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【ルーク少年と失われた心の謎】
初めまして、crowです。ルーク少年シリーズ第1弾となる【ルーク少年と失われた心の謎】!
今作はダークファンタジー×ミステリーによる謎解きアドベンチャー!レイトン教授シリーズでお馴染みのルークが主役を演じるぞ!!
幼馴染のケイティたちが登場し、ロンドンで新たな事件に巻き込まれてしまう。ケイティの過去に隠された秘密とはいったい?
2011/01/19 10:33
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約30分後、僕たちはやっとの思いで自宅の場所を探し出し、見つけることができた。
「あれ?ここって・・・ケイティんちの隣じゃね?」
ラビは僕を見て呟きながら考え込んだ。確かに・・・ラビの言う通りかもしれない。
「ケイティに会えるとしたら・・・何かあったのかも知りたいし、ここで聞くわけにはいかないよね」
僕の話を聞いたラビはコクッと頷いた。
「そうだな・・・ルーク、ここで1人暮らしするんか?」
僕は首を振ってから溜息をついた。
「弟のラサークと一緒だよ」
「ラサークも!?」
ラビは僕を見て驚きを隠せなかった。
2011/01/21 11:20
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その時、聞き覚えのある声がした。
「ルーク兄さん」
ラサークが現れた。先に行くと言ってたからな、あいつを放っておくわけにはいかない。
「じゃあ、ラビも荷物の整理するの手伝ってくれ」
「あぁ・・・」
こうして、ルークたちは自宅の中に入り、荷物の整理を始めたのだった。
2011/01/21 11:24
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第2章 ラビが語る3年前の事件とは?
自宅で荷物の整理を終えた僕らは疲れきっていた。
「終わったな・・・」
そう言うと、ラビたちも思わず苦笑した。
「なぁ、ルーク・・・」
「んー・・・?」
僕はラビを見て答えた。すると、ラビは僕を見て言った。
「アレのこと知らないんだな?」
「アレって?」
僕はラサークと顔を見合わせながらも、思わず首を傾げた。
2011/01/21 11:36
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ラビは溜息をついた。
「3年前、ルークがアメリカに行ってから半年後のことだった。ケイティの様子がおかしくなったんだ」
ケイティの様子がおかしくなった・・・ということはまさか、何かあったのか?
「どういうことなんだ?」
「俺もクロウも異変に気づいていたんだけど、授業中に抜け出すことが多くなったんさ」
じゅ・・・授業中に抜け出すことが多くなった?
「嘘だろ・・・」
あのケイティがそんなことをするとは思えない。僕はいつも居眠りして起こされることが多かったので、彼女に感謝している。なのに・・・どうして、あんなことをしたんだ?
2011/01/21 11:44
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【ルーク少年と失われた心の謎】
登場人物
ルーク・トライトン:本編の主人公。幼馴染のケイティやラビたちとは仲が良く、動物と話すことができる能力(ちから)を持つ。レイトン教授の一番弟子である。
ケイティ・キャンベル:ルークの幼馴染であり、ヒロインを演じる。今回は何らかの事情があり、心の傷を癒えないでいることから、心を閉ざしている。空手が得意。
ラビ・アルデナ:ルークの幼馴染であり、親友。いつも眠そうだが、マイペースな?性格であり、ケンカが強い。
クロウ・ライト:ルークの幼馴染であり、親友の1人。心優しいところもあるが、非常に熱い性格。ラビと同じく、ケンカが強い。
2011/01/21 11:56
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第2章の続き
僕はケイティのことが気掛かりでならなかった。彼女は明るく素直な性格であるがゆえに、思いやりを持った心優しい子だった。幼馴染とはいえども、問い詰めるわけにはいかない。
「学校で会ったら聞いてみるしかないよな」
「そうだな。でも、あいつは幼い頃から孤独を感じてたんだろう。親には殴られていたしな」
親に殴られていた・・・そういえば、中1の時にそんな話を聞いたような気がする。
「でも、あいつは素直だから信じてる。幼馴染だから話を聞いてあげたいというのもある」
そう・・・僕は幼馴染として、話を聞いてあげたいという思いが強かったからだ。アメリカに行く前まではちゃんと話を聞いてあげていたので、本音を言い合える友達がいないのは、本当に辛いのではないか。
周りにラビたちもいるし、僕は大丈夫だと思っていた。
2011/01/21 12:41
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そう思いながら考え込んでいた時、ラビが話しかけた。
「問題があるのは、それだけじゃない」
「なんだって?」
僕はビックリして驚きを隠せなかった。どういうことだ?
「ケイティは・・・3年前に起きた、あの事件で父親を失ったんだ」
僕は初めて知った。そんなことがあったなんて信じられなかった。
2011/01/21 12:57
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ケイティが僕に対し、なかなか話せずにいたのが読み取れた。
「ケイティが言えずにいたのは・・・そんなことだったんだな」
そう言って呟きながら考え込んだ僕に対し、ラビたちは頷いていた。
「でも、高校の入学式できっと会えるはずだと思うさ」
ラビが笑いながら呟いた。それに対し、僕たちも素直に頷いたのだった。
2011/01/28 10:58
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でも、3年前に起きた事件が気になる。
「3年前に起きた、あの事件って?」
「・・・あいつの親父さんは何者かによって殺されたんだ。死ぬ直前に、怪しげな男が親父さんを見張っているような感じだったところを目撃したんだ」
ラビがそいつを見かけたのか。
「ラビはたまたま、そこにいたんだな?」
「あぁ・・・」
ラビは苦笑しながら答えた。
2011/01/28 11:05
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やはり、未だに謎が解明されていないということか。
「僕が思うに過ぎないんだけど、ケイティの親父さんはいつから狙われていたのかも知りたいんだ」
ラビも同感だった。
「俺も同感さ。そこに関しては、親父さんの知り合いに聞くしかねーか」
彼女の父親に知り合いがいるなら、話を聞きたいくらいだ。
2011/01/28 11:12