[1]グラタン
【失敗の方程式】
第3作目です!!
よろしくお願いします。
教授・レミ・ルークがいよいよ登場!!
ラストにはデスコールも??(予定です)
グダグダな終わり方になりそうですが、頑張っていきたいと思います。
2011/04/08 17:53
[38]グラタン
更新!
第6章 大団円と言う名の和解
ドアの前に来たとき、話し声が聞こえた。
私は、そっとドアに耳を当てた。(教授と調査をしていると、いつの間にやら変な癖を身につけてしまう。・・・「盗み聞き」も、その一つである。)
始めはボソボソとしか聞こえなかったけど、それらの雑音が少しずつ人の会話らしきものになっていった。
『本当に、・・・ありがとうございます。』
『いえ、私はあなたに感謝されるほどのことはしていませんよ。』
『え?しかし、・・・・』
『では、これで。』
『・・・待ってください!一つ訊いてもいいですか?』
『何でしょうか?』
『あなたは、・・・やはり、リチャード・トンプソンさんでは・・・?』
『ご名答。・・・もう分かりましたね。では、もうお帰りください。こちらの方は、ロンドン市民病院の方に・・・いえ、術後体調が安定なさったらお知らせしますので。その時、この病院に来てください。うちの婦長に対応してもらえるようにします。
・・・・・二度と、我々は顔を合わせてはいけない者同士ですのでね。こうやって語り合えただけで、十分です。』
嘘!?何この暗い雰囲気は??
その時、・・・今回最後の頭痛が私を襲った。
意識が飛んだ私はドアに頭をぶちつけた。
~~~~~~~~~~~
私は、ふと目を覚ました。
「気がついたようだ。・・・全く、盗み聞きとは良い度胸だ、アルタワ嬢!」
盗み聞きしていることが知られてしまったようだ。
そして、私の顔を覗く二つの男性の顔。
曖昧だった私の思考回路が徐々にハッキリとしてきた。
「!」
2011/04/13 22:07
[39]のなりい
レミさん、気絶しちゃった・・・。
頭痛のみならず、頭をぶつけるなんて・・・・痛そうですね^^;
盗み聞き・・・(笑)
レミさんのおもわぬ特技^^
2011/04/14 01:27
[40]グラタン
>のなりいさん
レミさんの「気絶」と「盗み聞き」は、「幻影の森」でよくあるネタですね。
(4・5回は盗み聞きしてます。)
「頭痛」、「医療モノ」、「外科医」、「レイトン教授(タイムトリップ)」・・・・ア○ソニーの中の人主演の某ドラマを連想してしまっt(((
・・・絶対見るz(((
更新!(分かりにくい文でごめんなさい)
「では、お二人は以前一度お会いしたことが・・・」
「無い。」
とトンプソン氏。
「だから今言ったではないか。私は、セザンヌ・クリーパー嬢の手術を優先させたがために、夜勤明けの我が後輩に手術をさせたのだ。彼は、相当疲れていたのだろう。・・・失敗したよ。最悪な結果だった。で、損害賠償をめぐる裁判が起こったが、私にも後輩にも何の罪も問われることは無かった。(ちなみに我々は、ロンドンタイムズ紙上で「医師A」「医師B」としか載っていなかったから、この事件について知っている人はごく僅かなのさ!)結局勤務形態の悪化だの何だので院長が逮捕された。・・・・・・分かったかな?そして、その失敗した手術の結果がこれさ。」
と言ってトンプソン氏が顎でしゃくった先には、
見覚えのある「伝説の左足」があった。
「あ、言うのを忘れていたが、こちらのスターバック氏と、隣の部屋で休んでいらっしゃるレイドリー婦人、・・・結婚はまだしてらっしゃらないそうだ。そうですよね?」
初めてスターバック氏は口を開く。
「えぇ、交際はしていますが・・・。秘密にしておいてくださいよ!ちょうど別荘が近くにあったことなので、目立たないようにこっそり二人で行きました。そこで強盗に襲われましてね。車もパンクさせられて・・・。で、背負ってここまで来ました。」
これが真実。
2011/04/14 19:36
[41]グラタン
こんなオチ考えた自分が情けないです、ホントに!
2011/04/14 19:40
[42]グラタン
<つぶやき>
・「婦人」ではなくて「夫人」でした。
・「夫人は変装した」と書き忘れていました。
・「ナゾトキ×短編小説」の「ナゾトキ」は「結末を予想してみてください」というメッセージを込めました。
・ネタがかぶり過ぎているみたいですなぁ~。申し訳ありません!
・まだ続きます。
更新!
さて、朝になった。
朝日が山から顔を出し、ペニーサイドの町の隅から隅までを照らす。それに照らされる一台の赤い自動車・・・・・。
教授が迎えに来た。
「お世話になりました。」
と、教授はシルクハットのつばに手を添え挨拶をする。
「いえ、それほどでも。・・・ところで、これから遺跡探検と少年から聞きましたが?」
「はい。あそこのシンカー山の洞窟です。」
「その辺に詳しい案内人を紹介しましょうか?」
「あぁ、助かります。」
「こちらです。」
とトンプソン氏はトンプソン夫人を前に出した。
「え?お子さんに洞窟の案内とは、いささか危険では?」
「違いますっ!妻です!!助手さんに弟子さんも・・・。」
「・・・。」
小鳥のさえずりの中、私とルーク、そして教授は、トンプソン夫人を先頭にして、山道を歩いた。スモッグだらけのロンドンと違って、本当に空気が美味しい。思いっきり深呼吸をしたくなる。
洞窟の入り口に着いて、昼食をとった後、いよいよ洞窟探検が始まった。少し肌寒さを感じる。
「ここは、私とリチャードの思い出の場所なんです。」
と唐突に話し出すトンプソン夫人。おませさんなルークは興味津々だ。
「初めて会ったところなんですか?ここでデートしたんですか?告白したんですか?」
「ぜーんぶ外れ!!」
「え~~っ!」
ここで彼女が話し始めたのは、こんな話だ。
2011/04/15 19:47
[43]グラタン
ここからは、シルビア目線でお送りします。
更新!
私は、この町で生まれました。でも、生まれてすぐに両親は離婚、母が引き取りましたが新たな恋人が出来ました。そこで結婚に不利だったのですぐに捨てられ、母の実家で祖父母に育てられました。
私が結婚する2年前に祖父が、それを追うようにして半年後に祖母が亡くなりました。
そんなある日のことです。私はその日も洞窟を探索していました。児童立ち入り禁止ゾーンでの出来事です。
「児童立ち入り禁止」という位だから、落差何十メートルもする崖が続いています。そこのつり橋から、・・・落ちました。
2011/04/15 20:00
[44]グラタン
更新!
「・・・う、ううん?」
「あ、目が覚めた!大丈夫ですか?」
と顔を覗き込む日焼けした青年(以後A君)。辺りを見渡すと、崖の途中にある岩棚でした。
助かった・・・・・・!と思った瞬間、肩の力が抜けて、私はまた気を失いました。
「おい!おーい!」・・・・・・・
次に目が覚めたのは、リチャードが勤務していた病院のベッドでした。
「グリーンウッド嬢!(私のファミリーネームです)体の具合はどうだ?」
えっと・・・・・・一目ぼれです、はい。
「まぁ大丈夫なようだ。・・・あちらの方が助けてくださったそうだ。お礼を言った方がいい。そうしなさい。」
「そんな!ただ俺は出来ることをしただけですよ!」
と慌てて手を振るさっきのA君。
「あの時は、本当にありがとうございます。・・・お礼をしたいのですが。」
「そんな・・・照れるなぁ。俺は偶然通りがかった、ただの旅行者だし・・・。」
と、A君はボサボサの頭をボリボリ掻くだけでした。
A君が帰ったその日から2日後、
「痛みも和らいだようだ。さぁ、支度をして帰るように。」
「・・・あのう、」
「ん?」
「また会いに行ってもいいですか?」
「つまり、また怪我をするのか、それとも今度は病気にでもなるのか?」
「あなたと結婚します!!」
「何ィ!?」
2011/04/16 18:35
[45]グラタン
「4月15日 19時47分」のレスから別の章に入ってました。
第7章 偽りの町
でいきます!
2011/04/16 22:41
[46]グラタン
更新!
「・・・と、まぁそういう訳で、ここが私が落ちたつり橋です!急いで渡りましょう!!もうすぐです。」
と、トンプソン夫人はスタスタ渡り始めた。ルークは谷底を覗き込みながら、教授に呼びかける。
「先生!高いですねぇ~!」
タカイデスネェ~~
タカイデスネェ~~~~
タカイデスネェ~~~~~~・・・・・・
「うわぁ!」
「あ、ルーク。もしかして怖いの?だったら私と教授だけでついていくけど?」
「ぼ・・・ボクは平気です!平気ですったら!!」
「ハハハ・・・・・二人とも、退院しても相変わらずだね。」
つり橋を渡ろうとすると、そこに見張り番の男が一人駆けつけてきた。
「おや、トンプソンさーん!こちらの方々は・・・?」
戻ってきたトンプソン夫人は答えた。
「私の友人・・・といったとこです!」
ルークがとっさに口を挟む。
「あの~・・・見張り番さん、何でボクの襟口を引っ張るんですか?先に行かせてください。」
「ここから先は、『児童立ち入り禁止ゾーン』なんだよ。『10歳以下の児童は立ち入りを禁ずる』・・・って。ほら、このガイドブックに書いてあるぞ。」
と言って、そこの箇所をポンポンと手で叩いた。
そこで合いの手を差し伸べてくれたのは、トンプソン夫人だった。
「まぁまぁ、私と他二人も保護者がいるんですから大丈夫ですよ。」
この言葉で納得した男はルークを放しながら、
「では、・・・離れ離れなんかに絶対ならない、と御約束して下さいますか?」
教授は
「勿論です。」
と答え、私たちはつり橋を渡り始めた。
2011/04/16 23:28
[47]グラタン
更新!
「さぁ、ここがシンカー遺跡の最深部です!!」
とトンプソン夫人は高らかに叫んだ。
ここで、遺跡の様子を少しばかり書き残してみることにした。(写真を撮ろうとしたら、トンプソン夫人に「撮影禁止!」と叱られた為・・・残念!)
目の前に、やや風化した円状の石版が壁に接触している。石版の周囲には、星座をかたどった模様が彫られている。石版の中央には、右手に光を放つ杖を、そして左手に鏡を持ち、太陽を背負った神官らしき人物が描かれている。神官の杖の光に照らされたところから、人々が列を成して太陽に向かってひれ伏している。その列は、ぐるぐるぐるぐる、太陽の周りを取り囲み、やや蛇行しながら最後は鏡の前で終わっている。
地面を見てみると、地面に石版の模様と同じものが刻まれている。もうこれで十分かな・・・いや違う。古代文字で何か書いてある。
「教授!これらの文字は、一体何を表しているのでしょうか?」
「うーん。この文字は、今までに見たことが無い。あれでもないし、これでもない。かといって・・・。」
「先生、じゃあ新たな文明の発見ですね!!」
「そのようだね、ルーク。ここは2年ほど前に発見されたばかりだそうだ。さて、どうしたものか・・・。」
2011/04/16 23:48