[1]アドネ
【ようこそ、タイニーロンドンへ。】
はじめまして、アドネという者です。
ロンドンライフにそれはもう物凄くハマってしまい、小説まで書くに至った、というわけです。や、どういうわけなんでしょうね(笑)自分でもよく分かりません。
簡潔に言うと、ロンドンライフの物語を小説にしちゃうんだぜ!という感じです。
基本はタイニーロンドンでの生活が中心になると思いますが、主人公が男女二人いるので恋愛も少し入ります。
日付ごとに書いていくので、短編集のようなものになると思います。
男主人公サイドの時は日付の横に○が,女主人公の時は日付の横に●を付けます。
……自分で分からなくなりそうな予感がします。
感想頂けたら号泣して喜びます。もちろん批評も大歓迎です。これからの作品に役立てますので、厳しい批評じゃんじゃんお願いします!
すんげーヘタクソな小説になるとは思いますが、読んでいただけると嬉しいです。天へ飛び立つ勢いで喜びます。
それではスタート!←
2009/12/27 22:14
[13]アドネ
12月27日 ●
ここ、タイニーロンドンは、「流行と共に走る街」と呼ばれる程、流行を凝縮した街として有名だった。観光客は多いが、移住者はこの街にの「ある特別なシステム」のせいで少ないらしい。そのシステムが何なのか知らないが、ま、大丈夫だろう。しかし、モレントリー急行に乗っていた乗客も観光客がほとんどなのか、大半が店やら何やらの方向へ向かっていた。
ふわり、と優しい風が吹く。ほとんどの乗客がそれぞれの行きたい場所へ行ったのか、駅前にはほとんど人がいなかった。流行と共に走る街、とか言われる割には、高層ビルのような物は少なく、道も土ではないのだが舗装されている感じはしない。奇妙に田舎っぽい街だな、と思いながら、風でまきあげられた髪を軽く整えていると、後ろから奇妙にしゃがれた声が聞こえた。
「おい、お前」
誰かを呼んでいるのだろうか。そう思いながらも、私には関係ないことだからほっといて、ボストンバッグから地図とガイドブックを出すと、更に強い声で後ろから声が響いた。
「お前だっての。おい」
振り向いてやれよ呼ばれてる奴、と思いながら、家の手続きとか何もしてないんだけどどーしよう、と思って、とりあえず「タイニーロンドンの歩き方」とかいう題名のガイドブックを開くと、いきなり後ろから肩をばんばんと叩かれた。突然のことに驚いて後ろを振り返ると、そこにはニット帽とヒゲとマフラーで顔の大部分が隠れている私よりだいぶ背の低いおっさんがいた。
「おいお前、人に呼ばれたら返事してやるのがこの世の道理ってもんじゃねーのかい」
おっさんはそう言いながら腰に手を当てた。このおっさんが誰なのか知らないが、いきなりムカつくことを言われて思わず口を開く。
「あんたこそ、それが初対面の奴に対する口の聞き方かよ」
「そういうお前の口の聞き方はどうなんだ」
間髪入れずにそう言われて、思わず言葉につまる。しまった、反論した意味0じゃねーか……
おっさんは嫌味ったらしくクックックと笑っている。ムカつくおっさんだ。
「ふん、まあいい。俺は新参者にこの街のシステムのことを教えるいわば案内人、ヒゲマフラーだ。案内してやるんだから、ちゃんと俺のことを敬えよ」
「嫌だね」
即答。何でこんなおっさんを敬わなきゃいけねーんだ。
「クックック、お前、中々度胸があるな。まあいいだろう。それじゃ、よく聞けよ」
「いい。市役所にでも行って聞くから平気だ」
「そんなことを言うな。教えてやろう」
ムカつく上に人の話を聞かないおっさんだった。
「いいか、よく聞けよ。
まずこの街のシステムとは――」
2009/12/28 13:45
[14]dragon
こんにちわアドネさん
あるシステム…気になりますね…
2009/12/28 14:11
[15]アドネ
dragonさん
こんにちはです!
ただいまミトシ版を書いております。
あるシステムというかまああれのことなんですけどね(笑)
なーんも面白くないと思いますよ。あれのことですから。次はヒゲマフラーがでしゃばってヒノカが怒ってミトシがたらしなだけですが、読んでいただけると嬉しいです。
2009/12/28 14:20
[16]アドネ
12月27日 ○
「んー、いい天気だなぁ」
出発した時の雨模様に比べ、今は立派な快晴だった。新しい生活の始まりにはちょうどいいかな、と思い、とりあえず新居を決めるために歩き出す。と、出入り口のすぐ近くで変なおっさんにつかまってる例のあの子がいた。あれ、ナンパされちゃった?と思いながら、興味をひかれて近づくと、だんだん話し声がはっきりしてきた。
「いいか、ヒノカ・セスリタ」
「何で私の名前知ってるんだよ」
「俺は何でも知ってるんだ。まず、これからタイニーロンドンで暮らすうちに、お前は善人やマフィアやら、いろんな奴に出会うだろう」
「……マフィアいんのか」
「ああ、いる」
この街の説明でもしているのか、変なおっさんは身振り手振りを交えながら、ヒノカと呼ばれた女の子に説明をしている。
これ、もしかして聞いといたら得なんじゃね?と思い、二人に近づく。
「こーんにちは。お二人さん、何の話?」
僕が二人の間に割り込むと、ヒノカちゃんは明らかに驚いた顔をして一歩半後ろへ飛びのいた。ひどいなー。傷ついちゃうよ?そんなことされたら。
「お前はミトシ・フレデリカだな」
「あれ、僕の名前知ってるんだね」
「まあな。それじゃあ新参者が二人になったところでまとめて説明するぞ」
説明する、と言われて、飛びのいて僕を睨み付けていたヒノカちゃんが渋々と言った感じで近寄ってきた。
「もしかして僕嫌われてる?」
「たりめーだ」
うわー、女の子に嫌われたの、はじめてだよ。
「そのくらいにしておけ。いいか、話すぞ。
さっき言ったとおり、ここには悪人も善人もいる。中には、物事に困り果てているやつらもいるだろう。お前たちそんな困っている奴等を助けていけばいいんだ」
「「……は?」」
思わず同時に声を出す。やったー、僕たち以心伝心。
「なに言ってんだよおっさん」
「俺はヒゲマフラーだ」
「じゃあヒゲマフラー、何で私らが街の奴等を助けなきゃいけねーんだ」
「何でも何も、街の奴等をハッピーにするのがお前たちの役目だからだ。街の奴等をハッピーにすれば、お前らもハッピーになる。ここではハッピーが全てなんだ。幸せや笑顔やらのハッピーで仕事の給料が決まったりするんだからな。だからここには移住者が少ないんだ」
ますますわけが分からない、という顔で、ヒノカちゃんが固まっちゃったので、僕が助け船を出す。
「つまり僕たちは何でも屋なわけなの?」
「そうだ」
……たしかにおかしな話だ。僕がまた口を開こうとすると、先にヒノカちゃんが口を開いた。
「ざけんじゃねーぞこのボケタコっ!私はグレッセンヘラーカレッジに入学するためにここまで来たんだ!街の奴等にかまってられっか!」
「あれ、君もグレッセンヘラーカレッジに入学するんだ。奇遇だね、僕もだよ」
「るせえっ!」
わーお、るせえっの一言で会話を打ち切られたのもはじめてだよ。
「それじゃあ通いながらハッピーにしてやればいいだろう。とりあえずお前らはここから南にあるオールドハウスに行け。そこにいるリーサという婆さんが金に関することを教えてくれるだろう。家のこともやってもらえるはずだ。いいか、二人で行けよ。お前らは二人で行くことに意義があるんだ」
「何それ、運命の相手?」
「まあそんなもんだ」
運命の相手ねぇ。ヒノカちゃんをからかってやろうと思って後ろを向くと、ヒノカちゃんは僕が振り向いた途端にさっさと歩き出していた。
「……行っちゃったんだけど」
「さっさと追え」
2009/12/28 14:20
[17]アドネ
12月27日 ●
何なんだ何なんだ何なんだっ!
これは現実なのか!?
微笑んできた男(ミトシというらしい)はやっぱりチャラ男だったし街の奴等をハッピーにしろとか言われるし挙句の果てには二人で行動しろとか言われるし!
イライラしながら後ろを振り返ると、ミトシという名のチャラ男が、待ってよーとか何とか言いながら追いかけてくる。
うぜぇ。
盛大にうぜぇ。
何でこいつなんかと一緒に(新居までとはいえ)行動しなければいけないのか、甚だ疑問だ。
あいつの存在は無視することにして、街の景色を楽しむ。ガイドブックを頼りに駅から南下した部分の建物を調べると、こんなことが書いてあった。
「ブティック・クレメンツ
安いものじゃ嫌。高級でラグジュアリーな洋服、宝石、家具……そんな物が欲しいあなたは、ぜひこのブティック・クレメンツへ。ラグジュアリーを体現する店主、ローズ夫人と、その愛猫、看板猫のクローディアがお迎えします」
……今の私には関係ない場所だが、街の地理を早く頭に叩き込むためにそれらしき建物を探す。
「……ここか?」
大理石か何かで作られた壁に、紫のガラスの自動ドア。置かれていた看板には「CLEMENTS」
と書かれていた。まず間違いなくここだろう。
中の様子を少しのぞくと、いかにも贅沢な食事を楽しんでますな体形のおばさんが、真紅のドレスを引きずりそうになりながら、紫のリボンを首に結んだ白いペルシャ猫を撫でている。
いかにも金持ち向けだな、と思っていると、ふいに後ろから声がかかった。
「あれ、ヒノカちゃんこーゆー店が好きなの?」
ミトシ、だった。
「るせぇ!こんな金持ちの店の服なんか好きなわけねーだろこのボケタコ!」
そう言うと、ミトシはふふっ、と笑って、ひどいなーボケタコなんて、とぬかしやがった。
本気でウザくなってきて、大股でミトシから離れる。クレメンツを過ぎると市役所のような建物が見えたが、今は無視。
後ろから「つれないなー」とか聞こえたが、それも無視。
「ここみたいだねぇ」
レンガで造られた、少し古びたアパート。確かに、ミトシの言うとおり、あのおっさんの言っていたオールドハウスとはここだろう。
「どーする?入る?」
「知るか」
どうすればいいのかなんてどっちも知らないからそんなやりとりをしていたら、ふいにギィィ、と蝶番の軋む音がして、古いアパートの扉が開いた。中から現れたのは、灰色の髪を丁寧に整えた、愛嬌のある婆さんだった。
その婆さんは目元の皺を深くして笑うと、私たち二人を中に招き入れるようにして言った。
「あなたたちが引っ越してきたヒノカさんとミトシさんね?ま、上がんなさい。お茶淹れてあげるから」
2009/12/28 16:03
[18]dragon
おぉ…
とっても面白いです[a:0734]
流石アドネさんですね[a:0734]
タイニーロンドンの町が頭に浮かんできましたもん!
次回が楽しみです(≧ε≦)
2009/12/28 16:31
[19]lemon
初めまして[s:0062]
おぉ……とっても上手いですね♪ ヒノカさんとミトシさん、恋人になっちゃったりしますかね[s:0032] 私の事は呼び捨て&タメで構いませんよ[s:0357] 続き頑張って下さい[s:0074]
2009/12/28 17:23
[20]アドネ
dragonさん
いえいえ、まだまだヘタクソですよ;
……でも褒めてもらうのは嬉しいですね。ありがとうございます♪頭に浮かんできましたか。表現は結構頑張ったところなんでそう言っていただけると嬉しいです♪
次も頑張ります!
2009/12/28 17:34
[21]アドネ
lemonさん
わわ、こんな小説を読んでいただいてありがとうございます!いえいえ、全然うまくないですよ;でも、褒めてくださってありがとうございます。嬉しいです♪
恋人……さあ、どうでしょうねぇ?(にやにや)私のことも呼び捨て、タメ口OKですよ。
私は慣れているのでつい敬語を使っちゃいますが、気にしないでくださいね。
応援ありがとうございます。頑張ります!
2009/12/28 17:47
[22]瑠依☆彡(元、ナッツ☆)
初めまして!!瑠依です(^_-)-☆
頑張ってね!!
2009/12/28 17:56