[1]のーた
【レイトン教授と「動機」】
皆様こんにちは。のーたです^^
ついに6作目となりました。
「レイトン教授と江戸の姫君」
「ドン・ポールと貴婦人」
「レイトン教授と~夢~」
「レイトン教授と密室事件」
「レイトン教授と謎の人物‘0<ゼロ>’」も、良かったら見て下さい☆
全てミステリーです。
前回は容疑者が結構多かったですが、今回はシンプルにいきたいと思っています。
舞台はロンドン。短編小説です。
勿論、今回もミステリーですよ^^
コメント大歓迎です^^
それでは、素人ですがよろしくお願いします^^
2011/05/12 17:16
[82]のーた
更新します。
9.~キャサリンの部屋にて~ <レイトン目線>
キャサリンさんも真剣な目でイアンを見つめた。
イアン「・・・母が亡くなったんだ」
キャサリン「・・・え・・・?」
突然の言葉にキャサリンさんの目がゆらいだが、イアンは続けた。
イアン「昨日・・・土曜日の夜、亡くなった。原因は・・・僕だ」
キャサリン「ちょっと、ちょっと待って!」
キャサリンさんが立ち上がる。キャサリンさんの手は震えていた。
キャサリン「イアンのお母さんが・・・亡くなった・・・?原因はイアンって、どういうこと・・・!?」
イアン「僕が・・・殺したんだ」
無意識だろう、キャサリンさんが、一歩うしろへ下がった。
そして床へぺたんと座りこんだ。
キャサリン「待って・・・そんな、突然・・・・・。ありえないわ、イアンが、その・・・お母さんを・・・・・」
イアン「僕だって、未だに分からないよ。なぜ、母さんを殺したのか」
キャサリン「・・・どういうこと・・・?」
イアンはもう覚悟を決めていたのだろう。冷静だった。
キャサリンさんが動揺している今、イアンはより冷静にならなければならなかった。
イアン「僕にも分からないんだ。ショックからか、記憶が所々飛んでいるんだ。動機も分からない」
キャサリンは立ちあがって、元の位置に戻った。
キャサリン「本当に・・・お母さん、亡くなったの?」
イアン「・・・ああ」
しばらく沈黙が続いた。
キャサリンさんはタンスの引き出しからハンカチを取り出して、涙を拭った。
私たちの方を見て、キャサリンさんは言う。
キャサリン「じゃあ、この方達は・・・警察の方なの?」
イアンはチェルミー警部を見ながら説明した。
イアン「こちらの、チェルミー警部は確かに警察の人だけど、レイトンさんは大学教授、そして助手のルークさん。新聞でよく見る名前だろう?」
キャサリン「言われてみれば・・・確かに、・・・そういう事だったのね」
そこでルークが、今回の事情を簡単に説明した。
ル「まだ色々不明な点もあるので、今日一日は自由に捜査できることになっています。但し、今日一日で謎を解明できなかった場合は、イアンさんは逮捕されることになります。情報を集めるために、まずはキャサリンさんにお話を伺おうと思って、訊ねたんです」
キャサリン「そうでしたか・・・」
レ「ですから、謎解明のためにもあなたの協力が必要なんです。これから、色々聞きたいことがあります。ご協力・・・いただけますか?」
キャサリンさんは目を閉じた。
一度に色々な事を言われたのだ。頭の中を整理しているのだろう。
イアンのお母さんが亡くなり、恋人は「自分が殺した」と言っている。さらに、いきなりの私たちの訪問、調査に協力してほしいという依頼。
そして、恋人は断片的にだが記憶が無くなっている。
キャサリンさんは目を開けた。そして深呼吸をする。
キャサリン「・・・分かりました。協力します」
レ「ありがとうございます」
キャサリンさんは強い人だと思った。心が強い。
恋人の状況、自分の今の状況、それら全てを受け止めたのが今の返事だということだろう。
イアンは冷静な表情を崩さないまま、キャサリンに言った。
イアン「それじゃあ、話を続けるよ。確認も兼ねて、昨日の朝、デートをしていた時のことから順を追って話をする。いいね?」
キャサリンさんはこっくりと頷いた。
2011/08/19 10:11
[83]茜星
キャサリンさんは強い人だね。
普通恋人が人殺しって言われたらそれどころじゃないよ。しかもお母さんだし。
まあ私的にはキャサリンさんも有力容疑者だけどね・・・(笑)説明がつくからね。
デートからの話が楽しみだな。
更新楽しみにしてます!
2011/08/19 17:59
[84]town◆jtHtMr3tGQ
すごいなぁ......そういう強さっていうのが~.....
そういえば、前に催眠というのがあったけれど感覚だけを植え付ける催眠というのもあるんじゃないかな?
誰かが殺した後で、その現場を見せて凶器を持たせて....とかした後でイアン君にそう思い込ませる.....とか?
2011/08/25 18:42
[85]グラタン
とうとう言ったわ・・・・この男は。
芯の強い女っていいよね^^
見習わなければ。
更新楽しみにしてるよ!!
2011/08/25 18:55
[86]ガガ(元ボルチーニ)
キャサリンさん、こんな事実を聞いても、イアンさんのことを拒絶しないんだね。
キャサリンさんみたいな強い女性、憧れます!
デートの話が気になる!←ただの野次馬根性
2011/08/26 17:01
[87]雫
キャサリンさんいい人だ~^^
強い人なんだね。
ガガと同じくデートの話が気になる☆
2011/08/26 17:03
[88]のなりい
わお!
自分の恋人が母親を殺したと知ったら、私なら驚いて何も言えないだろうなぁ・・・。
それに、拒絶しちゃうかも・・・。
キャサリンさんは強いなぁ。
犯人・・・あくまでも勘です。
多分99%の確立で外れてる^^;
デート・・・一番気になるな(笑)
2011/08/27 03:11
[89]江戸川 アラン
お、イアン君とうとう言ったか^^
でも、キャサリンさん強いね。見習いたい・・・←
デート・・・やっぱり気になるなぁ←
2011/08/28 10:09
[90]のーた
>茜星
強い人だよね、本当。
最初の設定で芯のある女性を書こうと思っていたから、こうなりました(笑)
キャサリンもまだ可能性を100%否定できないからなあ・・・説明もつくかもしれないね(笑)←
デート編・・・多分期待には応えられないなあ(汗)
ありがとう!お楽しみに^^
>town
私にはその強さたぶん無いな・・・(笑)と思いながら書いてたよ←
おお、何というかtownはいつも物知りだなあ(笑)
推理、毎回楽しみにしているよ^^
さて、どうでしょう← お楽しみに^^
>グラタン
言いましたよ~←
多分内心ドキドキバクバクだったんじゃないかと思います。
芯の強い女っていいよねえ~^^ 私もそう思う(笑)
キャサリンもイアンも真面目だからなあ。
ありがとう!お楽しみにね♪
>ガガ
お、名前変わったんだね!(←今更だったらごめんよ・・・汗)
キャサリンさんは強いねえ、精神が強い人って中々いない・・・というかやりたくてもできることじゃないから、本当に凄いと思う^^
で、デートね・・・あはは、勿論・・・書くよ、うん(笑)←
あまり期待しないで~(笑)← お楽しみにね^^
>雫
キャサリンさんいい人だねえ~^^
メンタル面で強い人は貴重だよ!
私だったら少なくともあんなに早く受け入れられないなあ(苦笑)←
ガガと同じく・・・気になりますか(笑)
皆好きだなあ~(笑)← しかし期待には応えられそうにない・・・^^;
お楽しみにね♪
>のなりい
私もしばらくは何も言えないと思う(笑)
冷静になれないだろうなあ。
だからもうその時点でキャサリンさん凄い人だなあと思うよ^^
犯人は勘かい^^
私は事件の真相の決め手になる情報は最後に出すような書き方してるから、犯人あてるのは容易では無いのだよ(笑)←
デート、やっぱり気になるか―(汗) 一番て(笑)
更新お楽しみにね^^
>江戸川 アラン
イアンとうとう言いましたねえ~^^
キャサリンさんも芯の強い人だし、本当お似合いの2人ですよ(笑)
デートね・・・、うん、書いたよ^^ 書いたけど・・・そもそも事件の話してる途中でそんなに楽しく長く思い出話せないだろうとおm←・・・すみません、何でも無いです(笑)
デート編は期待しないで~(笑)←
お楽しみにね^^
2011/08/31 10:32
[91]のーた
機能が新しく変わりましたね~^^
先日突然変わっていたから驚きました(笑)
必要なことしか書かないと決めているので、デートの事は淡々と進みます(笑)
デート編が期待されているのに申し訳ないです(汗)
それでは更新します。
10.~キャサリンの部屋にて~ <レイトン目線>
イアンは話しだした。私たちはすぐに紙とペンを取り出し、メモを取る。
イアン「昨日、僕と君は近くのテーマパークに出かけた。デートだったね」
キャサリン「・・・ええ、そうね」
イアン「久しぶりに、というのもあって、僕達は朝から夕方の5時過ぎくらいまで遊んでいた」
キャサリン「ええ。朝からはしゃいだから、お昼に食べたパスタが一層美味しかった」
イアン「そうだね、美味しかった。でも僕はその後で食べたアップルパイが美味しかったよ。君が作ったアップルパイがね」
キャサリン「・・・ありがとう」
楽しい思い出なのに、今回の件で素直に喜べないからか、キャサリンさんの表情は複雑だった。
イアン「そして午後も遊んで・・・夕方の5時過ぎに、僕達はテーマパークを出た」
キャサリン「その後、私を家まで送ってくれたわね。それからイアンは自宅へと帰って行った」
イアン「ああ。僕が家に着いたのは5時半だった」
・・・ここまでが、イアンとキャサリンさんのお互いが確認できる昨日の出来事か。
次はいよいよ家に帰ってから。
キャサリンさんも、イアンも。アリバイを証明できなくなる。
イアン「ここまでが確認できるところだ。キャサリン、合っているかい?」
キャサリンさんは頷いた。
キャサリン「間違いないわ。合ってる」
・・・イアンの話の前に、まずはキャサリンさんにその後のことを聞こう。
まだ、キャサリンさんは「昨日の夜イアンのお母さんが亡くなった」ことしか知らない。
だから、話せるはずだ。
それまでずっとクッションに座り黙っていたチェルミー警部が、顔を少ししかめて右腕をぐるんと軽く回した。
ル「?どうされました?チェルミー警部」
チェルミー「ああ、いや、何でもない。気にしないでくれ」
ル「・・・?」
長い間ずっと同じ体勢だったから、体が強張ったのだろうか。
・・・とにかく、今はこちらに集中せねば。
レ「キャサリンさん。あなたはその後から日付が今日になるまで、どこでどう過ごしていましたか?」
キャサリンさんはしばらく考えて言った。
キャサリン「・・・ずっとこの部屋にいました。先程も言いましたけど、1人暮らしですから、夕暮れからあまり出歩いたりしないんです。家にある材料でご飯を作って、食べて・・・。テレビを見て、お風呂に入って・・・夜10時には寝ました。・・・いつもと同じなので、ありきたりな言葉に聞こえるかもしれませんが・・・」
レ「いえ、大丈夫ですよ」
ごく一般的な1人暮らしの日常だろう。
嘘はついていない。
しかし、夜10時に就寝、か。
レ「イアン。君の家とキャサリンさんの部屋は、距離的にはどのくらい時間がかかるんだい?」
大学からキャサリンさんの部屋へ行ったから、まだイアンの家には行っていない。
2人の家の距離を知りたかった。
イアン「・・・そうですね、歩いて10分くらいです。結構近いと思います」
なら、往復で20分か。
イアンのお母さんの死亡推定時刻がまだはっきりされていないから分からないが、おそらく夜8時~10時くらいだ。
キャサリンさんがもし以前イアンの家に行ったことがあるのならば、キャサリンさんの犯人かもしれないという可能性を完全に否定できなくなるが・・・。
レ「キャサリンさん。・・・あなたは先程、イアンのお母さんと面識が無いとおっしゃっていましたよね?」
キャサリン「はい、言いました」
レ「では、イアンの家には行ったことがありますか?」
イアンのお母さんに会わずとも、イアンの家に行くことは可能だ。
さて、どうなのだろうか。
キャサリン「何度か、あります。イアンのお母さんはお仕事をしていたから一度も会えませんでしたけど・・・」
イアン「母さんが帰ってくるのはいつも夜7時頃なんです」
あった。
今、言うべきだろう。
レ「キャサリンさん。・・・まだはっきりと決まったわけではありませんが、イアンのお母さんが亡くなられたのは恐らく昨日の夜8時~10時頃です。ここのマンションからイアンの家まで往復で20分。あなたには夜のアリバイが無いので、残念ながら100%犯人で無いと断定することはできません」
その瞬間____
一瞬だけだったが、キャサリンさんの表情が変わった。
何かを思い出したのか、また何かを考えているのか…分からないが、そんな表情だった。
表情はすぐに戻ったが、キャサリンさんは右手を口元にあてて、どこでもない方を見ていた。
ル「キャサリンさん?どうかしたんですか?」
キャサリン「あ、いえ・・・。何でもありません」
ルークに向けてそうは言ったものの、キャサリンさんの様子は変わらなかった。
何か、あったのだろうか。
・・・さて、キャサリンさんが犯人かもしれないという可能性は残ることになる。
とはいえ、イアンもまだ容疑者という疑いは晴れない。
最初の会話で聞いた話では、犯人は限りなくイアンに思えるし、何より彼自身が自分が犯人であると言っている。
イアンの記憶が戻ればいいのだが・・・今のところ、まだ分からない。
そろそろ、イアンの家に行ったほうが良さそうだ。
家の捜査、時間がかかるから報告も遅くなるとチェルミー警部は言っていたが・・・大丈夫だろうか・・・?
2011/08/31 10:33