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こちらスコットランドヤード!3~交響曲~

ユリちゃん

どうも、ユリちゃんです(*^_^*)
おかげ様で3作目です。

こちらスコットランドヤード!には1と2も
ありますが、そんな関係ないのでお気にせずヽ(^o^)丿

そして今回、
ゆいこ様と雫様作のシャアナ&クレイブコンビが登場します☆

ぜひお楽しみにヽ(^o^)丿

2013-07-13 15:16:19


寒咲 琉羽五 ◆読者モード

ひさしぶり!舞歌だよ、覚えてるかな?
コメントできなくてごめんね><
すんごく遅くなったけど3作目おめでとう!
更新スピード速いねっ!

私も見習わなきゃ…!

お互い頑張ろうね!

2013-08-13 12:24:44


志村 妙(元・ユリちゃん)

コメント返し!(^^)!

toリオ
クロネは死んでしまうのか―
グロスキーはエアフルトを殺してしまうのか―
更新で明らかになるこの展開、お楽しみに(*^。^*)

toひなみん
これからはこう呼んでもいいかな?
そうそう、クロネ=ツンデレ←
エアフルト、友達はゼロ。歴代友達もゼロw。
孤独なあまり悪の道に走った…。
よぉく見てるね~、シータが復讐に走ったのは
妹の『メイ』や両親の事があってと言うことです^^
更新頑張るよ~!

toまいちゃん
久しぶり~ヽ(^o^)丿
覚えてるよ、もちろん。
コメントありがとう、名前変えたんだね^^
更新のスピードそんなに早い?
遅いと思うのだが…?
いえいえ、見習う必要ない。逆に見習いたい。←
お互い更新頑張ろうね。
あと、あだ名違うのに変えた方がいいかな(?_?)



♦コメント
お久しぶりです、ユリちゃんです。
が、名前変えてしまいました。
元・ユリッこ、元ユリちゃんです
もう変えません、心に誓って!
この名前は好きな漫画の女子キャラの名前を
参考にしました(と言うか真似?)。
いちおう参考書→『銀●』空●英秋週刊少年ジ●ンプ
いつも『こちらスコットランドヤード!3~交響曲~』を
読んで頂き嬉しく思います!(^^)!
これからも『こちスコ!』とダメな作者を宜しくお願いします。

2013-08-19 21:50:46


むきさめ

名前変えたんですか~
改めて(?)、よろしくお願いします!
言うタイミングがありませんでしたが、
タメ・呼び捨てOKです♪
更新がんばってください!

2013-08-20 04:46:44


志村 妙(元・ユリちゃん)

コメント返し

toむきさめ
名前変えました^^
この漫画の読者なら分かるはずw
早速タメ&呼び捨てでごめんね。
いちおうも一回言うけど、
タメ口&呼び捨て全然構わないので(^o^)/
更新頑張るね










………久しぶりの更新!………






サリウスの街・石碑前




「…分かりました―――」

エアフルトに歌うことを強要され、

まだたった14の少女・クロネは大人びて見えた。

静かに、なにも口にせず石碑を見つめる

クロネの背を目にして、シャアナはなにも言えなかった。

―――お願い、歌わないで。

それがシャアナの願いだった。

口を出す権利もなければ、

彼女の歌声でしか開かない扉で庇うこともできず、

自分の無力さに打ちのめされそうになる。

今、自分にできることは何か。

ツンツンした態度で、名前呼びも友達になることも

拒否していたが、どこか嬉しそうで照れていた

クロネに、私は何ができるのか。

そんなシャアナの思いとは裏腹に

クロネはもう深呼吸をして、覚悟を決めていた。

そして――――

歌を歌ってしまった。

「やめてぇぇぇぇぇぇぇ!!
 お願い、もう歌わないで!
 クロネ、嫌、いやあああああああっ!」

綺麗で、儚く美しい歌声。

泣き叫ぶシャアナ。

そして、とうとう誰も止めることすらできず

歌は終了してしまった。

そして、まだ泣き叫ぶシャアナに、

クロネは優しく笑いかけ、振り向いた。

「シャアナ」
 
「ク…ロネ…?」

細く弱々しい声音で、シャアナは

クロネの名前を呼んだ。

「ありがとう…仲良くなれるって言ってくれて、
 名前で呼んでくれて、
 歌うのを止めようとしてくれて。
 本当は、すごくすごく嬉しかったよ。
 本当に短い時間だったけど、シャアナのいいところ、
 たくさん見つけられた。
 …もっと、仲良くなりたかった。
 色々話したり、一緒に過ごしてみたかった。
 止めようとしてくれたのに、ごめんね。
 本当にありがとう、ごめ………っ」

満面の笑みで、クロネの瞳には涙が

たまっていた。

クロネは言いかけると、

その場にゆっくりと倒れこんでいった。

その瞬間、シャアナは悲しみをすべて吐き出すかのように、

「クロネーーーーーーーー!!!!」

大粒の涙を流し、叫んだ。

たった14、ほんの14の少女が、

安らかな眠りを強いられた、優しい太陽の下――。












………続く………








はい、どうだったでしょうか。

クロネがかわいそう、そう思う読者もいると思いますが

これからの展開に期待!と言うことで…保留!

しかもですね、次の更新は裏話、その次はなんと!!

あの教授が-!?です(教授と言えば彼ですよね?)。

なので少し本編には触れません。

申し訳ないのですがね。

また今日も更新ができたら、読んでやってください。

 

           8月20日  志村 妙

2013-08-20 19:04:35


むきさめ

では早速タメ呼び
く、クロネ…
可愛いし可哀想だし…
シャアナが泣いてる!!
う…うわあああああああああ!!((←黙れ

2013-08-20 19:30:43


志村 妙(元・ユリちゃん)

コメント返し

toむきさめ
クロネもシャアナもかわいそうだよね…。
共感が得られて嬉しいな(^o^)/
気になる(?)続きは後ほど…。



………更新します。今回は2本立て!………










「お兄ちゃん!みてみて、
 これ私が作ったんだよ!!」

まぶたを閉じると、よみがえる

幸せだったあの頃の記憶。

まだ6歳と、幼かった妹に

11歳だった自分。

両親と妹に囲まれ、いつだって笑顔を絶やさなかった。

まだ小さな妹が、

自分に何かを差し出してくる。

そう、あれは、復讐のため生きた男・シータの

10歳の誕生日の事だった。








「これ、メイが作ったのか?」

まだ10歳のシータが、

5歳の妹・メイに問う。

メイは満足そうな笑みを浮かべ、

「そうだよ」とうなずいた。

それは、小さなシロツメクサの

かんむりだった。

「お庭にね、シロツメクサが
 いっぱ~い、生えてたの!!
 お兄ちゃん、このおはなすきって、言ってたよね?」

「メイ………」

なんていい妹なのだろう、

シータはメイの頭を何回もなでた。

「お兄ちゃん?」

なにしてるの?と言うような瞳で

メイはシータの顔を見上げる。

「泣いてるの?」

見えた兄の顔は、

涙でゆがんでいた。

メイの問いに、シータはゆっくり答えた。

「…違うよ、嬉しくて、涙が止まらないんだ……」

が、メイにはまだその意味が分からなかった。

しかし、嬉しいと言うことはわかったようで、

兄妹はシロツメクサの咲き乱れる

自宅の庭で笑顔を見せた――――。

「10歳のお誕生日、おめでとう―――」

メイがそっと、言った気がした。








出来るなら、もう1度。

もう1度あの頃に戻りたかった。

それが、シータの短く愚かな夢だった。

その後。

シータが14歳、メイは9歳で

あの組織に連れ去られてしまったのだ。

それからは何度もあの日の自分を責め続け、

悔いと恨みを何回も胸に宿した。

――あの時、自分が庇わなかったばかりに。

メイは連れ去られてしまった、

両親は連れ去られてしまった。

家族をさらわれたシータは、

母方の祖父母に引き取られ

この街・サリウスで暮らし、あの組織を探し続けた。

見つかったのは、19歳の時だ。

その時には、遅すぎた。

組織の居場所をつかみ、乗り込んだ時にはもう、

両親と妹の遺骨と遺影を渡された。

まだたった14歳の妹、

シータは無力さを覚えた。

――僕は、無力だ。

――妹すら、家族すら守れない。

悲しみと恨み、憎さと悔しさ、

どこにも向けようのない気持ち。

生きるのも、もう目標はない。

だから、組織に向けた。

――いつか必ず、復讐してやる――

19の青年の、

人生を左右する誓いと、決心だった。

「待ってろ、メイ」














































「古代文明フィガロ?」

なじみのある研究室で、

ひとりの男性が声をあげる。

「えぇ、その文明の財宝を
 狙っている組織があるらしいです」

男性の声に答え、

またもひとりの女性が言う。

「フィガロの財宝――
 ペルシアナ財宝か。
 それを狙う組織がいるとしたら…」

「ブラック・キングです」

毎度おなじみ、あの少年が男性の回答の代弁をした。

「「ルーク!!」」

男性と女性が声をあげる。

青いハンチング帽、方からぶら下げた

カバン……英国少年とも言うべきか、

ナゾトキは大人顔負け、

ルーク・トライトンである。

「どうしてルーク君がそれを?」

ひとりの女性。

長い髪、黄色のワンピースのような服の首元には

赤いリボン、白のズボンをはいた

こちらも毎度おなじみ、

レミ・アルタワだ。

「すこし耳にはさんだんです。
 おはようございます、先生」

そっけなくレミに答えると、

ルークは『先生』の方に向き直った。

男性は

そう、『先生』、『教授』こと、

シルクハットに同色のコート、

ナゾトキと考古学、紅茶を愛する

まさに英国紳士…

エルシャール・レイトンだ。

レミもルークも、彼を慕い、

助手または一番弟子(自称)となった。

考古学教授にして、

淡々とナゾを解き、鋭い洞察力と名推理で

難事件もお手の物。

そんな彼のもとへ舞い込んだ事件は―

「ペルシアナ財宝を狙う、交差する思惑」

レミがぽつり、とつぶやいた。

「まさに交響曲、と言うような感じですね」

ルークが付け加える。

レイトンは紅茶をすすり、

目を閉じる。

何かを考えているのだとレミ、ルークは察した。

「行こう」

「はい?」

「ペルシアナ財宝の隠し扉がある、
 サリウスの街へ」

「教授!?」

「先生!?」

唐突な言葉に、レミとルークは

素っ頓狂な声をあげた――。












チェルミー達と歌姫を含む観客、

財宝を狙うエアフルト、

復讐に燃えるシータ、

財宝を狙う組織ブラック・キング、

サリウスへと向かうレイトン達――

様々な思惑と、計画が生む事件、

交差する裏の事件――

交響曲は、まだ、始まったばかり。











………続く………












様々な思惑が交差する

ペルシアナ財宝をめぐる今回の事件。

その様子からとって、本作のタイトルは~交響曲~です。

クロネ達の本編の続きがない、

レイトン教授達はいつ出てくるのか、

ブラック・キングは何か、

そもそも古代文明フィガロとは――

など色々疑問はあると思いますが

まだ秘密です^^

次の更新で本編はやりますがね(^o^)/

レイトン教授達も近々…。

そのほかにもシータとかブラック・キングとか

たくさん絡み合ってるわけです。

お見逃しなく!!←雑


         8月21日   志村 妙

2013-08-21 12:02:55


むきさめ

妹ーーーーー!!
いい妹なのに!なんてことを!!
そりゃあ復讐も考えますわなぁ…
あ、レイトンにレミ、ルーク!
面白いよー♪
本編の続きも気になる!
また見に来るねー☆

2013-08-21 12:53:24


志村 妙(元・ユリちゃん)

コメント返し

toむきさめ
シータの妹・メイは『可愛い妹』で書きました。
いつもお兄ちゃんと慕い、
兄が大好きです(^o^)/
実はメイは独占欲が強く、シータの友達とかにも嫉妬します…。
本編、暇なので書こうかな♪



……と言うことで更新………








サリウスの街・石碑前





クロネが石碑の前で倒れるのと、

シャアナが悲痛な声をあげるのは、同時だった。

観客達とチェルミー、グロスキー、

クレイブにサリーシェ、そしてロザンネは

見ているのも聞いているのも耐えられなくなった。

しかしエアフルトは違う。

シャアナの怒りと悔いはエアフルトに

向けられた。

「…いで……お前のせいでっ!!」

シャアナはそう叫ぶと

エアフルトの胸ぐらをつかんだ。

「クロネを返して!
 今お前が自分の欲のためだけに殺したんだ!!
 いやだ……いやだぁぁぁ!!」

涙を流しながらもエアフルトの

胸ぐらをつかんだまま怒鳴りつける。

そんなシャアナの肩にポン、と

サリーシェが手を置いた。

「その辺にしておきなさい」

「嫌ぁ…許せない!
 お姉ちゃんだったら許すって言うの!?」

「シャアナ!!!!」

「いやああああああああああああああああ!!」

「泣いたって殴ったって何したって
 クロネはもう戻らないのよ」

姉妹の威力に押され、

観客やチェルミー達はあ然。

――本当に、クロネは死んでしまったのか。

チェルミーは小さくつぶやいた。

「エアフルト。
 隠し扉が開いたぞ、おまえどうする気なんだ!!」

すると、となりにいたグロスキーが

大声をあげてエアフルトに尋ねる。

いがみあう姉妹はさておき、だ。

エアフルトは

「進むのさ。財宝があるのならば」

と黒く笑った。

「……っ…」

グロスキーは言葉をのんだ。

「クロネをどうするつもりだ」

「放っておくんだよ…はっはっはっ」

エアフルトの軽々しい声に、答えに、

シャアナは黙っていなかった。

「「ドガン!!!」」

バズーカが放たれたのである。

エアフルトは黒ずみ、

シャアナはエアフルトを見下し言った。

「殺したうえ放置だなんて、
 百歩譲ったっていくら譲ったって、
 絶対に許さない。次にでも命をおろそかにしてみなさい。
 私はあんたを、どこまでだって追い詰めて殺す」

見たことがない表情だった。

目は見開いており、憎悪が凝縮されたような顔だ。

エアフルトもさすがにおびえていた。

「次は……灰にしちゃうから❤」

しかし、語源はいつも通り…らしい。

「と、とにかくだな…進………うああああああああ!」

「「ドドドドドドド」」

「「ドガンッ」」

拳銃とバズーカときた。

しかし拳銃はわざと外している。

真黒な黒ずみと化した悪党に

シャアナは満面の笑みで言った。

「ふざけてんじゃないわよ」

よぉく見たら、血管が浮き出ている。

怒っているのだ、しかも怒りマックス状態。

「何度言ったら学習するの?
 今度は頭打ち抜くわよ?ねぇ?」

「ひぃぃぃぃぃぃ」

エアフルトはがくがくと震え、言葉を発することもできない。

「……じゃ、逃げましょう」

シャアナは観客達に告げた。

そして軽~く、軽~く歌声でしか開かない

隠し扉を閉じた。

「逃げましょうって…え!?」

「とりあえず逃げるの!話は後でするから!」

チェルミーの問いにシャアナは素早く答え、

観客たち全員を逃がし、最後に後ろを振り返り、

エアフルトにもう1発、お見舞いした。

「「ドガン」」


















………続く………













…えー、なんかすみません。

クロネ関係してる?ただシャアナが怒ってるだけじゃん。

とか思ってる方、正解!!

でも大丈夫です(^o^)/

クロネ実は…生きてるし←

悲しい想いは私だってしたくないのでネタばらしですが…(汗)

次の更新でレイトン教授チーム登場!

隠し扉に挑戦します^^

どうなる財宝!

お見逃しなく。 
 
              
         8月21日  志村 妙

2013-08-21 14:27:48


改名了解^^

めっちゃ進んでる!
フィガロ人の生まれ変わりって、結構いるんだね~。
って、感心してる場合じゃないね^^;
このままだと全員死んじゃうんだね(汗)

よしっ! シャアナっ、サリーシェさん!
エアフルトだけを生贄にできるようにするんd((

クロネェェェェェェ!!
くぉら、エアフルト! シャアナじゃなくても、許さんぞ!
えっ、でも生きてるんだね! よかった!


そして、アンケだね^^

1、シャアナ&サリーシェさん!
2、なし!←即答!
3、面白すぎ! このまま行ってください^^
4、お互い更新頑張ろう!
5、じゃあ、クレイブの妹を…
名:アリシア・マクファーレン(13歳)
性格:温和・温厚。兄の暴走を優しく包むように止める?←何で?マークがつくんだよ!byクレイブ
後は、好きなように走らせてください^^
6、7、面白すぎるから、どうか最後まで更新してください!
いつでも応援しているよ^^

2013-08-21 23:51:08


むきさめ

シャアナ…怒ってるだけ?怖いね(°©°;)

クロネ生きてるの!?
よかった~…
教授たち出てくるのか!!楽しみ~♪
更新、頑張って!

2013-08-22 07:37:36


志村 妙

コメント返し

to雫
呼び方は今まで通り
呼び捨てでもなんでもOK(^o^)/
フィガロ文明時代の生まれ変わりは
少なくともこのシリーズで20人前後の設定!(^^)!
ルーグル姉妹(シャアナ、サリーシェ)は
私とキャラの脳内会議で
「エアフルトを血祭りにしたい」と言ってます←
クロネが生きてる…と分かって安心したかな?
アンケート大感謝~ヽ(^o^)丿ありがとう!
クレイブの妹、了解!クレイブもそうだけど
暴走したらごめんなさいm(__)m
私のほうこそ、ずっと応援してるよ^^
更新頑張ろうね!←おまえが頑張れ…byチェルミー


toむきさめ
シャアナの怒りにふれると……
怖いなんてもんじゃない!!
その様子は後ほどにも!(^^)!
クロネ生きてるよ~
良かったねぇ、本当…シャアナの血祭り
始まるとこだった。
はい!教授達も頑張っちゃいますよ^^




………更新!!………








サリウスの街・石碑前





これは、一体どういうことだろう。

――この一件は、思っていたよりも複雑なのかもしれない。

レイトンの脳内をめぐる、そんな思考回路。

勢いで研究室を飛び出してきたはいいが、

どうしようもない事態に遭遇してしまった。

財宝の隠し扉のある石碑前で、

青ざめた表情と顔色で倒れている少女に、

真黒に煤け、黒ずみになっている中年辺りの男性、

そして――半開きの、隠し扉。

「教授、あの女の子は――」

レミがそうレイトンに言いかけた。

なにが言いたいのか、レイトンも察したようで

「ああ、そうだね」

とうなずいてみせた。

そしてレイトン、ルーク、レミの3人は

石碑の前で倒れている少女に駆け寄った。

「…息はある。大丈夫、
 気絶しただけみたいだ」

少女を抱きかかえ、レイトンは言う。

一安心すると、今度はレミが顔をしかめた。

「じゃあ、この女の子が
 今回の事件の中心?」

視線の先はレイトンだ。

「どうやら、そうみたいだね」

「古代超文明フィガロ。
 歴史上もっともすぐれた知識を持ち、
 もっとも謎が隠された時代。
 この子は、あの呪われた歌手の生まれ変わりでしょうか?」

レミが女の子―クロネを見つめながら言う。

「少なくとも、その可能性は高いだろう。
 この少女が…フィラシア・ブラウンの生まれ変わりだ。
 呪われた、オペラ歌手の…」

顔をしかめるレイトンとレミ。

ルークは黙って聞いていたが、

なにがなんだか、全く理解できない。

「先生!何の話ですか?
 事件の中心とか、呪われた歌手だとか…。
 2人は何を知っているんですか」

ルークが訴えかけるように言う。

レイトン達はハッと、我に返ったかのようにして

ルークを見た。

「そうだね、ルーク。
 君にはまだ何も説明していなかった」

「そうですよ!教えてください、先生」

「…いいだろう」

レイトンはシルクハットを

深くかぶり直し、話をした。

「時は古代、フィガロと呼ばれる文明の時代だ。
 歴史上、もっともすぐれた知識をもち、一方で
 謎が隠された時代。
 ペルシアナと言う財宝が生まれたのもこの文明の中期。
 フィガロ文明中期には、
 最も有名な人物として、フィラシア・ブラウンと言う名の
 オペラ歌手がいた。
 頭の回転が良かった財宝の製造者達は、
 『フィラシア・ブラウンの歌声でしか開かない扉』を創った。
 あの時は、フィラシアが死去してしまえば、
 誰にも財宝は盗まれなかったからだ。
 しかしそれは誤算、現代において『生まれ変わり』が誕生した。
 そして―フィラシアの生まれ変わり。
 この少女がいるのさ。
 …この事件の中心は、『歌』がキーワードだ。
 だから自動的に、この少女が今回の一件の中心」

長い説明を終え、

もともと知っていたレミも納得、

ルークもなるほど、とメモを取っていた。

「あ、先生!
 呪われた歌手と言うのは?」

ルークが言う。

「…フィラシア・ブラウンの呪い。
 それはやはり文明の中期、
 フィラシアは魔女に呪いをかけられた。
 そしてフィラシアの歌を聞いた者は次々と死去、
 彼女自身も歌えば身体に宿したウイルスにむしばまれていた。
 そして呪いの末期――もはや彼女の半径1メートル内に
 入れば、誰かれ構わず死んでしまう。それが、呪いだ」













………続く………















どうだったのでしょう?

レイトン教授の説明。

変なところで切ってしまってすみません。

今日また更新できたら、します。

次回もレイトン教授達登場!!

ぜひ読んで下さいね!(^^)!


8月22日   志村 妙

2013-08-22 09:21:19


むきさめ

うおー、レイトン先生出てきた!
ルークは知らなかったんだね
変なところじゃないよー
また見に来るね!

2013-08-22 11:48:14


志村 妙

コメント返し

toむきさめ
レイトン教授達はサリウスへ!
チェルミー達は逃亡後!←
すれ違ってる…と言う設定で
書きすすめてるよ(*^。^*)
ルークは知らなくて、レイトン&レミは知ってた
今回の事件。
なんかぶつ切りっぽく思ったけど
変じゃないって言ってくれるからいっかな♪
またのお越し、待ってます!(^^)

2013-08-22 13:05:42


リオ

やっほー♪

あ、名前変えたんだね☆
よかったあ・・・・クロネ死んでなかった!
心なしかホッとしたよお・・・
レイトン先生さすがですう。
ルーク、こんなにわかりやすい説明をしてくれる人はほかにいないよ?
ル「はいはい。」
なんかうれしくないなあ・・・
また来るお

2013-08-22 14:11:16


志村 妙

コメント返し

toリオ
やっほー☆彡
うん、名前変えちゃったw
クロネ…死ななかったよ(*^_^*)
さすがに死なせるわけにはいかないんだ…、うん。
安心できたみたいでよかった!←と言いつつ自分もそう
私の文は説明の能力ないけど、
あの説明は説得力がある、と言うことで…お願い(^o^)/
来てくれるのを楽しみにしてるよ^^


………暇なので更新………







「メイ…!!」

「お兄ちゃん!やっと…会えた…!!」

シータとメイは数10年ぶりの再会を果たす。

「おまえ、死んだんじゃ…」

シータは弱々しい声音で妹をみつめる。

「…許さない。私、このために帰ってきたんだもの。
 死なれなくて、よかったわ、お兄ちゃん。
 だからもう、私だけの永遠のお兄ちゃんでいて?
 やっと、ず~っと2人になれるから…ねえ?」

「メイ!?何を…う、うわあああああああっ!!」

『ガンッ』

メイの握ったトロフィーには、

愛する兄の血が染まっていた。

床は血が飛び散り、メイの頬にはかすかに

血がつき、メイはペロッと、その血をなめた。

「…大好き、お兄ちゃん…」

シータの血が残る床。

倒れたままのシータ。

シータは、信じられなかった、何もかも。

――なぜ、死んだはずじゃなかったのか。

妹の存在、頭に走る痛み、

とてつもない疑問感。

そこで、シータの意識は途切れた。

2013-08-22 16:34:21


リオ

ええええええええ!!!

何故だ!何故だ!何故なんだあ!!
メイちゃん何故殴った!?
ハラハラドキドキなのだよ☆

2013-08-22 16:40:32


志村 妙

コメント返し

toリオ
何故なのかは、次回の更新で!
今日できればするから(^o^)/
メイ…『可愛い妹』から『恐怖の妹』に…
成「異議あり!!」
妙「……………」
成「キャラ崩れまくりだぁぁ!」
妙「分かってるよ、私が一番よく…」
逆転裁判ならぬ逆転妹…。


♦すみません、途中で切れてしまったので
 お詫びいたします。
 また書くのでヨロシク!

  志村 妙

2013-08-22 16:46:54


むきさめ

メイちゃああああぁぁぁああん!!!
どうした!?何があった!!?
お兄ちゃんがぁ~~~っ
死ぬなよ、シータ!

2013-08-22 16:58:16


志村 妙

コメント返し

toむきさめ
メイになにがあったのか―!?
シータはどうしたのか―!?
実は、シータ死んでないよ(^o^)/
お兄ちゃんを殺そうとした妹の心理とは…?
お楽しみに♪



………更新なう←………







「いいんですか、ボス」

「何がだ」

「あの少女を逃がしてしまって、です。
 きっと今頃、ブローニイの生き残りに
 会いに行ってるんでしょうから」

ある都市の高層ビル、最上階。

書斎となっているその部屋は、とても広く、

磨かれた一面の窓ガラスには忙しく騒々しい街が望める。

そこに、ひとりの30代くらいの男が

広々とした立派なデスクで煙草を吸い、

その隣では、同い年くらいの男が顔をしかめている。

煙草を吸う男は、『ボス』と呼ばれていた。

「…一向に構わん。
 何か問題でもあるのかね、オルド君」

『ボス』と呼ばれる男は、

隣に立つ人物を『オルド』と呼ぶ。

「問題も何も、あの少女は
 計画の邪魔をするに違いない。
 きっと両親の仇を討ちに来ますよ」

「………」

男は、煙草の煙を吐いた。

「…こちら側につくとしたら」

煙を吐き、男は『オルド』に言いかけた。

『オルド』は、あ然。

「何を言ってるんです。
 こちらに寝返るとでも?
 少女には恨みがあるんですよ」

「黙れ。
 わたしは逆手に取った。
 あの女なら、あの話をちらつかせておいた。
 きっと兄を殺し、ここへやってくるだろう。
 それまで、待つさ。
 いい果実が実るまで、な―――――」























「くそっ、痛ぇ……」

シータは、頭を抱えながら

ゆっくり起き上がってきた。

未だにシータは考えられない。

妹に、あのメイに、殺されかけるなんて。

死んだ、そう言われたはずなのに、生きていたなんて。

何が起こっているのか、正直よく分からない。

起き上がったシータの視界には、

おそらく自分のだとみられる

少量の血、その血のついた転がりっぱなし

のトロフィーが映っていた。

トロフィーを手に取ってみると、

こう刻まれていた。

『仲良し兄妹コンテスト 優勝トロフィー XX24年,X月,X日』

「ふっ……『仲良し』、か…」

シータの口角が緩む。

あんなに可愛かった妹に、一体何があったのか。

そこで、後ろに人の気配を感じた。

「『仲良し』だなんて、笑っちゃうよね」

メイだった。

「メイ!!何があった、全部話してくれ」

「しぶといなぁ、思いっきり殴ったのに。
 生命力って甘くみちゃあいけないのね。
 …別に何もないわ、普通に生きているだけ。
 お兄ちゃんに見捨てられてもう…12年かぁ…」

メイはもう、シータの知っている

昔の『可愛い妹』ではなかった。

顔はすっかり変わっており、

どこか影を宿していた。

再会を喜ぶ、などシータはしなかった。

出来なかったのだ。

「見捨てた…!?」

シータが驚きの声をあげると

「そうじゃないの」

メイは怒りを込めたような口調で言い、

続けた。

「つい数時間前まで知らなかった。
 あのお兄ちゃんが、私たちを売ったってこと…!!
 それでどんな生活してたかも知らず
 のうのうと生きてるなんて…
 ここに来た時びっくりして、それと同時に悔しかった、
 憎かった!!!」

メイの態度から、口調から、

強烈な憎悪を感じ取れた。

「売った…?」

「「ガンッ」」

「う…あぁぁぁ…」

「…今度こそ、バイバイ。
 大好きだったお兄ちゃん…」

















           









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   エスカ・グレイツ     ロジー・アンドリュー





あなたと歩いた陽だまりの下

あなたと笑ったあの場所

もう2度と戻れない

遥か遠い日の思い出

もしも願いが叶うなら

あなたのもとへ帰りたい

哀しい夢ならそれでいい

叶うとしたらそうしたい

愚かで儚い夢物語




play…




春の野を駆け抜けて

夏の海を走り抜けて

秋の木の下くぐり抜けて

冬の雪道  願い引き裂いて

たとえば同じ空の下

泣きたくなる日があったなら

流星に祈ろう   四季の色めき

哀しいなら

儚いなら

切ないなら  きっとそれでも構わない

涙がこらえられないなら

どこかでくい止めよう 叶わない願い




play…




永遠に幸せに

永遠に夢叶う

そんな唯一の方法

あなたと同じ暗がりに 堕ちること

想いを封じ込めて

永久の眠りにつこう……






























 ―――すこぶる美しい、交響曲は
          もう始まっているんだ―――




          ♦第1章 終了♦






………続く………








ここまで読んで下さった方、

ありがとうございます。

今回は、シータ&メイのブローニイ兄妹話と

裏話その2を書きました(^o^)/

ボスとオルド…これからバンバン登場するよ^^

では、ちょっと長くなりそうなので

ここいらで。



   8月22日  志村 妙

2013-08-22 20:06:55


むきさめ

うおおおおおおおっ
これで一章とか、内容濃いね!
俺なんか内容がないよぅ(破ァ!! シュボッ
すまぬ、消し飛ばされた

2013-08-22 20:23:50