[1]彩雨
【紳士淑女のティータイム】
お初にお目にかかります、彩雨です。き、緊張しますね…
今回はルークを主人公にした小説を書かせていただきます^^
原作無視やキャラ崩壊の恐れがあるのでご注意を!
かーなーり自分設定も含まれています;
まあ怒られない程度にするつもりなので、コメント等くれると嬉しいです!
2011/02/21 13:31
[6]彩雨
ルークは再び夜道を走っていた。先程と違うのは、財布が少し軽くなったのと手にビニール袋をぶら下げているところだけだ。
「うう、寒い……」
季節はすっかり冬だった。普段よりは厚着をしているものの、凍死しそうだと感じるほどに寒い。事実この程度で凍死するわけがないのだが。
「早く部屋に帰って暖かい飲み物でも飲みたい……ココアとか……」
別に帰ってもあのボロアパートはちっとも暖かくないし、きっとココアも切れているだろうが兎に角この冷気から逃げたい。かじかんで感覚を失ってしまった手を上着のポケットに突っ込んで、ルークはさらに速度をはやめた。その直後だった。
2011/02/21 14:58
[7]彩雨
「ふぎゃ!!」
なにか柔らかいモノに足が触れた。自分の上げた情けない奇声に戸惑いつつ、ルークは“なにか”を確認した。
「なに……これ……」
登録決定!と言われそうな、不思議なぬいぐるみだった。大きさは30cmほどで、小さな女の子の形だ。真っ赤なドレスと、頭に乗った真っ赤なカチューシャは暗闇の中でも目立っていた。それよりも目立つのは、恐ろしく白い肌だったが、別にぬいぐるみなので特に気にならなかった。ぬいぐるみ……なのか、コレは?
「オハヨーございます、マスター」
ぬいぐるみの瞳はドレスやカチューシャと同じく真っ赤だった。そして、生気を持っていた。
「マスター?応答してください。それとも貴方はマスターではないのですか?」
ルークに踏まれていたせいか仰向けに倒れていたぬいぐるみは自律的に起き上がると、その瞳でルークを捉えた。ルークの意識は、明後日の方向に飛んでいった。
2011/02/21 15:13
[8]彩雨
「本当に凍死しそうになりましたよー……」
翌日、レイトンの研究室で念願のココアを飲みながら語ったルークは頬が少し熱かった。
「それは災難だったね。ところでルーク、熱があるんじゃないかい?」
ソファーに座り今朝の新聞を読んでいるレイトンはルークと同じティーカップを持っているが、中に入っているのは紅茶だ。レイトンの言葉に、ルークは首を振った。
「熱なんかありません……」
「でも、元気が無さそうじゃない」
レイトンの隣りに座っていたアロマが顔を上げて言った。それでもルークは首を横に振る。
「ほんとに、へいきです……」
「あ!ね、ちょっと待ってて」
なにを思いついたかアロマは研究室から突然出て行った。しばらくして聞こえる謎の破壊音、悲鳴……。著しくしてアロマが帰ってきた。
「熱の時ってリンゴをすって食べると良いらしいわ♪」
彼女の手元にはすりリンゴ(もどき)があった。なんでリンゴをするだけなのに魚の骨とか突き刺さっているんだ。何故焦げたり膨れたりしているんだ。そしてこの異常なまでの汚臭は一体……
「アロマ、どこで料理なんかして来たんだい?」
レイトンさん、突っ込みどころはそこですか。
「お隣さんの研究室を借りました」
2011/02/21 15:31
[9]彩雨
「れっレイトン君!私の研究室はどうしてくれるんだ!」
お隣さん(※モブ)が扉の間から顔を覗かせて怒っていた。レイトンは無視を決行した。
「人の話をきkガフッ」
「ルーク、ここにいたのね!」
お隣さん(※モブ)を蹴飛ばして部屋に入って来たのは、ルークの幼なじみであるユラだった。久し振りの再開だが、ルークは熱のせいで頭が重く会話もままならない。
「ほらルーク、こんなこと先生にしかしたくないけど……特別よ、あーん」
マイペースなアロマはこの状況を全く気にせず、すりリンゴをルークの口元に運ぼうとしている。それを見てユラの表情が暗くなっていく。
「……私は厄災の魔女。ルークに近付く者に災いをもたらすッ!」
2011/02/21 15:42
[10]彩雨
しかし時すでに遅し、ルークの口内にすりリンゴは侵入してしまった。甘い、辛い、苦い、酸っぱい、しょっぱい、熱い、冷たい、固い、柔らかい、臭い、不味い……多種多様な味を持つすりリンゴ(もどき)にルークは破れ、気絶した。小首を傾げるアロマをどかして割り込んだユラはルークを起こそうと躍起になるが、目を覚ます気配はない。
「ユラ、ルークは熱を出していたんだ。そっとしておきなさい」
「わ、分かりました……」
お隣さん(※モブ)を処理して再び優雅に紅茶を飲んでいたレイトンに言われ、ユラはしぶしぶ諦めた。そして、レイトンをじぃ~っと見つめる。
「これが真の紳士……略して真士……」
「え?」
2011/02/21 15:52
[11]彩雨
>著しくしてアロマが帰ってきた。
何語やん……コレ……
正しくは“しばらくしてアロマが帰ってきた”です^^;
ここ修正できへんのかー
2011/02/21 15:59
[12]彩雨
「決めました!貴方が真士だというならば私はそれ以上の淑女になりましょう!」
どーん。ユラは効果音付きで高らかに宣言した。
「私だって、淑女になるんですから!」
なにに対向心を燃やしたのかアロマも張り切って宣言する。レイトンはそんな二人を見て、思い出したように引き出しの中から封筒を取り出した。
「ちょうどいい、これは君たちに渡しておくよ」
「なにかしら、コレ?」
2011/02/21 16:26
[13]サキ
はじめまして!
気になるタイトルだったので来ました[d:0207]
すごくおもしろいですね!それに小説上手いです!
更新頑張ってください☆
2011/02/21 16:59
[14]彩雨
◆サキさん
はじめまして&初コメありがとうございます!
私の小説なんかサキさんの足下にも及びませんよ~(当たり前だ!)
更新頑張ります!
誤字発見!
>食後の段落 ~
“団欒”ですね。頭大丈夫か、彩雨。
2011/02/21 18:05
[15]彩雨
レディース・アーンド・ジェントルメーン!
この招待状が届いたアナタはラッキー・ハッピー!
なんと我が屋敷の素晴らしいパーティーに参加することができるのさ!
場所は×××、日時は×××
最高のディナーとパフォーマンスを用意してお待ちしているよ!
至高の淑女 ドリーム・レディ
「……本当に、なにかしら?」
レイトンから渡された封筒には手紙が入っていた。しかしその手紙の内容が内容だ。少々、いやかなりぶっ飛び過ぎている。
「それは朝新聞といっしょに入っていてね、捨てるのは勿体ないからちょっとしたメモ用紙として使おうかなと思っていたところなんだ」
「要するに私たちにゴミをプレゼントしたということですね」
ユラの言葉は的を射ていた。
2011/02/21 20:05