[1]olive(YK)
【レイトン教授と幻の王国†2†】
私の小説、ついに5作品目です。
今まで読んで頂き、有難うございます。
約100年も昔の事でした……
この世界の何処かに、とても栄えた王国がありました……
その名前は、ウィダード王国といいます…
しかしこの王国は、約100年を境に、この世からぱたりと姿を消しました…
今は何処にあったのか、何故消えたのか……
何も分からなくなったのです………
そう……たった一人の生き残りと、その一族のみは…………
時はロンドン事件から5年後…
そんな王国の場所を探しもとめ、王国消滅の理由を探るべく、レイトン教授達は立ち上がったのです!
完成したタイムマシンに乗って…
「僕は皆に手紙の配達をするよ。
でもね…
その傍ら…」
幻の国、ウィダード王国と
謎の配達人…
「私は彼方様をずっとまっておりますわ!」
悲劇の姫君。
「全て恨み呪ってやる…!」
過去と残された跡継ぎ…
幻の王国の真実とは……!?
お楽しみに………
前作「幻の王国1」
http://layton.g-takumi.com/novel_detail.php?bbs_id=23813
2010/04/20 23:48
[248]olive
カルロさんはなにか呟いていた。どうやらネグリシャムラの説明らしいが、よく聞こえない。
「紋章の…名前」
カルロさんは左うでを出した。手首に彫られた、あの不思議な紋章。どうやら、僕も前から物騒だとおもっていた、これが蛇封印剣らしい。
「…これが、アンネさんの嫌うもの?」
カルロさんはその質問にはこたえなかった。
12歳のカルロさんは闇に吸い込まれていった。あのお城のなかに。
「…ハグルマはまだ軋みうごいている」
ぼくはそう呟いた。
頭上のカルロさんの人生を司るハグルマは、ギシンギシンとまわっていた。
間に挟まれた命のハグルマは、またひとつ欠けた。
「僕は、理解できない」
うしろから低い声がした。
カルロさん。しかも、僕のよくしる23歳の。
2010/07/01 18:59
[249]olive
「カルロさん!」
「…やあ、ルーク君」
「カルロさん、何故ここに?」
「何故って?ここは僕の心の中さ」
「………そっか…ん?」
「なんだい」
「カルロさん、カルロさんは途中でポールと入れ代わりましたよね?いま、本当のカルロさんはどこにいますか?場所も解らないのに何故心の中に僕は入れたんだ?」
「僕はね…君がなにか…そう、超能力をつかえるんじゃないかと、うたがってた。
僕が無理矢理、君をここへ連れ込んだ」
きづくとカルロさんは、褪せた、深いブロンド(金髪)のくせ髪になっていた。
2010/07/01 19:08
[250]olive
1。
2010/07/01 19:26
[251]olive
2。
2010/07/01 19:29
[252]olive
3。
2010/07/01 19:33
[253]olive
「いない」
2010/07/04 00:35
[254]olive
「…え?」
「僕には今、好きで好きでたまらないやつなんて
いない」
「そ、そんな!!
アンネさんは、アンネさんは、いったいカルロさんの中では何者なんですか!!
……婚約者じゃないんですか!?」
「いない。
かつての話だよ、それはな」
2010/07/04 00:38
[255]olive
「そんな…」
ぼくのショックとともに、カルロさんは消えた。
また闇に一人ぼっちだ。
……ああ、駄目だ。
こんな苦しみ、カルロさんに比べたら……
カルロさんに、比べたら。
でも、理解できない!!
カルロさんは、「かつて」アンネさんを愛していた。
なのに何故、カルロさんはあんなことを…
思考回路はストップしていた。
なにをいってんだか、自分でわからなかった。
遠くで銃声と悲鳴が聞こえた。
……え?
じゅ、じゅうせ……
「ひぎゃああああああっっっ!!!」
え?
「タ、タンスィー!!」
「ローーーーーウッッ!!」
ええ…?
「あなたたち、なにもそこまで!!」
「るっせい!!カネさえわたしゃあいいもんを」
「ティンクザスラ城に、もう金はないのです、お引き取りねがいます!!」
「黙れええい、とつげきいいいい!!!」
2010/07/04 01:16
[256]olive
これは一体なんの騒ぎだ?
そんな僕の迷いを、だれかがさとすように囁いてくれた。
「僕が12歳のころ、わがフォード家の財産を食いつぶす為にガードンからマフィアが派遣されたのさ。
やつらは城にいる人物を片っ端から撃ち殺し、奥にねむる財産を引っ張り出そうとした。
あまりに酷だったよ。
城にいたやつらは、僕とアイズィー以外全員撃ち殺された。僕も瀕死の重傷をおった。
今まで、さっきまで生きていたひとが、たった指ひとつ弾くだけで死にゆくその姿、僕は忘れもしない。
なぜそんなにもフォード家を狙うんだ。
金がほしけりゃ仕事すればいい。
そう思った」
さっきまで「結婚する」とはしゃいでいたタンスィーちゃんは心臓をいぬかれて、すでに死んでいた。
それを、死体を、だれかメイドさんが腕を引っ張り、必死に連れ出している。
その横で、また心臓をいぬかれたカルロさんの祖父、ロッパさんが横たわる。
そんな彼の亡きがらに、さらに弾を撃ち込むマフィア達。
「やつらは、雇われマフィアだった」
そうか。
金さえあれば、こんな残虐なこともできるのか。世間から隠れて。
2010/07/04 14:12
[257]olive
1。
2010/07/04 14:20