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レイトン教授とかぐや姫伝説

るーく♪

始めましてもしくは、今晩は☆
本作で三作目です♪
続き物ではありませんが、『神の宝石』のエピローグを読んだ方が最初は良いかもしれません(汗)
よろしくですm(__)m

2013-07-03 18:53:48


るーく♪

目が覚めると、一瞬ここがどこか分からなかった。

お腹が妙に重く、温かい。

ガバッっと布団をめくると、ロークが眩しそうに目を開けた。

そうか。

ここは月へ向かう電車の中だった。

寝台車の僕の部屋にはモモンガがいて………

そういえばロークは、僕が電車を降りたらどうなるのだろう。

さすがに一緒に連れ回すのは……

「何考えてるの?」

ロークが茶色がかった眼をクリクリさせる。

「いや、君は僕がいなくなったらどうなるのかなって思って」

今のうちに話し合っておこう。

そう考えて、打ち明ける。

「これは月行きの電車。それは知ってるはずだよね?でも僕たちは月に着いたら、観光もかねて歩き回る」

「つまり、ルークは僕は着いていけないって思ってるんだね?」

「うん。実際そうだよね?」

「まず、ルークは誤解してる。僕はモモンガじゃない」

…………え!?

モモンガ………じゃない!?

驚いている僕を見て、ロークは少し笑った。

「僕は富士山の精霊の一人」

は!?

確かに日本には富士山があった。

僕と先生、レミさんは登りさえもした。

「ルークが羨ましくて」

「僕が?」

「僕は一人だった。富士山の精霊は何人もいる。でも、僕は一人だった」

なんで………?

聞こうとした。

でも、聞けなかった。

ロークの眼に、なんとも言えない悲しい色が浮かんでいたから。

「僕には家族がいなかった。でも、他の精霊たちにはいたし、僕も前まではいたんだ。"あの日"が来るまで」

「………"あの日"?」

聞いてはいけないと思ったけど、聞いてしまう。

朝から深刻な話だ。

「話してあげるよ。僕の過去を、さ」

いいよ、話さなくても。

そう言いたかった。

無理しないで。

って。

でも、言えなかった。

僕は頷いてしまったんだ。

ロークがその日、どんな哀しみを負ったかも知らずに。

「"あの日"、僕は………」

ロークが、話し始めた。

とうとう僕は言えなかった。

言わないでって。

後悔したのは、ロークの眼に涙が浮かんでから。

つまり、もう少し後になる………………。



あの、お願いがあります。
私のパソコン、フィルタリングがかかってるので、引っ掛かるような言葉はなるべく避けてください。
続きを更新するためにも、ご協力お願いします
あ、コメをするのは全然良いです。
言葉を気を付けてって言ってるだけなので………

2013-07-21 17:04:59


るーく♪

蜜柑>
すれ違ってしまった……

答えてくれてありがとう(*^^*)

やっぱりローク!!
人気急上昇ですなあ♪

竹取物語、私も好きだよ☆

蜜柑の星座、出てきたか~!!
一応どの星座も出るように努力はしたけど、出てないのもあるかも……
キャラ、気に入ってくれたかな?

続けて欲しいと言う意見が多かったら続けるよ★

頑張るね!!

2013-07-21 17:11:19


るーく♪

えっと、ロークの話は本編には関係ないので、special-storyでやりますね
題名は特に決めてないので、どうぞ
たぶん何回かに分けての更新になります

★special-story(earth-ver.)★

「おい、マリン。遊ぼうぜ!!」

友達のレオンがニコニコ笑っていった。

マリン。

それが僕(現ローク)の名前。

「良いけど………。何するんだ?」

「何って、イタズラに決まってんじゃん」

「はぁ……」

こいつのイタズラに付き合い、一緒に怒られて何年になるだろう。

こいつとは精霊学校時代からの親友。

だから、もう10年は一緒だ。

ちなみに精霊は平気に1000年は生きる。

「さーて、今日は何のイタズラしよっかなあ」

レオンがニヤニヤしながら考えている。

今は二人とも人間の姿だ。

しかし、普通の人間には姿は見えない。

レオンはかなりのイケメン。

女子にモテる。

何かと理由をつけては追い返してるが。

「そーだ、長老にしようぜ」

レオンが飛びっきりの笑顔を見せる。

「ったく、お前は。この前も長老様に怒られたろう?」

そう。

僕たちは、前も長老様のキノコスープを食べて怒られた。

「あれはダメだ。まずかった」

思い出すとまた、吐き気がしてくる。

実際河原でゲエゲエやったのだ。

「今度は、長老の秘密の箱を開ける!!」

「………え!?」

「何ビビってんだよ。お前だって開けてみたいだろう?」

秘密の箱とは、長老の家に代々伝わる箱で、決して開けてはいけないと言われている。

お母さんにも言われた。

いつになく真剣な顔で。

だから、返事に困ってしまった。



一回中断します!!

2013-07-21 17:36:48


るーく♪

「お前は開けたいのか?」

レオンに顔を覗きこまれる。

実を言うと………

「……開け……たい」
「そっか。でも、親にさんざん言われてきたことが気になる、と」

頷く。
その通りだった。

「どうする?俺はやるけど………」

レオンも困ってる。
僕は慎重に答えを出した。

「やるよ。僕、大人たちの話す伝説なんて信じない。今までだって、お前とそうしてきたもん」

レオンの顔がパッと明るくなった。

「ありがとうっ!!じゃあ、今日の夜、長老ん家の前な」

さっさと決めてくれる。

「じゃあな」

手を振って別れようとしたとき、声をかけられた。

「ちょっと、今の話聞いたわよ?」

ベルだ。
キュートな子だが、やたらと気が大きい。

「文句でもあんのか?」

ケンカっぱやいレオンがベルをにらむ。
しかし、ベルは気にも止めない。

「ねえ、それってマリン君も行くの?」

なんで僕に話をふってくるんだよ!?
レオンを見たが、我関せず、といった顔である。

「行くよ」
「キャッ、だったら私も行くわっ」

はっ!?
なんで僕が行ったら行くことになるんだ?

レオンが、あぁと言う顔で見てくる。
こんなの濡れ衣だ。
そんな顔で見てくるなっ!!

「今夜でしょう?がんばりましょ」

ノリノリなのはベルだけだ。
ベルをジロッと見て、ため息をついたのだった。


~夜~

「マ~リン君っ!!」

長老様の家の前でレオンとベルを待っていたら、いきなり声がした。

「大声出すなよ」

レオンが顔をしかめる。

あれ?
レオンが女子にこんな顔したの、はじめてだ。
もしかして………

「お前、ベルのこと好きだろ」

ベルに聞こえないように囁く。

「バ、バカッ!!んなわけあるかっ」

言葉とは裏腹に、顔が真っ赤なのが、暗闇でも分かった。
こらえていた笑いが口から漏れる。

「マリン君、なに笑ってるの?行こうよ」

ベルが僕の手に自分の手を重ねた。
あまりにも自然すぎて、一瞬『手を繋いだ』と言う事実に気がつかなかった。

「…………ベル」
「…………マリン」

僕の声が沈黙に響き渡る。
数秒遅れてレオンの声がした。

何だよこの関係!!

「ねえ、どこから入るの?」

場に似合わない明るい声をベルが出す。

少しは空気読めないわけ!?
イライラしてくる。
僕にかまってくるベルにも、何も言わないレオンにも。

「………」

レオンは答えない。
仕方なく僕が言う。

「天井から」
「ホント!?スゴいね!!ドラマみたい」

ベルの無神経さに苛立つ。

「上がるぞ」

レオンがいつもより1オクターブ低い声を出す。

「レオン君、なんで不機嫌なのお?」
「別に」
「楽しくやろっ!!」
「うっせぇ。行くぞ」

間髪入れずにレオンがジャンプする。
ただのジャンプではない。
下手すればエベレストの頂上の高さまで一気に行けるジャンプだ。

「レオン君、はやいよっ!!マリン君、一緒に行こう」

また手が繋がる。
仕方ない。
ベルの飛ぶタイミングに合わせて地面を蹴りあげた。

風が気持ちいいな。
そんなことを考えた。

途中でベルの手を離した。
ベルは驚いたようだけど、気にしない。

家の屋根の上に着くと、すでにレオンがいた。
僕たちが同じタイミングで着いたのを見て、少し顔をしかめた。

「あれを出せよ」

レオンが不機嫌な声で言う。

「オーケー」

ポケットの中から磁石を取り出す。




今日はたぶんここまでで!!

2013-07-21 19:20:43


リオ

アンケするウ♪

Ⅰ ローク!(かわいいよ、ローク。かわいいよ、ローク)

Ⅱ ちょーおもろいよ!これからもファイト!

Ⅲ うんうん!そーいうコーナー大好きだお!

Ⅳ 続けてくれたまえ。(←上から目線。なんて失礼な。byルーク)

Ⅵ ロークの昔話、千年生きるとかすごい!るーく♪想像力が幅広くていいなあ・・・これからも応援してるよおおおお!!←

2013-07-21 20:22:43


むきさめ

精霊!!
モモンガではなかったんですね、でもきっと可愛いんですよね!
また短い…私も今日はここまでです!!

2013-07-21 20:24:11


るーく♪

とりまコメ返し♪

リオ>
ローク可愛いって☆
ローク、感想は?
ロ「か、かわいいとか、僕、オス……だし?」
嬉しいそうです←

ファイトで頑張るね♪

おお、三票もある(*^^*)
続けてあげるとも(←上から目線。読者いなくなるぞ。byモテモテ・ローク)

ロークは千年まで生きれるかな?
ロ「心配ご無用」

想像なんてぜーんぜん出来ないよ!!
リオの方が幅広いよっ★

ありがとおおおおおおお!!←


むきさめ>
精霊でした!!

モモンガもどきだから可愛いよ♪
ロ「もどきじゃない!!変化の術だよ!!」
さりげなく自慢された…………

短くてもコメありがとう(*^^*)
私もここまでだあ☆

2013-07-21 21:15:25


るーく♪

なんか文が変になりました(汗)
ファイトで頑張る

ファイト一発で頑張る
で読んでください

ロ「ダメダメな作者~」
君を作ったのは私だよ!?

2013-07-21 21:26:10


ユリちゃん

久しぶり!
前作完結おめでとう(*^。^*)
全然読みに来なくて
ごめんなさいm(__)m

かぐや姫かぁ…
面白い物語を描くよね、るーく♪。

これからも応援してます^^
更新頑張ってね\(^o^)/

できる限りきます

2013-07-21 22:04:59


ゆいこ

お久です!
来たかったけどこれなかった…、ごめんね(._.)

早速!アンケートします!!

Ⅰ やっぱり、ローク!カワイイ(*^_^*)

Ⅱ 面白い!!
月光さんや、亜理子さんの登場!何が起こるのかがとっても!!

Ⅲ 面白いよ!!
星空たちも大変なのが分かる!←

Ⅳ 続けてください!面白いから!!!

Ⅵ これからもがんばって!応援してるよ!

2013-07-22 12:20:09


るーく♪

まずはコメ返し☆

ユリちゃん>

お久っ!!
ありがとう(*^^*)
私もユリちゃんの小説、見に行けなくてゴメンm(__)m
フィルタリングのs……
ル「言い訳は止めましょうね?」

全然面白くないよっ!!
私のが面白かったら、地球上のみんなのが面白いよ(もちろん宇宙の人も)☆

応援ありがとう♪
頑張るね!!


ゆいこ>

お久っ☆
来てくれるだけで嬉しいよ♪

ローク人気やのう
次回作にも出そうかな?

ありがとう(*^^*)
急に展開するから分かりにくいかもだけど……

続けてと言う意見が多いから、続けます!!
星たちも大変なんだよ~←

応援ありがとう★

2013-07-22 14:29:27


るーく♪

ベルを描いてみました♪
ロークは人間ver.ならそのうち………

2013-07-22 14:34:54


るーく♪

あれ!?
載ってない!?
もう一度!!

2013-07-22 14:38:48


るーく♪

ん?
おかしいな………
いつも通りにやってるのに……
人間ロークをやってみよう

2013-07-22 14:52:35


るーく♪

ああ、もういいや←
コーシンします

「磁石で何するの?」

ベルは興味津々だ。
僕は、レオンに話をふることにした。

「レオン、説明してあげなよ」

レオンは一瞬こっちをにらんだ。

「これに変化の術をかける。鍵にするんだ」
「鍵?」
「天窓を開ける鍵」

長老の家の屋根には、丸い天窓がある。
鍵を作りさえすればここから入れる。

「あなたたち、いつの間にそんな術を覚えたの?」
「さあな」

レオンとベル、いい感じだ。

「じゃあ、見せてちょうだい」
「オッケー、しっかり見てろ」

普段は僕が術をかけるのだが、レオンはヤル気満々だったから、やらせることにした。

「エノンクレハート、バルリンクレッサーノ」

レオンが真剣な顔で術を唱える。
磁石が光に包まれていく。
眩しく、見ていられい。

「うっ………」

レオンが唸る。
術をかける側は、決して目をそらしてはならない。
僕は慣れているから、ずっと見ていられる。

「だ、だめだ………」

とうとうレオンが目をそらした。
光が収まり、磁石はただの石になった。

「どーすんだよ。僕、これ以外に変化させられる物、持ってきてないよ?」
「私、ハンカチ持ってる」

ベルがポケットから可愛いモモンガの刺繍が入ったハンカチを出した。

モモンガか。

昔、祖父と山に行ったときに見たことがあった。
その時、僕は怖がりだったから祖父の背中に隠れてた。
でも、両手を広げた姿はとてもカッコよかった。

「なんで!?」

突然ベルが泣き叫んだ。
慌てて見ると、レオンがハンカチを下に捨てているのが分かった。

「レオン、やめろよ!!」

駆け寄って落ちそうになったハンカチを取る。
ところが、レオンに奪い取られる。
押さえる暇もなく、ハンカチは落下した。

「私のハンカチ…………っ!!」

ベルが後ろで叫ぶのが聞こえた。
ドサッと言う音も。
振り返る。
しかし………。

「ベル?ベル!」

後ろにベルはいなかった。

まさか…………

下を見てみる。
倒れた女性の姿がそこにあった。

「マリン、俺は秘密の箱を開ける。あれは、どんな願いでも叶えてくれるらしい」
「えっ!?」
「ベルを復活させ、お前のいないところに行く」

違う。
母から聞いた話と違う。
母は、真剣は顔でこう言った。
『あの箱を開けると、確かに願いは叶う。しかし、大きな償いを必要とするんだ』
償い。
それはなんだろう。
母は言わなかった。

「お前は行くか?」
「…………行く」

行ってレオンが開ける前に僕が開ける。
レオンが償いをしなくていいように。



中断します

2013-07-22 17:31:56


リオ

レオンよ
なんてことおおお!

ベルかわいそう・・・・
いやいや、願いかなって大きな償いですか。
はらはらしますなあ・・・・・
続きが楽しみだお

2013-07-22 18:54:32


るーく♪

リオ>
レオン、ダメじゃないか!!
レ「うっさい!!」

ベルはどーなることやら←
大きな償いだお☆
がんばるねえ♪

2013-07-22 20:28:11


むきさめ

お、大きな償いってなんですか!?
すごく気になります!!
まさか最悪の結末、なんてことないですよね!?
今日はもう見にこれないかもしれないので、また明日来ます!ごめんなさい!

2013-07-22 20:39:32


るーく♪

「俺のこと、ヒドイ人間だと思っただろ?」
「………うん」

レオンが、真面目な顔でこっちを見る。

「………ベルのこと、好きだった。でも、ベルはお前とずっと話してて。なんか俺、一人になっちゃって」

足元の石を蹴る。
レオンのところに蹴ったのに石は大きくそれて、下に落ちた。

「アイツが笑顔でハンカチ出したとき、俺の失敗を笑ってるようにしか見えなくて。」

レオンの顔を見ると、驚いたことに目の縁に涙が溜まっていた。

こいつ、素直なんだ。
素直すぎて、そんなこと思っちゃうんだ。

怒りが収まってくる。

「だったらさ、謝りなよ」
「………え!?」
「間違ったことをしたと思ったら、謝ればいい。それで許さないほど、ベルは冷たくねえよ」
「……………そうだな。一回下に降りよう」

僕は頷いた。
カッコつけな感じのことを言ってしまい、恥ずかしかったけど、レオンの顔は輝いてた。
僕たちは、すごいスピードで下りた。

ベルはまだ倒れてた。
でも、ハンカチは握りしめてて。
僕たちが近づくと、微笑んだ。

「私、お節介だったね。ごめんね。このハンカチ、レオン君にあげる。マリン君には何もあげられないけど、でも、わた……し、きょう……のこと……わす…れ…な…い…か……ら」

最後の言葉は、途切れ途切れだった。
言い終えると、力尽きたかのように目を閉じた。

「ベル……」

二人の声が重なる。
レオンは涙をポロポロと流しながら、ハンカチをとった。

ベルは、僕に今日のことを忘れない、といった。
そして、あのメッセージには君も忘れないで、と言う気持ちも込められていた。

「行こう」

どれくらい経っただろう。
お互い一言も口を利かなかった。

「秘密の箱を、ベルの為にも開けよう」

レオンはただ頷いた。
願いはひとつだけ。
"ベルの命を助ける"

僕たちは再び屋根の上へ跳んだ。

2013-07-22 20:53:34


るーく♪

むきさめ>
ロークにしてみれば、最悪かもしれないな
私もそろそろ寝よっかな♪
ロ「寝られないでしょ」
どんどん生意気にぃ

2013-07-22 20:59:59


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