[1]olive(YK)
【レイトン教授と幻の王国†2†】
私の小説、ついに5作品目です。
今まで読んで頂き、有難うございます。
約100年も昔の事でした……
この世界の何処かに、とても栄えた王国がありました……
その名前は、ウィダード王国といいます…
しかしこの王国は、約100年を境に、この世からぱたりと姿を消しました…
今は何処にあったのか、何故消えたのか……
何も分からなくなったのです………
そう……たった一人の生き残りと、その一族のみは…………
時はロンドン事件から5年後…
そんな王国の場所を探しもとめ、王国消滅の理由を探るべく、レイトン教授達は立ち上がったのです!
完成したタイムマシンに乗って…
「僕は皆に手紙の配達をするよ。
でもね…
その傍ら…」
幻の国、ウィダード王国と
謎の配達人…
「私は彼方様をずっとまっておりますわ!」
悲劇の姫君。
「全て恨み呪ってやる…!」
過去と残された跡継ぎ…
幻の王国の真実とは……!?
お楽しみに………
前作「幻の王国1」
http://layton.g-takumi.com/novel_detail.php?bbs_id=23813
2010/04/20 23:48
[28]olive
「私は…この国…ウィダード王国の隣の、サンステリ王国の王族でした」
そういえば、アイズィーとの初対面の時、屋敷で、アイズィーの父上から色々話を聞いたような………
「私の国は、もとはサンステリ家が作りあげた王国。
しかしサンステリ家が全滅すると、王族の右腕だった私達の先祖が引き継いだ。
私は、その右腕、マルミゲラ家の一人でした。
5年前、私の父上…国王は、サンステリ王国の領土を広げようと、ウィダード王国に攻め入ります。
しかし、サンステリ軍は惨敗。
父上は処刑され、私とまだ7つのザルシュ、うまれたばかりのミダルだけが何とか生き延びた。
私達の母親は戦争中戦火で死に、二番目の継母は父上と処刑された。
頼る人物もいない。
しかたなくウィダード王国に行き着いた私達だったが、弟達を養えなかった。
しかたなくなんだ、ザルシュ、ミダル。
本当にごめんよ、孤児院なんかに放り込んで……」
「……」
「本当に、お兄ちゃんなの?」
「ああ」
「……そう」
これでわかった。ザルシュが孤児院にいたのに字がかけたのは、ザルシュがかつて王族、というか王子で、教養があったからだ。
しかも、ロチェス、ザルシュ、ミダルの母親と別に、継母がいたと聞いた。
だからザルシュは、風俗街に行く途中…
「二人の愛は崩れたの。もう直せない程。でもね、ザルシュ…」
「愛なんてくだらねえよ、アイズィー様!!」
継母はきっと、ミダルにひどい事をしたんだろう。
父上の愛によって、自分がくるしんだから………だから、くだらねえって、言ったんだ…
「その後私は、働き口をさがした。
身分のばれない、裏の仕事…」
「そうして、あなたは最高のホストになった。風俗街を従えるほどね」
「闇の殺人鬼なんて噂を流して、常連客以外を寄せつけなかった。
だから、ほどほどに稼げ、身分もばれなかった」
カルロさんが唇を噛んだ。
「でもミダル、ザルシュ」
「…ん?」
「私は跡継ぎ争いにくれる王国を正しにいくよ。すばらしい王になる。
だからザルシュ、私の後の後継者をつくるのは、そなたに任せる」
セシル、いや、ロチェスさんは、決意した。
自分は正し、土台をつくる。
愛も恋も犠牲にして。
それが伝わったのか、ザルシュは顔がきりりとし、こくりと頷いた。
サンステリ王国の復活は、僕達の目の前で約束されたんだ!!!
「カルロ、よく気が付いたね」
「………ふふふ。レイトン先生、僕はフォード家の一人ですよ」
カルロさんはザルシュ君を見つめた。
「まさか、ザルシュが僕の曾祖父なんてな………」
X字の蛇に剣のささった紋章。
蛇は、フォード家。……剣の紋章は、マルミゲラ家のものだからだった。
でも、この時から、ウィダード王国は崩壊を始めたのだった……
2010/04/25 11:24
[29]olive
夜も明けつつあった。
「そろそろウィダード家に挨拶する準備をしようか」
「お城にいくんですね!!」
「ああ、挨拶がてらマルミゲラ家の生き残りも発表しようか」
「いつか見つけたら、そうするつもりでした」
ロチェスさんがウキウキ顔で言った。
「賑やかになりそうですね」
「そうだね!」
†††††††††††††††††††
「ねえ、カルロ」
「なに?」
「ジョルジョ、どうしようか」
「……たぶん、置いてくと騒がしいだろうが……」
「つれてこっか」
「………ああ。つれてこっか」
2010/04/25 11:35
[30]olive
「そういえば」
ロチェスさんがはなしかけて来た。
「このウィダード王国には、目の色制度というものがあります」
「それは…」
「目の色によって、身分や振る舞いがかわります。
上から
黒
茶色
赤茶色
琥珀色
灰色
青色
紫色
緑色
………のように、濃い色ほどよく、明るく、草木のような、鮮やかな色ほど悪いんです…」
「差別です!」
「しかたないよ、ルーク。
ウィダード王国とサンステリ王国は、アジア系の民族がすんでいる。
黄人、黒人が上で、白人が下なのは、仕方がないんだ。
Eyeこそ力なのさ」
でもそうしたら、僕達はお城に入れるのだろうか…?
アンネさんやジョルジョなんて…青に緑じゃないか…
「私がなんとか頑張るから」
アイズィーの溌剌とした声に励まされ、なんとか荷物をもちながら、お城行きの乗り物に乗った僕らだった。
2010/04/25 13:53
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1。
2010/04/25 14:08
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2。
2010/04/25 14:16
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3。
2010/04/25 14:18
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4。
2010/04/25 14:44
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5。
2010/04/25 15:00
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第1章
時のとまった…?姫
シラーマ
2010/04/25 15:36
[37]olive
独特な風貌のお城だった。
僕らは乗り物から降りて、お城にはいった。(アイズィーのおかげで)王族との面会もかなった。
「レイトン先生」
ロチェスさんが話しかけてきた。
「なんだい、ロチェス」
「この国…ウィダード王国には、時のとまった姫がいます」
「成長してないとか…?」
「違うよ、ルーク君…だったかな」
「…はい」
では、時が止まっているというのは…
「彼女の心の中は、12のままなんです。心だけね。
何故それが起きたのか、まだ解明されていないそうで……。
容姿もめちゃくちゃで、がりがりにやせ細ってるとか」
「……かわいそうに」
アンネさんが言葉を漏らした。
「私、お姫様にまだ見たことのないでしょう世界をかたりたいわ。
恋や、幸せ。
草木がはえ、ハーブが爽やかな香りを放ち、うつくしい花は咲きほこる。その庭を駆け巡る。
その時の幸せを語りたいわ」
アンネさんの瞳は輝いていた。
†††††††††††††††††††
面会できるのは、4名まで。
ということで、タイムマシンの正式な調査隊だけが面会にでた。
アイズィーなしで……
2010/04/25 20:35