[1]ボリス
【堅物刑事と貴婦人】
初めまして、ボリスです。拙い文章ですが、楽しんで頂けたら幸いです。
2010/02/02 21:43
[473]茜星
おひさです!
バートン強い!チェルミー警部も強い!
2011/05/29 10:02
[474]ボリス
>>town
何故か分かりやすい展開になっちゃうんだよね(笑)
>>のーた
心配してくれてありがとう(笑)とりあえず、一通り落ち着いてきたから大丈夫だよm(__)m
>>タナトスさん
はじめまして。続きを楽しみにお待ち頂きありがとうございますm(__)m
>>茜星
お久しぶり♪警察組は強い設定にしちゃったよ♪
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「アメリー、帰ったら消毒しなさい」
空気が和やかになった時、私はアメリーの手を取ると、ゆっくりと立たせた。
「チェルミーさん、私はどこもケガをしていませんわ?」
アメリーは不思議そうな顏をしている。
「念のためだ。アメリーに何かあったら私が困る……それだけだ」
私は真剣な顏をして言うと、
「ありがとうございます、チェルミーさん」
アメリーは私に微笑んでくれたのだ。
暫くアメリーの笑顔の余韻に浸っていると、ポールがボソリと言った。
「だらしない顔つきになっていますぞ、チェルミー警部?」
緩んでいた私の顔がひきつった。
「貴様、私の顔はアホ面と言いたいのか?」
「誰もそこまで言っておらんぞ?アンタは幸せモンだよ……所で何しに此処に来たんだ?」
ポールは一瞬、遠い目をすると元の表情に戻る。
「これについて聞き込みに来たんだが……」
本来の目的を思いだし、ごそごそとポケットをまさぐるが、見つからない。
「――探し物はこれかしら?」
「あぁ、ありが……えっ」
ざっと血の気が引いていく。
「チェルミーさん、浮気をするなんて……良い御身分ですわね?」
アメリーは笑顔だが、目元が笑っていなかった。
――それもその筈だ、探し物は彼女の手にあったのだから。
「アメリー……これは違……」
「気安く私の名前を呼ばないで下さいまし!」
手紙は私の手に叩きつけられる様に渡されると、アメリーは店から出て行った。
「……今日は災難だな」
ポンっとポールは私の肩を叩く。
「こんな手紙さえ来なければ、アメリーに嫌われずに済んだ筈だ……って私は見せ物では無いぞ?」
落ち込んでいる私にギャラリーはひそひそと話していたが、私が大声を出した為、ピタリと止んだ。
「そういや、手紙の筆跡鑑定とかしたんだろ?」
「手の込んだイタズラをする奴は決まってるからな……」
「そうか、指紋は?」
「消えている可能性はあるだろうな……直接投函された訳では無いからな。厄介なのは、差出人の名前が無い事と、宛先も無い……どうしようもないな」
「メッセンジャーボーイは何か言ってたか?」
「この付近に落ちていたとしか言ってない」
「ワシにどうしろと?」
「もしかしたら、まだこの辺に落とし主がいるかも知れないと思って来てみたんだが……ハズレだったみたいだな。私は引き続きこの周辺を捜索してるから何かわかったら連絡して欲しい」
私はそう言うと、店から出て行った。
2011/09/05 11:25
[475]ボリス
「連絡しろと言われてもな……」
ポールは、チェルミーが去った後呟いた。
差出人が不明の手紙は不気味でしかない。もらった方は困惑する代物だ。
ぼんやりと考えていると閉店時間になった為、ポールは店内を掃除して施錠をして店を出た。
「……まだいたのか?」
帰る途中、チェルミーに会った。
「一旦家に帰ったんだが、妻がドアを開けてくれないんだ」
チェルミーは遠い目をしていた。
「それに関しては何も言えんぞ?……早めに誤解は解く事だな。それより飯は食ったか?」
「これからだが?」
「そうか。これから飯を食いに行かないか?」
私は断る理由も無いので、ポールの食事に同行した。
***************
翌日、私は二日酔いの頭痛に悩まされながら手紙の差出人を探す。
「頭が痛い……飲み過ぎたか……」
「ワシよりあまり飲んでなかったが?」
「あまり酒を飲まない方だから私にとって多く感じるよ」
げんなりとしているチェルミーをよそにケロっとしているポールがいた。
「少し休憩したらどうだ?顔が悪いぞ?」
「顔が悪いのは父親譲りだ……って何を言わせるんだ……うっ」
「無理に大声は出さん方が良いぞ。頭に響くからな」
私達はカフェで休憩する事にした。
2012/04/29 14:40
[476]ボリス
カフェで休憩していると、バートンが現れた。
「警部、こんな所にいたんでありますか」
「ん……どうしたんだ?」
ぐったりとしているチェルミーにバートンはチェルミーの異変に気づいた。
「警部、やけ酒ですか?」
バートンはポケットから二日酔いの薬を取り出してチェルミーに渡す。
「まあな。その……アメリーは?」
「一晩中警部を探してましたでありますよ?帰ったらアメリーさんを安心させて下さい」
「バートン、迷惑かけてすまない」
「一つ貸しだな?」
ニヤリとポールは笑って、言った。
「ったり前だ。この仮は倍にして返す」
「それでは、ワシはこれで失礼するよ」
ポールはチェルミーとバートンに一声かけてカフェから出て行った。
2013/03/23 22:18
[477]雫
えと、初めましてですよね(汗)
こちらで駄文小説を書かせて頂いている、雫といいます^^
ずっと読み逃げしててすみません(汗)
チェルミー警部が主人公で、最初はちょっと驚いたのですが、とても面白いです!
続きが気になって仕方がありません!
あまり来れないかも知れませんが、これからも宜しくお願いします^^
あっ、遅くなりましたがタメ呼びokです☆
2013/03/24 22:19
[478]RAIN
こんばんは、RAINです。
災難でしたね、チェルミー警部。
差出人不明(女性?)の手紙を見つかってしまうなんて。
あと、バートンさん、チェルミー警部よりも目立ってて、かっこいいです。
2013/04/07 22:53
[479]ボリス
雫さん
初めまして。この小説を読んで頂きありがとうございますm(__)m画面の外では、ニヤニヤしています。
ポール「……ボリス。にやけ過ぎだ」
ボリス「だって嬉しいんだもん」
私もため呼びOKですよ(>_<)
REINさん
初めまして。小説を読んで頂きありがとうございます。いつかバートンの話を載せたいと思ってます(^.^)
バートン「やったであります!」
2013/05/14 21:40
[480]ボリス
「…………」
重い沈黙がカフェを包む。正直、店員さんが近づくのをためらっている。
「警部、ここではアレなので移動するであります!」
バートンはチェルミーに言う。
「あぁ、そうだな。」
半ば逃げるように会計を済ませて、チェルミーとバートンはカフェを後にする。
「バートン、何処に行くつもりだ?」
見慣れた角を曲がればそこは、自分の家だった。
「警部の家であります」
着いてから堂々と言うバートンはためらいもなくチャイムを押す。
「ばっバートン!?」
暫くするとアメリーの声がして、ドアが開く。
「バートンさんとチェルミーさん……」
「警部を連れて来たであります」
「あらあら、バートンさんにはお手数をかけてしまいましたわね。」
アメリーは、笑顔だった。正しくはバートンがいる間だったが。
「チェルミーさん。後でお話があります。覚悟していて下さいね」
「警部、頑張るであります」
バートンはそう言って去ったのだった。
2013/05/14 22:16
[481]雫
タメ呼びokということなので遠慮なく…よろしく☆
いきなりごめんねm(_ _)m
バートンさん、何気に凄い…。
警部を問答無用で連れて行っちゃうんなんて…
警部とアメリー夫人の今後はいかに!
2013/05/26 17:19
[482]ボリス
>>雫
改めてよろしく(^_^)そろそろ手紙パートは終盤に近づいてるんだよね……新パートは考え中だよ
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「チェルミーさん……ごめんなさい」
暫く間が空いてアメリーの謝る声が届いた。
「私こそ誤解の招く行動を起こしてすまない……許してくれないか?」
「えぇ、私の早とちりですもの。それにヒゲの紳士が現れて、説明してくださったのよ?」
アメリーはやっと誤解をといてくれた。が、しかし目を輝かせて話すアメリーに私は嫉妬していた。
――私だって男だ。嫉妬くらい人並みにする。
「でもね、私にはチェルミーさんが一番ですのよ?」
アメリーの言葉に私の嫉妬の炎は小さくなった。
「アメリー、愛してるよ」
「私もです。チェルミーさん」
――今夜は寂しくない夜になりそうだ。
*************
「あの時はごめんなさい」
「気にするな。私だって君に知られたくなくて躍起になっていたんだ」
「そうなの?」
「アメリーを傷つけたくなかったが結果的に傷つけてしまっていたんだ」
私はそう言って、妻の手作りのスイートポテトを頬張ったのだった。
2013/05/29 20:47