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たとえば、こんなエピソード。

とよか

はじめまして。とよかと申します。

こちらを利用させていただくのは初めてですが
よろしくお願い致します。

ゲーム内のちょっとした出来事を想像して、
レイトンのかばんの「みんなのエピソード」風に短い話を書いていきます。

※注意!
 話の性質上、ゲームのネタバレが含まれます。
 各話のタイトルの横に、どのゲームから書いたエピソードなのか記しますが、ご注意くださるようにお願い致します。

ではさっそく1話から…。

2013-04-21 01:54:55


とよか

1 プリマのいちごパーティー(超文明Aの遺産)




『いちごの実が緑のセーターから赤いブラウスに着替える季節がやってきました。

 いちごパーティーを開きます!
 
 参加条件は、おもいっきりおしゃれをすること!

 かわいいいちごをどっさり用意して、お待ちしています』



「…ねえプリマ」
「なあに? トレーシー」
 トレーシーが手を止めて、ふと私を見た。


 明日のパーティーの準備はばっちり!
 お母さんに教えてもらったいちごのタルトに、トレーシーと一緒に作ったいちごのアイスクリーム。
 紅茶を入れるのはいちごの花の模様のティーポット。
 もちろんとれたて新鮮な、そのままないちごもどっさりと。
 そしておこづかいはたいて買っちゃった、いちごの色のスカート。合わせるブラウスもアクセサリーも、徹夜して考えた。
 来てくれた人たちにおみやげに持って行ってもらういちごのジャムもさっきできた。
 私とトレーシーは、それを小さな瓶に詰めていたところ。


「聞いていい?」
「なに?」

「……なんで招待状が一通あまってんの?」

 トレーシーが瓶を持った手で指した机の上には、いちごの色の封筒に、いちごのシールで封をした招待状。

「ふつう招待状って出す人の分だけ書くでしょ? あたしももらったよ? 誰に出してないのよ」
「……あれはいいの」
「いいって? 何で?」
「来てくれたら、渡す分だもん」
「え? ……なにそれ?」
「約束したの」

 いちごの色の服を着た、あの子と。

 トレーシーには、言わない。
 私とあの子の、約束だもん。
 きっと来てくれるんだ。いちごの季節になったから。

「…………」
 トレーシーはまたジャムを瓶に入れ始めた。
「……約束、したんだ」
「うん」

 春になったよ。
 思いっきりおしゃれして、いちごパーティー、やろうね!

2013-04-21 01:57:16


るーく♪

はじめまして♪面白そうなので来ました☆
タメ口&呼び捨てでお願いします!!

2013-04-21 17:42:11


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