[1]のーた
【レイトン教授と密室事件】
皆様こんにちは、のーたです☆
ついに4作目です。
一作目「レイトン教授と江戸の姫君」、二作目「ドン・ポールと貴婦人」、三作目の「レイトン教授と~夢~」も良かったら見てください☆
今まで自分の小説にアロマを登場させた事なかったなあと思ったので、今回はレイトンとアロマに事件を解決していただこうかと思います。
よって、今まで登場していた「ルーク」は今回お休みです。
タイトル・・・いきなりネタばれですみません(汗)それ以外に思いつかなくて・・・。
相変わらずミステリーです。
コメント大歓迎です☆
それでは、素人ですがよろしくお願い致します☆
2010/09/27 16:41
[138]のーた
19.~謎解き~ <レイトン目線>
レ「・・・・・・」
クララさんの激しい言葉・・・アロマは大丈夫だろうかと、思わず彼女の顔を見た。
だがアロマは・・・平然としていた。
少しも臆していない。まっすぐで、真実だけを見つめているようなその目は、クララさんを見ていた。
彼女の心は、強かった。
ア「動機・・・確かに、それは今回一番の問題でした。あなたは、ジャンさんに対しての動機は全くなかったんですから」
イライザ・エイミー「え?」
アロマはタンスの一番上の引き出しからスクラップブックを取り出すと、ページをめくりながら言った。
ア「私が今回ここで皆さんに説明しているのも、クララさんの本当の目的を阻止する為です。あなたが今回の事件を起こした動機は<エルシャール・レイトンの謎解きをする姿を目の前で見たかった>から。これこそが、あなたの本当の目的です。
ハチを使った殺害方法を選んだのも、密室にしたのも、警察を呼ぶように言ったのも・・・全ては、できるだけ不可解な謎を作って、レイトン先生に解明してもらい、その謎解きを説明する姿を見るため。
・・・あなたがスクラップしているものの中に、蛍光マーカーで線を引いているところがいくつかあります。先生が解決した事件・・・先生が記者に対し言ったコメントの部分全てに、線は引かれていました。
エルシャール・レイトンを見るために、あなたは一度大学へ行ったことがあるそうですね。
レイトンさんを見たい、レイトンさんと話したい・・・その気持ちがエスカレートして、あなたは今回の事件を起こした。・・・違いますか?クララさん」
クララ「・・・・・・・」
何と言い返せばいいかわからない、そんな顔をしていた。
ア「クララさん。私、今回何度も“悪寒”を感じていたんです。最初は風邪かな?と思いました。でも、その悪寒には共通点がありました。
あなたと別れた時や、私があなたに背を向けた時、悪寒を感じたんです。
・・・あなたは、私に嫉妬していたんです。私は先生と常に行動を共にしていたから。
その嫉妬の眼が、私に悪寒を与えたんです。
・・・これは、ルークやレイトン先生一人だけでは、分からなかったと思います。
私だから、悪寒を感じ、動機に気付く事が出来た。
クララさんはレイトン先生一人だけをここへ来させたかった。
でも、私も一緒に来た。
・・・この時点で、あなたの計画は狂い、最終的に目的を果たすことも出来なかった。
・・・もう、あなたがこれ以上あがいても無駄ですよ」
クララ「・・・・・・」
長い沈黙が続いた。
やがてクララさんはふっと肩の力を抜くと、心底疲れたように溜息をついた。
クララ「負けました・・・あなたの言うとおり、もうどうあがいても無駄みたい」
エイミー「じゃあ・・・本当に・・・あなたが・・・?」
クララ「ええ、そうよ。アロマさんが言った通りの動機で、私はジャンを殺したの」
イライザ「どうして!?そんな・・・何もジャンを殺さなくったっていいじゃない!」
イライザさんが涙を流しながら言った。
クララ「そうね・・・今なら、私もそう思うわ・・・。だけど当時の私には、それしか方法が無いように思えたの。・・・今は、凄く後悔しているわ。
・・・この犯行方法を選んだのも、密室にしたのも・・・全ては、レイトンさんが頭を抱えるような、そんな謎に仕立て上げるため。普通のトリックじゃ、つまらないから」
イライザ「ふざけないで!」
イライザさんは、クララさんの頬を思い切り引っぱたいた。
イライザ「あなたのそんなつまらない目的のせいで・・・ジャンは・・・」
涙で声が上手く出ないようだった。
クララ「ごめんなさい。・・・謝ってすむような事では無いけど・・・きちんと罪は償おうと思っています。本当に・・・ごめんなさい」
クララさんはエイミーとイライザに向かって、深々と頭を下げた。
・・・しばらくして、彼女はアロマの方を向いた。
クララ「・・・アロマさん」
ア「はい」
クララ「あなたの推理、殆ど当たっていました。私があなたに嫉妬していたというのも、当たっています。・・・でも、一つだけ誤りが」
ア「?」
クララ「指輪の事です。ジャンは、私が犯人であるという事を教える為に手の中に隠したんじゃありません。・・・今から、それを説明します」
事件当日の午後3時といえば・・・クララさんが一度確認のために家に戻ったという時刻である。
一分間・・・・・その間に、一体何が起きたのだろう。
2010/12/13 12:11
[139]のーた
長いですねえ・・・本当に(笑)すでにword12ページ分です(笑)
私も打ち続けて疲れていますが、何より読者様がお疲れですね・・・本当にありがとうございます!!
ここから、クララの回想に入ります。
20.~事件当日午後3時の真相~ <回想・クララ目線>
エイミーが電話の子機を持った状態で、二階の部屋へ行ってしまった。
___今なら・・・確認しに戻れるかもしれない____
研究通りにしたが、上手くいったかどうかの自信は今一つだった。
一分もあれば、ここに戻ってこれるし・・・
何かあった時の為に、一応スクラップブックを取りに行くという設定で、私は静かにエイミーの部屋を出た。
走って、急いで私は自分の家に帰る。
ドアを開けると、ジャンはもう倒れていた。
天井には激しい羽音が聞こえている。スズメバチが5匹いるからだ。
クララ「ふふ・・・良かった、計画通りに進んだんだわ」
小さく呟いてから私はくるりと回り、部屋全体を確認する。
クララ「・・・大丈夫、ね。さて・・・後は・・・」
私は、聞こえるか聞こえないか分からないくらいの小さな声で呟いた。
クララ「・・・忘れないうちに、お手紙を出さなくちゃ・・・・」
その時だった。
ジャン「・・・クララ・・・・・・?」
ジャンが声を絞り出して言った。
クララ「!?」
ジャン「エピペンを・・・取ってくれ・・・早く・・・」
どうしよう・・・まさか・・・まだ生きていただなんて・・・・
クララ「あ・・・ええと・・・」
私の顔は分かり易いほどに困っていた。
その顔を見たジャンはしばらく黙っていたのだが、やがて笑顔になると
ジャン「そういう・・・事か。・・・俺は死ぬんだな・・・」
クララ「ジャン!その・・・」
ジャン「エピペンの中身は・・・台所に流し捨てとけ。・・・それが終わったら、君は鍵を掛けて早く外に出るんだ。・・・ハチに刺されたら大変だろう?さあ、早く・・・」
クララ「・・・・・」
私は頷いて、エピペンを急いで取り出し、台所に流し捨てた。
ジャンの意識は、もう途切れ途切れだった。
ジャン「俺は・・・君をどう見ればいいのかな・・・」
クララ「・・・・ジャン・・・」
ジャン「涙を流したら、怪しまれるからな・・・」
ジャンの目には涙が浮かんでいたけれど、彼は仰向きになることで、何とか流さないようにしていた。
ジャンは左手の薬指にはめていた指輪をはずして右手に持つと、それをぎゅっと握った。
ジャン「俺は・・・君の事を信じ続けているよ」
そしてジャンは、息を引き取った。
私はスクラップブックを持って、急いでエイミーの家に帰るのに一生懸命だった。
それから、私は午後3時半。エイミーと共にジャンの死体を発見する。
きれいな顔だった。
ジャンにごめんねと謝る事ができないまま、私は彼を殺してしまった。
今思えば、そのときすでに私の目的は揺れていたのかもしれない。
2010/12/13 12:12
[140]のーた
21.~真実を知って~ <アロマ目線>
クララ「私は・・・自分の愚かな考えのせいで、人を・・・大切な人を殺してしまった・・・」
クララさんは涙を流し続けていた。
まさか・・・そういう真相だったなんて・・・
言葉が出なかった。
チェルミー「・・・・・クララさん。署まで・・・御同行願えますか」
クララ「はい・・・」
チェルミー警部は静かに外に出ると、クララさんも後に続いた。
私達も、外に出る。
パトカーに乗る直前、クララさんは先生の方を見て
クララ「・・・・・・巻き込んで・・・すみませんでした・・・」
深々と長く礼をした。
先生は何も言わないまま、礼を返した。
やがてチェルミー警部とクララさんが乗ったパトカーは走り出し、イライザさんとエイミーさんは事情聴取のため、別のパトカーで移動した。
私たちだけが、そこに残った。
ア「・・・・・・」
先生にかける言葉が・・・見つからない。
今回、先生が一番苦しんだんじゃないかと、私は思った。
私のそんな表情を読み取ったのか、先生は私の肩をぽんと優しく叩くと悲しげな笑顔で
レ「・・・・・ありがとう、アロマ」
と言ってくれた。
その一言には、色んな意味でのありがとうなのだと、私は感じた。
ア「帰ったら、紅茶を飲みましょうか」
夕陽を見ながら、私達は歩きだした。
<完>
2010/12/13 12:12
[141]のーた
~あとがき~
まずは皆様、お疲れさまでした!!
word16ページ分です(笑)
こんなに長い文章を読んでくださって、本当にありがとうございました!
今回、レイトンにとってもアロマにとっても複雑な事件でした。
アロマメインの話を書こうと思った時、丁度その頃部屋の中にスズメバチが入ってくる季節だったので・・・その時思いついたトリックを使って、今回の話を描きました。
最近忙しくて、謎解きの場面を更新できなかったので・・・時間の合間にwordに書いて、保存して・・・書きあげたら、一気に更新しようという形にしました。
これにより、全消しみたいな出来事は起きなかったので良かったです☆(笑)
次回作は、実はもう内容を結構決めています。
今から1カ月くらい前かなあ・・・トリックを思いついたので、構想を練っていたんですよね(笑)
書き始めるのは来週くらいからにしようかなと思います。
私の小説を読んで下さった方々、応援して下さった方々、コメントして下さった方々・・・皆様のおかげで、無事に完結しました。
本当にありがとうございました!!
2010/12/13 12:21
[142]茜星
完結おめでとう☆
そうだったんだね…
最後の方、ピースがはまっていくみたいに謎解きがされていってドキドキしたよ。
凄いトリックだしね!
次回作も楽しみにしてます!
応援してます☆
2010/12/13 14:15
[143]のーた
>茜星
ありがとう~☆無事完結しました☆
謎解きの場面、実は結構悩んだんだよね(笑)
どの点から追究すればいいやら・・・って(笑)
凄いトリックと言ってもらえて良かった~☆
次回作も頑張るね!!応援ありがとう☆
2010/12/13 16:49
[144]レグルス
・・・・・・・・・・・・。
・・・あ、ごめんね。感動で言葉が出なかった・・・。
なんか、最後らへんちょっとじ~んとしたっていうか・・・ジャンさんの優しさが伝わってきた(笑)
という訳で、完結おめでとう!!
ほんともう、のーた将来プロの作家になれるんじゃないか!?って思った←
もうトリックがすごすぎて圧倒された(笑)
次回作も楽しみしてるね!!
お疲れ様でした^^
2010/12/13 18:12
[145]のーた
>レグルス
か、感動してくれたなんて・・・ありがとうっ!!
無事に完結しました☆いや~、12月中に終わって良かった~☆
プ、プロの作家!?嬉しいよ~ありがとう~~☆
次回作も頑張るね☆
長い文章読んでくれてありがとう☆お疲れさまでした☆
2010/12/14 07:40
[146]☆シャイン☆
のーた
完結おめでとう!!
アロマさんめっちゃかっこよかった!!
のーたはやっぱり天才だね!
あんなトリックを考えるなんて私はできないよ!
次回作もすごく楽しみにしてます!
2010/12/14 09:40
[147]ライラック
完結おめでと~~~う!!!
やっぱりのーたの小説、最高だよ~~!!(笑)
謎解きシーン中、カーソルが凄い速さで動きました(早く続きを読みたくて 笑)←
ジャンさん・・・・優しい人ですね・・・本当に(TT)
アロマちゃん、最高だよ、君!!かっこよすぎる!!!うん、うん!!
それと、次回作も絶対お邪魔します!!
来週・・・おお!クリスマスと重なる♪
クリスマスプレゼントd(蹴蹴蹴)
ル「調子に乗らないでくださいね・・?」
ラ「あ、帰ってきた」
じゃあ、本当に面白かったです♪♪
次回も頑張ってください!
2010/12/14 17:39