レイトン教授攻略

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歪属性クラブ

龍導

chapter0 謎々

女が男に問うた。

「貴方を世界で一番愛す女性は誰でしょう」

「ぅひっ………ひぃ…」

男の身体は拘束具で固定されており、陰部は露出していた。
所々に付着した血痕は男のものであろうか。

「貴方を世界で一番愛す女性は誰でしょう」

女は質問を繰り返すが、男から洩れるのは弱々しい悲鳴と嗚咽のみだった。

「貴方を世界で一番愛す女性は誰でしょう」

女は男の股間にペンチの様な道具を向け、再度その質問を復唱する。

「ぃいぃぃ……あ……貴方…です………」

「自惚れるなよ。糞男」

女はペンチの先端を男の腎臓辺りへ向け突き刺した。

「うぎゃあああああぁぃぎいいぃい」

男は顔を苦痛に歪ませ、すいませんと繰り返す。

だが女も容赦は無く、ペンチを男の鼻の奥へ入れ掻き回した。

「ぎええぇえぇぇぇええぐぎえええぇぇえぇぇ」

夜のロンドンに、真っ赤な血溜りが散乱する。

「貴方を世界で一番愛す女性は誰でしょう」

「…………………」

男の身体はもう動かない。

「貴方を世界で一番愛す女性は誰でしょう」

男の身体はもう動かない。

「貴方を世界で一番愛す女性は誰でしょう」

男の身体は………顔は……微かな笑みを浮かべ、呟く。

「……愛しているよ」

「…うん」

女の顔が火照る。

妖艶に満ちた黒髪を揺らし、男の顔に口付けた。

その場には、男の死体だけが残った。

2014-04-22 22:49:34


t・o

はじめまして!!t・oといいます!!!
拷問ですか、怖いですけど先がすごく気になります!!!
よろしくお願いします。

2014-04-23 18:14:39


龍導

女イメ画

2014-04-26 13:41:34


龍導

t.o様

有難うございます。
凄い励みになります本当です

2014-04-26 13:43:33


t・o

うわっ!!!女の人の顔想像通りです!!!!
絵上手いですね!!!
また来ます。

2014-04-26 16:08:12


龍導

chapter1 幻想殺人

噴水のある公園で男の死体が発見された。

男の顔面は鋭利な刃物で掻き混ぜられ原型を留めておらず、男性器が切断されていた。

死体の身元は歯型検証やDNA鑑定により、近隣に住まう銀行員だと発覚した。

「……酷いなこれは」

チェルミー警部は死体を見下ろし呟いた。

2014-04-28 21:35:28


清瀧(元楼凛)

いいいいいいぎゃあああああああ!!!!
「うるさくてすみません。」byルーク
ぐっちゃぐっちゃ
「遂に壊れたようだね」byレイトン
初めまして!!清瀧です!
面白いです!更新頑張ってください!
タメ口&呼び捨てOKです!

2014-05-14 23:20:24


龍導

「今回はまたお気の毒でしたねえ」

殺された遺族の事情聴取に向かったのは、スコットランドヤード身寄りの四課に属する刑事、エマ・ケルライトであった。

「はい。主人を殺した犯人を、私は絶対に許しません」

婦人の泣き腫らした目には、怒りと憤怒で満ちていた。

エマが聞き込みを再開する。

「お宅の旦那が殺される前、彼の言動で気になったことなど、本当に些細なことで構いませんので、教えては貰えませんでしょうか」

「いえ、特に不振なことは……あぁ」

「何かおありで?」

「いえ前日の晩、主人の風俗通いの件で口論になりまして」

「風俗ですか。店の名前は判りますかね」

「トワイライトという名前の店です。あ、もし宜しければ、そこに勤める女の名刺をお渡ししますが……」

「本当ですか。いやあ助かります」

婦人は不安げな表情でエマに問うた。

「本当にこんな事で犯人が判るのでしょうか」

エマはメモを取りながら、渋い顔で答える。


「いやあ、本当ですよねえ。まあ裏方の自分にできる仕事なんて、こんなことしかありませんで」

2014-06-28 13:23:34


t・o

身元が判明したんですね。エマ•ケルライトさん頑張ってほしいです!
トワイライトという店の風俗…。ナゾの香りがしますね!
更新頑張ってください!

2014-06-28 17:53:55


龍導

t・o

ありがとうございます

2014-07-15 10:53:59


龍導

エマは人気の無い裏通りにて、婦人との密会を申し出た。

婦人も最初こそ戸惑ったものの、今では落ち着きを取り戻している。

「エマさん、でしたっけ。それで、お話とは」

「いえ、少しばかり心意気を復唱して頂きたくて」

エマはゆっくり婦人へと歩み寄り、呟く。

「貴女は犯人が憎いですか」

婦人は呆気に取られながらも頷き、答える。

「憎いに決まっています」

「貴方は犯人に対し何を望みますか」

婦人は少々考える素振りを見せた。上目遣いにエマを見上げ、答える。

「法的処置。いわゆる禁固。檻の中で罪を償って欲しいです」

「そんな着飾った言葉はいらない」

「え……」

「俺が聞きたいのは貴女の本心、魂の声です」

クサい言葉と取りながらも、エマは真剣に問うた。

「私は、犯人に罪を償ってもらい、主人の無念を晴らしてもらいたい。それ以上は何も望みません」

「嘘だ」

エマは冷淡に婦人を一喝する。

「倫理や道徳心などを踏まえる必要は無い。所詮はもしもの話だ。法に触れようと一向に構わない。貴女は」

婦人の目から見え隠れしていた楽観さが消えた。そして呟く。

「犯人の死を願ったところで、どうにもなりませんから」

「なるほど貴女はこう仰る訳だ。犯人を殺したいなどという言葉は無力だ。殺すなんて形容の仕方は適切ではない。自分はまだ壊れていない。自分は」

「やめてください」

婦人が言葉を遮る。

「私を蔑みたいのなら時間の無駄です。早く捜査を開始してください」

「犯人をぶっ殺したくはないと」

エマは敢えて暴力的な表現を使った。

「そんなことは無意味だと言っているんです。そんなことをしたら、私は法により裁かれ、刑期を終えたとて、生涯罪の意識に苛まれることになる。一時的な自己満足を得たところで、残り鬱々とした人生を歩むだけではないですか」

「自己満足でいいじゃないですか」

エマの目は優しかった。

「俺は何をしたらどうなるとか、そんなことを聞いているんじゃありません。貴女の本心を、俺に」

婦人は微かな嗚咽を漏らし、エマの胸に顔を埋めた。

「……殺してやりたいですよ」

婦人の手が、エマのワイシャツを掻き毟る。

「殺してやりたい。この世で一番残酷な手段で殺してやりたい。当然じゃないですか。それが何だっていうのですか。そんなこと、私が一番よく分かっている。何年もの間伴侶として付き添い、幸せな家庭を築いてきた。そんな家庭が一瞬で崩された私の気持ちが貴方に分かる訳がない。私の本心がお前程度に理解できる筈がない。部外者は引っ込んでいてください。これ以上私の心を壊すな。お前はただ淡々と仕事をこなしていればいいんだ。私の気持ちも分からないくせにさも分かったような口を聞くな。私を」

エマは黙って婦人の罵声を受け止め、呟く。

「そんな言葉が聞きたかった。その怒りを絶対に、絶対に忘れないでください。貴女は犯人を絶対に許してはいけない」

エマは血走った目を背後に向け、トワイライトを目指した。

路地裏には、婦人の嗚咽だけが残った。

2014-07-15 11:36:37


t・o

婦人の気持ちに立って応じるエマさんカッコいいです!
婦人…、ブチ殺してやりたいなんて……、やっぱり犯罪は被害者の反感を買うだけの悪循環だとつくづく思います。
更新頑張ってください!

2014-07-15 20:24:48


龍導

エマ.ケルライト イメ画

2014-07-21 09:23:11


龍導

t・o

ありがとうございます。
気の利いたお返事は返せませんが

2014-07-21 09:25:21


龍導

トワイライトは風俗というよりも洒落た茶店といった印象が強かった。

働く女性も比較的清楚な身なりで、マスターも貫禄のある男性であった。

「あ、一番安い飲み物ください」

エマはカウンターに座りマスターに言った。

「畏まりました。ダージリンティーで宜しいですか」

「ああ、その辺は詳しくないもんで。適当にお願いしますよ」

マスターが紅茶を入れるのを眺めながら、エマは手帳を開いた。

「もしかしてあなた、刑事さんですか?」

不意にエマの横に座る男性が話しかけてきた。シルクハットをかぶり、慣れた手つきで紅茶を飲んでいる。

「そうですが、あなたは一体どちらさんでしょうか」

シルクハットの男性はにっこり微笑み、告げた。

「突然申し訳ありません。私、グレッセンヘラーカレッジで考古学を教えています。エルシャール.レイトンと申します」

「あ、あなたがレイトン先生ですか。自分は、エマ.ケルライトです。お会いできて光栄ですよ」

レイトンはエマに踵を返し、問うた。

「ところで、あなたも例の怪死事件の捜査でしょうか」

「あなたも、と言いますと、もしかしてレイトン先生も?」

「はい。お恥ずかしながら、行き詰ってしまいここで休んでいたのですが」

エマはこれまでの経緯を手短かに話し、トワイライトを訪れた理由を述べた。

「なるほど。どうですかエマさん。ここは効率重視で共同戦線といきませんか。私もスコットランドヤードから直々に捜査の依頼を受けています。後で本部には伝えておきますが」

「レイトン先生と組めば百人力です。宜しくお願いしますよ」

2人は握手を交わし、情報の交換を始めた。

トワイライトを訪れた最大の収穫だな。エマは思った。

2014-07-21 09:48:58


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