[1]みかん
【記憶の砂時計】
お久しぶりです、みかんです。
……生きてます(笑)
来れなくてごめんなさい;
ではでは! 第7弾となるこの小説、今度こそ初のオリジナル小説です!
合作でもないです。(笑)
もちろんオリキャラ含みます。多分前作よりは少ないと思いますが。
では、長々とすみませんでした。
「記憶の砂時計」
スタートです!
2010/12/12 18:57
[198]みかん
この前のコメント返しの時に書くのを忘れてしまいましたが、皆様からいただくコメントは本当にどんなものでも嬉しいので…! 糧になりますので……!!
それでは更新します。誰得なあの人目線です。
「…何してるんだよ」
彼の声が背後から響いた。なんだもう来ちゃったの、と笑んで言葉を返せば、わざとらしい溜め息が聞こえる。凭れた柵がカシャンと音を立てた。背中には微かな温もり。ここは廃ビルの、屋上。
「心配してくれないのね。私、いつだって飛び降りれるんだけど」
「よく言うなそんな事。どうせ死ぬ気もないくせに」
「当たり前でしょ。本気ならとっくに飛んでるわよ。貴方の知らない場所で」
「…悪趣味。とりあえずこっち戻れよ、落ち着かない」
「嫌。私の事は放っといて、早く報告してくれない?」
見下ろした世界は眩しかった。人工の光が、これでもかと目を刺激する。汚いなぁ。この世界は、本当に。
もう一度、今度は聞こえるか聞こえないかの大きさで溜め息ひとつ。彼が続けた。
「…分かるだろ、心配なんだよ純粋に。お前はからかってるだけかもしれないけど、俺は…お前の死に顔は、見たくない」
背中合わせの彼は優しくて、やさしくて。随分とぶっきらぼうで誤解されやすくなってしまったけれど、それだけは昔から変わらない。そんなところが大好きで、頼ってしまいたくて、だけどどうしようもなく憎らしく、大嫌いなのだ。
「…まぁ、目立つしね。日陰者の私には、こんな場所は不似合いだわ」
言うが早いか、フェンスを登る。そのてっぺんを蹴って、乾いたアスファルトに着地した。それと同時に彼は口火を切る。
「…………日本に行く事になった」
「ふーん、随分上手く潜り込んだのね。あの頭が切れる教授の信頼を勝ち取るのは難しそうだけど…将を射んとすれば、なんて言うじゃない? あの子の方はどうなのかしら」
「…まずまずってところ。こっちの態度が硬化しなければ、別に問題ないと思うけど」
「そう。念の為私も後を追うけど、頑張ってよ。あの子を守る為に」
彼に気付かれないように、小さく笑んだ。守る為、か。白々しい。
何度やっても同じだった。あの子はもう二度と私達を見ないのだ。その為に蛇の道を行くなんて本当に馬鹿馬鹿しい。
無駄だって、貴方だって分かっているのにね。一度も諦めた事が無い訳じゃないでしょう? 何度かあの子を置き去りにしようとしたよね。何度かここで私の背を押そうとしたよね? 全部全部、知ってるよ。
それでもまだ続けるのは、在りもしない希望に縋っているから?
私は違うわ。
こうでもしないと、貴方は私の元を去っていくでしょう?
そんなの嫌よ。今更貴方無しでは生きていけないもの。
「……ねぇ凜」
彼の名を呼んで、まだフェンスに凭れたままの凜に一歩ずつ歩み寄る。
「貴方はリマの事、ずっと諦められないかもしれないけど」
ああ、醜い醜い。この世界は酷く汚い。そうだ、いっそ私達以外、まとめて消してしまおうか。私にはあの子と貴方と彼女だけでいい。他の奴らなんて、要らない。
「もし、私が貴方の事を誰より愛してるって言ったらどうする?」
それとも、今ここで一緒に地面を蹴って、重力に従ってしまおうか。
「…守ろうとしてる、あの子よりも」
彼の顔付近のフェンスに、音もなく指を絡めた。見開かれた彼の瞳が湛えているのは、少しの驚きと、哀しさと、憐れみで。
「――――冗談よ」
私は上手く、笑えているのか。
2014/01/26 17:28
[199]むきさめ
ぎゃあああああ、落ちちゃダメだっ!!!
いいか、落ち着け!
落ちる時はそーっと右足かr
ル「よくないですストップ!!」
あ、凛さんの気を引こうとしてる系か
じゃあゆっくりと左腕かr
ル「何が『じゃあ』なんですか??」
2014/01/26 17:44
[200]雪野 蜜柑
全然コメントできず、申し訳ないです>△<:
凜さんも、案内人として日本にいくことになったんですね。
ルークの感じた違和感というものも気になります。
これからの展開が全く予想できず、面白いです。
更新、焦らずに自分のペースで頑張ってください。
2014/01/26 21:17
[201]雫
この女性、凜さんの事好きなのかな…
リマを守るって、一体どういう意味なんだろう~。
あれこれ考えても、まったくいいのが思いつかない^^;
彼女も日本へ…
ばったり鉢合わせちゃうとかあるのかな?
って、落ちないよね! 落ちないでよ!
抱えているものとか全く分かんないけど、それだけは駄目だよ!
お互い頑張ろう!
2014/01/26 22:57
[202]riddle
お、落ち、落ちちゃダメです!ダメです!
うーん...
凛さんはリマちゃんを好きで、この女の人は凛さんを好き?リマちゃんは何も知らないんだよね。
詳しい事情はわからないけど...なんだか複雑...だね
日本かぁ、どこが舞台かな...やっぱり東京⁇
リマちゃんの服が着物っぽいの着てるのを考えると和の要素の強い京都とかかな⁇
2014/02/07 12:57
[203]みかん
むきさめ
今回も右足→左腕の流れに笑ってしまった…悔しい……←
ルークのツッコミもナイスb
大丈夫だよ! 落ちないから!!
雪野 蜜柑さん
わわわ、いえいえ! こんな辺境に来て頂けるだけでも本当に嬉しいです…!!
ご感想に加えて応援のお言葉まで…本当にありがとうございます、頑張ります!
雫
うふふ、好きかどうかはこれから明らかになっていくのよ…(キモい)
凜とは別行動で日本に行くので、鉢合わせちゃう事もあるかもですねー。今後をお楽しみにっ((殴
riddle
ごめんね凜がリマを好きっていうとこにちょっと笑った(笑)
いやベクトル的な意味では間違ってないんだけど、傍からすればどう見ても犯罪なので…
ロリコンダメゼッタイ。
2014/02/28 18:44
[204]みかん
そしてほんのりと前回の訂正。
×蛇の道→○茨の道 ですね…微妙な部分ではありますがどうしてああなった。
それでは更新します! 凜目線になります。
「――――冗談よ」
そう言って彼女の手はフェンスを離れた。音はひとつも残らない。
…彼女が俺に向けている感情に、何も気付いていないわけじゃない。分かっているのに一緒に堕ちるのを拒んでいた。あいつを昔に置き去りにして幸せにはなれない。…幸せに、なってはいけない。
それに、気にかかっていることはもうひとつ。
「あーあ、こんなに風が強いのに、どうして飛べないのかなぁ。蝶みたいに、ひらひらーって」
いつもとは少し違う口調で目を閉じ上を向き理想を語る彼女は、年相応に無邪気なようなのに、むしろどこか無理をしているようで。思わず俺も口走った。
「…俺達には羽なんかないだろ」
思わぬ返事に目を瞬かせて、彼女は悪戯っぽく笑う。
「私達は羽化に失敗しただけよ。貴方は自分で千切ったんでしょ」
千切った。彼女の目にはどうしても俺が犠牲を払って行動を共にしているように見えるらしい。それならば、お前はやっぱり。
「…なぁ、お前が見てるのは何なの? 昔のあいつか、今の俺か。……それとも、昔の俺…」
「やめて」
表情は途端に険しくなって、容赦なく俺の言葉の続きを捕えた。
「何度も言わせないで。私はあの頃に戻りたいんじゃない。進みたいの、進めたいのよ。…私達だって、解放されてもいい筈じゃない。私はもう無力じゃない、この傷だって枷だなんて言わせない……!」
言うが早いか彼女は自身の上着を脱いだ。唐突に外気に晒された白い肌に残るのは、見覚えのある古傷。だけどそんなの、見たくない。
「どう足掻いたって、それは枷にしかならねぇよ。もしそうじゃないなら、お前は今もう十分に幸せになってる筈だったんだ」
俺の言葉を撥ね退けるように、大きな双眼がこちらを睨む。そう、それでいい。頼むから俺に絆されないでくれ。
「辛いなら、責めていいから。……だから許すなよ、俺の事」
2014/02/28 19:38
[205]むきさめ
冗談だったのか(ホッ
……ジョーダンだったのか!!
レ「誰だい??;」
ちょ、上着脱い……セクシーだn
ル「問答無用で刑務所行きですね」
へ、「許すなよ」って…………??
ル「聞いてませんね」
2014/02/28 21:07
[206]雫
女性にも傷があるんだね…
過去に何があったんだろう?
「許すな」って、何て悲しい言葉ToT
彼らが何を抱えているのか分からないけど、解放されるといいな^^
2014/03/02 18:01
[207]riddle
あ...2人の年齢差のことスッカリ忘れてた(笑)
でも最近は年の差恋愛も流行りだし行けr
アロマ「ロリコンダメゼッタイ」
いや、君がそれを言ったら終わりだよアロマ←
辛いなら責めていい俺を許すなって、凛さんそんな悲しいこと言わないで。お互いに傷つくだけだよ...
それに幸せになっちゃいけないなんて...事情はよくわからないけどなんだか切ない展開。
2014/03/09 00:37