔がにやりと笑う。
「さっきの時といい、不意打ちを狙っているつもりか?甘いな。」
「なんですって!!」
言い終わらずに瞬時に神の化身が仕掛けてきた。
じっと動かずに!
ぎりぎりまで引きつけてスライディング。
だが、神の化身は下からも……。
辛くもかわしたけど、さらに横から一発。
絶え間なく続く神の化身の攻撃。
これじゃ何時か力つきる!
「レミ……さん……。」
どうやら神の化身が言ったとおりクーガーは意識がある模様。
でも、だからこそクーガーは痛みに堪えている。
「やれやれ。彼もお待ちかねのことだし、とっととこの勝負を終わらせよう。」
「レミさん!あきらめちゃダメだ!」
僅かに頭を上げ、必死に私を見ているクーガー。
これがどこまで持てるか。
前のように、拳銃とかを持ち出したらこの至近距離。
避けられるわけがない。
しかも、攻撃が未だにできる状況ではない。
闇雲にならできるかもしれないけど、そうすれば目覚めの杖にあたるかもしれない。
「隙ができたぞ。レミ嬢。」
しまった!
「とどめだ。苦しむがいい……!!」
だ、誰か……!
「そこまでだ!神の化身!!」
弾丸が肌を掠めかける。
そのまま神の化身の手に直撃した。
「え……。」
「今の声!?」
その声と同時に神の化身が呻く。
そして、信じられないことに攻撃を止めた。
同時に神の化身をはるかに上回る寒気がする。
「くっ、あれは……!」
呻く神の化身の視線の先に。
「エ……エリスさん!?」
銃を構えた、エリスさんが立っていた。
2011/11/16 15:36
[85]Milia
お久しぶりです。
最後切れてて読めませんでしたが、あたしより遥かに面白いですね。
これからも頑張って下さいね。
2011/11/16 15:43
[86]ユーリ
>Miliaさん
こちらこそお久しぶり!
どんどん書いているうちにタイムアップしてしまうユーリを許してください。
お互いがんばりましょうね!
2011/11/21 14:10
[87]ユーリ
平和が~いつくるのか~。
……すみません。何だか最近鬱になりそうなことが多くて。
時間ってあっという間ですね。
更新です!
エリスさんは息を切らしていて、どうやらここまで駆けつけてくれたらしい。
でも、何で神の化身は攻撃を止めているの?
私たちは唖然としていて、隙だらけになっている。
絶好の機会なのに……。
「エリス嬢か。一気に厄介になったな。」
「それは申し訳ないね。」
そういいつつも、彼女はいつものように笑っていない。
いつもは輝く夜空を思わせる瞳が、今は嵐のように思えた。
「いずれにせよ、今日はもう戦えないはずだ。私が手の神経を壊すように打ったのだから。」
え。
今、一瞬エリスさんの言ったことが理解できなかった。
「その通り。まったく、余計なことをしてくれたな。」
そういって杖を振る。
「レミ嬢。そして今はいないがルーク少年。覚えておけ。標的はお前たちだ。」
え……?
今、なんて?
あの時のように目が光でくらんだ。
「ううっ……クーガー、レミさん、大丈夫かい?」
「大丈夫ですよ。レミさんは?」
「私も大丈夫。それより、神の化身は……。」
顔を上げたところで黙る。
神の化身がいたところは寂しく風が吹いているだけだった。
どうやら今回は眩しくなっただけで、目覚めの杖では攻撃はしなかったみたいだ。
「それにしてもエリスさん。……何で銃なんか持っているんですか。」
クーガーの言葉ではっと彼女を見る。
エリスさんの手には彼女の細腕ではとても持てないような、私の身長ほどある銃があった。
「あの、ちょっと持ってもいいですか?」
「いいけどレミさん、平気?これ結構重いよ。」
いや、エリスさんが持てるなら……。
「うわっ!!」
直ったばかりの腕にずっしりとくる重さ。
踏ん張っていないとよろけそうだ。
これ……。
「ははは。持たない方が良さそうだね。」
そう言って銃を軽々と片手で持ち上げた。
……目、悪くなってないわよね?
私は恐々と聞いてみた。
「一体重さはいくつなんですか……?」
すると静かに目を閉じる。
「さあね。だいだい200キロぐらいじゃないのかな。」
「……今、ゼロが一つ多くなかったですか?」
「いや?」
クーガーの質問に対するエリスさんの答えにぶんぶんと首を振った。
200キロって……。
たぶんこの時代の人間4人ぐらいじゃないの。
それを苦もなく持ち上げるなんて!
機械がすごくうまいってルークから聞いたけど、怪力でもあったとはね。
ますますエリスさんのことがわからなくなってきた。
「さあ、戻ろう。クーガー、歩けるかい?」
「あ、大丈夫です。」
「そうか。じゃあ行こう。ルーク君たちが待っている。」
そういってすたすたと行ってしまった。
……で、何で銃を持っていたんですか?
クーガーと怪訝に顔を合わせた後、私たちも歩き始めた。
『レミ嬢。そして今はいないがルーク少年。覚えておけ。標的はお前たちだ。』
神の化身が去り際に言った言葉を頭に浮かべながら。
離れていたせいで聞こえなかったんだ。
エリスさんが何を言っていたかなんて。
「やっぱりだ。あの人たちは……。」
その顔は複雑な笑みに彩られていた。
2011/11/21 14:13
[88]ユーリ
ものすごく空けてごめんなさい。
寒いです~。でもこれが本来の寒さなんですよね。
こ う し ん です…寒い…。
「あ、レミさん、クーガーさん、エリスさん!」
私たちが表通りにでると、明るい声が聞こえてきた。
できる限りの声を出して返事をする。
「ルーク!」
ぴょんぴょん飛び跳ねているルークが精一杯に手を振っていた。
でも何で、買い物かごを持っているんだろう?
手を振り返すと、さらに嬉しそうにぴょんぴょんと飛び上がっている。
……英国少年失格ね。
そう思いつつ笑みを隠せなかった。
そういえば、エリスさん、あの大きな銃をどこにやったのかしら?
気づいたら見あたらなくなったけど……。
「みなさん、大丈夫ですか!」
「……オーガネットさん。それに、君たち三人も。なんでこんな所にいるんです?」
買い物かごを持ちながらエリスさんが不思議そうに首を傾げる。
ルークのすぐ後ろには、オーガネットさん、教授、ランドさん、シャロアさんがいた。
「爆発音がここまで届いたんです。もしかしたら神の化身が現れたと思って。」
そんなに、爆発が大きかったのか。
ただでさえ狭い路地が多いこの町では音が小さくなりやすいのに。
ふと周りを見て、ここにはいない人がいることに気づいた。
「あの、カナリナさんとカヌートは?」
「ああ、彼女たちは昼食を作るからって買い物にいったきり会っていないんだ。」
まさか、はぐれた?
一瞬嫌な予感が胸をよぎる。
しかし、神の化身は私たちを標的にしていると言っていた。
何もない限り、下手な殺生をしないはず。
うんうんと独りでに頷いたとき、ルークより少し高めの声が聞こえてきた。
「あ、みなさ~ん!!おそろいで!」
「お、噂とすれば何とやら。二人とも、無事だったんだね!」
少し服がくしゃくしゃになっていたけど、それでも元気そうな二人が立っていた。
みんな、嬉しそうにみんなの無事を喜んでいる。
そして、笑っている。
そう、笑っているのだ。
……やっぱりみんなの笑顔を壊したくない。
そう思ってちらりとルークを見た。
神の化身に言われたこと。
『覚えておけ。標的はお前たちだ。』
あれを、ルークに教えておくべきか……。
いや、教えない方がいいよね。
下手に教えたら、ルークは不安がる。
そして、隙ができる。相手にダメージを与える機会を与えてしまう。
できれば、感情を煽りたくないのだ。
そこまで考えてふふっと笑う。
なんだか私、ルークの保護者みたい。
そう思って教授に視線を移す。
当の本人はみんなを見渡して穏やかに笑っていた。
やはりそう。
教授は周りを見て静かに見守っていく。
それが私の知る、教授。
このころからもそういう役割だったのね。
私の視線に気づいたのか、彼はこっちを向いて不思議そうに首を傾げている。
「……レミさん。」
「あ、クーガー。大丈夫なの?」
「大丈夫です。それより……。」
さっきのダメージがまだ残っているのだろう。
身体がまだふらふらとしているし、声も聞き取りづらい。
その声をさらに低くしてクーガーは言った。
「レミさんこそ大丈夫ですか?神の化身の言葉、俺はしっかりと聞いていますよ。」
――――――言葉が痛い。
その説明には答えず、顔を再びみんなの所に目を向ける。
あっ。
教授は目を見開いて私とルークを交互に見ていた。
クーガーもしまったと言う顔をしている。
私は人差し指を口に笑顔であてた。
うまく笑えているかな。
いや、笑えてないわね。
何か困ったような表情をして微笑んでいた。
ほんとうにだいじょうぶよ。
だって、これはわたしたちのもんだいですから。
「レミさん、クーガー、エルシャール君?そんなところに立ち止まってないで行くよ!」
「あ、待ってください!」
オーガネットさんに言われて、二人にウインクを向けるとみんなの所へ走り出した。
「で、エリスさんこの買い物かご……重い!!一体何キロ?」
「だいだい250キロぐらいかな。」
「一体なにを入れたらそうなるんですか!!」
「ははは。だから、今日は手伝ってもらおうと思ったんだよね。」
「質問に答えてください!!」
エリスさんとランドさんの声が聞こえてくる。
うん。大丈夫。
私がもっと頑張ればいいもの!
「……責任感が強いのは彼の助手のせいかな。」
――――――そして、クーガーの会話を聞いていた人がもう一人いたのだ。
2011/12/02 15:40