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レイトン教授と神々の世界

詩織

君は知っているかい?もう1つの世界が在ることを
君は見てみたいかい?もう1つの世界に住まう生き物達を
君は行ってみたいかい?もう1つの世界へ

始めましての人も、久しぶりの人も、いつも会ってるじゃんって人もこんにちは!
詩織と申す者です。
この作品は私にとって5作目となるのですが、正直こんなに続くとは思ってなくて私自身びっくりしています。
今回は私の2作目『レイトン教授と永遠の呪い』もちらちら出てきますが読まなくても大丈夫です。あ、でも読んでくれると嬉しいかな?

早速キャラクター紹介です。今回は新しいオリキャラは本編で出てきてから紹介します

エルシャール・レイトン

グレッセンヘラーカレッジで考古学を教えている、謎研究の第一人者。
亡き恋人・クレアからもらった山高帽を愛用している。

ルーク・トライトン

レイトンの(自称)一番弟子の男の子。
ナゾトキの腕は大人顔負けである。

クラウス・アルバトロ

「最後の時間旅行事件」の首謀者で、スーザンの夫。
べオリーヌの町に住んでいて、ラザフォード家の秘密を知っている。

ここからオリキャラです!

スーザン・ラザフォード(アルバトロ)

クラウスの妻。少々意地っ張りだが優しい性格で、家事(特に料理)が得意。
呪いにかけられているが、今では力をコントロールして普通に生活している。

ハリー・ジェファソン

ジェファソン家の次期当主。スポーツ好きだが、少々病弱なのが欠点。
友人や家族からの信頼は厚い。スーザンとは血縁関係がある。

今日はこの辺で

2012-10-16 18:35:57


詩織

そうそう…『レイトン教授と超文明Aの遺産』ナゾコンプリートしました~
あとは早期購入者特典のくじが当たるかどうか…

更新!

☆Ⅴ☆

戻ろうと言われた直後、一瞬意識が飛んだようになり、気が付くと元の草原に立っていた。まだ戻れていないのかと思い周りを見渡していると、見覚えのあるシルクハットが遠くに見え、僕は走り出した。

「先生!」

「 ! ルーク、いったいどこへ…。それに、後ろの…」

さすがの先生も驚いているようだ。それもそのはず、僕にはユニコーンが付いている。

「先生、僕はどうやら、フローラさんやカルクさんの遠縁のようです!多分、冬美さんが言っていた悲劇の後、一族を離れた者の末裔らしいです」

『さて、コロナに会おうではないか。今はどこにおる、“しるくはっと”の者よ』

先生は引きつった笑みを浮かべている。仕方ないとは思うけど。

あれ?ユニコーンって何故シルクハットを知ってるんだろう…?

『ルーク、お前の思っていることは筒抜けじゃ。何せ、私とお前は繋がっておるからの』

「え、えぇ!?」

「ルークを探していると思います。あなたがコロナと呼ぶ女性のほかに、その弟と一族の女性二人がいます」

さすが先生、もう持ち直している。

『それでは集合するとしよう。二人とも、少し下がっておれ』

何をするの。と聞こうとして、僕は息を呑んだ。ユニコーンの角から白く光る鳥が三羽飛び立ったのだ。

『これは我々ラクア・リューニ―ラクア・シアに住まう者―同士の伝達法じゃ。これは力が強ければ強いほどはっきりとした形を保つことができる。もう少ししたらドラゴンと白虎の元に辿り着くだろう。鳥はラクア・リューニの中に吸い込まれ、私が伝えたいことを細やかに伝える。説明の細かさも力が強いからこそじゃな。
さぁ、2人とも。私の背に乗るがいい。一気に集合の地まで駆ける。乗馬の経験くらいあるじゃろう?』

「あ、はい!」

僕が返事すると、ユニコーンが背を屈めてくれた。
それでもユニコーンは大きく、結局先に先生に乗ってもらってから引っ張り上げてもらうことになった。

『それでは行くぞ、しっかりとつかまっておれ!』
言うやいなや、ものすごい速さで駆け出した。

2013-03-22 14:02:55


りんか

いやあ、良いね良いね良いね、ユニコーン!

良いなあ、ルーク。
あたしもユニコーンと繋がりたいなあ。
ル「駄目ですよ、一族の末裔でなければいけないんですからね。りんかには無理ですよ(どや)。」
うう、今回は何にも言えない・・・w。

2013-03-28 16:00:06


ラナ

ちょー×2面白いです。私はレイトン教授と人魚たちという小説を書いているので、読んでもらえるとありがたいです。

2013-03-30 16:35:20


詩織

>りんか

いいよねぇ…ルークはねぇ…
あ~あ、ルークにこんな特権与えるんじゃなかった
ル「えぇ!?ちょっそれ冗談ですよね!?」
ユニコーンのほかにも出てくる生物がいるから楽しみにしてて!

>ラナさん

はじめまして、わざわざ来てくださってありがとうございます
これからも頑張りますので読んでいただけるとうれしいです


☆Ⅵ☆

先生に支えてもらっていても何度も振り落とされそうになりながらユニコーンの背にしがみつき、少しスピードがゆっくりになったところで顔を上げた。
前に小さな人影と、なぞの生物が2体。ぐんぐんとそれらに近づいていった。
先生が先に降りて、僕も半ば転げ落ちるようにしてユニコーンの背から降りた。

「み、皆さん、お待たせしました…」

そう言ってみんなのところへ行こうとするが、足が震えて力が入らない。たかが数歩の距離なのに。
そう思ったとき、いきなり自分の体が宙に浮いた。まるで大きな手につかまれているような感じだった。
後ろを向くと、緑色で鋭い牙と角があり、大きな翼が生えたトカゲに似た恐ろしい生物に抱えあげられていた。僕はこの姿に似た生物を本で見たことがある。
ドラゴンだ。

『大丈夫ですか?どうやらあなたのミュンク・リューニ―一体となるラクア・リューニ―が無茶な走りをした様子。あれは人間をからかうのを楽しみにしているのです。ユニコーンとなると人間の側にそうとう強い力が必要でして、なかなか人と会うことがありません。だから、かまってほしいのですよ』

『おいドラゴン!私はかまってほしいなど思ってはおらんぞ!でたらめを言うな!』

『ほら、恥ずかしがっていますが、本当はうれしいのですよ。ユニコーンが山を下るのは久々ですからね。最後に山を下ったのは、確か4代前のコロナの従兄弟に付いていたときでしたかな?』

ドラゴンって見た目は恐ろしいけど中身は優しいのかな。でも、狡猾な生物だって本で読んだことあるし…。
あれ?山を下るって何だ?

『山というのは、ほら』

ユニコーンは角で遠くに聳え立つ山を示すような仕草をした。

『我らは普段あの山で暮らしている。この草原には主が来ない限り降りてはこられなくてな。山での暮らしはそれはそれはつまらない暮らしじゃ。
それでもドラゴンよりはましじゃぞ。あやつの前のミュンク・チェーニ―一体となるラクア・チェーニ―は7代も前に遡るがの。
さて、私の話はもういいが、コロナがおらんようだぞ。一緒にここへ来ているのであろう?』

「あ…本当だ…」

そういえばここにいない。

『作戦会議をしませんか?コロナの件に付いても、事件についても、話し合う必要があるのでは?』

『そうとなれば、早速作戦会議じゃ!』

2013-04-05 14:49:58


詩織

☆Ⅶ☆

『我々に何の影響も無いということは、やっとコロナに会えるまでに回復したという程度でしょう。そうなると、半年ほど前から事件を起こすなど不可能です』

『半年ほど前から事件を起こすなどのならば、今頃はほぼ完全に回復しておるじゃろう。そうなっているなら、我らにも何かしら変化があるはずだからの。
というわけで、我らラクア・リューニの予想は、この事件はラクア・リューニ・ギルアに見せかけた一族の犯行だろうということになった』

話を聞いた後、先生が質問した。

「その、ラクア・リューニ・ギルアとは、いったいどんな存在なのですか?」

「それは先ほども言ったはずです。僕らが必要だと思ったときに話すと…」

『今がその時だと思いますよ。どうせいつか話すのなら、早いほうが良いはずです』

カルクさんは少しわざとらしくため息をついてから早口に言った。

「それなら早く済ませてくれ」

『かしこまりました。
ラクア・リューニ・ギルア―ラクア・シアの畏ろしき神―は、我らの頂点に立つお方です。あの方は、千変万化の力を持っておられます。その姿はコロナの意思によって変わり、悲劇の女性ラクア・リューニ・ギルアを呼ぶときはいつも巨大なライオンに翼が生え、馬の尾をしておられました。
悲劇の時に消えた人々は、ラクア・リューニ・ギルアに丸呑みされたという説が有力ですが、真実は定かではありません。コロナ以外の人には、たとえ力の強い人間でもその姿が見えないからです。一族の者は、ラクア・リューニ・ギルアがコロナの体から出た時に瞳が赤くなるのを知っていたから分かったというだけと思います。
私が知っていて、今回の事件に関係のありそうな情報はこれくらいです。お役に立てましたでしょうか?』

2013-05-03 11:17:01


詩織

もっとPCやる時間がほしい!!

更新!

☆Ⅷ☆

「フローラが戻ってきそうにないから、僕らで先に帰りませんか?先に帰れば、いくらフローラでも置いていかれたことくらい気づくはずです」

「そうしよう。どうすれば戻れますか?」

「簡単です。あの川に飛び込めばいいんですよ。転ばないように気をつけてください」

そう言ってカルクさんはふわっと飛び込んだ。彼の頭が見えなくなったところで、ドラゴンが消えてしまった。

『ルーク、おぬしが川へ飛び込めば私はおぬしの中にとり込まれる。心配せずともちゃんとついて行くから、軽く助走でもつけて思い切り飛び込めばよい』

僕は大きく頷き、言われたとおり思い切り飛び込んだ

――――――――――――――――――――

冷たい水をかぶるのを覚悟していたが、感じたのはぬるい風だけだった。そして…。

「いっ!たぁ……」

思い切り飛び込んだら思い切りしりもちをついてしまった。
その様子を見たカルクさんがこらえきれずに笑い出した。物言いのきつい、堅苦しくて厳しい人だと思ったけど、笑うと予想以上に感じがよかった。

「だからさっき、転ばないように気をつけてっていったのに…」

そう言いながらもまだ笑っている。

「ドラゴンも言ってたじゃないか。ユニコーンは人をからかうのを楽しみにしてるって。
とりあえず、みんな戻ってきたね。フローラを待つ間、これからのことを話そう」

「そのことなんだが、“イギリスに残ったもう1つの一族”がどのような人たちか知っていますか?」

「確か、呪いを扱う一族だったと思います。名はラザフォード。月が満ちると力が強まるのはどの一族も同じだけど、誕生日が近づいても力が強まるのが特徴かな。
何故そんなことを聞くんです?」

僕は、僕たちはその一族を知っている。

「訪ねたい場所があります。何日か滞在するので、支度をして明日の朝もう一度ここへ来ていただけますか?」

2013-05-06 12:25:08


片山 舞歌

久しぶりです!元麻奈です!

いろいろな人から名前聞かれるので、先に読み方教えておきます^^
「かたやま まいか」と読みます。

小説やっぱり面白いですね。
更新待ってます!頑張ってください♪

2013-05-12 10:03:54


タウ(元臥竜)

はじめて!
一通り読みましたけど、とてもおもしろいです。
タメ&呼び捨てOK です。
よろしくお願いします。
そしてお互いに頑張っていきましょう!

2013-05-12 10:34:33


詩織

>片山舞歌さん

お久しぶりです~^^
現実にはありえないことが起こっているから難しいけど楽しくお話を考えているのでそう言ってもらえるとうれしいです

そういえば、タメ&呼び捨てOKでしょうか?私はOKです

>タウ

はじめまして!読みにきてくれてありがとう^^
更新頑張ります!

2013-05-18 17:50:23


ゆいこ

はじめまして!
お話読みました。
おもしろいです!!
あと私のことは、タメ口&呼び捨てokです
これからも続き待ってます!
がんばってください☆彡

2013-05-19 11:23:37


詩織

>ゆいこ

はじめまして!
来てくれてありがとう^^
更新頑張ります!

今日はオリキャラの紹介を

フローラ・ディオン(コロナ・スザンナ・ディオン)

ラクア・チェーニと呼ばれる異世界の生物と繋がる力を持つ一族の末裔で、ディオン家の現当主。
弟のカルクや世界のことをとても大切に思っており、異世界の神と繋がることのできる自分の力を恐ろしいと思っている。
根は明るい人だが、異世界の神のことで時々思い悩む時がある。

カルク・ディオン

フローラの弟で、異世界の生物と繋がることのできる力を持つ。いつもは仏頂面で態度も悪いが、一度ツボにハマるとなかなかおさまらない。
姉を何よりも大切にしていて、他のことに目が行かなくなることがある。

一条 春香

ディオン家と同じ力を持った、一条家の当主の妹。当主の妹として厳しく育てられ、今は近年急成長を遂げている一条グループの会長でもある兄の手伝いをしている。
おっとりとしているが、時に突拍子も無いことを言って周りを困らせることも。しかし本人はそのことに気が付かない。

一条 冬美

一条家の語り部で、今回は春香の付き添いとしてレイトン教授を訪ねた。ラクア・チェーニとしての力は無いが、幼いころから語り部の修行をしていたこともあり、一条家の中で最も力について知る存在。
読書好きで、物静かな女性。


つ、疲れた… キャラ紹介ってやたら疲れる…

2013-05-31 17:06:24


詩織

時間、誰か私に時間を恵んでくれぇ

第三章 再びあの町へ ☆Ⅰ☆

「着いたーー!」

僕は駅から出るなり大きく伸びをした。
僕らは今、べオリーヌの町にいる。クラウスさんが奥さんのスーザンさんとともに暮らしている町だ。ここには不思議な力を持った一族が静かに暮らしている。
以前、その一族の呪いの力による事件があって、その時一族の呪いについてなどが書かれた本をしまっている書庫の鍵を預かっている。もしかしたらと思って一応その鍵を持ってきた。あの人たちにとってはつらい思い出のある部屋だから、できれば使いたくないけれど。

「先生、ルーク君も、お久しぶりです。話はスーザンやハリー達に伝えてあります。
スーザンが家でお昼を用意してまってますよ」

「クラウスさん!」

駅の前でクラウスさんが出迎えてくれた。スーザンさんの料理上手は前来たときに知っていたから楽しみで仕方ない。

「さぁ、行きましょう」


移動中、僕は久しぶりの町の景色をバスの窓越しに楽しんでいた。クラウスさんとは初対面の4人は自己紹介やら今回の事件の話やらをしているようだ。

『ふむ…力を感じるのう…。ルーク、この土地でかつて強力な力が使われたのかや?』

僕は一瞬固まった。そうだった、ユニコーンがいたんだった。
無視すると後で面倒なことになりそうだったから頭の中で会話をし始める。

『そうだよ。破滅の呪いがここで使われた…』

『何と…。使ってしまったのか…。コロナも同じように自殺したのじゃ。発動の仕方は血筋やラクア・リューニによって異なるが、力のあるものなら誰でも使うことのできる恐ろしい技じゃ。コロナが死んで以来、禁断の技として使われることは無かったのに…。
もしや呪いを扱う一族は、ラクア・シアの存在を、あの悲劇を忘れてしまったのか…?』

そうかもしれない。と僕がつぶやくように答えると、ユニコーンは黙って意識の奥へといってしまった。

2013-06-23 14:52:06


詩織

☆Ⅱ☆

バスを降りて5分ほどの町のはずれの森の近くにある古城のような屋敷が、クラウスさんとスーザンさんが住む家だ。
古くてとても立派な家だが、始めて来る4人はさほど驚いてはいない様子だ。よく考えてみれば、一条家は日本で急成長を遂げている会社だし、ディオン家は…どうか分からないけどこんな大きな家に驚かないのだから、2人の家も立派なものに違いない。

「どうぞ」

内装も前と変わらない、何かが出てきそうな感じ…。

『なんじゃおぬし、怖いのか?』

『べ、別に怖くなんか…』

無理矢理意識の奥に追い出すように言うとユニコーンは静かになった。おかしいなと思って頭の中でユニコーンを引っ張り出すのを思い浮かべると、ユニコーンの気配が強く感じられて声が聞こえてきた。

『そうやっておぬしが意識の奥に押し込めようとすれば私は意識の奥に行かざるを得ん。逆に引っ張り出そうとすれば私はいつでもそれに応えよう。
無理に逆らうこともできんことはないが、それは力を消費する。私はそんな無駄なことをするようなことはせんから好きにすればよい。私は何しろ、おぬし下僕じゃからな』

『は、はぁ…』

まだまだ知らないことがいっぱいだ。

スーザンさんが作ったおいしい昼食を食べながら、僕はそんなことを考えていた。

2013-07-14 14:21:28


詩織

昼食を食べ終わってハリーさんたちが来たところで、お茶を飲みながら今回の事件について話すことになった。

「突然どうしたんです?先生。昨夜、『呪いのことについて大事な話がある』と言っていましたが…」

「どうやらラザフォード家は、ある一族から別れてできた一族らしい。詳しいことについては、冬美さんから話してもらいます」

冬美さんは軽く一礼してから話し始めた。

「初めまして、一条冬美と申します。一条家の語り部として、今回お嬢様―そちらにいる、春香様の供としてイギリスへ参りました。
これからお話しするのは、私たちの祖先が昔起こしてしまった悲劇と、どのように私たちが別れていったのかについてです」

そう言って、昨日僕たちが聞いた悲劇について話し出した。

『ねぇ、この話は本当に真実なのかな…』

『結論から言ってしまえば、分からん。
あの時ラクア・リューニ・ギルアがラクア・シアからコロナと出た時、我らはラクア・シアから出られなくなったのだ。エレクト・シアに出ていたラクア・リューニもラクア・シアに引き戻された。
おそらく、あれもラクア・リューニ・ギルアの力なのだろう。だから、もしラクア・リューニ・ギルアが復活していて力を使っているのなら、私はここにいるはずがないのじゃ。だからこそ、今回の事件はラクア・リューニ・ギルアの仕業ではないと断言できる。
話がそれてしまったな。我らはラクア・リューニ・ギルアの力によってエレクト・シアへ出ることができなかったから、悲劇を見てはいないのじゃ。本当に悲劇が起こったかどうかも分からぬ。じゃが、今ラクア・リューニ・ギルアは眠っている。いや、コロナはラクア・リューニ・ギルアに会ったのだから眠っていた。だから、悲劇がなかったわけではないのだろうが…なにか引っかかる…』

『それじゃあ、真実を知っているのはラクア・リューニ・ギルアだけ…か』

どこか釈然としない気持ちで、僕は再び冬美さんの話を聞いた。

2013-08-11 17:59:10


むきさめ

はじめまして!むきさめといいます。
面白いですね!すごいです!
タメ&呼び捨てOKです!

2013-08-11 20:06:15


詩織

>むきさめ

どうも!わざわざ読みに来てくれてありがとう^^
更新頑張ります!

☆Ⅳ☆

「…以上が、私たちラクア・チェーニが引き起こした悲劇です。ラザフォード家の方々は忘れて―あるいは封じて―しまったのでしょうが…」

「えぇ。そんな話は聞いたことはありません。私たちは力を持つものを“呪者”と呼びますが、その人にもその、ラクア・リューニというのがついているのですか?」

「おそらくはそうでしょう。あなた方の家系では、スーザンさんとハリーさんが最後の呪者というのは本当ですか?」

「はい。昔から一族の者は『呪いなんて気持ち悪い』だとか、『自分の望んだ結婚ができない』とかで少しずつ離れていきましたし、15年ほど前に破滅の呪いが使われた時、ほとんどの人が離れていきましたから…」

スーザンさんはどこか寂しそうだ。
少しの間静かになったが、スーザンさんがぱっと思いついた表情で僕に聞いた。

「ルーク君、“あの部屋”の鍵って持ってきてたりする?」

「はい!必要になるんじゃないかと思って…。
でも、本当に……本当に開けちゃうんですか?」

「もちろん。こんなに早く開けることになるとは思わなかったけど、事件を解決させるためだもの。
みなさん、私についてきてくださいますか?見せたいものがあるんです」

スーザンさんは僕がカバンから取り出した鍵を受け取りながら言った。
そして、“あの部屋”へと向かった。

2013-09-25 14:51:12


むきさめ

そんなことが…
そりゃ、寂しそうな表情で語るしかないよな。
“あの部屋”が開かれる!!
続きもまた見に来るぜ☆

2013-09-25 16:20:43


小鳥遊 美桜

すみません!元片山舞歌です!
名前変えすぎですね、すみません。

タメ呼び全然OK!よろしく!

あの部屋……ドキドキっ(*´ ・ω・`)

更新頑張ってね。

2013-09-25 18:19:52


詩織

ようやく更新できる…

>むきさめ

スーザンさんが幼い頃の話だから、身の回りの人がいなくなってしまうのはそうとう寂しい思いをしたのかも
ずいぶんと続きが遅くなってしまいましたが、これからも読んでくれるとうれしいです!

>小鳥遊 美桜

あの部屋…私としては久しぶりにあける場所です
一体あの部屋には何があるのか、楽しみだなぁ
ル「作者が部屋の中にあるものを知らないでどうするんですか!」

更新!

☆Ⅴ☆

ラザフォード家の屋敷の奥に、その部屋はある。スーザンさんは扉の前で深呼吸を一つしてから、そっと扉を開けた。
全てがあの時のまま。ほこりをかぶっているということ以外に、どこも変わっていない。

「どうぞ、中へ」

そう言われて、ゆっくりと中に入る。

「ここは、一族の伝承が書かれた本を置いている部屋です。でも、見たこともない文字で書かれているので、私には読むことができません…。

私の祖先が、本当にお二人の家系の人間なら、ここにある本を解読できると思うのですが、読んでいただけないでしょうか?」

「その本を、見せていただいても?」

スーザンさんは、以前僕らにも見せた大きな古い本を双子に渡した。
二人は静かに本をめくりはじめる。ゆっくりと読み進めていき、最初の10ページほど読んだところで顔を上げた。

「この本は、悲劇が起きた時のラザフォード家当主の日記を基に、その当主の娘がまとめたものです。最初の1ページを読みますね。
『一人の人が目覚めるとき始まる。永遠の呪いが。
一人の女が消える。
女を助け、呪いを止めるのは悪の心を持った呪者と一人の男。
呪者は呪いを利用し自ら呪術者となるだろう。

遥か東の土地に住まう我が同胞によるこの言葉を信じよ。そして、二度と同じ悲劇が起きぬよう、この本の存在を後世に伝えよ。
昔、我らの長が犯した過ちを忘れることなかれ』
そう記されています。しかし、この文字を読めるものがいなくなり、その力の恐ろしさを知らずに人体発火の術が使われてしまった…」

ということは、ラザフォード家は今回の事件に関わりはない…かな。
少しの沈黙の後、思い切ったようにスーザンさんは言った。

「レイトン先生、今回の事件解明を手伝わせてください!」

2014-02-09 15:41:52


むきさめ

お久しぶりー^^
おお、本置いてあるんだ!
そうか、文字を読める人がいなくなって……
続きが楽しみ♪
更新頑張ってね!

2014-02-10 07:21:48


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