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思い出の花園 ~ブルーサファイア~

ぱりんこ

頑張って書いていこうかと!

プロローグ

私には、好きな花があったんだ。
私だけしか知らない土地でしか咲かないあの青色の美しい花が。
だが、その土地は今、住宅地になってしまっている。もう、見ることが出来ない。
その花は種も無く、名も無かった。
だから、私は決めた。夢にした。
人生の中、もう一度だけでいいから、あの花を見てやろうと。あの花を目に焼き付けようと。そう決めた。
6歳だった私はずっと花を見ようと、願って、来たんだ・・・。

2012-06-08 17:28:59


ぱりんこ

本日2回目ではありますが、やります!
題名決めた時から何かアイディアが浮かびに浮かんで・・・

コンコンコンッ
ノックが3回続けてなる。
紅茶を飲もうとしていたレイトンは紅茶のカップをテーブルの上に置いて言った。
「どうぞ」
「失礼します」
ぺこりと頭を下げて入ってきた女性は見とれてしまうほど美しかった。
20代前半だろうか、裾に花が入り膝まであるスカートと真っ白いTシャツ。その上に腰まである茶色の髪。そこまで化粧をしていないのに美しい顔立ち。
誰であってもいきなりこんな美人が家を尋ねてきたら驚いて声も出ないだろう。
レイトンもその1員だった。
黙りこくっているレイトンと話しかけても来ない為におろおろするしか出来ない女性。
「あ、誰か来たみたいですね!お飲物は・・・紅茶・・・で?」
ルークが奧の部屋から出てくる。
その時、ルークが見たのは見つめ合っているレイトンと美しすぎる女性であった。
(・・・出てこない方が・・・良かった)
ルークは自分にそう言い聞かせて2人を放っておこうと、部屋にもどろうとする。
ルークの存在にやっと気づいたのか、レイトンは頭を一心不乱に振ると、ルークに話しかける。
「ああ、ルーク、彼女に飲み物を。っていうか、来たって知っているくせにどうして用意をしないのかい?」
そう尋ねられたルークはすっとレイトンの方を向き、即答した。
「先生が何か知らないけど、この女性に憧れの眼差しで見てたからだよ!!」
「なっ・・・!」
レイトンは慌てたように、口を噛みながら叫ぶ。
「だ、断じて!そ、その様な事は!な、なぜなら私は英国紳士だからね!!」
レイトンとルークの話にくすくすと笑う人の声。
レイトンもルークもその声の方を見る。
「あ、すみません。ふふ、楽しそうですね。私、レイカと申します、」
深々と頭を下げたレイカはすっと頭を上げ、にっこりと微笑んだ。

2012-06-08 17:46:23


ちょこパフェ

初コメントゲットだぜ!
ぱりんの小説読むのはじつはこれが
初めてなんだよね~(^^)
また来るから更新がんばって(≧▽≦)

2012-06-08 18:05:32


りんご(元てへぺろっ)

おっ、こんにちわ。

まだ始まったばっかりだけど、おもしろいな~^^

頑張ってください!!

2012-06-08 18:28:57


ぱりんこ

ちょこパフェ>ありがとぉ!これから頑張るねぇ!

ソファに上品に座ってルークから頂いた紅茶に楽しむ、レイカと名乗った女性を飲みかけの紅茶をも忘れてレイトンは見入った。
美しい そう目が言っているのをルークは見逃さなかったがツッコむのにも呆れて何も言わなかった。
だが、レイトンを虜にしている女性は違う意味で見ているものと勘違いをした。
「あ、突然押し掛けて何も話さないなんてすみません。改めて申し上げます、私の名前はレイカ・スタースエニーです」
「スタースエニー!?」
「知っているんですか、先生!」
「知らないとは情けないよ、ルーク!」
いらっ・・・
ルークは頭の中でレイトンを無様にぶっ飛ばすと、深呼吸をして聞いた。
「誰なんですか?」
「ロンドンで有名なラナレス・スタースエニーさんのご息女様だよ!つまり、芸能人の、娘さんだ!!」
レイトンが興奮したように叫ぶ。
ルークも衝撃の事実を知って、もう一度、レイカを見直した。レイトンが惚れるのも分かるほど美しい顔立ち。確かにラナレスの妻にそっくりである。
「ゆ、有名人の、娘さん」
ルークは問いかけてもいないのだが、レイカは頷いた。
「はい、そこまで父と仲良くないですけどね」
レイトンとルークは時が過ぎるのも忘れてレイカという女性を見つめていた。

2012-06-08 18:32:02


水色桜

はろろ~ん☆
小説書きはじめたんだね!
面白くなりそうですにゃ~(‐ω‐)
応援してるヨッ☆
更新がんば^^

2012-06-08 19:01:40


ぱりんこ

りんごさんもサクラっちゃんもありがとぉ!
いっしょけんめ、頑張るねぇ!

駄目なトコとか遠慮せずにどしどし書いてねぇ!

2012-06-08 20:20:56


ぱりんこ

「それで?悩み事・・・と言うのは何なのだい?」
「・・・えっと、その、大丈夫ですか?」
レイカが心配そうにレイトンを見つめる。
先ほど、悩み事があってと言うとレイトンが
「レイカさんに悩み事!?絶対解いてみせる!」
などと口走ったからルークに散々、つっこまれ、たんこぶを作っていたのだ。もちろんながら帽子で見えていないため、レイトンの顔で痛みを判断していたが。
「うん、これぐらいは大丈夫だよ、英国紳士としてはね」
キリッと格好をつけてはいるが、結局の所、言い終わるとすぐに痛みで顔をしかめるのだった。
これじゃあ、格好をつけた意味が無い。
「えっと、昔に好きな花があったんですよ。けど、その花が無いから見つけていただきたいと。思ったのですが」
「花?」
レイトンはそう尋ねると、レイカはこくりと頷いた。
レイトンとルークは顔を見合わせてレイカがこれから語り始めようとする話に一生懸命耳を傾けた。

2012-06-08 20:51:58


ぱりんこ

「その花はですね・・・。ある土地でしか咲かないんです」
「・・・」
「・・・」
レイカが発した言葉の意味をレイトンもルークも全く理解出来なかった。
「ルーク、調べてくれるかい?ある土地でしか咲かない花を」
「調べなくても分かりますよ。そんな花、存在しません」
顔も合わせず、レイカだけを見つめながらレイトンの言葉を受け取り、さっさと返事をする。
「や、やっぱりそうですよね・・・。失礼しました。これを信じた人はお馬鹿さんですよね。ホント、失礼しました」
信じなかったレイトンとルークを置いてさっさと部屋を出ていこうとするレイカ。
その時、レイトンが言った。
「いや、調べてみよう。その土地だけしか咲かない花があるのかは疑問だが、そんな花があるのならば見てみたい」
レイカはそう言われると、歩みを止めて、すっと振り向いた。
その時のレイトンの顔はただ、純粋に『存在するかもしれない軌跡の花』を見てみたいという気持ちで溢れていると、分かるほどに輝いていた。
「そうですね!僕もお手伝いしますよ!」
ルークも協力すると叫んでくれた。
「ありがとう、ございます」
「まあ、じゃあ、僕達はお馬鹿さんですね。この話を信じましたから」
レイカはルークの言葉に慌てたように首を振った。
「す、すみません、ただ、信じてくれる人っていなかったから・・・!け、決してお2人をお馬鹿さんと言ったわけでは・・・」
「ルーク、お嬢さんを虐めてはいけないよ」
レイトンは大好物の紅茶を1回も飲まずにソファから立つと、呟いた。
「まずは、その土地とやらに言ってみようか。僕のレイトンカーでね!」
レイカはレイトンカーと言うものを知らなかったので喜んだ顔をしたが、ルークは全く違った。
(えぇ・・・あのボロい車にまた乗らなくてはいけないんですか?)
そう思いはしたが口に出さず、レイトンカーの用意をし始めたレイトンを手伝う。
「さぁ、どうぞ。レイカ」
「あ・・・ありがとうございます」
やはり、期待はずれであったのか、レイカの顔は喜んでいるようには見えるのだが、心の中ではあまり喜んでいないとルークは読みとった。

2012-06-09 10:27:06


アップルパイ

ぱりんの小説読むのこれで2回目だーーo(^▽^)o
頑張って書いてちょ(^з^)-☆
楽しみにしてまーす\(^o^)/

2012-06-09 12:10:27


ぱりんこ

コメ返し

アップルパイ>ありがとぉ!そいえば、アップルってレイトン教授の話、知ってたんだね!これから頑張るよ!

2012-06-09 12:47:32


ぱりんこ

ゴトゴト・・・
レイトンカーが走る道は行けば行くほどガタガタと揺れる。
10分程度揺れ続けてやっとなめらかな道になった。
「本当にその土地でしか咲かない花なんかあるのでしょうか、先生」
持ってきたカバンに手を突っ込み、折り畳まれた地図を出しながら言った。
「どうだろうね、ルーク。けど、謎は解かれる為に生まれてくるのだよ」
レイトンは運転をしながらそう呟く。
「それで?そのリューノング市にその見事な花があったと?」
レイトンはミラーを見て俯いているレイカを見ながら質問する。
レイカは力強く頷いた。
「青色の花なんです。6枚の花びらの中にある丸い玉みたいなのが、宝石みたいにきらきら輝いていて」
「そんな花があるんですか」
ルークは助手席で地図を見ながらそう言った。
「写真とか、そんな物は無いのかい?」
レイトンの問いにレイカは俯いて首を横に振った。
(あったらとっくに見せているような気がするのは僕だけでしょうか)
レイトンの言葉に心の中で軽く鋭い事を言うルーク。
レイトンカーがなめらかな道を走ってから数十分。たどり着いた場所は・・・
「こ、これは、想像以上にすごいです・・・」
ルークの言葉にレイトンは頷く。
レイトンは声も出ないようだった。
そこには、
「これが、あの青色の花が咲かなくなった理由です」
レイカが寂しそうな、悲しそうな顔でそう呟いた。
そこは・・・もう使われる事が無くなった灰色のビルが立ち並び、その間という間に灰色の煙を出し続ける工場が我ここにとある。
「この、工場が出し続けた排気ガスの結果、花は咲かなくなりました」

2012-06-09 13:08:09


ぱりんこ

修正しようと思います。
後で気づきました、プロローグで住宅地として書いていたのに、廃ビル達に囲まれたと書いてしまいました。
長い話を修正するのは面倒くさいので、プロローグの方を修正します。

だが、その土地は今、工場地帯となってしまっている。もう、見ることは出来ない。

ホントにすみませんでした!!

2012-06-09 18:19:47


ゆっぱ

書き始めたんだね(^^)
それと書き直すことはできないからちゃんと考えて書くんだよ!!
更新ガンバレ(#^▽^#)応援してるよ

2012-06-10 16:27:56


ぱりんこ

コメ返し
ゆっぱ>いやー、ホントに消えないんだもんなぁ・・・。気づいたらやばっ!と思ったもん。
これから考えて書くことにしよう。
コメありがとー ←いまさら!?
更新がんばるねぇ!

2012-06-11 20:31:28


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