[1]ウィザー
【レイトン教授と魔女の涙】
遂に、2作目を始めることができました!
前作よりも長編になる予定であります。
1作目より、行動範囲を広げようかと・・・・・・。
2作目も、よろしくお願いします!!
2010/01/30 20:39
[342]riddle
ヨアンさんは自力で何とかしたって事かな?石像動かすのも、滑り台も…。グランドさんは良いとして、ヨアンさんはひ弱そうなイメージだったんだけどなぁ……。
リ「グランドさん、すみません。でも、主語が俺の人はどうしても容疑者から外せないんです」
シ「なんで?」
リ「内緒。それよりセシリーさん!素敵なお弟子さんが(←lemon、勝手にごめん[d:0163])出来たようで良かったですね! これなら私が助手になる必要もありませんよね? ……残念です」
ヒ「……リデル、逃げたね?」
シ「逃げた逃げた、最低だ」
ちょっと色々考えて来ます。犯人像が未だに掴めてないのが若干悔しいので((汗笑
更新頑張ってね♪
2010/03/30 14:23
[343]ウィザー
~Louis~
こちらこそ、なかなか行けなくてごめんなさいです!
暇があれば、必ず参ります!
カ「たしかに、結構進んでるね」
ル「スレ400以内で、この小説を終わらせよう、と無謀なことを言っている人もいますけどね」
イ「展開、いちいち面倒。絶対400以内は無理」
カ「ははは! 僕並みの言われよう!」
~lemon~
意外過ぎな奴です。
子供には、一応、乱暴ではないようです(本人いわく)
セ「よし、ファー君! あなたはこれから、私の可愛い可愛い弟子よ!」
ヨ「多分、2キロぐらい痩せますよ」
セ「まず、一人称か三人称かを決めてね。そして、話の大筋を決め、登場人物も決め、そいつらの短所長所も考える!」
ヨ「め、珍しく、ちゃんと指導を!?」
セ「そして、それが終わったら、私のビーフシチューの中に入っているグリンピースを摘出するのよっ!」
ヨ「な、なんですか、それは!!」
~town~
カラクリを考えるのは、毎回土壇場です!
でも、殺人的なものにするのが、もう楽しくて楽しくて……。
グランド、完全に照れてます。
カ「素直じゃなーい! かっわいー!」
グ「ぶ、ぶっ殺すぞ!!」
ル「グランドさん、ありがとうございました!」(ルークの笑みは、本当に天使的なものですよねぇ……)
グ「し、しつこいっ!(またそっぽを向く)」
~riddle~
よく分からないことに、ヨアンさんは、案外丈夫な男性だそうです。
ひょろひょろなんだけれど、カールよりは、体つきはいいです。
セ「なに言ってるのよ。riddle!!」
ヨ「セシリーさん! さん付けしてください!」
セ「弟子も欲しかったけど、(実はレイトンがうらやましかった)助手も欲しいのよ! ふふふふふ。逃げられないわよ、riddle!!」
ヨ「セシリーさん。riddleさんが嫌がっていますから、いい加減に諦めてください!」
2010/03/30 15:48
[344]ウィザー
さて、本格的にラストに入りかけているような、いないような……。
【続き】
僕達は、身の安全を優先して、4人一緒に行動することにした。
本当は、各自で行動したかったんだけれど、さっきのようなカラクリの餌食になりかねない。と、いうことで集団行動になった。
けれど、それもそれであらゆる意味で危ない。
つまり、僕達は皆で魔女の涙を探すことになる。
だから、答えが皆同じになってしまう。
となると、魔女の涙を見つけたとき、喧嘩になるんじゃないだろうか?
いや、喧嘩というレベルじゃないだろう。
……でも、命の方が優先だな。
「懐中電灯、カール君も持ってきていたんだね」
「ヨアンさんこそ」
僕達は、少し狭い道を進んでいく。
先頭はヨアンさん。
ヨアンさんは、意外と好奇心旺盛のようだ。
歩くスピードが、どんどん速くなっている。
「不老不死の魔女。魔女の涙。奇跡。
それが、近づいているなんて、考えただけで、鳥肌が立ちます」
「分かりますよ、ヨアンさん!」
語り部チームは、かなり盛り上がっているようだ。
一方、残りの僕とグランドさんは、2人を一生懸命追いかける。
この2人、途中から小走りをし始めた。
グランドさんが、怒りに肩を震わせる。
「あの野郎……。テンションに任せて、進みやがって……。
また、殺人的な仕掛けがあったら、どうする気だっ」
ぶっつぶつ大声で呟きながら、早歩きをするグランドさん。
実は、この2人を心配しているようだ。
ちょっとだけ、グランドさんに対する印象が、柔らかくなった。
あの、タバコ事件が無ければ、あぁ避けてはいなかっただろうな。
「ヨアンさん。ちょっと、あれ!」
カールさんが、壁に彫られているものを指差した。
ヨアンさんが、大きく目を開く。
「これは……。魔女の家の家紋!!」
か、家紋!?
そんなものが、ここに!?
ヨアンさんは、懐中電灯でそれを照らした。
「間違いない。
餓えたる多くの人間が、人間を食らうこの紋……。間違いなく、家紋ですよ!」
人が人を食らう……。
考えただけで、恐ろしい。
カールさんが、べしべしとそれを叩く。
「わああぁぁ!! 素晴らしい! これ、夢じゃないよ!」
感動のあまり、涙ぐんでいるカールさんと、紋章に礼をしているヨアンさん。
この2人……。
「異常だな」
グランドさんが、僕の思っていたことを代弁してくれた。
少し、ヨアンさんが、一般的な男性という分類から反れる。
「夢じゃない! 夢じゃなーい!」
カールさんは、べたべたとそれに触れる。
「これも、夢じゃなさそうだな……」
グランドさんが、ものすごく引きつった声を出す。
「おい。その気味悪い若造! お前、なんか仕掛けに触っただろ!!」
「気味悪い若造って、失礼な! ていうか、触ってませんよ」
「なら、こいつらは、なんだ!!」
グランドさんの指差す先。
それは、ゾンビのような動きで迫ってくる人たち……。
「って、なんですか、あれ!」
「どうやら、一種のカラクリ殺人のようだねぇ」
他人事状態のカールさん。
「カールさん! なんてことをしてくれるんですか!」
「だ、だから僕はなにもしていないって!」
「カール君。多分、この家紋になにか仕掛けがあったんですよ」
ヨアンさんも、カールさんといい勝負の他人事。
ゾンビ的な人間は、ゆっくりゆっくり迫ってくる。
その、腐敗している体が、生きる僕らの体に嫉妬するように……。
「まずいな」
グランドさんが、ゆっくりと後退する。
えぇっと……、よく分からないけれど……。
「に、にっげろおおぉぉぉぉぉぉっ!!!」
「わああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
カールさんの掛け声で、僕らは一斉に走り出した。
2010/03/30 16:21
[345]ウィザー
ここから、ちょっと戦闘に入ります!!
って言いますか、これが書きたくて、こんな展開にしてしまったと言うか……。
【続き】
息を切らせながら、僕らは全力疾走する。
あの、ゆっくりとしたゾンビの進み方なら、十分突き放せる!
そう、僕らは思っていたんだ……。
カールさんが、後ろを振り返る。
「ちょっ! な、なにあれ!」
後ろを振り返ると、素晴らしいことに、ゾンビさんたちも全力疾走してくれているではないか。
なんだか、徒競走や鬼ごっこをしているのうだなぁ!
ヨアンさんが、ふと指を立てる。
「なんだか、ゾンビ鬼をしていた時のようで、懐かしいです」
「ぞ、ゾンビ鬼?」
「はい。
簡単に言えば、増え鬼なんですけれどね。鬼がゾンビなのですよ。
ゾンビ役の鬼は、ゾンビになりきって、生きる人間を追わなければいけない。
だから、ゾンビ役は、そう早く走ってはいけなかったんですよ」
「なら、絶対に捕まえられないじゃないですか」
「いや、逃げる側も逃げる側で、恐怖に駆られつつ逃げ惑う哀れな子羊のように逃げないと、失格なんです。
途中、恐怖のあまりにこける、という人もいましたね」
「なんだか、大変そうですねえ」
「そう。
けれど、非常に時間がかかる遊びですから、制限時間が設けられていたんですよ」
「制限時間! それはいいですね! ぜひ、やってみたかったなぁ」
「今、リアルなものでやっているではないですか」
この異常な会話は、語り部2人組み。
「お前らは、莫迦か!!」
グランドさんの平手が、2人の頭を襲う。
本当に、あきれてなにも言えない!
あぁ、なんでこんなことに巻き込まれなくてはいけないんだ!
うぅっ……。レイトン先生と一緒に行動して置けばよかった……。
いまさら、というような後悔が押し寄せる。
それとともに、ゾンビたちも迫り来る。
「どうしましょうか?
そう、逃げきれそうではないような気がします」
ヨアンさんは、楽しそうに声を弾ませた。
グランドさんが、わなわなと震える。
「お前らが、責任とって犠牲になってこい!」
とにかく、どうにかしてこのゾンビたちを撒かないと……。
そう考えていたせいか、足が何かに躓いた。
そして、案の定、派手にこけてしまった。
「ル、ルーク君!?」
カールさんの声が聞こえる。
けれど、僕が集中していたのは、せまり来るゾンビたち。
乾ききった皮膚は、骨に張り付いている……。
へこんだ顔はよく見えなかったけれど、ぎらつく小さな瞳は、しっかりと見れた。
ゾンビの一人の手が、僕に伸びる!
「うわあぁっ!」
もう終わりだ! ここで、ゾンビに殺されて死んじゃうんだ!
「ルーク君! 頭を下げて!」
突然、何かが僕の上をとおりすぎた。
それは、僕に手を伸ばしていたゾンビの顔面に直撃した。
ゾンビが大きく後ろへ倒れる。
な、なにがあったんだ!?
「小僧! ぼけっとしてるな!」
グランドさんが、急いで僕をゾンビから引き離した。
ゾンビたちのほうを見ると、そこに生きた人間の姿が……。
「ヨ、ヨアンさん!?」
ヨアンさんは、手に護身用の大きめのダガーを持っていた。
それを手に、ゾンビに切りかかる。
襲い来るゾンビの攻撃をかわし、近くにいたゾンビの眉間をダガーで貫く。
それを抜きつつ、自分に手を伸ばすゾンビの腹部に蹴りをお見舞いした。
ダガーは、踊るようにゾンビを動かぬものへとしていく。
「ヨアンさん! もういいんじゃないですか!?」
カールさんが、ヨアンさんに叫ぶ。
しかし、ヨアンさんは……。
「あともう少し待ってください。
あと少しで、ゾンビをいい数で倒しきれけれるのですから!」
全く、聞く耳持たず。
逆に、楽しいからやめたくないようだ。
ヨアンさんの長髪は、ゾンビの命を食らうようにたなびき、語り部の衣は、ゾンビを永遠の眠りへと誘うように翻る。
ヨアンさんの首に、ゾンビの手が伸びた!
まずい! そう思ったのも、一瞬だった。
「いけませんね。私の首を刈ろうなんて」
ヨアンさんは、ゾンビのその手をダガーで貫き、舌なめずりをした。
そして、思いっきり腕を早く動かし、ゾンビの首を刎ねた。
「ダガーはダガーでも、殺傷能力は剣より高い。覚えといてくださいね」
転がるゾンビの首に、ヨアンさんは微笑みかけた。
「い、いくらカラクリとはいえ、やりすぎだろ」
グランドさんは、青ざめながらそう言った。
そうか。このゾンビたちは、カラクリか!
なんだ、怖がって損した!
僕にとっては、このゾンビのまねをしているカラクリより、カラクリの殺戮を楽しむヨアンさんのほうが、圧倒的に怖かった。
2010/03/30 16:56
[346]lemon
よ、ヨアンさん…………意外、意外すぎます[s:0033]
ついでにいえば、ヨアンのつづりの最初がIだというのも意外です……
ファ「一人称か三人称か決めて、話の大筋を決めて、登場人物とその短所長所を考え、先生のビーフシチューのグリンピースを摘出する、と(メモ)」
シ「最後のは余計じゃ……」
ファ「ついでに、僕のシチューのニンジンも摘出、と」
シ「育ち盛りなんだから、好き嫌いしないの!」
ファ「これにリデルさんも加われば、にぎやかになりますね♪」
シ「……誰か助けて」
サファイアは、9月の誕生石……のはず!
続き、楽しみです[s:0379]
2010/03/30 20:11
[347]ハッピー
わぁ久しぶり!!だいぶすすんでる~☆
もうすぐクライマックスなんだね~
寂しいな(涙)でももうちょっとで
全部分かるのはうれしいな♪
ウィザーの小説読んでると自分でも書きたく
なってくる♪どうしよっかな~
2010/03/30 20:55
[348]town
ヨアンさんもヨアンさんですが、カールさんもカールさんらしい...
2010/03/31 00:00
[349]ウィザー
~lemon~
ヨアンさんも、変人だったのです!
まぁ、参加者全員が、教授やルークを除いて、皆変人なんです。
セ「えらい! さすが私のかわいいファー君!(頭を撫でる)」
ヨ「お願いですからセシリーさん。純粋無垢な少年に、邪気に満ち溢れた少年にしないでくださいよ?」
セ「大丈夫よ!
ファー君。起承転結をしっかりと考えてから、転のところで盛り上がるようにするのよ! そしてその後は、キメとして私のサラダの中に入っているブロッコリーを摘出するのよっ!」
ヨ「セシリーさん! それぐらいは自分でやってくださいと言いますか、好き嫌いしないで全部食べてください!」
これ、めちゃくちゃ楽しいです!!
~ハッピー~
お久しぶり! 元気でしたか?
一応、ラストに近づいています!
この調子で、回り道なんかせずに進んで欲しいなぁ……。
セ「ハッピー! 書くのよ! 自分の世界を文字に躍らせなさいっ!!」
ヨ「セシリーさん! 呼び捨てはいけません! というか、強制じゃないですか!?」
セ「辛い時もあるかもしれないけれど、読者の皆様が応援してくださるから、書いたほうがいいわ!」
ヨ「せ、正論を珍しく……」
セ「なによ! 私が正論をいつも言ってないと言いたいの!?」
~town~
カールもカールですが、ヨアンもヨアンです。
落ち着いていないヨアンは、たぶんカールのようになっているでしょう!
ヨ「一応、私も壊れる時があるのですよ」
カ「人生、壊れが8割!」
ル「は、8割って、高くないですか!?」
レ「それはカールだけだから大丈夫だよ、ルーク」
2010/03/31 14:21
[350]ウィザー
余談ですが、ゾンビ鬼は、私の小4から小5にかけてブームした鬼ごっこです。
これは、私達で勝手に作り上げました。(軽く、一年間、これをし続けましたねぇ)
ルールも、そのまんまだったりします。
【続き】
ヨアンさんは、きりのいいところまでゾンビ風カラクリ人形を倒すと、僕らのところへ戻ってきた。
「思ったのですが、あと数体しかいませんから、排除してしまいましょう」
と、とんでもない! と僕達は叫んだ。
しかし、ヨアンさんは引き下がらない。
「この方々に追いかけられていては、魔女の涙を、探そうにも探せません」
確かにそうだけれど、探せないことも無い。
「それに、帰るとき、この方々はまだ私達を追ってくると思いますが?」
ヨアンさんは、にっこりと微笑みながら言った。
そうか。帰りのこともあったんだ……。
けれど、一つ言わせて欲しい!
「けど、戦力になるのはヨアンさんだけじゃないですか!」
すると、ヨアンさんは、
「大丈夫。成人組みで行きますから」
と、固まっている男性二人の肩に手を置いた。
その友好的な微笑みは、仮面なのだろう。
肩を叩かれた2人が、真っ青になる。
「じょ、冗談じゃない!」
「ヨアンさん! いくらなんでもそれは論外!」
「俺らを殺す気か!」
「ヨアンさん、諦めてくださいよ!」
2人は、休みなしに懇願する。
しかし……。
「ありがとうございます! 手伝ってくださるのですね!」
ヨアンさんは、満面の笑みを浮かべながらそう言った。
完全に、利用するつもりだ。
「ふっ、ふざけ……」
「じょっ、冗談じゃな……」
「もちろん、お手伝い、してくださいますよねぇ……?」
あのヨアンさんが、草食動物から肉食動物化する。
実は、兎の皮を被ったオオカミだったんだな。
あの、グランドさんまでも、封じ込めるなんて!
ヨアンさんが、僕の肩に手を置く。
「それではルーク君。少し待っていてくださいね?」
「は、はい!」
ヨアンさんは、手の骨を楽しそうに鳴らしながら、地獄を見たような顔をしている男性2人をズルズルと引きずった。
「さぁ! 楽しい血祭りの幕開けです!」
僕は、心に決めた。
ヨアンさんにむやみに近づかないことにしよう!
地上に戻ったら、レイトン先生に、ヨアンさんの本性を教えておかなければ……。
2010/03/31 14:39
[351]ウィザー
いい加減、カットし始めます!
【続き】
「いやぁ。楽しかったですね」
ヨアンさんは、サラサラとした髪を手で払いながらそう言った。
ヨアンさんの近くには、肩で息をしているカールさんとグランドさんがいる。
この2人も、かなりのやり手だった。
グランドさんはまだしも、カールさんがゾンビ風カラクリ人形の相手を出来るなんて、思ってもいなかった。
ゾンビたちは、体がばらばらになった状態や、体がおかしな方向に曲がった状態で、床に横たわっている。
もちろん、彼らはカラクリなので、グロデスクではない。
けれど、外見がリアルなので、少し気分が優れない。
「さぁ皆さん、先に進みましょう」
ヨアンさんは、まだ動けそうにない男性2人の背中をぐいぐい押し、先へと進ませた。
僕も、ヨアンさんの後ろについていく。
もしかしたら、ヨアンさんのそばにいるのが一番安全で、一番危険なのかもしれない。
地下の道は、とくに変わった仕掛けはもうなかった。
隠し扉や、怪しい穴も無い。
最終的に辿り着いたのは、魔女の部屋と瓜二つの部屋だった。
内装も、置いてあるものも、全て同じ。
「これ、魔女の部屋と全く同じじゃないですか?」
「そうだね! けれど、ちょっと違う」
「え?」
「この絵が20°傾いているし、この椅子も微妙に色が落ちてる。
それに、この絵と絵の間が、3cm広い」
カールさんは、ぶつぶつと言いながら、部屋を歩き回った。
そこまで、記憶しているとは……。これはレイトン先生もびっくりするに違いない。
現に、グランドさんが絶句している。
「この部屋になにかあるのでしょうね」
「だろうな。だけどよ、館の方の魔女の部屋と全く同じなんだから、そう変わったところは見つかりそうじゃねぇぞ?」
「いや。全く同じだからこそ、あるものですよ」
ヨアンさんは、絵画の裏を調べたり、花瓶の中を覗いたりしている。
グランドさんも、壁を叩いていた。
僕も、負けてはいられない!
いろいろと、調べまわった。
けれど、なかなか変わったところはみつからない。
それどころか、仕掛けさえみつからない。
カールさんが、ふと思いついたように手を叩いた。
「あ」
「あ?」
鸚鵡返しに僕らはカールさんを見た。
カールさんは、そんなこと気にせずに、急いで絵画に駆け寄った。
「思いついたっていうか、だめもとなんですけど……」
カールさんが、絵画を全て壁から取った。
な、なんていうことをしているんだ!
「カ、カールさん!」
慌てて止めに入ったのだけれど、逆にカールさんに止められてしまった。
「ルーク君。ちょっとこれはやらせてくれないかい?」
そう言われたら、止めようにも止められない。
カールさんは、真剣な表情をつくった。
「これでもし、なんらかの仕掛けがあったら、いいんだけどね」
2010/03/31 15:01