[1]さくら
【変わらぬものは】
お久ぶりです。(誰も知らないだろうけど;)
2作目を書きたくなったので書きに来ちゃいました。^^
以前「最後のロンドン」という作品を書いていたので、よかったら探してみてください。
駄文かもしれませんが読んでください!
同じような小説がもしあっても、パクリではありません。
一読の後、感想を頂けると嬉しいです…。
2010/01/28 22:52
[7]さくら
ごめんなさい、さっきのは「序章」です。
次から「第一章」です;
2010/01/28 23:53
[8]さくら
第一章「出会えた」
君を失ってから10年が過ぎた。
私は大学教授として、そして考古学者として、今も頑張っているよ。
頑張らないと死んじゃう病気だからね。
クレア……ロンドンは今でも事件が絶えない。悲しいね。そういえば最近、私はタイムマシンの事故に立ち会ったんだ。
タイムマシンの完成披露パーティーにお呼ばれしたときにね。
よく行けたなって思うかい?大丈夫だよ。
むしろタイムマシンの完成は嬉しかったさ。
君が、あんなにも楽しみにしていたことなのだから…。
------○------
『タイムマシン?』
図書館で資料を見ていると、友人が話かけてきた。
「あぁ、その研究者たちが、お前に協力してほしいんだって」
『なぜ僕に…?』
「なんでも、過去の情報やらルーツやらを知るために考古学が必要だとかなんとか…詳しいことはよくわからないが…」
『で、君は勝手にOKしたのか…』
僕はその友人を冷めた目で見た。彼は「へへへっ」とひょうきんに笑っている。
「悪かったよ、レイトン。めっちゃ美人に頼まれてさ、断れなかったんだ」
その言葉に僕は焦った。
『美人!?女性に頼まれたのか?』
「あぁ…科学者の。…なんだ、お前も女とか興味あったのか」
友人はにやにやしながら言った。
『違うよ、その逆だ。僕は女の人が得意じゃないんだ』
「あーあー、そんな感じだな…。大丈夫さ。タイムマシンの研究者は男が2人いる。女はその人だけだよ。どうだ?やってくれるか?」
『了解したのに、今さら断るのも失礼だろう…。やるよ』
「本当か!ありがとなー!頑張ってくれよ、レイトン!」
まったく調子のいい友人だ。また頑張らなきゃいけないことが増えた。
数日後、僕は約束どおりタイムマシンの研究室へ向かった。
ドアをノックして扉を開ける。
『失礼します』
二人の男性が、こちらを振り向いた。
「……えーと、君は…」
『あっ、はじめまして。エルシャール・レイトンです』
「…あぁそうか、君が。すまない、よく来てくれたね」
背の高い男性が、僕に握手を求める。もう一人の小さい男性は、奥で作業をしたまま黙っている。
「君はたしか、クレアに頼まれたんだろ?」
『…えぇ、女性に頼まれたと…』
「彼女なら、いま図書館だ。会いに行ってやってくれ」
『えっ…』
思わず、顔が強ばった。
「? どうかしたのかい?」
『い…いえ…なんでもありません…』
女性が苦手なんて、初対面の人にはとても言えない。僕はしょうがなく、図書館へ向かった。
――――
しばらくして、図書館についた。しかし、彼女がどんな女性かを知らない。しまったと思った。
しょうがないから図書館をウロウロしていると、後ろから、誰かに声をかけられた。
「エルシャール・レイトンさん?」
振り返ると、そこには知的そうなとても美しい女性が立っていた。
「! やっぱり。ごめんなさい、今日会う予定だったのに…研究室にいなくて…」
『あぁ…いえ、いいんですよ』
「それに…忙しそうなあなたに無理やり仕事を押し付けてしまった事も…」
『? 僕を知っているんですか?』
女性はにっこりと笑った。
「知ってるも何も、有名じゃないあなた。ずいぶん頭がいいんでしょ?」
『いえ、全然そんなことは…』
「……でも、女性と話すのは苦手みたいね」
思わず心臓が大きく鳴った。見透かされたのか…女の人は鋭いな…。
僕は返事ができなかった。それを見て、彼女はまた笑った。
「ふふっ当たりなの?」
『あ…いや…』
「あ!ごめんなさい、自己紹介が遅れたわね。」
彼女は僕に右手を差し出した。
「クレア・フォーリーよ。よろしくね」
僕は、戸惑ったが、おとなしく握手をした。
触れた手が予想以上に細く温かかったので、少し驚いた。
「これから、研究に少しの間だけ協力してもらことになるけど…大丈夫かしら?あなた、すごく忙しいんでしょ?」
『大丈夫ですよ…それに、全然忙しくなんて…』
「うそ。研究とかレポートとか、拝見させてもらったけど、とても楽そうな仕事とは思えないわ。気をつかわなくていいのよ?」
『そういうつもりじゃ…これぐらい、平気なんですよ』
明らかに心配そうな顔で僕をみるフォーリーさん。こんな顔をされたのは久しぶりで、どうしていいか分からずに、言葉をつづけた。
『誰かにがんばれって言われると、相当頑張ってしまう性格なんです。昔から。だから平気なんです。心配してくれて、ありがとうございます』
初対面の女性にこんなにもスムーズに話せるのは珍しい。この人には、なにか不思議な魅力を感じる…。
僕の言葉を聞いて、彼女はふふふっと笑った。
「…あなた、頑張らないと死んじゃう病気にかかってるみたい」
そう言って笑った。
一見すると失礼なこの言葉に、少しも嫌味を感じなかったのは、彼女の温かさの溢れる笑顔のせいだろうか……
僕はなぜか、立っている心地がしなかった。
「じゃあ、これからよろしくね。レイトン君」
そう言って僕に背を向けて歩いて行った。
そして、しばらく歩いたところでもう一度振り返って、笑顔で言った。
「無理しないでね」
2010/01/29 01:32
[9]みかん
お久しぶりです、さくら様!
覚えていて下さったでしょうか…みかんです。
やはりさくら様の文章力は素晴らしいですね♪尊敬します、本当に。
では、更新頑張ってください♪
2010/01/29 16:51
[10]紐子
おおっ!
出会いだっ。
あの頃は良かったっぽい感がイイですねェ♪
2010/01/29 19:57
[11]凜
初めまして[d:0150][d:0088]
凜と申します[d:0140]
なんか、さくらさんの書く文章は不思議な雰囲気の才能があって魅力的です[d:0088]
更新頑張ってください[d:0140]
2010/01/30 18:34
[12]さくら
みかんさん
お久しぶりです!もちろん覚えてますよ^^
来てくださってありがとうございます!
こんな駄文を褒めていただいて…それだけでかなりの活力になります><!
紐子さん
ありがとうございます^^
若かりし頃のレイトン先生が好きすぎるんです、私(笑)
凛さん
はじめまして!
お褒めのコメント、ありがたいです^^
頑張って書くのでよろしくお願いします!
2010/01/30 22:10
[13]さくら
第二章「まるで それはまるで」
どこからともなく愛の歌でも聞こえてきそうな、さわやかな朝。
それに相応しくない、険しい顔で紙切れを見つめる、私。
「先生?どうしたんですか?」
不思議そうな顔をする、ルーク。
こんな私にも弟子が出来たんだよ。
『……ルーク…近々、また調査に出るかもしれない。』
「えっ!本当ですか?その手紙は仕事の依頼だったんですか?」
『…いや…まぁ…そんな感じかな。詳しいことは、また今度話そう』
「………?」
クレア…私の弟子が、10年後から手紙を送ってきた。信じられない状況だ。
しかし…私はそこまであり得ないとは思っていない。その理由は、まずルークがこんなイタズラをするような子ではないということ。
そして、君が一生懸命にやっていた研究が…実現した、
…喜び。
-----○------
「アラン・ディミトリーだ。少しの間だが…協力をたのむ。どうぞよろしく」
「ビル・ホークだ。よろしく」
『よろしくお願いします』
「本当にありがとう。それなりのお礼はするわ。歴史に名を残す大実験よ。頑張りましょうね」
生き生きとした表情、無邪気な明るい声、しゃんとした姿勢。
昨日より今日…出会ったばかりの彼女に、僕は完全に夢中になっていた。
「……レイトン君?」
なかなか返事がない僕に彼女が声をかける。
目がさめたようにハッとなる。
『あっ、はい。がんばります…』
「…ふふっ」
彼女の前だと、どうも言葉がどもる。まるで自分が自分じゃないみたいに。
そんな僕を見て、また彼女が笑う。
妙なほどに幸せな……この心地悪さ。
このやり取りを見ていたディミトリーさんの顔つきが、ほんの少し変わった。
「さぁ、自己紹介も終わったし実験に戻ろうか。クレア、ビル」
「そうね」
「あぁ。急がないと」
『じゃあ、僕はこれで。資料も渡しましたし…』
「あら、せっかくだし、ちょっと見ていったら?」
『あ…いえ。まだやらなきゃいけない仕事がいくつかあって…』
「でも…少しくらいなら…」
彼女がそう言ったので、仕事は後回しにしてもう少しここに居たくなった。
『じゃあ…』
「クレア。無理強いはよくない。彼は忙しいんだ」
僕の言葉を、ディミトリーさんがさえぎった。
「……そうね。ごめんなさい」
『あ…いえ…』
もう僕が居れる空気じゃなくなったので、仕方なく帰ることにした。
少し残念だが…幸せだ。彼女と話せる機会が増えたのだから。
踊る心が体に表れないように冷静さを保ちながら、僕はその場を後にした。
------○-------
『ルーク。この手紙を見てみなさい』
下町を目指すバスの中、新しい旅の始まりとなった手紙を、ルークに見せた。
「あっ!仕事の依頼ですね!」
『……そうだね。未来から来た…仕事の依頼だよ』
「…未来?」
『そう。未来の…君からの』
ルークは目を見開いて、そのまま手紙を広げて読んだ。
「!?…先生!これは!?」
ルークはとても驚いていた。公共の乗り物の中で大きな声をあげて。
やはりこういうところが、まだまだ子供な証拠なんだろう。
………あの時の私もそうだった。
------○------
僕がタイムマシンの制作に協力して一か月ほどたったある日。
いつものように資料を持って研究所へ向かって行った。予定時刻よりも、少し早い。
ドアをノックしようとしたその時。中から話声が聞こえた。その声のトーンが明らかにいつもと違うので、思わず手を止めた。
「ビルは?また企業のところに行ってるのか?」
「そうみたい。いいじゃない。そんなに不機嫌にならないで」
「………君は逆に…ずいぶんご機嫌だな」
「えっ…そう…かしら?」
「今日はレイトンが来る日だからか」
ピクリと体か動く。ドクンと心臓がなる。
「…何を言ってるの?ディミトリー」
「………」
ドアの前で立ち尽くしたまま、動けない。
「…クレア。君はなぜ研究の協力にレイトンを選んだんだ?考古学の生徒なら、他にもたくさんいただろう」
「それは…彼が特に優秀だからよ」
「……本当に、それだけ?」
「ディミトリー…」
心臓のなる音で、二人の声がよく聞こえない。よくわからない焦りが、体中を駆け巡る。
「クレア…私は……」
居ても立ってもいられなくなってきた。
「私は君のことが…」
ガチャ!っという音が、彼の言葉をさえぎった。
『失礼します!!』
勢いよく僕が部屋に入る。
「レイトン君…」
「おい、君!ノックぐらいしないか!」
『あっ…すいません…えと…急いでいたもので…』
深くため息をつくディミトリーさん。一瞬の衝動に駆られて、なんだか申し訳ないことをした。
「まぁいい…頼んでいた資料は持ってきてくれたか?」
『えぇ…』
不機嫌そうな顔のまま、僕が持ってきた資料をみるディミトリーさん。
「ん?おい、資料が足りないぞ?」
『えっ本当ですか?』
急いで枚数を確認すると、確かに一種類足りなかった。
『しまった…図書室に忘れた…すいません。急いでとってきます!』
「あぁ…悪いな」
小走りでドアノブに手をかけたその瞬間
「まって……!」
僕とディミトリーさんの視線が、彼女に向けられる。
「私も…一緒に行っていい?」
『え?』
驚いた。思わず嬉しさの混じった声が出た。
「ごめんなさい。すぐに戻ってくるわ」
「………あぁ。いいさ」
背を向けたせいでディミトリーさんの表情が読み取れない。声は…決して明るくはない。
二人で部屋を出て、ゆっくりドアを閉めた。しばらく歩いていると、彼女が口を開いた。
「あなたドアの前で聞いていたでしょう?」
大きく心臓がなり、動きが止まった。
『な……なんで…』
「あなたが来たのは約束の時間の10分前よ?なぜノックもできないほど焦っているの?しかも、ついさっきまで図書館に居たのよね?図書館から研究所までの距離を走ってきて少しも息切れをしていないのはおかしいわ」
するどい指摘。気が動転していたせいで、ちゃんと頭が回らなかった。
「あなた、頭がいいんだからもっと冷静さを持たないと」
彼女の顔は、怒っている。
「盗み聞きなんて最低。エルシャール・レイトンってそんな人間なの?」
胸が痛かった。母親に叱られている、小さな子供のようだ。
僕に背を向けて、足早に歩き出す彼女。
『ちがうんだ…!』
思わず呼びとめた。振り返ってくれたのが、嬉しかった。
『自分でも分からない…何故あんな失礼な事をしたのか…というか…最近の僕は基本的に不安定なんだ…変なんだ…』
不思議そうな顔。どうか分かってほしい。
自分でも分からない、この思いを。
『ディミトリーさんが君に話ている声を聞いていたら…じっとしていられなくなった』
彼女が、少しづつ僕に近づく。
「…なぜ?」
なぜ? なぜだろう?
分からない。
分からない?
嘘だ。
答えはもう出ているはずだ。
……答えは…
『……僕は君が好きなんだ』
肩に乗っていた重いものを降ろしたような感覚。スッと体が軽くなった。
心臓だけが、激しく動いている。
『…これが…答えだよ…』
ゆっくりと笑顔になっていく彼女。
目には、うっすらと涙が浮かんでいる。
さらにゆっくりと僕に近づき、とても小さな声で言った。
でも、僕にはしっかりと聞こえた。
「……正解」
それはまるで春のように淡い
まだ目の前しか見えていなかった頃の話
2010/01/31 02:02
[14]紐子
レイトン!
ノックしろおぉっ!
2010/01/31 08:44
[15]紐子
なんだ、そういうことか・・・。(駄目だけど
内容全部見ずにコメした・・・
2010/01/31 08:47
[16]遜
初めましてえぇぇ~~~!!
あっ、失礼しました…。初めまして!遜という者です。
とてもお上手だったものでつい興奮してしまいました……。
それにしても憧れます!とってもお上手でお上手で…もう凄いとしか言い様が…
頑張ってください!応援しております!
2010/01/31 14:57