[1]olive(YK)
【レイトン教授と幻の王国†2†】
私の小説、ついに5作品目です。
今まで読んで頂き、有難うございます。
約100年も昔の事でした……
この世界の何処かに、とても栄えた王国がありました……
その名前は、ウィダード王国といいます…
しかしこの王国は、約100年を境に、この世からぱたりと姿を消しました…
今は何処にあったのか、何故消えたのか……
何も分からなくなったのです………
そう……たった一人の生き残りと、その一族のみは…………
時はロンドン事件から5年後…
そんな王国の場所を探しもとめ、王国消滅の理由を探るべく、レイトン教授達は立ち上がったのです!
完成したタイムマシンに乗って…
「僕は皆に手紙の配達をするよ。
でもね…
その傍ら…」
幻の国、ウィダード王国と
謎の配達人…
「私は彼方様をずっとまっておりますわ!」
悲劇の姫君。
「全て恨み呪ってやる…!」
過去と残された跡継ぎ…
幻の王国の真実とは……!?
お楽しみに………
前作「幻の王国1」
http://layton.g-takumi.com/novel_detail.php?bbs_id=23813
2010/04/20 23:48
[408]のなりい
カレラちゃんって、あれ?
なんかきいたことがあるぞ?
気のせいか、私が気づいていないのか・・・。
手錠を砕いたのか。
カルロさんが殺さなくてよかった。
2010/08/17 09:35
[409]olive
たしかに、カレラという登場人物はいるよ。カルロの母親で、音楽家の。
さて、そのカレラをちゃんづけするガードンの過去と、カルロがガードンを倒さなかった理由を更新………します;
2010/08/17 19:32
[410]olive
「父さん」
カルロさんの声に、僕の妄想にちかい推測は絶たれた。
「なんだ、マイボーイ」
震える声が、なにかを漂わせる。
「…忘れているわけ、ないよな」
ガードンさんの震える声に、またへんな空気が漂う。
「…私は、いままで耐えてきたわけだが、……君の息子は気付いていたようだね」
何があったんですか。
レイトン先生はいつも冷静だ。いまも冷静に、彼らに言葉をなげかける。
「……レイトン君」
エルドマクさんは、すっかり顔が青ざめていた。
「かつて、私とエルドマクは同じ大学に通う友人だった」
淡々と綴られる真実に、僕らは恐怖を感じながら耳を傾けたのだ。
2010/08/17 21:12
[411]olive
「かつて私とエルドマクは、同じ大学に通う友人だった」
…私は法学部、エルドマクは物理学。全く道の違う私達は、お互い惹かれあった。
活発で明るく、私が当時恋い焦がれたカレラちゃんを彼女にもち、友人は多く、なにもかも素敵なエルドマク。
反して斜に構えた考え、論理を連ねて会話を構成するような人間で、友人はひとりとおらず、人見知りな私。
しかし全く違うからこそ、友として関係を続けた。彼の紹介でゾフィーにもあえた。
ゾフィーも彼のような、きらびやかな女性だった。
しかし、あるときさ。
私はみた。
彼が、ネグリシャムラと財産を利用して、闇と密会していたそれを。
逃げた。
そりゃ、そんなのをみたら怖くなるさ。
彼が唯一の力、その彼が働いていた悪事。
止めるものか。
抹消されてしまう。
彼にばれたよ。
私がそれをみていたことを。
そして、エルドマクは豹変したんだ。狂気の剣にね。
彼は闇を利用して、私を消そうとした。私は闇から逃れるように、大学卒業後に妻となったゾフィーと逃げ回った。
やがて一時期の目くらましに成功したころ、アンネが生まれた。気付けば、政治家として活動もしはじめていた。
しかし、そのころさ。
勝手に、私がカレラちゃんを人質にとってフォード家の財産をねらっていることになっていた。
「……んなわけないのに!!」
2010/08/17 21:31
[412]olive
やがてみつけられた私は闇に恐喝され、言動全てが言いなりになってしまった。
気付けばスネーク団はできていて、気付けば責任者だった。
気付けば科学者にエルドマクが混じっており、気付けば彼を敵にしていた。
気付けば彼の実家を襲わせ、息子とやらと曾祖母をのこして血祭りにあげていることになっていた。
気付けば金があった。
「全ては、自分が闇で国政を操っていたことを、法学部、つまり未来の裁判官なり政治家なりである私にばらされないための
『口封じ』
だったんだ。
私は彼をうらみ、愛娘のアンネにネグリシャムラの悪事を吹き込んでいた。それが結果として、アンネの愛にまで崩壊をかけていたとは。
君には酷いことをした。
何が、気付けば、だかね。無責任極まりない、私の馬鹿のせいだ」
カルロ君。名前をよぶのも、失格かもしれないのに。
「……いえ。
僕はそれを18でしり、それからスタニーとして秘書をつとめつつ証拠をあさっていた」
カルロさんは静かにエルドマクさんに目を合わせた。
「………」
「…今まで、僕……。
……そういう人生の邪魔物がいたときに、俺ァ今までそういう雑魚共をどうしてきたかぁ?」
「!?」
「そういうやつは、たとえばてめぇが派遣したマフィアなり」
カルロさんは彼に歩み寄る。
「てめぇの悪行証拠あらしのなかで行く手を阻む闇の下っ端共なり」
そして
「……てめぇなり」
銃口ではなく、リモコンのようなものを取り出した。
「…そういうやつは、どこであろうと」
「「抹消する」」
リモコンに指が触れたとき、カルロさんとはまた別の声がそうはなった。
「……爆発、しない」
「私が全て、その爆弾とりはらったぞ」
ポールがにやけた。
2010/08/17 21:51
[413]lemon
私って教授かと思った。
エルドマクさんと教授が学友だったらそれはそれで……←
色々と興味深い展開になってきましたね! 期待が高まります[s:0308]
2010/08/17 22:26
[414]olive
lemon
ガードン、わしやら私やら一人称変わりすぎなんだよなあ←
ガードンは、結局操り人形だったわけさ。
今後の展開、乞うご期待。
更新。
「…なぜ爆発しないんだ」
「レイトン!!」
カルロさんの声を遮るように、
「刑部」
あの恐面チェルミー刑部がバートンさんを連れてやってきた。
「ここの会場のあちらこちらに爆弾が仕掛けられているとの御婦人の通報でな。張り込みをしてみれば、まわりで下っ端がわらわらと縄張りをはっていたよ。
カルロ・フォード。観念したまえ」
「…なに、なぜ仕掛けられているとわかった!!」
「…さあな。まあ、張り込みしていて色々分かったしな」
逃げようとしていたエルドマクさんを、刑部は睨んだ。
「…フッ、逃がすかよ!
ここまで来て後戻りはできないし、するきも全く無しよ!
すまないが、僕はおとなしく捕まるほど利口じゃあないんでね」
銃口を天井に仰ぎ、銃声とともに天井の照明器具はエルドマクさんに命中する。
「…ぎゃあっ!」
尻餅をつき、足を怪我したエルドマクさんは立ち上がることもできなかった。
「やったね!
抹消とはいかんが、その『はあと』とやらはこっちに捧げるといいさ。
俺はそういうのは徹底して潰す性分でね。
てめぇの口封じに潰れたハグルマのぶんだけ、その血でも流してもらおうかあああ!」
そういって、刑部、先生、僕、……そして、腕にしがみつくマルコさんやアンネさん、ガードンさんまで振り払い、カルロさん……の姿をした剣は、エルドマクの胸目掛けて走り抜けようとした。
2010/08/17 23:14
[415]olive
「やめなさい」
その、さっきの謎の声が、狂気の剣をピタリととめた。
「…ただでさえ弱いそなたの身体、そんなに無理をしたら、本当に身体がもたないぞ」
そんな復讐なんかに、身体を捧げないで。
「…カルロ」
「……お前が爆弾も外させたのか」
「そうだ」
「よくも俺の計画をつぶしてくれたな」
「…殺傷を誰よりも嫌っていたのは、そなたじゃないのか」
「……なぜ、そんなことがいえるんだ…!
なにも知らないのに」
「私は、そなたを見てきたつもりだった」
しかし、そうではなかった。
こうになるまで、なぜ私はそなたを放っておいたのだろうか。
頼むから、ザルシュのようにはならないでくれ……
そなた自身で、呪いを解き放たれよ…
「……………あなたにいえたことか…。
あなたは俺を裏切ったじゃないか!!
突き放されて、必死にしがみついて生きてきたのに、なぜここまできた時に阻止をする!
呪いなんかに縛られてついに触れもしなかったのに、なにかあると利益のためにふれるのだよ、どんなやつだって!
そういうのはごめんだ……
始まりを消すのに、なにか悪いことがあろうかああああああ!!!!」
……アイズィー。
銃声がやんで目を覚ましたとき、左肩をいぬかれて倒れているカルロさんをみた。
うったのは、ヘッツィさんだった。
手錠に繋がれたエルドマクさんを見送りながら、僕の耳では、一つの音がきしんでいた。
ハグルマのおと。
「ルーク、ありがとう。
やっと主は、解放されたみたいだ」
瞼の裏で、あの人形がバンダナを首にかけて、優しげに微笑んだ。
本当に、解放されたのだろうか。
カルロさん。
いや、ネグリシャムラ。
きっと、ネグリシャムラには深い秘密があるはずなんだ…。
ザルシュ君について。
……幻の王国について。
第二
『復讐の章 Fin.』
2010/08/17 23:37
[416]olive
あえて終盤はイラストを描きませんでした。
え、あっけないって?
それがねえ、最後までよんだらこの復讐の章、ダーキーなんだよね〜。
またのお楽しみです。
実は幻の王国2、過去からかえってきて、コンサート会場で話をするだけの内容なんですよ。よう400レスもつなげたわ、自分←まとめぎらい
さて、次からは題名をかえて3をやります。
もう幻ではないですからね。
では、また次に。
2010/08/17 23:41
[417]のなりい
おお、凄いスケールの話だねぇ。
かっこいいなぁ。
・・・人形って、あの怖い顔のイラストであったやつ?
ポール、やるねっ!ちょっぴりかっこよくみえたよ。
次でネグリシャムラについての秘密も明らかに?!
2010/08/18 01:08