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レイトン教授VSルパン三世

t・o

はい。僕の小説第四弾です。
過去作
「レイトン教授と世界への塔」
「レイトン教授と幻の三角都市」
「ルーク少年の事件ファイル」
とはあまりストーリーのつながりはないと思います。
ルパン三世とのコラボ作品です。ルパンのことをよく知らないという方もいるかもしれないのでところどころに説明コーナーを入れたいと思います。
頑張るので応援よろしくお願いします。

2014-05-25 18:28:01


t・o

EPISODE.66「現れた三人の強者」(次元、五右衛門、グロスキーサイド)
コブラのアジト、一階ロビーでは大人数が激しい戦闘を続けていた。
その大量の人数を向かえうつのは次元大介、石川五右衛門、グロスキー警部の3人だ。
次元がマグナムを撃つと敵がバタバタと倒れる。
また、五右衛門が斬鉄剣を振ると、群衆が吹き飛ぶ。
さらにグロスキー警部が拳を振り回すと、大人数が宙を舞う。
そんなさなか、次元がグロスキーに寄り、つぶやく。
「アンタ…、やるじゃねぇか…!」
「フン…!いずれお前らも逮捕してやる!!」
「ほォ…!おっかねぇこった!」
敵はどんどん倒れてゆき、ついに最後のひとりが倒れた。
「ケッ!何だこれで終わりか…?」
「いい運動になったぜ。」
「つまらぬものばかり斬ってしまうとは…無益な物だ…!」
3人がこれで終わりかと思っていたその時、奥から声がした。
「おいおい何だァ!?使えねぇな!こいつら!」
「お前こんな奴らに何を期待してたんだぁ!?こんなもんだろ!」
「それにしてもこれはひどいだろ!」
ひとり目は白いスーツに身を包み、立派な拳銃を持っていた。
ふたり目は小さなちょびひげと大きなつばのある帽子が特徴的で太い剣を持っていた。
最後のひとりはモヒカン頭と大きな腕が特徴的な大男だ。
「ほう、強そうなのが来たな!」
次元、五右衛門、グロスキー警部は身構えた。
次元はふたりに言った。
「右端のスーツ男はおれに任せろ!ガンマンとして遊んでくる!」
五右衛門もうなずく。
「では拙者はあの剣の男を…!」
グロスキーはニヤリとした。
「じゃああの大男はオレか…!いい運動になりそうだぜ!」
3組はそれぞれ戦闘を始めた。

2015-04-05 20:48:35


れもん

おお!!凄いことになってきた!
不二子の存在を忘れていた 汗←おい!
敵になったら1番厄介な人だけど、味方につけたら心強い存在だよね不二子は
次元、五右衛門、グロスキー警部の前に現れた輩は一筋縄ではいかなそうだなぁ…頑張れ‼︎

2015-04-05 23:28:29


t・o

コ•ガ•マ!
>れもん
凄いことになってきたよ!!
レイトンサイド、次元サイド、ジョドーサイドとそれぞれを同時進行で進めていて分かりづらかったかな…?
不二子もねー、スパイ的な動きを見せるときもあれば堂々と最前線にたつこともあってなかなか動かしやすいキャラなんだよね!
この先の活躍も楽しみにしていてね!
そして次元サイドに現れた輩は確かにちょっと厄介だよ。3組に分かれて始まった戦闘の行方、楽しみにしててね!
これからも頑張ります!

2015-04-06 17:21:47


t・o

EPISODE.67「社長室」(レイトン、ルパンサイド)
次元、五右衛門、グロスキーが3人の強者と戦闘を始めた頃、レイトンたちは4階から5階へと続く階段を駆け上がっていた。
「先生!ここを登りきれば社長室ですよ!」
ルークが息を切らしながら言う。
「ああ!そうだね!ルーク!」
レイトンは走りながら答えた。
それを見ていたルパンがルークをからかう。
「のほほほほ!!おぼっちゃん意外と体力あんのね!もう2階からずっと走りっぱなしだってのによ!」
「うるさいです!未来の英国紳士としてこんなところで立ち止まる訳にはいかないんです!」
しかし、ルークはかなり疲れていた。
なにしろ階段はじぐざくになっており、連続して上がるには各階の廊下をも横切る必要があるからだ。
しかし、そんな道のりにもようやくゴールが見えた。
階段が終わり、5階に辿りついたのだ!
「よし!ここが5階だ!社長室はすぐそこだぞ!」
レイトンたちはそのままノーストッブで社長室とかかれた部屋へ向かった。
社長室の前に立ち、深呼吸をして扉を開ける。
そしてゆっくりと中へ入った。
社長室は広く、たくさんの本や書類があった。
レイトンたちの正面にあったデスクに隣接していた椅子が回った。
椅子には黄色い髪の男が座っており、目には大きな傷がある。
男は煙がモクモクと出ている葉巻に埋もれた口を動かした。
「よく来たね、エルシャール•レイトン!ルパン三世!」
「……!」
男はニヤニヤと笑いながら続けた。
「私はジョドー、慈善団体“コブラ”の社長だ!」

2015-04-06 17:42:39


t・o

EPISODE.68「自称“慈善団体“コブラ””」(レイトン、ルパン、ジョドーサイド)
コブラのアジト5階にて、ついに対峙したレイトン、ルパンとジョドー。
ニヤニヤと気味悪い笑いを見せるジョドーに対し、ルークが声を張り上げる。
「何が“慈善団体”だ!もう実態は分かっているんだ!」
「ハッハッハ、元気な坊やだね!しかし、子供が安易に大企業を敵に回してはいけないよ!」
全くニヤつきを崩さないジョドーに冷静になだめられ、余計にいらだったルークだったが、レイトンに止められて落ち着いた。
ルークを止めた後、レイトンは静かに言った。
「コブラ社長ジョドー、私たちはコブラの本性を知りました。表向きがとても良い組織だったためにとても憤りを覚えます。」
ジョドーはそれを聞き、鼻を鳴らした。
「エルシャール•レイトンさん、アポ無しの相手と面会する気は無いんだ。お引きとり願いたい。」
それを横で聞いていたルパンが笑いながら口を開いた。
「そうか、じゃあ俺が代わりにお話きこうか!」
ジョドーはうんざりと繰り返す。
「ヘン!分からんやつらだな…。だからアポ無しで面会する気はないと言っているじゃないか。」
「別に俺は面会に来たわけじゃねぇさ!俺は泥棒として盗みに来たんだ!あんたの“時間”をな!それならアポ無しでも問題ねぇだろ?」
「…!!屁理屈を!!」
ルパンは続けた。
「あんた達コブラが何をしてきたかはもう割れてるんだ!“慈善団体”と銘打って集めた多額の募金の内、貧しいところに寄付されたのはほんの一部!残った金で麻薬や武器の密造、密輸、密売したり、その武器で賞金稼ぎをしたりと、様々な悪事に手を出したってことはもうバレてんのさ!」
「フ、どこにそんな証拠がある?」
「さっきここにくるために通った廊下で“武器密造室”、“ドラッグ密造室”を見かけたぜ!この上の屋上に“麻薬栽培場”があるってことも一階の地図で確認済みだ!」
ジョドーは少しうつむくと、笑い始めた。
「ハハハハ!!それだけでそう決めつけるのか?部屋の名前は軽いジョークだよ!どうせお前ら急ぎ足で部屋の中まで確認してないんだろう?ほれみろ!証拠など存在しない!“コブラ”は真っ当な“慈善団体”だよ!」
それをたたみかけるようにレイトンが言う。
「往生際が悪いですね。しかし、万が一部屋の名前がジョークだとしてもあなた達が悪事に手を染めているのは確かです。ルパン、例の物を出したまえ!」
「了解!」
ルパンがジャケットの後ろから出したものを見てジョドーは驚いた。
「そっ!それは…!!」
ルパンが持っていたのは昨日盗んだテムズ川の石だった。
「テムズ川の石!!?何故…、何故お前が持っている!!?確かに部下に回収に行かせたハズだぞ!!?あいつらまさかしくじったというのか!!?」
ジョドーは取り乱し始めたが、ボロを出したことに気づき、大きくせきばらいをしした。
「…!!…!!!……、え、エルシャール•レイトン!!と、とっととそいつを捕まえろ!!そいつは盗まれたテムズ川の石を持ってるぞ!!」
あまりにも無理のあるごまかしにレイトン達はあきれるばかりだった。
「ジョドー、さすがにそれは無理があるぜ…!」
ジョドーは取りかえしのつかないことをしてしまったと悔やみながらもとうとう容疑を認めた。
「………!!!!…どうやらこれ以上はごまかしきれないみたいだな……。フフフ、…そうだ…!!全てあんたの言う通りだ!!“ルパン三世”を語ってテムズ川の滴を盗む予告状を出したのもおれだ!!ルパン!あのとき眠ってゆくお前の姿は無様だったぜ!」

2015-04-08 18:04:04


おお!

遂に、ジョドーに辿りついたね!

って、あっけなく口車に乗ってボロ出したね(笑)

これからいよいよ最後の戦いかな^^

楽しみに待ってます!

2015-04-12 21:42:26


t・o

コ•ガ•マ!
>雫
いよいよジョドーと決戦だよ!
同盟を組んだレイトンとルパンがどうジョドーと戦うか楽しみにしててね!

うーん口車に乗ってゲロったというかもはや証拠まみれだから言い逃れようもなかったというか…、どちらにしてもジョドーがかなり追い詰められていることは確かだよ!
ジョドーとの決戦、そしてフィナーレを楽しく見てもらえると嬉しいです!

2015-04-14 18:28:49


t・o

EPISODE.69「救いの手」(レイトン、ルパン、ジョドーサイド)
ついにジョドーが容疑を認め、場に緊張が走る。
「ほォ…、ついに本性現しやがったな!慈善団体“コブラ”さんよ!」
ルパンは皮肉たっぷりに“慈善団体”を強調して言った。
ここでジョドーはゲラゲラを笑い始めた。
「フッフッフッ…!!ああ、もういいよ!!本性見られてもな!どうせ皆殺しだ!!」
そして椅子の脇から大きなマシンガンを取り出すと、レイトン達めがけて連射した。
レイトン達はなんとかよけきり、廊下へ転がり出た。そして廊下の壁に身を隠した。
「危ない!!」
ドアの正面の壁には多くの穴が空き、床に銃弾が転がった。
次の瞬間、ジョドーが駆け出して来て、再びマシンガンを構えた。
レイトン達はそれをよけようと廊下を走り出した。
他の部屋へ逃げ込む。
「まずい!ジョドーが暴れ出した!これではただの無差別攻撃だ!」
その後も弾丸の雨は止まず、レイトン達は壁や部屋を上手く使ってそれをよけた。
レイトン達が逃げる途中、脇の部屋から手が出てきた。
「ルパン!」
その手につかまれ、ルパンが部屋に吸いこまれた。
そしてさらにレイトンとルークもつかまれ、部屋へ引きずりこまれた。
「誰だ!!?おっどろかせんなぁ!!!」
ルパンは大声で文句を言ったがその人はしーっとなだめて奥へ連れ込んだ。
「とにかくこっちよ!」
それは茶色がかった長髪の女性だった。
「あ!不二子ちゃーん!!」
レイトン達も後へ続いた。
峰不二子は厚いコンクリートの壁がある部屋へ3人を連れ込み、鍵をかけた。
「ここならマシンガンの弾丸も飛んでこないわ!あなたエルシャール•レイトン教授ね!」

2015-04-14 18:53:38


れもん

おお!ドジョーが暴れまくってるよΣ(・□・;)
そして不二子登場!味方か敵か?!
どうなっちゃうの?(・・;)
ルーク!大丈夫かい?
更新お待ちしてます!

2015-04-17 20:45:36


れもん

ゴメンよ
『ドジョー』じゃなくて『ジョドー』だったわ
ル「あなたの方こそ大丈夫なんですか?」
えっ?大丈夫だよ

2015-04-17 20:47:51


t・o

コ•ガ•マのコーナー!
>れもん
はーい!ジョドーさんの怒りに触れちまったようです!
かなり危険な展開で登場した不二子が敵か味方かも楽しみにしていてね!
ジョドーの間違い?全然大丈夫!どうせジョドーだし!
ジョドー「どういう意味だそれ!!!?」
すいませーん!
次もお楽しみに!

2015-04-19 16:11:54


t・o

EPISODE.70「裏切り」(レイトン、ルパンサイド)
レイトン、ルパン、ルークは不二子の助けによって、安全だという部屋にいた。
レイトンは帽子のつばに手を当てて、軽く自己紹介をした。
「はじめまして、不二子さん。私がエルシャール•レイトンです。」
ルークも付け足す。
「助手のルーク•トライトンです。」
不二子はそれを静かに聞くと、ルパンの方を向いてつぶやいた。
「ルパン、次元と五右衛門はどうしたの?」
ルパンは懐からタバコとライターを出し、火をつけながら、言った。
「ああ、スコットランドヤードのコワ~~~~いお巡りさんといっしょに下で敵の群衆を迎え撃っているところだ。まああのふたりなら大丈夫だろう。」
不二子は少し心配そうな顔をした。
「ええ!?たった3人で!?確かに兵のほとんどは大したことないけど、中にはとても強い三幹部がいるのよ?ひとり目は西部劇の世界から飛び出してきたような腕ききのガンマン「シーバ」、そしてふたり目はとてつもない剣術の達人「スパット」、最後はカンフーの達人「チョン」。あの3人の実力は本物よ!本当に大丈夫かしら?」
ルパンは一瞬ゾッとしたが、ニヤリと笑って見せた。
「いんやあ問題ねぇさ!なんせオレの相棒達と警察の警部!心配するこたあねぇよ!」
すると次の瞬間、扉をマシンガンの弾丸が幾度とぶちぬき、扉に丸く模様を描いた。
「!!しまった!感づかれた!扉はコンクリートではないんだ!」
そしてジョドーがその丸い模様の真ん中を蹴飛ばし、入ってきた。
「ルパーーーン…!!やっと見つけたぞ…!!その、テムズ川の石を……!」
「よこせぇ!!!!!」
ジョドーは言い終わらないうちに思いっきり飛びかかってきた。
ルパンは辛うじてそれをかわした。
「レイトン!ルーク!不二子ちゃん!逃げろ!」
ルパンは慌ててピストルを出し、構えたが、突然それはルパンの手からはじけとび、地面を転がった。
「!!?」
振り返ると、不二子がピストルを構えていた。
「不二子ちゃん!?どういうつもりだ!?」
しかし、もう遅かった。
「ごめんね、ルパン!ちょっと黙って手を挙げてくれない?」
不二子の銃口はルパンを向いていた。
「ルパン!!」
「ごめんなさいねー、レイトン先生!ルーク君!裏切りは私の十八番なの。ほら、あなたたちも手を挙げて!」
「……!!」
「あら、そんな顔しないで!私がジョドーと契約してなければあなたたちはすぐ皆殺しだったのよ。生きて捕まる方がまだマシでしょう?」
ジョドーが大口あけて笑う。
「ガハハハハハハハハハ!!!よくやった不二子!!」
ルパンはギロリと睨む。
「不二子ちゃん…!グルだったのぉ?」
「ふふ!そうよ!さて、テムズ川の石を渡しなさい!そのあと牢屋へ連行してあげるわ!」
レイトン達は手を挙げ、ただそれに従うしかなかった。

2015-04-19 16:46:37


れもん

あちゃー、残念、不二子は敵でした
ル「ま、まだ負けてませんからね!!」
そうだね〜、次元と五右衛門、グロスキー警部もいるし銭形警部も何処かにいるもんね‼︎
ルパンも不二子の裏をかいているかもしれないし…
更新お待ちしてます!

2015-04-22 19:42:27


t・o

コ•ガ•マ
>れもん
はい!不二子にしてやられました!!
レイトン、ルパンサイドがかなり緊迫した状況になってきました!
レイトン、ルパンがこの先どう動くのかも
楽しみにしててね!

2015-04-26 11:22:32


t・o

EPISODE.71「スキと拳銃」(次元サイド)
コブラのアジト一階ロビーでは、三組にわかれての激しい戦闘が繰り広げられていた。
白いスーツに身を包むシーバは西部劇並みの射撃能力を持つ。彼の放つ弾丸にはさすがの次元もややヒヤリとする。
また、次元が負けじと反撃すると、素早い身のこなしでそれをかわす。
「…なるほど…。達人レベルの射撃の腕に加えて回避能力もピカイチか…!やるな…。」
次元がフフとつぶやく。
するとシーバもハハと笑い、銃口を向ける。
「感心している場合があったら反撃したらどうだい?」
再びピストルが火をふく。
次元は壁の裏に周り、身を隠した。
壁には無数の穴が空いた。
「ふう…。危なっかしい野郎だ。俺の姿を確認したら雨のような集中射撃を浴びせてくる上にオレが身を隠していると身構えて油断のスキがなかなかありゃしねぇ。」
次元は自慢のマグナムに弾丸を補充しながらつぶやいた。
シーバが少し挑発する。
「どうしました?なすすべ無しってヤツですか?」
そんな挑発を無視しつつ、次元はあることに気づき、ニヤリと笑った。
(ヘン…。そうか…。スキが無いなら作りゃあいいんだ。)
次元はそう感じるとマグナムをしまった。
そしてタバコとライターを取り出すと、一服おいた。
そして、大きく深呼吸をしてから猛ダッシュで壁から離れた。
すかさずシーバが集中射撃を浴びせてきた。次元は上手くそれをよけつつも一瞬でマグナムを抜き、シーバに向けて撃った。
すると、弾丸は確かにシーバを貫いた。
シーバは血を流してそこに倒れ込んだ。
次元は倒れたシーバに近づくと、つぶやいた。
「シーバ。お前の敗因は油断だ。お前は集中射撃をしている間全く身構えてなかった。次からは発砲中も全神経をとがらせてスキを無くすようにするべきだぜ。」
次元はタバコをつまみ、口から離すと、フーと白い煙を吐いた。

ー次元VSシーバー
勝者 次元

2015-04-26 11:51:52


t・o

EPISODE.72「フルパワーの太刀筋」(五右衛門サイド)
コブラのアジト一階では、激しい戦いが未だ続いていた。
五右衛門の相手、スパットは、一見適当に剣を振り回しているように見えて、フルパワーなので実はかなり手ごわい。
さすがの五右衛門も守りながら、眉をしかめたほどだ。
「どうした侍!!我が剣についてこれぬか?」
スパットはどす黒い声でつぶやく。
(こ、この男!!一発一発に全身全霊が込められていて実に凄まじい…!これはなかなかの脅威…!)
五右衛門は珍しく守りに徹し、反撃の隙をうかがった。
尚も淡々と剣を受け続けたが、ここでスパットの動きに連続性があることに気づいた。
(そうか…、いくらなんでもこの速さの技を一撃一撃考えてられやしない、考えよりもパワーに徹した振りといえる…。ならば確実に隙はある!!)
これに気付いてからはもうすぐだ。
何度も振りを見ている内に微かな隙を見つけた。
そして、一回思い切って斬鉄剣を振り、スパットの猛襲をさばいた。
スパットの剣は一瞬よろめき、勢いを失った。
そして、そのほんの一瞬の隙を侍が見逃すはずはない。
五右衛門は素早く、大きい力強い振りで斬鉄剣を躍らせた。
「でぇやぁぁぁぁ…!!!!」
そして、剣をさやにスルスルと戻し、音を鳴らした。
大きな音が響いた。
「ぐあっ!!」
その音と同時にスパットは崩れ、倒れた。
五右衛門は振り向き、目をつぶった。
「…力で解決できない問題があるということをよく覚えておくことだな…。」
ー五右衛門VSスパットー
勝者 五右衛門

2015-05-04 00:02:11


れもん

おお‼︎次元と五右衛門かっこいいですね!
お次は…グロスキー警部かな?ルパンとレイトン教授とルークがどうなるのかも気になる!ルパンのことだから不二子の裏の裏のウラぐらいかいてそうですけどね!
更新お待ちしてます!

2015-05-04 19:37:17


t・o

連休明けのコ・ガ・マ!!
ルーク「別に連休関係ないでしょ!!」
>れもん
次元と五右衛門の戦闘シーンは結構書きづらかったよ!!
文字でアクションを表現するのって大変!!
次のグロスキー警部もちょっと憂鬱(笑)
先にレイトンサイド入れちゃおうかな?
グロスキー「おい!!!いい運動させてくれよ!!!」
いや、冗談ですって!!
コメントありがとう!!

2015-05-10 01:07:53


t・o

EPISODE.73「機敏な拳」(グロスキーサイド)
コブラのアジト一階でくりひろげられる激しい戦いはまだ続いていた。
グロスキー警部は素早い動きとアクロバテックな動きで駆け回るカンフー使いのチョンに苦戦していた。
「へっはっはっはーーー!!あいつらふたり!やられちまうなんて情けないやつらじゃん!?このオレがこいつら全員殺すしかないじゃん!?」
素早い拳が飛んできたので、グロスキーはさっと回避すると、今度はその腕を狙ってふりかぶった。
しかし、危険を察知したチョンはヒュッと後ろに飛んでよけ、一回転して向こうの床に降りた。
「遅いじゃん!?もっと素早い拳じゃないとオレを倒すことはできないじゃん!?殺す気で来るくらいじゃないとダメじゃん?」
グロスキーは静かな笑みを浮かべた。
「はん!オレの目的は逮捕だからな!しっかり受けろよ!!」
グロスキーはチョンに向かってドスドスと走ってゆき、拳を振り回した。
グロスキーとしてはかなり機敏な動きをしたつもりだったが、チョンはヒラリと交わし、渾身の拳法を叩き込んだ。
が、さすがはグロスキー。完全な回避はできなかったが、急所は外させることが出来た。すこし飛んだが、体勢を立て直した。
そして、再び腕を狙って拳を送ったが、またも回避された。
非常に機敏なチョンと、力任せのグロスキー、正直チョンが有利な戦況にあった。
しかし、ここでグロスキーはあることに気づき、ニヤリと笑った。
そして、少しして、再び正面からチョンに駆け込んで行った。
これにはチョンも驚いたが、チャンスと思い、拳を構えた。
それでもグロスキーは走り込むのをやめず、さっきのように急所が外れるよう意識しつつ、チョンの攻撃を受けた。
「何アンタ?クレイジーじゃん?敵の攻撃を受けに来るなんてさ…?」
「ふっ、じき分かる。」
グロスキーは少しぐらついたが、すぐに体勢をたて直し、思いっきり右手を振った。
すると、チョンの体が浮き、グロスキーの手に合わせて吹き飛んだ。
「!!?」
何が起きたのか分からないチョンは自分の腕を見た。
「!!?こ、これは…!!」
グロスキーの手とチョンの手が手錠でつながってたのだ。
「な、まさか、さっき…!!?」
グロスキーはニヤリと笑うと拳を構えた。
「ああ、お前に立ち向かって行くとき、お前の拳に即座に仕掛けたのさ。お前の動きは機敏だが、攻撃をした瞬間、わずかにスキが出来るんだ。捕えてしまえばそう困りもしない!!痛かったぜ、さっきのお前の拳は…!こんな風に!!」
グロスキーはしっかりとふりかぶった拳をチョンに向けて発射した。
この一撃にはさすがのチョンもひとたまりもなく、その場に気絶した。

グロスキーは手錠を自分の腕とチョンの腕という形から、チョンの両手に付け替え、深呼吸をした。
「ふぅ、いい運動になったぜ。」
ーグロスキーVSチョンー
勝者 グロスキー
グロスキーのもとに次元たちが走って来た。
「よー、グロスキーのダンナ!終わったようだな!」
グロスキーはハハと笑う。
「ああ!いい運動だったさ!」
次元は上を見て、つぶやいた。
「さぁて、じゃあ、レイトンとルパンを追いかけようぜ!」
3人はエレベーターへ向けて駆けて行った。

2015-05-10 16:31:28


t・o

EPISODE.74「大脱出」(レイトン、ルパンサイド)
辺りはとても薄暗く、じめじめした壁から滴る水の音が聞こえるほど静かだ。
そんな牢屋に、レイトン、ルパン、ルークの3人は座っていた。
「すまねぇな、レイトン教授。仲間である不二子に俺が油断したばっかりに…。」
ルパンはシリアスに謝った。
「いや、いいさ。油断していたのは我々も一緒だ。」
レイトンは笑いかけて言った。
ルークが静かにつぶやく。
「グロスキー警部達どうしたでしょうか?」
「さあね。とにかく我々も何とかしてここを脱出したいが、これを何とかしないことにはどうにも出来ないね。」
レイトンは自分の両手に光る手錠を見た。
「ルパン。何とか出来るかい?」
ルパンはゲラゲラと笑い、自分の手錠を取って見せた。
「あったりまえでしょう?ほーらこの通り!!あんたらのも取ってやるぜ!」
信じられない早業でレイトン達の手からそれは外れた。
「フッ、さすがルパン!手錠を外すなんて特技、本来はあまり誉めるようなことではないが、この場合はありがたいね。」
今度はレイトン達は牢屋の扉に目を向けた。
「これは…、ナゾロックだな。よし、手錠はルパンがやってくれたから、こっちは私に任せてもらおうか。」
レイトンはナゾロックに手をかけた。
        ナゾ011
       変換せよ!!!
              40ピカラット
ある法則に従ってひらがなを数字に変換した。
あ→3
ち→2
ほ→4
ん→1
とすると、「わ」は何に変換されるだろうか?

2015-05-17 17:58:24


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