[1]Ewota
【レイトン教授と幸甚の額縁】
もし幸せを運ぶ額縁が
本当に在ったとすれば
あなたは
どんなものを額縁に入れますか?
幸せを感じていた時の写真を
忘れられない風景を
愛していたあの人を
忘れられない悲しみの絵を
どんなものだとしても
あなたにとって
…それは一生の思い出。
私の名前はEwota(エウァタ)といいます。
「ウァ」にアクセントですよ!
大長編を終え、ついに7作品目を迎えました。
いままでの欲望渦巻く話とは違う、爽やか・甘めストーリー。
2011/04/29 23:22
[144]Ewota
コメ返しできません……すいません[s:0319]
友人の間でも、マルコさんの反応は好評でした`∀´
更新!!
彼女は回りにある画材をがさがさと片付けて、倉庫から椅子とテーブルを慌てて用意した。
壁や床には汚れないようにシートが被せてあり、風通しは良いとは言えなかった。
部屋の奥から、男女数人が顔を覗かせている。画家集団の一員だろう。
「はじめまして、レイトン先生。
私がマーガレット・カーターから紹介された、オリビア・モーガンです。
一応美術を勉強していて、…恥ずかしいけど、うふふ…一応、こうやって、画家活動も」
オリビアさんの指差すさきには、きれいな彫刻品や絵が無造作に立て掛けてあった。
「確かに私とキースは恋愛の関係であったんです。
私達が開いた個展で、キースが私の絵に惚れ込んだことがきっかけなんだとか」
「……そうなんですか」
「だけど」
オリビアさんは深刻な顔つきに戻り、こう切り出した。
「そのキースがあんなことするなんて。
彼、絶対ただの美術おたくではありませんからね…」
「美術、おたく……」
「もし推理に必要だとしたら、彼についてなにか情報をお渡ししますが…」
ぜひお願いします、そうレイトン先生が言うと、オリビアさんは人差し指を唇に当てながら話しはじめた。
「もしかして、の話ですが。
彼はある画家のことを尊敬していました。
その画家の名前はロイ・ブラウン。彼の絵には特徴があって、特に女性の横顔を得意としていたんですよ。
彼は生前、殆ど評価されることはなかった。だけど晩年に評価されるのです。
しかしその理由が全くえぐいことで…、ある女富豪が彼と恋人関係にあったために、その女富豪が財力を利用して宣伝したんです。
瞬く間に彼は売れっ子画家に。
しかしかれは………」
オリビアさんは淋しそうにつづけた。
「度重なる依頼や仕事に耐え切れず、過労死。享年23歳。わかき画家は不遇なる人生を終えたのです」
「……」
「実はこの話、キースから聞いたんです。
私もロイは好きですね。だから若くして亡くなったことは私にとっても悲しい。でも彼が死んだ時、世間は何と公表したか知ってます?
心臓麻痺。私が、ロイの真の死因が過労死だとしったのは、キースから話を聞いてからなんです。
彼はただの美術おたくじゃないですよ、きっと。絶対世間では知られてないようなネタも持ってきたりしますからね」
2011/08/13 10:02
[145]Ewota
お久しぶりです皆さん[s:0192]
さてそろそろメインオリキャラ出きったので、イラストものせていきます∀
更新!!
「……」
「……でも、私こそ無責任な馬鹿野郎です」
さっきまで淡々と話をしていたオリビアさんが、しょげたようにこうべを垂れた。
「最初にキースに額縁の話をしたのは、私ですから」
「なに?」
カルロさんは目を吊り上げた。ちょっと怖い。
「元は私がいったんです、話を持ち掛けたのは私なんです。
たしか、1年程前のことですが……
『幸甚の額縁を手に入れると、幸せがおとずれるんですって!欲しくない、キース?』
『幸甚の額縁?』
『そう。それを持つ人は幸せがやって来るの。たしか、かのカーター氏が懸賞金をかけてまで捜しているらしいわ』
『額縁ごときに?よっぽど立派なものなのだろうかなあ〜』
『私欲しいなあ、キース』
『そんな下手物を…』
『下手物もなにもないわよ〜。もしかして額縁があれば、反対されている婚約の話もスムーズにいくはずよ』
『願掛けってやつ?
親父はなんとしてでも僕を医師にしたがってるし、僕が医師にならない限り婚約は…』
『じゃあ、私個人が額縁欲しい。ね?一緒に探そうよ〜』
『……仕方ないなあ、もう!』
『やったあ!』
……と」
2011/08/16 16:32
[146]のなりい
カルロさんってやっぱり面白いなぁ・・・。
というか、紳士的な顔つきになったカルロさんを見た、ルークのコメントが・・・(笑)
カルロさんってけっこう表情が変わるよね~^^
マルコさんのリアクションが好きです(笑)
・・・あのキースさんも彼女には弱かった!!←
2011/08/17 03:39
[147]レグルス
お?カルロさん弟君いたんだ…というか「うげっ」ってwww←
キースさんの彼女…!彼女さんの前では弱いんだねキースさんww
……やっぱりEwotaは絵上手い…orz←
2011/08/18 00:09
[148]雫
額縁の話、オリビアさんが持ちかけたんだ…。
キースさんも彼女に弱いんだね^^
やっぱり、絵が神絵だ!
見習わねば^^;
2011/08/18 23:38
[149]Ewota
お久しぶりです……[s:0319]
「コメントかえせなくてすいません[s:0319]一時的な代わりに、更新で勘弁お願いします[s:0319]」
マルコさんの登場!兄とは対照的な、優しげで空気の読めない感じ(ただし演技だと思います)をお楽しみください[s:0062]
更新!!
「そうだったのですか……」
先生が慰めるように囁くと、オリビアさんは「はい」と言うと同時に顔を手で覆った。
「私が誘ったのだから、元は私がやる気満々だったんです。キースはどちらかと言うと、渋々といった感じ。
でもそんな彼は私の為に、額縁の情報を骨董市から集めてきてくれていました。
…だけどある日、こう言われたんです。
『僕は君のためじゃなくて、個人の為に額縁を捜すよ。まあ、額縁というより、その中身の絵が大切なんだけど』」
「やはり中身になにか…」
「中身の絵がなにかは分かりません。だけどキースのことだから、ロイ・ブラウンと関係があるんじゃないかって。
実はキース、ロイ・ブラウンの絵を端から買い取っているんです。目的も分かりませんし、キースはロイ・ブラウンのファンなので、ただのコレクションなだけかもしれません。
だけど、何か関係があるきがします」
オリビアさんが一気にまくし立てるように話した。
絵の具で汚れないようにと壁や照明にまで被せられたシートは、風をうけてぎこちなく波をたてる。オリビアさんは慌てるように席をたち、シートを固定した。
彼女が椅子に戻りかけたその時、こん、こんとドアのノックの音がした。
「どなたですか〜?」
すると、若くて穏やかな青年の声で
「僕ですよぉ〜」と返ってきた。
「マルコさん!!」
オリビアさんは手をぱんとたたいて、満面の笑みをたたえながら玄関にむかう。足取り軽く、小走りだ。
「マルコさんか!」「マルコ!」
画家集団の人々も奥で騒いでいる。
「マルコはこのアパート内では、素晴らしい有名人みたいだね」
先生が微笑ましげにオリビアさんを見つめる。僕も思わずくすり。
ただ一人、お兄さんは不機嫌そうだった。
「こんにちはオリビアちゃん!お菓子のおすそ分けだよ」
「まあ!ありがとうございます!クッキーかしら?」
「お気に召すかな?」
「もちろんですよ!」
マルコさんは、自分で焼いたクッキー(男の人が焼いたとは思えないくらい、とても美味しそうに出来ている)を籠に詰め込んでやってきていた。腰にエプロンが巻きっぱなしだ。
籠を貰ったオリビアさんは嬉しそうに笑った。「いいにおい」
「まあ、食べて食べて」マルコさんはオリビアさんの頭をぽんぽん。キースさんがここにいたら、喧嘩間違い無し。
「暗い話はやめて、お茶にしましょうよ」画家の一人の女性が提案した。
「いいわね!」
「レイトン教授とルークも食べてくださいよ、僕がやいたクッキー!」
「いいんですか?」
「もちろん」
「では、私も頂こうかな」
「どうぞどうぞ」
マルコさんは垂れて目にかかった茶色の前髪を掻き上ながら、爽やかな笑顔を振り撒く。
「兄さんも食べる?せっかくだから久しぶりにしゃべろうよ」
カルロさんはその言葉を聞くと、頬杖をついていた手をすっと籠に伸ばした。
「あれ、オリビアちゃん、今日はキースくんいないの?」
カルロさんの手がぴたりととまる。
「え、えぇ…」
「あらそう」
マルコさんはどぎまぎするオリビアさんをくりくりした瞳で見つめた後、兄の睨みの視線に気付いたらしく、舌を軽くだした。
「相変わらず笑顔の少ない兄さん。
いいや、ひとまずベランダでよう。いろいろ話したいことあるんだよ」
「…それって?」
「まあまあ」
カルロさんの背中をぐいぐい押しながら、笑顔でマルコさんは部屋をでる。
「じゃ、みんな、楽しんでね〜」
と軽快な掛け声と同時に。
2011/08/22 21:49
[150]Ewota
お久しぶりです、ではコメント返信[s:0309]
のなりい
カルロさん、そんなに表情変えさせないようにしてたけど[s:0319]表情多いとかまぢか∀
相変わらずマルコに同情は多いなあ……
レグルス
弟いました[s:0319]
じつは兄のカルロよりマルコの方が、私の小説で始めて出たのが早いんだよねω
あなたもマルコに同情……(笑)
雫
キースだめだめ男(笑)←
キース「さ、作者が言ってどうするや!?」
絵そんなに上手くはないで…照
相変わらずマルコに同情多いですねwww
兄に「うげっ」←
私もマルコのこの台詞大好きです♪
マルコはキャラ的に扱いづらい分、台詞をよく考えて作っているので、なんだかこういうコメうれしいです…
実は、マルコくんとカルロさんを比較すると、圧倒的にマルコ君が強いんですよ(笑)見た目貧弱なくせに←←
弟にたじたじなカルロさん(本編)は、次回更新します[s:0309]
今回は番外編、カルロは懲りずにアンネに電話。
「…もしもし、こちらはイタリア、マルミゲラ家…」
「もしも〜し」
「旦那様!!」
「久しぶりの電話だね。アンネはいるかな?」
「ジョルジョ様と川へ遊ばれに…」
「あらら」
「誠に申し訳ありま……
………あ、ジョルジョ坊や!坊や、お父様からお電話ですよ…」
「ジョルジョが帰ってきたのかい!?声を聞かせてくれよ、ジョルジョ」
「…んん〜っ、パパ」
「ジョルジョじゃないか!元気にしてたかな?」
「うん!ジョー、えんきー(元気ー)」
「お母さんと川に行ってきたの?」
「マンマ、うぅ〜っ、ジョー、ピチャピチャ!きゃははははっ★」
「水かけあいっこかあ、よかったねぇ」
「おかったえぇ(よかったねぇ)!!」
「よかったね〜。…ん?受話器の向こうから足音が…」
2011/08/26 06:00
[151]雫
カルロさん、いいお父さんだ~^^
ジョルジョ君健やかに育っているようでよかった☆
その足音はアンネさんかな^^
2011/08/26 20:44
[152]のなりい
・・・今一瞬、ここにキースさん現れて、マルコさんと修羅場になってしまえ・・・なんて思ったりしてなんかいませんよ?←
ん~・・・ころころ表情が変わるっていうより、差が大きいっていうか・・・。
足音・・・アンネさん?
またこないだのように・・・(笑)
2011/08/27 03:24
[153]Ewota
管理人さん、メンテナンスお疲れ様でした。いやあ〜…でも最初、どうやってカキコミすれば良いのかめちゃくちゃ迷いました[s:0319]慣れですかねω
雫
よきパパ上カルロ(笑)
雫は足音をアンネさんと読んだか!どうやろうかなあ〜?
のなりい
「おいそこのセクハラ童顔!てめぇなに俺の女に触ってやがる!」
「女て(笑)セクハラて(笑)
………童顔て……(怒)
っちくしょぉ〜、よく僕に言ってくれるじゃねぇか、おぅ!?」(マルコ・スイッチ、オン)
「!?」
きみもアンネさんとよんだか(笑)
カルロさんの表情の描写は難しいです。
不敵な笑みは書きやすいですが、彼が純粋に微笑んだ時とかムズイ。
カルロさんは基本無表情ですからね[s:0319]
みなさんはカルロの純粋な笑顔って、どんなものだと思います?
絵まってま(殴
2011/08/27 18:29