[1]olive
【レイトン教授と呪縛の魔国(幻の王国3)】
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のつづきです。
約100年ほどむかし、最大の繁栄をみせた二つの王国が、理由も不明のまま破滅した。
それを知るは、その国の民の僅かな末裔のみだった。
王国の破滅はいかにおきたか、それを探るべく、レイトン達はタイムマシンにのって過去へと調査にむかう。
ネグリシャムラの呪縛はいかなるものか
どこかでひっそりとうごめく闇
砕け散る運命のハグルマに
レイトン達は真実を見るか
そして
誘惑の先の目的とは…?
お楽しみに………
2010/08/17 23:50
[90]にし
Ewotaに改名したんや^^
PC禁止令、まだ解除されてないけど来ちゃった!←
それはアイズィーは楽しみなんだろうなあ。
ワクワクが伝わってくる♪
2010/09/11 08:33
[91]Ewota
色々あって改名しました;Ewotaも宜しく^^
また、にし直の「最期の約束」更新まってるよ^^
アイズィーのドレス姿。
2010/09/11 20:27
[92]のなりい
あ、名前変えたんだね~。
・・・ごめん、なんて読むの?
アイズィーさん、可愛いなぁ・・・。
ドレスを着ると一気に大人びて見えるし。
2010/09/12 01:09
[93]Ewota
「エヲタ」そのまんまだよ!
アイズィーは可愛く、そして綺麗を意識してみました♪
更新!
隊長さんにまでおちょくられて、アイズィーは頬を膨らませた。
「…そなたらに、女子(おなご)の心を読む力はないのか?」
「もともと男ばっかじゃない、ここ」
アンネさんの言葉に、アイズィーはなんとなく目を逸らしていた。
城。
僕らは客間に通されて、そのまま広い部屋でもてなしがされた。
テーブルの上に並ぶ豪華なお菓子と紅茶を前に、よだれがたれそうなのは僕だけじゃないだろう。
啜るそれはとても香しく、やわらかな口当たりだった。
「…こんなことしてもらえるなんて」
アイズィーはカップを引き寄せ、僅かに髪を揺らす、そんな風を穏やかな顔で感じた。
「結構だな。…しかし」
アイズィーの顔は曇り、穏やかな風は焦るように部屋を駆け抜ける。
曇天に気付いた隊長さんは、「おや」と一言、辺りを見回しながら
「…王子が見えませんぜ。空も怒ってやがる」
地下に曇天なんてあるんだろうか。
後にそれは、細かな季節と天気の移り変わりを楽しむ、アジア独特の文化に合わせた遊びと分かった。
「…私ならいる」
部屋の奥から仮面と鎧をつけたザルシュが出て来た。
パイプににた不思議な何かをくわえながら。
(西洋にキセルはなかったかと…Ps.Ewota)
「…ザルシュ!」
アイズィーはザルシュに駆け寄り、瞳をキラキラさせながら手をとった。
ザルシュは少し驚いたのか、口を開けたままにしている。
2010/09/12 16:16
[94]Ewota
「…ああ、アイズィー」
やっぱり冷たいそのトーンのまま、ザルシュはアイズィーに返した。
「…王子ったら〜〜。もうすぐ結婚するというフィアンセを待たせるなんて、性(たち)悪いことこの上ないですぜ?」
「……」
ザルシュは隊長さんの話を聞きながら、しきりに僕らに目を合わせた。
それはこう言っているようだった。
(なんでこんな絶好タイムにテメエらがいるんだ?…あぁ?)
先生はそれを察してか、「町に調べ物にくるついでに、のせてもらったんだ」
と弁解した。
「なんだ」
ザルシュはうっかり本音をもらした。
やっぱり、ザルシュそう思ってたな。
男ってそんなもんだよ、アイズィー。
「今日は約束があるからきたんだぞ。
そこらはきっちりしてほしいものだ」
「………ああ」
二人の間に会話が成立し、アイズィーはうれしそうにザルシュの手に頬を擦り付けた。
「ヒュー」
マルコさんは冷やかすのが大好きらしい。
怒っているアイズィーをみながら、舌をだして笑っていた。
「…ザルシュ」
いきなり真面目な顔になったアイズィーは、ザルシュをふっと見た。
先程アイズィーに手をとられ落としたキセル―さっき先生に教わったんだ―は、筋状の煙を出している。
そいつは二人を取り囲んで、怪しげに髪に巻き付く。
「…ずっとアイズィーには見せていなかったな」
うん。頷き返すアイズィー。
「そろそろ、いいかもしれないね」
2010/09/12 16:35
[95]Ewota
ザルシュは仮面に手をかけ、ゆっくりと外す。臙脂色の髪が纏わり付き、それはさらさらと流れていく。
「………!」
アイズィーの頬は一気に紅く染まり、目は動揺して揺れていた。とたんに恥ずかしがって斜め下を見、髪をくるくると指でいじくりながら、また顔をみる。
冷たくて綺麗な瞳が、アイズィーを怪しく映す。
アイズィーはその容姿の妖艶(ようえん※なまめかしい美しさ)さに、直視できないようだった。
ザルシュが口角をあげると、そこら中に黒い薔薇が散るような感覚に陥る。アイズィーはその黒い花びらのなかに、紅のドレスで一人佇んでいた。
そのうち薔薇の茎や刺が、アイズィーに食い込んだ。
いや、別に、ザルシュにおでこをコツンとされてるだけなんだけど…
って……
うっそお!?
すっかり真っ赤な顔のアイズィーから手を離すと、「さっさとでてけ」と言わんばかりの視線を浴びせた。
先生は察してか、「ではこの辺で」
とささやく。
…ザルシュ、奴は扱いに慣れてるぞ。
2010/09/12 16:51
[96]Ewota
アイズィーはザルシュに手を引かれるまま廊下をあるく。
ウィダード城よりはるかに立派で、勿論自分の家とは比べものにならない。
ザルシュはこんなところに住んでいるのか。毎回ここに来る度、おもってしまう。
「…ザルシュ」
「…?」
「何処に行くんだ?どんどん城の奥に入って行っているぞ。
この城があるところは洞窟だから、一切の光も差し込んでいないし」
「俺の部屋だよ」
ドッキーン。
胸の辺りで、太鼓の様な響きがこだます。
しかも、知らず知らずの内に、「俺」と名乗ってるじゃないか。
なんだ……この感覚!
鼓動をおさえ、アイズィーは上目遣いで質問をした。
「なにするんだ?」
「別に。だって向こう、教授さん達がいるし…」
「…なんだ」
がっかり。
ザルシュはそんなアイズィーを見て、直ぐに辺りを見回した。
そして誰もいない事を確認すると、にかっと笑った。
「お〜?アイズィー様々がなんて御発言を」
12歳の時のような、あのちゃらんぽらんな笑いだった。
ドッキーン。
「ザルシュの馬鹿っっ!」
アイズィーは照れ隠しにザルシュの背中をどんっと押した。
「やれやれ」
ザルシュはその勢いで一つのドアに立った。
山の様に、そう、そびえ立つようなそのドアは、軽く5㍍は超しているだろう。
「ここだぜ」
力をつけて開けたドアの先には、またまた豪華な部屋が広がっていた。
2010/09/12 22:13
[97]Ewota
「さ、入って」
ザルシュは手招きし、まごつくアイズィーの手をとった。
紳士的な態度の一つ一つが、アイズィーにとっては心の太鼓を叩く撥だった。
ひとつめに目にはいったのは、壁に掛けてあるカーキのドレス。
ザルシュがアイズィーの為に仕立てさせた物とは知らず、アイズィーはきつく奥歯を噛んだ。
「…あれは?」
「…ん?どれ」
「あれだ!」
アイズィーは人差し指を真っ直ぐ伸ばし、ドレスを強調する。
「ああ」
ザルシュはさりげなくアイズィーの人差し指に触れ、腕を降ろさせた。
「着てみる?」
遠回しなアピール。アイズィーも流石に気付き、嬉しそうに頷いた。
ザルシュが壁から下ろすと、それを無言でアイズィーに宛(あて)がう。
彼女は嬉しそうにさっと寄せ、「鏡は?」と問う。
「鏡なら……、ここに、有りまさァ…。はあ」
「マーク、なぜここに…」
「…あ、俺はただ、護衛の当番で、別に、聞いてたなんて言えませんぜ!?ただ…」
「後で首はねてやろうかお前」
「ザルシュ〜!
似合ってるか?みてくれよ!あはは」
二人の物騒な会話を、アイズィーが掻き消した。ザルシュはアイズィーに駆け寄ると、鏡を覗き込みながら、ドレスを当てる。
「よかった、似合ってる」
「本当か!」
アイズィーは一回転し、ふわりとドレスのゆれるさまをみた。うっとりと。
「ザルシュ、ありがとう!」
やがてそれを抱きながら、アイズィーはザルシュに駆け寄った。そして、7年前のときのように、ザルシュにもたれた。
2010/09/12 22:34
[98]のなりい
ひゅ~~!!
アツイですなぁ。いや~、羨ましい(若干ネタミ・笑)
アイズィーさん、可愛らしいなぁ・・・。
まぁ、ザルシュ君(何故か彼は君付けで呼ぶ私)もなかなか手馴れてる?(笑)
仲睦まじいな、ふふ。
マークさんもなかなか・・・(笑)
エヲタと読むんだね、ありがとう!!
2010/09/13 01:10
[99]Ewota
「僕ら追い出されちゃいましたね〜」
「仕方ないさ。ザルシュとアイズィーの僅かな楽しみさ」
「そうですよね。
僕、アイズィーだけの片思いだと思ってましたけど、あれを見る限り、ザルシュも…」
「いや」
ディミトリー博士が遮った。
「ザルシュにとっては、アイズィーだけが目に映ってるんじゃないかな。
彼は、彼女しか信じられないのかもよ」
「なんで分かったんですか!?」
「あの閉塞された城に篭り、野蛮王子と罵られるザルシュにとって、無実を信じるアイズィーのみが我が光だよ、きっと」
「多分、ロチェスとかいうのも、シラーマというのも、そんなザルシュなんかお構い無しにバカンスだろ」
クラウスさんが突っ込んだ。
「バカンス?」
「ルークは不思議に思わなかったか」
とレイトン先生。
「?」
「あんなにウィダードに罵られているザルシュに対して、ただの象徴に過ぎないロチェスなんか、噂話も小耳にはさむこともない。
シラーマもどうせ大臣に任せているようだし」
「なんで分かったんですか?」
「なんであんなに、他国の野蛮王子ばかり瓦版に書き立てられるのかい?」
「…あ」
「暇なんだよ、瓦版も」
「じ、じゃあ」
「暇な金持ちの行く先なんぞ目に見える」
マルコさんが穏やかに笑った。いや、きっと腹の中は真っ黒だ。
「君は財閥の養子だろ。
とにかく、国王も王女もまかせきりなんだよ」
「師匠を裏切るしかなかったし」
2010/09/13 21:43