[1]さくら
【最後のロンドン】
初めまして!レイトン教授が大好きな高校生です!時間旅行をクリアしてからずっと書きたかった話があるので、駄文ながら書き込ませていただきます。^^
※注意
・クラウスにもっとも重い刑が下ってしまう 話です。クラウスファンの方は読まない方 がいいかもしれません。
・ナゾ要素は含まれていません。
※お願い
・中傷、パクりは心か折れるんでやめてくだ さい。
・書き込む前に、内容が似た小説があるか確 認してないので、もし、似てる内容の小説 があったとしても偶然です。
それでは。行きましょう。ちなみにルーク視点です。
『最後のロンドン』
嘘。 同情。
君はそう思うかい?
そんなことはないよ。
きっと彼にとっては
世界一優しい約束だった。
………果たされなくとも。
2009/07/21 18:32
[13]めろん
初めましてー。 めろんでぇぇぇす。
さくらさんの小説、楽しいです。ぜひ私の小説にコメントを残していってくださぁぁぁい&来てね☆
2009/08/03 18:07
[14]layton
なんかうまいです・・・(泣
2009/08/07 11:45
[15]さくら
第四章「きっと君は僕」
今季節は夏で、今日はとてもよく晴れていて、気温も高い。窓を開けても生ぬるい空気しか流れてこない。そのうえレイトン先生の車は小さいから、人口密度が高い状態でもう一時間近くゆれている。
そんな状況で、とうとうアロマさんが根をあげた。
「先生…なんだか私酔っちゃったみたいです…。」
「大丈夫かい?アロマ。このへんで少し止まって、外の空気を吸おうか。」
その時、クラウスさんが焦ったように言った。
「でも先生、今止まっては…危ないかもしれません。……言いにくかったんですが、実はさっきから…」
「あぁ。分かってるよ、クラウス。でも私達の勘違いかもしれないからね。一度止まって確認した方がいい。」
僕には何のことだかさっぱり分からなかった。ただ、クラウスさんと先生の間に張り詰めた空気が流れたので、なんだか悪い予感がした。
「…先生、いったい何のことですか?」
「今、後ろを走っている車……どうやらさっきから私達のことをつけているようなんだ。」
「えぇっ!なんですって!?」
「とにかく、一度車を止めてみよう。ルーク、君は危ないから車に乗っておきなさい。クラウス、アロマを見ていてくれ。」
「「…はい。」」
しばらく進んだところで先生は、車が通れるかどうかのギリギリの道を、あえて進んだ。普通ならこんなところ車で通ろうとは思わない。しかし、僕達の後ろにはしっかりと同じ車がついてきている。これはもう間違いない。
細い道を抜けたところは川になっていて、先生はここで車を止めた。もちろん、後ろの車も。
先生とクラウスさんが車からおり、クラウスさんは後部座席のドアを開けて、アロマさんの手を引いておろしてあげた。僕は先生に言われたとおり、おとなしく車の中から外の様子を見ていた。
クラウスさんとアロマさんは川のすぐ近くへ、そしてレイトン先生は…僕達を尾行していた車へと近づいていった。
その時、車の中から男が一人降りてきて、レイトン先生がその男に話しかけた。窓を開けているから、会話が良く聞こえる。
「どうも初めまして。先ほどから、なにかと行き先が重なりますね。ここへは、どんなご用でいらっしゃったんですか?」
先生は、明るい口調で話している。相手の様子を伺っているようだ。
男は、そんな先生のことを鬼の形相で睨んでいる。
「……そこをどけ。」
「…そちらのプライベートのことを軽々しく聞いて、申し訳ございません。しかし、こちらにも気になることがありましてね。ここから先には何の目的で?」
「お前…あの男と知り合いか?」
「クラウスのことですか?えぇ私の連れです。」
「オレはあの男に用があるんだ。そこをどけ。」
「彼のところへ行くんでしたら、そのポケットの中にあるナイフを置いてからにしてくれませんか?」
「!!!」
僕は耳を疑った。あの男、クラウスさんを追っていたのか。そして先生はそれを見抜いていたんだ。
「あなた、クラウスのことをずっと追っていたらしいですね。フラットストーンの時計店にも行ったそうで。店の亭主に聞きましたよ。」
サマリーさんが先生に言ってたのは、このことだったのか。
「……チッ!!」
男がポケットのナイフを取り出し、先生にむかって振りかざした。
「先生っ!!」
僕は思わず車から降りた。後ろからクラウスさんも走ってくる。
男が振り下ろしたナイフを、先生はサッとかわした。
しかしその隙を見て、男はナイフを前に構えこちらにむかって走ってきた。
「ぅわぁ!!」
僕は怖くて思わず目をつぶった。
すかさずクラウスさんが僕の前に立ち、男のナイフを持つ方の腕を掴んだ。
「…っ!なんだお前は!」
「うるせぇっ!!」
取っ組み合っている最中突然、男の目から涙が溢れた。
「…返せ!!俺のセシルを返せ!!!」
「「!?」」
僕とクラウスさんは戸惑った。そして、この男がどうしてクラウスさんを狙っていたかを、一瞬で理解してしまった。
泣きながら叫んで、ほんの少し男の力が抜けた隙に、レイトン先生が後ろから男を抑えた。腕を掴まれて動けなくなった男はクラウスさんに向かって叫び続けた。
「お前のせいだ!人殺しめ!許さない!セシルを返せぇぇ!!」
涙でグシャグシャになった顔に、少し心を打たれた。
こんな人間を、前にもどこかで見た気がする…。
先生は必死に説得しようとしていた。
「落ち着きなさい君!彼を傷つけたところでどうにもならない!落ち着いてまず訳を話しなさい!!」
「………っ!!」
男のきつい握り拳が、下がっていく。自分がしていることの間違いには気づいていたようだ。
「お前さえ…お前さえいなければ…お前がセシルの住んでいた家をつぶしたから…っ!!」
やはりそうだった。彼はギミックタワーの被害者だ。僕はクラウスさんの顔を見ることができなかった。どんな表情で、この話を聞いていたんだろう。
「…あと一週間だったんだ…俺達の結婚式まであと一週間だったのに…」
先生も、僕も、遠くから見ていたアロマさんも何も言わなかった。男はただ泣いてた。
そのとき、クラウスさんが口を開いた。
「………僕は、もうすぐ死ぬよ。」
男がその言葉を聞き、ゆっくりと顔をあげた。
「あなたの彼女であろう人以外にも、たくさんの人を殺したんだ。死刑でもまだ軽い刑だと思う。だけど、これが僕にできる最大の償いだ。許してほしい。この通り…。」
クラウスさんは、深く深く頭を下げた。髪に隠れて目は見えなかったけれど、くちびるを噛み締めているのが見えた。
「…あなたに、僕と同じ罪を犯してほしくない。」
男は、手に持っていたナイフを放し、ゆっくりと崩れ落ちて声をあげて泣いた。
「ぅ…ぅわあぁぁぁっ!!あぁぁっ!!…」
僕は、やっぱり何も言えなかった。ただ可哀想で、ただ切なかった。そして、今までにないくらい他人の幸せを願った。この人には、前を向いて綺麗に生きてほしい。亡くなった恋人のためにも。
男は、そのまま何も言わずに帰っていった。クラウスさんは男が見えなくなるまで下げた頭を上げなかった。
「クラウス、大丈夫だったかい?」
「…ご迷惑をおかけしました。先生こそ大丈夫ですか?」
「あぁ…私は大丈夫だが…」
「……ほんと、自分のマヌケさに嫌気がさしますね。ただでさえ皆に気を使わせてるのに、余計に気まずくしてしまって…。」
「いや、気にしなくていい。…そろそろ移動しようか。もうあまり時間がない。」
「そうですね。」
僕はなんだかやるせなくなってきた。今日はクラウスさんに最高の思い出を作ってあげるつもりだったのに、このままじゃ…悲しいだけの一日で終わってしまう。肝心なときに言葉か出てこない。気の利いた一言が言えない。持ち前の明るさも、とても発揮できない。
どうしたらいいのか分からないまま、僕達を乗せた車は、クラウスさんの「両親」のもとへと向かって行った。
2009/08/08 02:48
[16]さくら
yu-naさん
ありがとうございます。なにかと忙しいですが、早めに続編あげるようにしますね^^
めろんさん
ありがとうございます。はい!おじゃましますね^^
laytonさん
ありがとうございます。うまいだなんて、めっそーもございません><;
でも、そう言っていただけてうれしいです。
2009/08/08 02:54
[17]riddle
さくらさん、はじめまして。ちなみに私はクラウスファンです…。
覚悟して読みました!しかし、すでに泣いています。
悲しい[d:0142]です…。そして上手ですね…。
また来ます[d:0150]
頑張ってください♪
2009/08/08 06:54
[18]remon
私はそんなにクラウスの事好きじゃないですけど…死刑は可哀相です…
結局、最後は何処行くんでしょうね?私はてっきり、何か大事件が起きて、それをクラウスが解決して、死刑判決を逃れてハッピーエンドじゃないかなぁ…と。事件は既に起きてますが♪でも、こういう超・感動作品は、そのまま死刑判決なんでしょうね…
2009/08/08 07:13
[19]YK
おはようございます。
上手い・・・・うますぎます!
私の話もここまでなんとなく似てるんですが・・
うますぎます!
頑張ってくださいね・・・・
2009/08/08 08:58
[20]さくら
riddleさん
ほんと、クラウスファンの方には申し訳ない作品ですよね;笑
こんな駄文小説で感動していただけるなんで感激です!
remonさん
それもおもしろそうですねぇ…!
まぁこの後の展開はご想像におまかせします。^^
YKさん
いやいやそんな!!;
恐れ多いです><;
すごく、うれしいです。ありがとうございます!
2009/08/09 02:16
[21]さくら
第五章「腫れモノの心」
車に揺られること二十分。天国のような場所に着いた。青々とした木が遠くに並び、芝生は綺麗に刈られていて、ところどころに小さな花が咲いている。空がとても大きく見える場所だ。
ここは、ロンドンで一番大きく、一番美しいといわれている墓地。無数の十字架が並べられている。
「ここは、僕の生みの親と、育ての親の墓なんです。とても大きくて綺麗な墓地でしょう?このあたりの地方の人は、大体ここの墓地に身を置きたがるんですよ。」
「ここは有名な場所だね。」
「本当は家の方に直接顔を出したかったんですが…それをしていたら時間が無くなるんで、せめて墓ぐらいには来ておこうかと。あいにく一文無しなので花のひとつも買えませんでしたが。」
そう話す、クラウスさんの表情は穏やかだった。
……いや…この落ち着いた表情は、「悲しそう」とも言える。まるで、涙を我慢しているような…。
クラウスさんは今、何を思っているんだろう…。
朝会ったときから、この人は笑っていた。もう二度と会えない人に、「最後に会えてよかった」と言った。自分を殺そうとした人間に、「死ぬから許してくれ」と言った。
それでもこの人は、ずっと笑っていた。
…もし、僕がクラウスさんならどうなっていた?きっと途中で泣いている。人と触れ合うことで、死ぬのが嫌になって逃げ出しているかもしれない。
この人は、そんなに強い人なのか…?
「じゃあ、ちょっと行ってきます。先生達はここで待っていてもらってもいいですか?」
「あぁ、わかったよ。時間は気にしなくていいから、好きなだけ会っておきなさい。」
「ありがとうございます。」
クラウスさんはそういって、墓の中でもひときわ大きな十字架のもとへと歩いていった。おそらく、あれはアルバトロ家の墓だろう。
墓の前で座ってうつむくクラウスさんを、僕達はただ見つめていた。
すると、レイトン先生がいたずらっぽく微笑みながら、僕とアロマさんに話しかけた。
「今日は、二人ともやけに静かだな。」
「うっ…!だって…何を話したらいいか正直分からないんですもん…。」
「私も…明るい態度でいたら失礼じゃないか…とか。妙に気を使ってしまって…。」
「まぁ、君達の気持ちも分かるよ。だが、腫れるものに触るような態度は、余計に相手を苦しめることがあるからね。」
「…僕達はいったい何をすればいいんでしょうか?」
「彼に、後悔が出来ないようにしてあげればいい。今日一日で、彼の心が少しでも軽くなるように。」
「なんだか…難しそうね…。」
「僕もそう思います…。」
「簡単な問題じゃないからね。でも、そのうち分かるよ。」
そのうち分かる…?本当だろうか。
僕はやっぱりまだまだ子供だ。先生みたいに他人の気持ちを考えることができたらいいのに。
しばらく黙って、ゆっくり考えてみた。人の気持ちはきっとどんなナゾよりも難しい。クラウスさんと別れるまでに解けないと、今日ここに来た意味がない。
「ねぇ先生、いくらなんでもクラウスさん…遅すぎませんか?」
しばらくした頃、アロマさんが言った。そういえばもう一時間半くらい帰ってこない。アルバトロ家の墓を離れて、おそらく生みの母親の墓に行ったであろう頃から、一向に姿が見えない。
「あぁ…確かに時間は気にしなくてもいいとは行ったが…こうも遅いと少し心配だな。今日は炎天下だし、クラウスは久しぶりに外に出てきたわけだ…倒れたりしていないといいが…。」
「あっ!!じゃあ僕クラウスさんの様子を見てきます!」
「あぁ頼んだよルーク。ただし、もし何もなかった場合、話しかけるのはやめておきなさい。邪魔しちゃ悪いからね。」
「分かりました!」
僕は十字架をすりぬけながら、クラウスさんを探した。しかし、ここの墓地はロンドン最大というだけあってかなり広い。結構な距離を進んだ。
すると、古く、小さな墓の前に、クラウスさんが座っていた。
(なんだ…よかった平気そうだ。)
安心して戻ろうとしたが、ふと、クラウスさんの姿に違和感を覚えた。
拝むわけでも、墓を掃除しているわけでもない。ただじっと、あぐらをかいたまま十字架を見つめていた。
つい話しかけてしまいそうになったが、先生からの言いつけがある。僕は引き返すことにした。元来た道に体をむけた瞬間、クラウスさんがとても小さな声でなにか言った。
「……ぁさん……。」
よく聞こえない。
「母さん…。」
かすかに、そう聞こえた。やっぱりここはクラウスさんの生みの親の墓だったんだ。
ついこの間、先生に注意されたばかりなのに、僕はつい聞き耳を立ててしまった。
クラウスさんは、母に何を伝えたいんだ?
「……っ!僕は死ぬのが…死ぬのが怖いんだ…。どうしたらいい?…死が…怖くてしょうがないんだっ!!」
その瞬間、心臓がものすごい音を立ててドクンッと鳴った。
聞くんじゃなかった。僕はとんでもないことを知ってしまった。
「僕は…もう逃げ出したい…っ!!」
………何が、最高の一日だ。何が、最高の思い出だ。僕達は、クラウスさんに幸せを与えることで、クラウスさんを苦しめ続けていたということか…。
固くこぶしを握り、背中に全力の悲しみを感じていた。
僕は、しばらくその場から動けなかった。
2009/08/09 02:29
[22]Claus
さくらさん初めまして!
私は…クラウスのファンです
ここで小説を書いていませんけれど、さくらさんの作品を見ています!!
そして、さくらさんの素晴らしい作品に感動しました。もう…本当に泣いてしまったんです。
クラウスの罪は重いから仕方がない…と思っているんですけどね…。
これからも小説を頑張ってください!応援しています。
2009/08/09 17:42