[1]ウィザー
【レイトン教授と魔女の涙】
遂に、2作目を始めることができました!
前作よりも長編になる予定であります。
1作目より、行動範囲を広げようかと・・・・・・。
2作目も、よろしくお願いします!!
2010/01/30 20:39
[472]ウィザー
さぁ、面倒くさいぞこの展開!
面倒だけれど、進めなければ!
【続き】
レイトン先生が、さっきまでとは違う厳しい声を出す。
「忘れてはならないことがもう1つあります」
「忘れちゃいけないこと?」
鸚鵡返しに訊くセシリーさんに、レイトン先生は頷いた。
もしかして、僕達は何かを見落としているのか?
「皆さん、覚えていますか? 魔女の涙探しの参加者を突然襲った “陰ノ狩人” 存在を」
レイトン先生の言葉で、全員の顔に緊張が走った。
そうだ。僕とイヴ、そしてセシリーさんが犠牲になったことを、すっかり忘れていた。
「そこのチビ達と小説家を襲った奴らか。まさか、エインズワースではないよな?」
グランドさんが疑わしげにそう言うと、ロザリーさんは慌てて首を横に振った。
「私ではありません」
すると、ゴヴァン町長は眉間にしわを寄せた。
「そうですかな? 自分の財産を守るためなら、参加者や非力な子ども達に手を出し、参加者の恐怖心を煽り企画を中止させることぐらい、誰でも考えますがね」
「そんなっ!」
ロザリーさんは、顔をこわばらせた。
ゴヴァン町長は、にんまりと笑みを浮かべている。
「貴方は始めから、この企画に反対をしていた。自分の財産が、見ず知らずの人たちに奪われてしまいますからねぇ。
それを阻止するため、自分の力で敵う子どもや同姓に手を出したのではないんですかね?」
そう言って顎に手をやるゴヴァン町長。
なんだか、とても腹が立つ。
何の証拠もないのに、勝手にロザリーさんを犯人みたいな扱いをして。
カールさんも、思い切り顔を険しくしている。
ヨアンさんが、ゴヴァン町長よりも先に口を開いた。
「少しお待ち下さい、町長。なにも、いきなり犯人をエインズワースさんだと決め付けることは無いと思います」
「そいつの言うとおりだ。まず、証拠もねぇのにエインズワースが犯人だと決め付けられるかよ。全ては証拠が必要なんだよ、証拠が。つうか、さっきまで何一つ正解に等しいことを言えてないくせに、粋がるんじゃねぇよ」
あのグランドさんも、ヨアンさんの肩を持った。
どうやら、グランドさんの場合は、ただ単にゴヴァン町長の態度が気に入らないだけのようだ。
でも、今はそれだけでも頼もしい。
けれど、セシリーさんは首をかしげたままだった。
「確かに、この企画のターゲットであるロザリーさんが一番犯人に近いと思われるけどね。あ、別に、ロザリーさんを犯人だと言ってるわけじゃないの。
ただ、心理的に考えた時、今まで自分が守ってきたものを他人に奪われるとしたら、誰でも妨害ぐらいはするんじゃないかなって」
セシリーさんはそう言って、ノートを閉じた。
「ま、これは私の勝手な感情移入だけど」
「けれど、ジンデルさんのおっしゃる通りだと私は思いますよ。
そうでなけれな、悪質な妨害行為をしようとは思いつきませんからねぇ」
セシリーさんの言葉で、水を得た魚のように勢いをつけたゴヴァン町長。
そんなゴヴァン町長に、レイトン先生が言った。
「犯人はロザリーさんではありませんよ」
一瞬で、ゴヴァン町長の顔が凍りついた。
「な、何ですって?」
「犯人はロザリーさんではありません、違う方ですよ」
「じゃあ、部外者の者が?」
そう呟くカールさんに、ロザリーさんは大きく首を横に振った。
「この館には、皆さんしかいらっしゃいません。もし、不法侵入しても私がすぐに気が付きますから」
この館を守るカラクリ人形は、そう断言した。
なら、ロザリーさん以外のこのメンバーの中に居るということか?
確かに、ロザリーさんが犯人だとは誰もが思うことだろう。
けれど、彼女は違うとレイトン先生は言いきった。
でも、部外者でもない。
そしたら、被害者である僕やイヴ、セシリーさんを除いたメンバーが、陰ノ狩人だということになるじゃないか!
おそらく、カールさんも違うと思うけれど……。
あ、あと、レイトン先生もグロスキー警部も絶対に違う。
そうしたら、犯人候補は3人。
過去に犯罪暦を持つグランドさん。
突如現れ街を治め始めたゴヴァン町長。
対術に長けた語り部のヨアンさん。
この三人の中に、1人だけ犯人が居るということか?
「けれど、犯行動機が一番考えやすいのは彼女ですがね」
眉間にしわをよせるゴヴァン町長に、レイトン先生は余裕の笑みを浮かべた。
「確かに、陰ノ狩人は、一見、企画を妨害しているようにしか見えませんでした。
けれど、本当は違います。
我々に、魔女の涙探しだけに集中させるように、穏やかではない手段を採っただけです。
それも、犯人がロザリーさんだと我々に思わせるように」
レイトン先生が、部屋を歩き出した。
これは、犯人を当てるときの行動だ!
グランドさんが、大きく目を見開く。
「あんた、犯人が分かってるのか?」
「えぇ。魔女の涙よりも早く見つけました。そして、先ほど、ようやく確信が持てました」
レイトン先生が、顎に手をやる。
「我々参加者を次々と襲い、無理矢理我々を魔女の涙探しに集中させようとした人物。
さらには、その罪をロザリーさんに擦り付けようとした人物。
……それは貴方だ!」
2011/03/16 18:25
[473]town◆jtHtMr3tGQ
町長さんが怪しい?
イヴちゃんが犯人の分けないし、カールさんでもないし?
ランド 「神話のには無限の可能性があるんだぜ!」←
レイトン「うん....うん?」
2011/03/16 18:56
[474]レグルス
黄金の涙は嬉し涙だったんですね!!なんかいいですね(笑)
本当の犯人・・・・・誰なんだ!!?
・・・イヴちゃんとk(((((((
2011/03/16 20:29
[475]ウィザー
パソコンの調子がめちゃくちゃ悪く、いつもよりスピードが遅いです。いつか電源が落ちそうで怖いです。
~town~
町長って、なんで自分から怪しさを主張しているんでしょうね。
まぁ、ミスリードだったら素晴らしいのかもしれませんが。
カ「教授、神話は神秘と可能性の宝庫です!」
レ「確かに、考古学だけでも山のように可能性は転がっているからね」
ル「謎にもですよ! 謎だって、無限ですし可能性も秘めてますよ!」
カ「まぁ、謎も神話も素晴らしいということだね!」
~レグルスさん~
嬉し涙に関しては、珍しく初頭の方から考えていました! 本当に、珍しく!
本当の犯人は、いま、明かされます! ぜひ、犯人を想定してみてくださいね!
ル「先生の謎解きはいつ見ても格好良いです!」
セ「ルーク君の憧れなのね」
カ「僕だって、教授には憧れてますよ!」
セ「貴方は、憧れる前に叱られることを避けるためレポートを仕上げた方がいいんじゃないの?」
2011/03/20 15:40
[476]ウィザー
さて、犯人が特定(?)されます!
さぁ、さっさと終わらせるんだ、俺!
【続き】
レイトン先生の指が、空気を裂き、犯人を指差した。
レイトン先生の指が指し示した人物。
それは、さっきまで強気だったゴヴァン町長だった。
「ゴ、ゴヴァン町長?」
僕とセシリーさんの声が重なる。
全員の目がゴヴァン町長に向けられ、レイトン先生は腕を下ろした。
ゴヴァン町長が、顔を真っ赤にして肩を怒らせた。
「冗談じゃない、なぜ町長である私が!」
「証拠は山とありますよ」
レイトン先生は涼しい顔でそう言いきり、グロスキー警部を手で示した。
「この企画の参加者の身元や詳細について、彼が全て調べ上げてくれました」
グロスキー警部は、服の内側から分厚い書類を取り出した。
「すまないが、俺は参加者じゃなくて警察だ。ここの前町長、スティーブン町長が行方不明になっていると聞いて、ずっと調べさせていただいた」
「け、警察!?」
僕やレイトン先生、カールさん以外の全員が、驚愕の色を顔に浮かべた。
その中、度肝を抜かれたようにグランドさんが呟く。
「その人、全く警察に見えなかったが……」
確かに、それはそうかも知れない。僕だって、グロスキー警部が警察には見えない。
いや、グロスキー警部はどこからどうみても、オリンピックの選手に見える。
グロスキー警部は、自分の職業がばれなかったことに満足しているのか、にやりと微笑んだ。
「まぁ、それはともかく。あんたは色々と自分の身内について参加者に語ったようだが、それは全て作り話だろう?
まず、あんたには妻なんかいない。子供も、孫もいない。それなのに、孫がいたなどという発言を繰り返していた時点でおかしい。
それに、前町長と以前から仲が悪かったらしいな。今から5年前も、この街の町長に他地方から立候補してスティーブン前町長に負けて、前町長に喧嘩を吹っかけたみたいだしなぁ?
あと、金に貪欲。あんた、返していない借金が凄い額だぞ? 返さないくせに次々と借りて、そんないい格好しているみたいだが。それで、奇跡に目をつけて町長になりあがったか」
調査書を片手に、グロスキー警部はゴヴァン町長に言い放つ。
ゴヴァン町長は、唇をかんで、レイトン先生とグロスキー警部を睨んでいる。
もう、この時点でゴヴァン町長が犯人だと確定されたようなものだ。その動作が無ければ、確定もしなかったのに。
でも、僕も始めからこの人は怪しいと思っていた。別に、推理なんかしなくても分かるような怪しさの塊だったのだから。
グロスキー警部が言い終えるのを横目で確かめると、グランドさんはゴヴァン町長を鼻で笑った。
「あんたも素人だな。犯罪は完璧にしなきゃ損だけすんだよ。
まず、身元を徹底的に調べ上げられるということを前提に嘘を作っていかねぇと、大した証拠も集められていないくせに捕まんだぞ」
過去に犯罪暦を持ち、警察を悩ませた元頭脳犯は、そう断言した。
今思えば、グロスキー警部の持ってきた調査書以外、ゴヴァン町長が犯人だと証明するものは1つも無い。
悔しげに顔をゆがめていたゴヴァン町長だが、突然余裕な笑みを浮かべ始めた。
「確かに、色々と自分を偽ったのは認めよう。だけれどですな、犯人はそこの子ども達やジンデルさんを襲っていますよね。
その件について、私にはアリバイがあるんですよ」
「アリバイ……?」
「そう。その時、私はずっとエインズワース殿と話し合いをしていました。そうですな?」
ゴヴァン町長の問いかけに、ロザリーさんは大きく頷いた。
「はい。確かに、その日はずっと町長と一緒にいました」
「な、なんだと?」
グロスキー警部が、思い切り眉間にしわを寄せる。
「それは、本当ですか?」
「はい、嘘ではありません。彼の肩を持つつもりは全くありませんが、本当に町長は私といました」
ロザリーさんの証言に、ゴヴァン町長は満面の笑みを浮かべた。
「確か、陰ノ狩人とかいう輩の犯行は、手の込んだものでしたな。つまりは、まぁ、誰かが行動に移さない限り無理なものだということ。けれど、私はなにも手を出していませんなぁ。それなのに、私を犯人だと言うのですか?」
余裕たっぷりに笑うゴヴァン町長に、グロスキー警部は悔しそうに顔をゆがめた。
カールさんは、顔を険しくしながら、ゴヴァン町長を指差した。
「でも、じゃあなんで自分を偽る必要があったんですか! それ、別にしなくてもいいことですし。
もしかして、陰ノ狩人ではなくても、前町長の行方不明に関係してるんじゃないんですか?」
カールさんがそう言いきったとたん、ゴヴァン町長の顔から余裕の笑みが消えた。
あぁ、なんて分かりやすい人なんだろう。
次は、グロスキー警部に笑みが戻った。
「まぁ、それについては、現段階で町長であるあんたに訊かなきゃいけないことだったんでね。後で詳しく聞かせてもらうぞ」
「どうぞどうぞ。どうせ、何も証拠は無いだろうに」
ゴヴァン町長がそう冷笑した時、レイトン先生が口を開いた。
「確かに貴方は、誰も人に危害を加えていない。けれど、それは自分ではない何者かに、危害を加えさせていたからではないのですか?」
「な、なんだと……?」
「私には、全て真相が見えていますよ」
そうレイトン先生は笑みを浮かべ、ゴヴァン町長ではなく、ロザリーさんの隣にいる人を見た。
「ゴヴァン町長は誰にも手を出さずに、もう1人の共犯者に指示を出していました。
陰ノ狩人は、1人ではなく、2人だった。
1人は指示を出す者。もう1人はそれに従う者」
「2人だって?」
グランドさんが、驚きの声を上げる。
ヨアンさんも、目を見開いていた。
レイトン先生は、ゆっくりと頷いた。
「はい。私が思うに、ゴヴァン町長の共犯者1人だけでも、十分、この館の財産にありつけたと思います。
なぜなら、共犯者はこの館を知り尽くし、ロザリーさんの正体に気付いていたから」
レイトン先生は、ロザリーさんのもとまで足を進め、ゆっくりと片膝をついた。
「そうだろう、イヴ? ……いや、ヘル」
2011/03/20 16:32
[477]town◆jtHtMr3tGQ
イヴがヘル?! う~ん...何となくそんな気がしないでもないような気がしていたんだけれど...←ややこしい!
コメント&呼んでくれてありがとう! 嬉しいよ!
アロマ 「ムムム! あの町長怪しいって思っていたんですよ!」
ルーク 「いや...誰から見てもそうでしょうね....」
アロマ 「...でも、グロスキーさんが警察だとは....」
ルーク 「それは...妥当ですね。」
レイトン「これもある意味、ナゾだね。」←何気にひどい!
2011/03/21 01:08
[478]レグルス
ゴヴァン町長だったのか・・・・!!←
そんで共犯がイヴちゃん!?
イヴちゃんがヘル!??←←
なんか凄いになってきましたね(苦笑)
2011/03/21 16:33
[479]夢羽
ん??
イヴちゃん=ヘル!?
ゴヴァン町長が孫を使ったってことか?
うん、わかんないね(汗
ナゾが解けるのを心待ちにしていよう←
2011/03/21 21:17
[480]にし
こんばんは! にしです^^
多分、こちらでは初めましてだと思います!
前作は読まさせてもらってはいないんですが、この作品は始めから読んでみましたよ♪
読み始めたのが400レスを越える、約500レスの小説だったので読み終えるまでに時間が掛かってしまいましたが^^;
第一印象は、序章を読んで「すごい! 公式っぽい!」と思いました。それに、かなりプロの小説みたいです!
私のはウィザーさんの小説とは全然違うなあ……。
どうしても心中文が抜けてしまうしorz
イヴ、いやヘルって言った方が言った方が良いんかな……可愛いなぁ……v
そして記憶喪失だと思わせて、実はただ不思議な喋り方するだけっていうウィザーさんの発想がまた凄い(゜_゜
う~ん、それにしてもまさか彼女がヘルだったなんて……。
2011/03/21 22:33
[481]ウィザー
~town~
でしょ!? やっぱり君は見抜いていたでしょう!? 本当、私はヒヤヒヤでした。
いえいえ、こちらこそ、コメント&読んでいただき、ありがとうございます!
カ「やっぱり、皆あの町長は変だって分かってたんだよ!」
ル「分かりやすかったですから」
カ「確かに、僕もグロスキー警部を、はじめ見たときは警察だとは思えなかったなぁ」
ル「多分、皆そうだと思いますよ?」
~レグルスさん~
いえいえ、本当はとっても単純なことなんです。ただ、少し霧がかかっていると、混乱してしまうんです。
多分、イヴとヘルの関係を知ったら、「あぁ、なんてひねりのない奴だ!」と納得できます!
レ「確かに、これは情報戦だね」
カ「イヴを見てても、全く分かりませんよ?」
イ「警察の人、警察の人。あそこに不審者、不審者。イヴ、ずっと見てる」
カ「僕は一般ピーポーだよ!?」
~夢羽さん~
はい、待っていてください!
おそらく、私自身、その謎(というか関係)を暴くところだけに、ワクワクしています。あとは、だるいと思いながら……。
ル「先生、この作者は自分でつけた題名を分かっていないようです!」
カ「まさか、魔女の涙探しの謎よりも、イヴとヘルの関係に力をいれているだなんて!」
ル「酷い人ですよね!」
カ「作者失格ですよ!」
はいはい、それぐらい分かってますっての!
~にしさん~
初めまして、ウィザーです。
あ、ありがとうございます、こんな長ったるい駄作を読んでくださって!
実は、この作品よりも、ひとつ前の作品のほうが、自分的には気に入っています。あは! 笑えない!
いやいや、私は全くプロなんかではありませんよ! ただ、趣味でやっているだけの文才0人間です。皆様の方が、お上手ですよ!
けれども、わざわざ読んでくださってありがとうございます。
カ「イヴは怖いんだよ」
ル「それは、まぁ、大体の人が……」
カ「それに、イヴってしっかりと発音しないと、めちゃくちゃ怖い顔をするんだよ」
ル「……もしかしてカールさん、イヴを“イブ”って呼んだんですか……?」
2011/03/22 14:59