[1]olive(YK)
【レイトン教授と幻の王国†2†】
私の小説、ついに5作品目です。
今まで読んで頂き、有難うございます。
約100年も昔の事でした……
この世界の何処かに、とても栄えた王国がありました……
その名前は、ウィダード王国といいます…
しかしこの王国は、約100年を境に、この世からぱたりと姿を消しました…
今は何処にあったのか、何故消えたのか……
何も分からなくなったのです………
そう……たった一人の生き残りと、その一族のみは…………
時はロンドン事件から5年後…
そんな王国の場所を探しもとめ、王国消滅の理由を探るべく、レイトン教授達は立ち上がったのです!
完成したタイムマシンに乗って…
「僕は皆に手紙の配達をするよ。
でもね…
その傍ら…」
幻の国、ウィダード王国と
謎の配達人…
「私は彼方様をずっとまっておりますわ!」
悲劇の姫君。
「全て恨み呪ってやる…!」
過去と残された跡継ぎ…
幻の王国の真実とは……!?
お楽しみに………
前作「幻の王国1」
http://layton.g-takumi.com/novel_detail.php?bbs_id=23813
2010/04/20 23:48
[178]olive
シフォンさん
そうなんです。そろそろ、カルロが化けの皮を……ニヤリ
ハグルマの歌 きいてくださったんですね!
実は私、
楽譜よめない&かけない&楽器できない
なんですね…
なので、なんとか[s:0319]キーボードを引っ張り出して弾いてみました。
え?ベースがへんだって?だろうなあ、勘でのせたからさwww←馬鹿
2010/06/09 23:04
[179]olive
「おもえば、それから何年後かにハグルマがくるったんですよね……」
カルロさんはボソッと囁いた。
「私は、そこまで詳しくはしらないよ」
「先生がですか?……意外ですねえ。そういうのもチェック済みかとおもってましたよ」
「少し路線をずらしてチェック済みさ」
「なるほど。そういうわけデスカ」
カルロさんは語尾をふざけてかたことにしゃべった。
「……君の英語、イギリスらしくなってきたね、カルロ」
「…お、イタリア訛り、とれました?」
「………」
2010/06/10 19:31
[180]olive
「先生、カルロさんは元からイタリア訛りなんて…ふぐ」
「ルーク、それはいってはならないよ。黙ったままで頼むよ」
先生には、カルロさんの英語に訛りがあることはわかるのか?
僕はなんともない、綺麗なイギリス英語だとおもった(たまにアメリカ英語になるのはなんだかいい気がしないけど)。
先生はやっぱりすごい。
「僕は、イタリア訛りとれましたか?」
「ああ、概ね」
「ははは、アリガトゴザマス…………あれれ?」
「……」
カルロさんの訛りはなにか面白かった。でも、お世辞でいった。
「大体、とれてますね」
カルロさんには珍しく、「うれしい!」といって飛び上がった。
そして着地後、
「こんな僕につきあってくれるなんて」
とつぶやいた。
カルロさんにしては今日は珍しく、会話に脈絡がなくてブレッドさん(カルロの偽名でカルロのもうひとつの人格。ただし、カルロは二重人格ではない。切り替えがうまいだけなのだ。)みたい。
「いえ、カルロさんの人生の為ですから」
カルロさんは目をぱちくりさせた。
そして、穏やかな声で呟いた。
「………Grazie.」
「…えっ?」
そばにきたレイトン先生がささやいた。
「イタリア語で、有り難う、さ」
2010/06/10 20:49
[181]olive
第五章
クルッタハグルマ
ダマシアイ……
2010/06/12 08:47
[182]olive
僕は気付いた。
こいつはさっきから変だ。
やけにブレッド色がつよい。
それに、カルロさんは確かにイタリア人だけど、イタリアよりイギリスの方が長くいたって、いつか言ってた。
―――――――――――――――――――
「僕は戸籍や血筋はイタリアだけど、どちらかというとイギリスなんだ」
「えっ?」
「イギリスにいた時間のほうがながいのさっ。僕はね」
―――――――――――――――――――
イタリア語はカルロさんの中では薄れているんだ。
一時期、使っていただけで。
だから
Grazie.
なんていわないはず。
ついでにカルロさんは、ブレッドさんのことは芝居といっている!素じゃない。
こいつは偽物だ。
よし、罠をしかけよう。
「カルロさん、事の重大性がわかってるんですか!?今回は、カルロさんの人生がかかっていますよ」
「…ん?ああ、そうだね。どうしていきなり?」
「…いつもはもうすこし、
明るくって、移動は常にスキップであるカルロさんが!
おかしいとおもって」
「…!?」
「瞳はいつもキラキラしているのになあ。まるで御人形さんみたいに可愛いのになあ…」
それをきくがはやいか、カルロさんの偽物は目をキラキラさせ、口は甘ったれた口元になる。
しかも、やけにしなをつくってスキップで僕に歩み寄る。
あっ。
背丈が違う。
僕より背丈がたかいはずのカルロさんは、僕と並んでいた。
僕は一通り仮説を裏付けて、偽物カルロに言い放った。
「偽物め。おまえはだれだ!」
2010/06/13 13:09
[183]olive
「なに!?」
カルロはビビる。先生は笑う。
「カルロさんは目はキラキラしていない。むしろ影がかかっているよ。しかもしなをつくらないし、スキップはしない。口元は殆ど上がらなくて、まれに片方だけあがる。可愛いというより、色っぽいがさきさ。
どうだい、偽物カルロ」
「おのれ………」
しゃがれた声が部屋に響く。
「わしの変装も、衰えをかんじたのか?」
「違うよ、ポール。君の変装はなかなかだ。しかし、君が変装するうえでの資料があまりに乏しかったんだ。
私達はまいにちいたから何となく素性はわかる。しかし、私達でさえも、はっきりとは掴めていないんだ。謎めいてるんだよ」
「しかもですね、あなたは資料として、記者会見のカルロさんを観察しましたね。
あれはブレッドというまた別の人格なんです。」
「あれはカルロの幼い頃の人格だ。か弱く、ひょろっとしていて軟弱。大人はもっと残忍だよ」
「……」
カルロの変装のしたから、ポールさんがでてきた。
「完敗だ」
2010/06/13 13:21
[184]olive
「カルロはどこかな?」
「はっ、知らないな。
わしゃ変装セットをわたして、わしがやつになっただけじゃ」
「いついれかわったんだ?」
「でかける前の、身支度だよ。本をよみおわったあと、やつはトイレにむかったじゃろ?」
「あの時……」
「ああ。そのあとはしらん」
2010/06/13 13:26
[185]シフォン
ドン・ポールでしたか。何時でも変装セット持っているんですね~何か凄いですよ・・。
2010/06/13 15:16
[186]olive
シフォンさん
ドンちゃんでしたwww
やつはカルロの変装グッズまでもっていました。ぬかりないなあ。ほんとに。
2010/06/13 17:07
[187]olive
「無理矢理マフィアに連れていかれて、強引に契約させられたんじゃよ。
わしはかわりに、奴に変装グッズを渡している」
「その変装とは?」
「いったら、わしの、カルロのサプライズが台なしじゃろうて。
レイトン、空気を読め!」
「…じゃあ、教えてくれない」
「教えてやらない」
「………」
先生は考えこんでいたが、ふと特等席をみた。ガードンと銀髪の女性が、仕切りに耳打ちしていた。
「…カルロの動きは、すでにガードン側にばれているのかな?」
「えっ!」
「………くっくっくっ…」
ポールが笑う。
「ポール、なにが可笑しいんだ!」
僕が睨みつけると、レイトン先生はその場を斬るように呟いた。
「もうでたほうがよいようだ」
2010/06/15 22:12