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こちらスコットランドヤード!3~交響曲~

ユリちゃん

どうも、ユリちゃんです(*^_^*)
おかげ様で3作目です。

こちらスコットランドヤード!には1と2も
ありますが、そんな関係ないのでお気にせずヽ(^o^)丿

そして今回、
ゆいこ様と雫様作のシャアナ&クレイブコンビが登場します☆

ぜひお楽しみにヽ(^o^)丿

2013-07-13 15:16:19


むきさめ

結婚おめでとう~!!
した、何があるのかな?
ちょ、先生、最後のセリフどういうこと!?
おおおお…こ、更新頑張ってね!!

2013-09-01 15:35:02


リオ

いやいや、落書きって!!
先生なーんにもはないですよ!!
レ「たまにはこういうジョークも」
先生にジョークは似合いません。英国紳士失格です。
レ「う」

2013-09-01 15:37:29


志村 妙

コメント返し

toむきさめ
メイとエスカ。
めでたく結婚!
お兄ちゃん、哀しいね…ヽ(^o^)丿
『した』にあるもの、
教授のひと言--果たしてそれは!?
更新頑張るね^^

toリオ
落書き。誰がしたの?←
ちなみに私の書くレイトン達は
キャラ崩壊してるようn…(殴)
「なーんにも」、この先生の言葉が事件へと発展!!

………更新!できれば今日の夜も更新!………



「は?入籍?
 もうしたけど」

電話越しの落ち着いた

彼の言葉に、メイは驚いた。

「ちょっ…
 早くない!?
 私同意した覚えないけど」

メイが困り果て言うと

返ってきた答えは、

「うん、勝手にしてきた。
 あ、嫌だったらバイバイって事で」

だった。

何がバイバイだよ。

メイは軽くイラッとしながらも、

話を続けた。

「待ってよ、お兄ちゃんに言えない。
 だって許可もらったの
 昨日じゃない」

「平気だよ、
 その時は俺からお兄さんに
 言うから」

エスカがなぜ

こんなにも緊張感がないのか、

メイは不可解極まりなかった。

そして同時に、

キレそうになって――

「その時って何!? 
 どの時よ!!」

キレた。

怒鳴りつけた。

すると聞こえた。

「ツーッツーッツーッ……」

電話を切られた。

「逃げたな……」

メイは電話の切れる音を

耳にし、

ため息をついた。

あの緊張感のない、

たまにキレたく

なる人が夫―――。

これからの事が不安になってきた。

メイがため息をつきながら

リビングにいると、

そこへシータがやってきた。

「今の電話、エスカから?」

明るく尋ねる

ある意味無邪気な兄に、

メイは言えなかった。

「私たちもう入籍したの」、だなんて。

「え、う…うん。そうなの」

一応シータに答えておくと、

「そっか」

シータは笑って言った。

珍しくはないが、

ご機嫌な兄にメイは違和感があった。

「お兄ちゃん、
 なんかいいことでもあったの」

尋ねると、

「そりゃあ、妹が
 結婚するんだから」

こんな答えが。

「そう、じゃあ言っても
 平気そうね」

「え、何?なんだって?」

「お兄ちゃん、良く聞いてね。
 私達入籍したの」

「……え?」

「入籍したの」

「……あ、そう。
 おめでとう…」

「う、うん……」

明るかった兄が、

急に無言で静かになった。

心配はしたが、

その心配はいらなかった。

「…お」

「お?」

シータが発する。

「お、お……」

心なしか震えて見える。

そして、

シータはメイの目を見て

「おめでとう、妹よ!!」

一気に明るくなった。

悲しんでいたわけじゃないらしい。

むしろ喜んでいた。

「いや~大きくなって……
 昔はお兄ちゃんと結婚するって
 言ってたのによ~
 なんとも大きくなって…お兄ちゃん哀しいぞ。
 早速式を挙げよう!場所はどこがいい?なぁ。
 南の島とか夢だよな~あ、海の見える教会とかな!
 あと最近は………」

ぶつぶつと話を続ける。

きっと長話になるだろう。

メイはさっと、その場を離れていってしまった――。

シータは、気付いていない―――。


























気のせい。

きっと、いや、絶対。

そう信じたい。

だけど、本当にそう言ってたとしたら―――。



「ペルシアナ文明によって
 世界は崩れる――――」



教授、一体何に気がついたんですか?

私は、その言葉を信じていいんですか?

それとも、本当に気のせいなんですか?

本当は、どうなんですか―――。








「レミ!」

「レミさん!」

レイトンとルークの声が

聞こえた。

ボーっとしていたレミは、

我に返った。

さっきまでの考えていたこと。

本当に、気のせいなのか。

いや、それより今は―――

「レミ、大丈夫かい?
 ここは最深部だよ」

ぐるぐると思考回路を巡らせる

レミに、レイトンが声をかけた。

そう、隠し扉の最深部にいるのだ。

辺りは先ほどいた部屋と同じく、

ロウソクの明りしかない。

しかし、つくりは

立派なものだった。

まるで神殿のようになっている。

部屋の中央には

玉座がある。

その玉座に、ひとつ。

何かが置いてあった――。

「先生、あれは……」

ルークの途切れそうな声が

レイトンの背中を押す。

「調べてみる必要があるね」

そう言って、レイトンは玉座に

歩み寄って行った―――。




………続く………







9月です!昨日からだけど。

今日からやっとそんな気がしてきました。

今回は…ブローニイ兄妹&レイトン教授達。

たいして進んでないと思った方、

      ☆大・正・解☆
本当に進んでなかった。

しかし!メイとエスカ。

結婚おめでとうございます!(^^)!

末永くお幸せに……。

シータ、寂しくなっちゃうね。

式には熱心だけど。

そして、レミ。

気のせいか、本当か――。

隠し扉の最深部へたどり着いた

レイトン教授達。

そこで待っていたものは―――!?

次回もブローニイ兄妹&レイトン教授達

のお話で行きます!

では。


9月2日  志村 妙

2013-09-02 14:50:45


むきさめ

入籍しちゃったんだ…
お兄ちゃん寂しそうだな
最深部すげえな!
みんな、これからどうなるのかな~

2013-09-02 18:51:19


志村 妙

コメント返し

toむきさめ
入籍しちゃった☆彡
お兄ちゃん、喜んであげないと…。
最深部、玉座に置いてあったものとは!?
みんなのお話の動きをどうぞヽ(^o^)丿


………更新!………





「…あれ?」

部屋の中を見回した。

気付いたら、メイはいなくなっていた。

シータは先ほどまでのが

ひとりごとになっていたと思うと、

長いひとりごとだ。

「メイ~?」

リビングから離れ、

廊下でメイを呼んでみる。

すると、

玄関の扉が半開きだと言うことに

気がついた。

「なんだ?
 外にいるのか?
 全く……扉ぐらい閉めろよな」

言って、シータは

玄関へ向かい、楽なサンダルを履き、

扉を閉めに行った。

そして、気がついた。

扉は、玄関にある靴のひとつが

隙間に挟まっており開いていたこと。

靴を見て、シータの

ため息が思わず出てしまった。

「はぁ……
 靴が挟んであるなんて、
 嫌な偶然だったな」

靴を戻し、扉を閉める。

そしてもうひとつ、

シータは気付いたのだ。

「靴を履いる……」

よく見れば、

扉に挟まれていた靴のもう一足が

見当たらない。

一体、どうしたのか。

シータは考えるより先に、

玄関から外へ出てみた。

当然のように、

花の咲く庭がある。

そして―――前回に開いた門。

――こっちも開いてる。

シータは思いながら、

門を閉めに行った。

「メイの奴…どこいったんだ?」

そしてシータは

ふと、地面に目をやった。

すると、そこには

扉に挟まれていた靴のもう一足が

落ちていた。

「メイ………!!」

シータはそう叫び、

街の方へ走って行った―――。



















玉座に歩み寄った。

その上に置かれているもの。

それは――――――

「……ブルー・ダイヤ?」

レイトンが声を上げ、

玉座に置かれたブルー・ダイヤ

を手にした。

「なぜこれが…」

ブルー・ダイヤを見つめ、

レイトンは

声を漏らした。

レミとルークは辺りを見て回っている。

ブルー・ダイヤには

フィガロ文明の紋章が刻まれていて、

レイトンは嫌な予感がした。

「レミ!ルーク!」

そして、辺りを見回っている2人に

「ここから出よう!今すぐに!」

と言った。

「え?――――」

レミとルークは言われるがまま

レイトンの後を追って行った。














いない。

街中を見て回っても、

誰も見ていないと言う。

一体、メイは

どこへ行ってしまったのか。

そんな事を考えていたら、

街の外れにある

遺跡へ来てしまった。

しかし、

「メイ!?」

メイが倒れていた。

すぐ横には、

見覚えのある人物達がいた。

―――ブラック・キング―――。

あの組織だ。

12年前、両親とメイを連れ去った

憎き組織―――。

またメイを、あんな目に遭わせるつもりなのか。

裸足で、

気を失ったように見え、

ばたりと倒れているメイ。

その姿を見て、シータは許せなくなった。

ブラック・キングの

手下と思われる奴ら。

あいつらは12年前にも会っている。

今度こそ、許さない――――。

しかし、もう遅かった。

ブラック・キングの手下達は

とっくに逃げてしまっていたから。

「ない……許さない!!」

シータはよみがえる過去の記憶、

12年もの日々、今回の一件――

全ての怒りを声に出して、叫んだ。

















レイトン達が

隠し扉から外へ出て来た。

すると、

レイトン、レミ、ルークは

倒れた女性と泣き叫ぶ男性を

目の当たりにした。

「先生、どうしたんでしょう?」

目の前の光景に、

ルークは驚きながらレイトンに尋ねた。

そしてレイトンは

「判らないが、
 放っておくわけにはいかないね」

と言い、倒れた女性と泣き叫ぶ

男性のもとへ駆けつけようとした。

すると、

「教授!」

レミの声がかかった。

「なんだい、レミ」

レイトンがレミの方を向く。

「その子は私が」

言ってレミは、

レイトンの腕に抱かれる少女を

指さした。

レイトンの視線も少女にいく。

「大丈夫かい?
 悪いが……
 それなら、頼むよ」

「大丈夫です、
 女の子ひとりくらい」

レミが言うと

「レミさん、
 なんか男の人みたいな事言いますね」

と、ルークがつっこんでおく。

そのあと、レミはレイトンから

少女・クロネを引き渡された。

再びレイトンは2人の男女の

もとへ駆けていった。















「失礼、何かあったのですか?」

レイトンは泣き叫んでいた

男性に言葉をかけた。

男性はレイトンの方を

振り返り、

「…どなたですか?」

と尋ねる。

レイトンは、おっと、と続けた。

「そうでしたね。
 私は、エルシャール・レイトン。
 大学で考古学を教えています」

そう聞いて、

男性は少し信頼の色をみせた。

「教える…と言うことは
 考古学者なのでしょうか?」

はい、とレイトンが答える。

「…名はシータ・ブローニイ、
 考古学者をしています」

レイトンが名乗りを終え、シータも名乗った。

「そうでしたか。
 ところで、その女性は」

「え、あ、あぁ……妹です、
 メイ・ブローニイ。
 気を失っているだけのようで」

レイトンとシータは暗い顔をした。

「何があったのでしょうか?」

「……とある組織に、
 また狙われたんです」

シータの答えに、

レイトンの洞察力は動いた。

「また、と言う事は前にも?」

シータはレイトンの鋭さに

しばし驚きながら

「ええ」

と答えた。

「…詳しく、知りたい。
 そう言ったら教えていただけますか」

レイトンが言う。

「……あなたは
 私と似ているようだ。
 いいでしょう、近くに家があります。
 ご一緒にどうです、お連れの方たちも」

シータは快く承諾し、

レイトンの後方に見えるレミとルークに

目をやった。

「では、お邪魔させて頂こう」







………続く………









今回もレイトン教授達&ブローニイ兄妹!

しばらくはこのペアかも☆彡

考古学者同士、

と言うのもあるかもだけど

気の合うレイトン&シータ。

この2人のお話の続きは次回!

また読んで下さると嬉しいです(*^_^*)


9月3日 志村 妙

2013-09-03 20:12:44


読みきった!
やっぱり面白い☆

ブロイニー兄妹も一時はどうなるかと思ったけど、何とかなってよかったね^^
入籍には驚いたけど^^;
でも、婚約者さんちょっと、う~ん…
ネージュ「『う~ん』って、ナンだよ」
雫「いやちょっとね」
ネージュ(……めっちゃ気になる)

教授の発言が凄い気になる!
一体何に気がついたんだろう?

シータさんと教授が出逢った!
これで2人の過去が分かるんだよね…

お互い更新頑張ろう!

2013-09-03 21:00:04


むきさめ

おお、きょうだいとレイトンたちが会ったね!
メイ、意識戻って~
これからどうなるのかな?
また来る!短文失礼!

2013-09-03 21:06:02


志村 妙

コメント返し

to雫
ブローニイ兄妹、
殺し合い(一方的)だったからね(^o^)/
婚約者・エスカ。
その正体やいかに――!?
雫は本当勘がいいね☆彡
教授は何かに気がついた!
それは案外早くに判るかも^^
シータとレイトン、2人の考古学者。
この2人はどうなるのか!?
いつも長文ありがとう(*^_^*)
読んでくれて嬉しい…(泣)
雫に言われたら、更新頑張んないと♪

toむきさめ
ブローニイ兄妹&
レイトン教授達の対面!(^^)!
メイの意識はじきに戻る予定☆
これからの事は
作者すら不明……←
嘘です、ごめんなさい。
また来てくれるの!?
ありがとうございますっ\(^o^)/


♦今日はコメントのみです。
 ごめんなさい皆様方m(__)m
 明日は高確率で更新できます^^
 シータ&教授の絡みあいをご覧あれ(^◇^)

(ほとんど)全身筋肉痛  志村 妙

2013-09-04 21:59:50


志村 妙

………更新!シータと教授、その後は?………





「……そうでしたか」

レイトンは紅茶のカップを

口から離し、言った。

今、レイトン達はシータの家の

応接室にいた。

レミ、ルークは気を失った

メイの様子を見ている。

シータはレイトンに

12年間の事を話終わり、

無言のままだった。

「ブラック・キング…
 古代文明をよみがえらせようとする
 悪質な組織」

「…なぜ妹さんが狙われたのでしょう?」

シータが言って、レイトンが

再び尋ねる。

そして

シータはため息をつき、

わかっているんでしょう、と続けた。

「両親が考古学者だったからです。
 妹は、人質程度のものだったんでしょう。
 あの頃は考古学者のほとんどが
 ブラック・キングによって連れ去られ、
 一方的にフィガロの研究などをやらされていた」

シータは冷ややかな声だった。

怒っているのかもしれない。

家族を、考古学者を、

あんな目にあわせた組織に。

レイトンは全てが理解でき、

紅茶を飲み干す。

応接室には

家族の写真が飾ってあった。

並びにトロフィーなども飾られている。

それをレイトンは見回し、

「8割がた妹さんとのものですね」

と言った。

「ええ、
 そうですね」

シータも答える。

応接室のソファに横になっている、

気を失ったメイを

見つめ、シータは儚げな表情だ。

それを見かねた

レイトンは

「レミ、ルーク。
 メイさんの様子はどうだい?」

と声をかけた。

そしてレミが

首を横に振り、

「特に変わった様子はありませんね」

と言う。

シータはうつむき、

床を見つめた状態で口を開いた。

「レイトンさん、
 手を組みませんか」

たったの一言だった。

だが、声は震えており、

怒りと悲しみが入り混じったようであった。

シータは続ける。

「あなたの目的も、
 ブラック・キングを止めることでしょう。
 だったら協力しませんか。
 奴らがフィガロをよみがえらせる前に―――」

そこでシータの声は途切れた。

泣いていた。

大粒の涙が、頬を伝って

流れていく。

12年の、つらく哀しい、

長くやりきれない気持ちは、

どんなものだったのか。

それが判るようだった。

家族は12年の間で

両親が亡くなり、妹はまだ狙われている。

―――許せない、

その怒りの矛先は

ブラック・キング、また、

自分にでもあるのだ。

レイトンは、

静かにいった。

「手を組みましょうか」













………続く………






今回は短く書きました^^

すみません…。

次回は長めに描くつもりです。

シータとレイトンが手を組む!

果たして、組織を止められるか――――

続きは次回の更新で!(^◇^)



9月5日  志村 妙

2013-09-05 20:10:38


志村 妙

9月。今もなお暑い~…。
日々過ごしにくさを実感中(・o・)

………シータ達の12年を振り返る!更新です………



「手を組みましょうか」。

レイトンの言葉に、

シータは喜びを覚えた。

そうして2人は手を組んだ。

もちろん、レミとルークの承諾済みだ。

手を組んだ2人は、

お互いの紹介をしていた。

「じゃあ、改めて俺から。
 シータ・ブローニイ、年は26、
 言った通り考古学者だ。
 シータって呼んでくれ」

シータがレイトンを見、

微笑みながら自己紹介をする。

それから、とシータは言葉を続けた。

「そっちは妹のメイ・ブローニイ。
 21歳、女子力が半端ない
 最高の女性だな。
 料理上手、裁縫上手、優しくておっとり……」

横になるメイを指さし、

シータは長々と話すため、

レイトン達はさえぎった。

「まぁ、良い妹さんなんですね」

ルークがフォローするようにして

言うと、

シータは

「良い妹?そんなんじゃない、
 最高…いやもっと…」

また長話を始めようとする。

そしてルークがレミの

耳元で静かに、

「シータさんって、シスコンですよね?」

とつぶやいた。

レミもうなずく。

「かなり重度みたいだけどね」

ひと言付け加え、レミは

そっぽを向いた。

重度のシスコンなのは

誰の目から見てもお見通しである。


シータに続いて、

レイトンが自己紹介を始めた。

「私も、改めて。
 エルシャール・レイトン、
 考古学者をしています。
 エルシャールとでもなんとでも呼んで下さい」

「じゃあ、お構いなく。
 エルシャール、でいいかな」

シータが口角を緩ませたまま、

レイトンに尋ねる。

レイトンは

「もちろん。
 こちらもシータ、と呼んでいいのかい?」

自分の呼び名を承諾し、

シータに尋ね返した。

シータは無言でうなずく。

「じゃあ、次いこうか」

そして視線は

レミへと行く。

目で追い詰められたレミは、

軽く咳払いをし、自己紹介を始める。

「レミ・アルタワです。
 教授の助手として精一杯お手伝いさせて
 貰っています。
 レミって呼んでください、シータさん」

続いて、ルーク。

「ルーク・トライトン、
 先生の1番弟子です!!
 ルークでいいですよ」

シータは「面白そうなメンバーだ」

などと言っている。

「…ところで、
 そこのお嬢さんは?」

そして、シータが

ふと、メイの向かい合わせのソファに横になる

クロネを指さした。

レイトン達も

クロネの存在を再び認識する。

「…判らない。
 あの隠し扉前に倒れていたんだ。
 だから、連れて来たのさ」

レイトンの答えに、

シータはふーん、とクロネをみつめる。

「この街の住人じゃなさそうだ。
 名前も判らないのか?」

シータの問いに、レイトン達は首を

縦に振る。

「見つけた時にはもう
 倒れていたからね…。
 この街の住人でもないとなると…
 隣町や、別の所から来たのかもしれないね」

名前も、状況も、

一切不明の少女を目にし、

シータは顔色を変えた。

応接室は沈黙が守られた。

「……!! 
 まさか、この少女…!!」

シータが声をあげた。

目をまん丸くし、

驚いた、という表情に違いない。

レミが

「何か判ったことでもあるんですか?」

と恐る恐る尋ねてみる。

返ってきた答えは

驚くべきものだった。

「…生まれ変わりだ。
 古代フィガロ文明に実在した…
 呪われた歌手……フィラシア・ブラウンの
 生まれ変わりだ!!」

シータは驚きと、そして…

かすかに喜びの感情を見せた気がした。

「先生!フィラシア・ブラウンって…」

ルークも声をあげる。

レイトンは黙ってうなずいた。

「とんでもないことになっているね…」










しばらくして、

クロネの話題は遠ざかって行った。

話は、ブローニイ兄妹の過去のこと。

「12年前…
 『学者狩り』があったのはご存知ですか」

シータが重く口を開いた。

「えぇ、知っています。
 あの頃、私の考古学の教授や先輩が
 大勢姿を消している。
 それは、あの『学者狩り』だった」

最後の一言には、

レイトンの怒りが滲んでいた。

ルークは何の事か、首をかしげている。

それを見かねたレミは

「ルーク君。
 12年前、たくさんの分野の学者が
 突如姿を消してしまったの。
 それは、ある組織によって行われた、
 あるまじき行為―――それこそが、『学者狩り』。
 学者、その学者の家族達を
 連れ去って、強制的に古代文明について調べさせられるの。
 その時連れ去られた、いえ、『狩られた』学者たちは
 今でも調べさせられてる……っていう説もあるわ」

と、丁寧に最初から説明した。

ルークは哀しげな表情を浮かべている。

「…12年前、ボクはまだ 
 赤ちゃんだったんですね。
 そんな長い年月を連れ去られ、 
 自由を奪われるなんて―――」

ルークは言葉を続けられなくなった。

レミは首を縦に振って、

涙を流し始めたルークの背をさすった。

「そう言う酷くて人を駒にしか見ていない人が、
 この世にはいるんだってこと、
 覚えておかないとね―――――」

そう、人は誰しも優しいわけではない。

自分以外の人を駒としか見てない奴だっている。

それが、『学者狩り』を起した

『組織』の『ボス』と言うことも―――。

暗い雰囲気の漂う応接室。

シータは、悲しみのあまり、同情の涙を

流すルークに言った。

「ルーク、キッチンの棚に
 メイの作ったクッキーがある。
 冷蔵庫には色々な種類のフルーツジュースも
 あるし、食べてくるといい、
 もうおやつの時間だしな。
 レミも、ルークと一緒に、な」

シータが口角を緩め、

レミと泣くルークに言うと、

レミ達は応接室から出、

キッチンへ向かって行ったのだった。

「キッチンの棚の、
 隅のほうだぞ~?」

シータが

手をメガホンのようにし言って、

息を整えレイトンの方を向いた。

「…さて、話の続きをしようか?」

「シータ、君はうまいね。
 子供の心が判る人だ」

レイトンが微笑むと、

シータはよしてくれ、と話を続けた。

「『学者狩り』で、
 両親と妹を連れ去られた事は、その後の話は
 言ったな?」

「言ったね」

レイトンがうなずく。

シータは言葉を重ねていく。

「俺みたいに学者とその家族が
 連れ去られるってのは、多いケースだ。
 で、12年前『狩られた』、いわば連れ去られた
 連中は……。
 今はもう組織に雇われている。
 それで、皆復讐をもくろんでいる。
 特に実現化の様子を計っているのは…」

そこでわざと、シータは言葉を切る。

少しためらい、レイトンが聞きたそうにしているのを

見て、また続けた。

「組織――『ブラック・キング』の
 ボス…カレル・アグリーの右腕・オルド・ティラーだ」

「オルド・ティラー……」





………続く………




今回も一本立てにしました\(^o^)/

シータ&レイトン教授達、手を組む!

復讐をもくろむオルド!

計画を実行する機会はあるのか―――

なんか…こう書くと長くなりそうなので

ここいらで…(*^。^*)

また次回の更新で!


9月6日  志村 妙

2013-09-06 20:24:15


雛実 結歌

お久しぶりです、妙ちゃん(ToT)/~~~
早速読んだよ☆
やっぱり面白い~♪
最高です!最高すぎる(*^_^*)

シータ、シスコンなんだw
まぁ、無理は無いと思うよ!
だって、全然会えなかったんだもんね~!

クロネ…どこから来た少女なんだろう…。
ずっと皆『フィラシア・ブラウン』の生まれ変わりって
言うだけだし…。

『学者狩り』………!?
そんなことが行われていただなんて!
そりゃあ…、
レイトン教授も怒るよね…。
当時の教授や先輩がいきなり姿を消したら…!
そんな恐ろしい計画をしていたのが、
ボス…なのかな!?
えっと、感じ方がおかしいかもしれないんだけど…。
ボスの右腕・オルドは、ボスを狙っているのかな?

これからも応援してるよ(*^_^*)

長文失礼しましたm(__)m

2013-09-06 20:42:18


むきさめ

めっちゃ進んでる!
ごめん来てなかった
レイトンたちに会ったね!
本当に重度のシスコンだな…
学者狩りひどくね!?ルークが泣いちゃったじゃないか!
ボスの名前分かったね~
これからの展開が気になる!
また来まーす

2013-09-07 06:23:10


いや~、すごいシスコンぶりですな~^^;
何年も会ってないから、嬉しいんだろうね^^

『学者狩り』…か。
突然親しい人間が消えるって、考えただけで怖いね…
オルドって人は、ボスに復讐しようとしているってことかな?
じゃあ、シータと共通の目的を持つ仲間って言うことだよね。
これから手を組むのか、敵対するのか…

やっぱ、妙の小説は面白いや!
ワクワクするもん^^

お互い更新頑張ろう!
長文失礼m(_ _)m

2013-09-08 00:02:33


志村 妙

コメント返し

toゆっこ
お久しぶりですヽ(^o^)丿
面白い?最高?この作品は底辺にしか
思えないのだが……。
シータ、シスコンなんだ☆
12年前からずーーーっと。←
全然会えなかったのもあるんだけどね(^o^)/
クロネのナゾはこれから明らかになるよ!
待ってて下さい(*^。^*)
…誰もが苦しむ『学者狩り』。
その計画の発案者は…『あの方』。
ゆっこの感じ方は正常、
そう……オルドはボスを狙っているのです(ToT)/~~~
応援ありがとう^^
いつも長文で嬉しいな^^

toむきさめ
いつも来てくれて
ありがとうございますっ!(^^)!
そう、レイトン達に会った!
…シータ、もうシスコンぶりが大変。
『学者狩り』は歴史上最低最悪の
行いなんです。
ルークが泣いちゃうのも無理はないんだな。
ボスの名前が判ったとなると
次は組織のアジトを!
あ、言っちゃった……←
これからの展開、楽しみにしてくれると
嬉しいな^^
また来てくれるの!?ありがとう~ヽ(^o^)丿

to雫
シータのシスコンぶりは
12年もの間離れていた…というものから。
あんまり言わないけど、
実は妹に会えたのがすっごい嬉しいんだよ~(*^。^*)
『学者狩り』は、残酷と名高い行いです。
親しかった人が突然消えるのは、
想像以上に怖くて寂しい……。
そう、オルドはボスに復讐する!
つまりシータとオルドは共通の目的をもった仲間。
雫の言うとおり、手を組むか敵対するか……
本当雫は勘がいいと言うか…
もう話の結末判ってるんじゃない?て聞きたいくらいだw
私の小説がワクワクする!?
更新は雫のおかげでやりがいあるよ~(泣)
長文感激です。


コメント返し長くて申し訳ないです…。

2013-09-08 14:40:11


志村 妙

………更新!!………




ボスの傍らにいながら、

ボスの命を狙うオルド・ティラ―。

彼が今、一番復讐の実現化を狙っていると言う。

「…つまり、オルド・ティラ―は
 私達と同じ目的をもった、仲間…?」

レイトンが驚きの声をあげる。

シータは、

「仲間、と言えばそうだ。
 しかし奴は仲間を必要としていない。
 単独行動を好み、復讐の計画も
 ただ1人で考えているらしいからな」

冷たい声音で答えた。

オルドは仲間と言えば仲間、

しかし彼は仲間を必要としていない。

いわば、自分のみで復讐を果たしたいのだ。

「シータ、君も復讐をしたいんだろう?
 アジトは掴んでいるのかい」

レイトンが真剣な表情と声で、

尋ねた。

ティーカップを片手に

シータは、もちろん、と答える。

「アジトはシャンボールにある」

「シャンボール!?
 この街の隣じゃないかい?」

シータの住むこの街・サリウスと、

組織のアジトがある街・シャンボールは

隣にあるのだ。

シータは冷静な声で続ける。

「驚いたよ、アジトがまさか
 隣町にあるとはね。
 …どうする?エルシャール。
 アジトにならいつでも乗り込めるんだが」

その言葉を聞いて、

レイトンは少し迷う。

しかし、決断は早かった。

「今すぐ乗り込もう」

レイトンが剣のような目で、

ひと言。

シータは口につけていたカップを離し、

口元はうすら笑い。

そして―――

「いいね」












この街にとどまっているのも、

もう危ない。

あの石碑、隠し扉があった

街・サリウスの隣町・シャンボールに

逃げてきたはいいが、

石碑があったのはサリウスとシャンボールの

境目。

そして逃げて来たここは――

あの石碑からかなり近い。

もうエアフルトに見つかってもおかしくない。

しかし、シャアナに

ボコボコにされたはず。

よほど生命力がよくないと無理な話だ。

―――と、チェルミーは考えていた。

シャアナもグロスキーも、

誰もがのんびりしている。

こんなところにエアフルトが来たら―――

チェルミーの思考回路は最悪の場合を

想定して、だが、

いま気になったものがある。

観客がいない。

チェルミー、グロスキー、

シャアナ、クレイブ、アイシス、

ドレア、サリーシェを抜いた

『15人の観客』の姿が見当たらない。

グロスキー達は

気付いていないのだろうか。

その時だった。

「見つけたぞ、いけにえ達…」

聞き覚えのある声―――

エアフルトだ。

「他の観客達はもう捕らえておいたさ。
 あとは、君達だけ――――」

悪魔のようなその笑みに、

チェルミー達は背中を凍らせた―――。


………続く………




やっとチェルミー登場!

気になる(?)続きは次回!

また明日辺りにできたらお会いしましょう^^


 9月8日  志村 妙

2013-09-08 15:29:54


オルドは、仲間を必要としていないのか…。
ちょっと淋しいね…。独りで戦うのは。

えっ! 隣町に敵のアジトが!
乗り込むって、早過ぎない!
「急いては事を仕損じる」って諺にあるぞ~(汗)
ネージュ『思い立ったが吉日』ってのもあったと思うけど」

はい、シャットアウト!←何でだよ!byネージュ


げっ、チェルミー警部たち、エアフルトに見つかっちゃったじゃん!
え~と、え~と、シャアナ! クレイブ! サリーシェさん! 
とにかくやっつけちゃえ!

2013-09-08 21:57:53


むきさめ

アジト隣町なの!?危ねっ!!
あ、チェルミー警部…何やってるんですか!
観客捕まっちゃいましたよ~!!
続き気になるよ、(?)←いらないよ!
また来るねー♪

2013-09-09 07:28:17


志村 妙

コメント返し

to雫
来てくれてありがとう(*^_^*)
オルドは、仲間を必要としてない。
ただ1人で、復讐をするため―――。
淋しいよね、ひとりの戦いって。
おっしゃる通り(ToT)/~~~
隣町のアジトに、のりこみます!
気が早いけど、12年待ってたから…(T_T)
小心者悪党・エアフルト参る!!
シャアナに……なんでもないですw

toむきさめ
アジト=隣町
危ない危ない……
チェルミー警部達、ちょっと
油断しちゃったね\(-o-)/
観客達はもうじき登場!
続き頑張って書くね~


…エアフルトは全員捕まえるか!?シャアナにボコられるか!?…






再び現れた、小心者悪党

エアフルト。

すでに捕まった観客達。

チェルミー達はどうする――?

「さあ、一緒に来てもらおうか。
 大事ないけにえを逃がすわけにはいかない。
 大人しくしてくれれば、
 手荒な真似はしない」

エアフルトが黒く笑う。

チェルミー達の顔が

少しこわばる。

そこで、声と人が降ってきた。

「生命力強くて困ったな~
 トドメ刺してくればよかった?」

それは、シャアナだった。

シャアナがエアフルトの頭をとび蹴り。

そして、とび蹴りの威力で

後ろへ下がったエアフルトに、

手持ちサイズバズーカで

「「「ドォォォン」」」

一撃ち。

チェルミー達は

血の気が引いて行くのが判った。

しばらくして

バズーカの煙の中から、人影が見える。

エアフルトだ。

「ったく、凶暴だな」








………続く………




短くてすみません。

また明日頑張るので!

では、また明日^^


9月9日  救急の日!←  志村 妙

2013-09-09 21:04:53


雛実 結歌

隣町にボスのアジトが…!?
乗り込むのか~、がんばって!!
エアフルト…、せっかく悪党として活躍(?)したのに…、
シャアナの飛び蹴り&バズーカで悲しい悪党にw
チェルミー達は逃げないってのが凄いよねw
エアフルト……、
シャアナの攻撃にだいぶ慣れて来たっぽいね!
前は「ごめんなさい」て謝ってたのにww
今は怯えていない!!

エアフルトはシャアナたちをいけにえに捕まえられるか!
それともシャアナ&クレイブ&サリーシェにやられるのか…!
そして、レイトンたちの作戦はうまくいくのか!
ロザンネやクロネは平気なのか!
メイの意識は戻るのか!
エスカは何者なのか!!
気になることがいっぱいだよ~(*^_^*)
いつもハラハラドキドキして、楽しみです^^

お互い更新頑張ろうね☆
更新されてたら絶対に読みに来るから!!

長文失礼しましたm(__)m

2013-09-09 21:23:43


むきさめ

シャアナ…
恐ろしいな(^_^;)
チェルミー警部はどうするのかな?
短くないよ~
更新頑張ってねー♪

2013-09-10 17:49:11