レイトン教授シリーズの攻略
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サン☆
今作は比較的短編に区切った、尚克、1つの話が継続した、ルークを中心とする物語を執筆していこうと思います。
挫折しない様、一生懸命頑張ります!
更新は若干マイペースになりがちですので御了承下さい。
2011-10-07 17:48:00
サン☆
ネタ作りと多忙の為、更新が遅れました!
2週間後に定期テストなんで…(笑)
のなりい
久しぶり!
頑張って複線考えたから楽しみにしてて!
あー、なんか頭痛い…w
ワトさん
お久しぶりです!
相手が敬語、こっちがタメってのも何か緊張しますね(笑)
とりあえず、今は敬語ってよりも丁寧語でw
色々頑張ります!
2011-11-19 10:26:47
サン☆
episode13 調査
教科書2冊分ほどの文庫本を丁寧に閉じ、エマ・エイデスは机から空を見た。
夕方の、水色や赤色、オレンジや紫の様な、挙げ出したら切りが無い程の色が混じり合った、何とも言えない色で染まった空が、エマは溜まらなく好きだった。
遠くに見える鮮やかな色合いに満ちた雲も、素晴らしく幻想的だった。
寂しさと懐かしさが交差した、もどかしい感情に浸るのも乙なものなのである。
「ああ、綺麗だなあ」エマは口元を歪め、不意に廊下の方に目をやった。
ルークが、ルーク・トライトンが立っていた。
「うわっわっ……、うわぁ」
「だ……大丈夫、エマ君」
「おまっ……、お前、いつからそこに…」
「えっ……、エマ君が本を読んでる辺りから」
エマは自分の頬が火照っているのに気がついた。夕焼けと区別が付かず、幸いだった。
「なんだよ……、一体、何の用だ俺に」
ルークは肩を竦め、目を若干見開き言葉を述べた。
「いや、リラちゃんに相談しずらかったからさ……。ねえエマ君。君は―――」
ルークはレイトンから聞いた内容を出来る限り的確に話した。要点だけを重視。
「難しい……ってか、無理なんじゃないのか。そんな事」
「やっぱりそうだよね……、僕なんか全く……」
「怪しいとすれば、協力者か……。ロンドンで協力者に電話して犯行させれば、5分以内ってのはクリア。終わりさ、もう」
「僕も先生も、最初はそう考えた。それで、スコットランドヤードの方々に要請して、携帯会社や電話会社に飛んだ。でも犯人の履歴は一通も無くて、犯人自身の携帯にさえも履歴は無かった。これで、僕等は後を絶たれたんだ」
「何だ、そんなもん。携帯に頼らなくても、事前に直接協力者に合って、その犯行を要請したのかも知れない」
「エマ君は警察っていう人間についてどの程度知ってる?」
「…………ああ?」
「あまり彼等を舐めちゃいけない。そんなこと開始段階で刑事が現地へ飛んで確認済み。結果、協力者らしき人物の、特定以前に仮定すらも成されなかった」
エマの額に汗が滲んだ。
「奴は確実に自分で殺した。被害者を、自らの手で……」
エマは、茫然とした様子で頭を抱えた。
「………何だよ、そりゃあ…」
力の抜けた低音が、午後の教室に響いた……。
2011-11-19 10:59:09
のなりい
・・・協力者の線もなし・・・。
無茶苦茶をいうなら、被害者が協力者で自ら火をつけるとかだけど、メリットがないしなぁ・・・。
あとは・・・手紙?
それはそれで難しそうだし・・・。
でも、自分でなんて不可能じゃないか?
難しい・・・。
2011-11-23 09:44:40
Milia
久しぶり!
あまり来てなくてごめん。
これからの展開楽しみだよ。
お互い頑張ろうね。
2011-11-30 17:45:01
サン☆
のなりい
何か自分でも混乱してきた…w
頑張って引っ張ってくよ!
MIRIA
有難う!
お互いに頑張ろう!
2011-12-09 16:57:55
サン☆
episode14 要請
新たな情報がスコットランドヤードに入った。
「成程。事件当日、犯人の家から被害者の元へファックスがあったと」
「はい。しかし、少し気になることが…」
格下の刑事はチェルミー警部を見上げ言った。
「……気になる事?」
「実は、ファックスが届いたのは火災発生の3分前なんです」
「そうか。ならば、被害者はファックスを読んでいない可能性が高いと」
「こちらが、そのファックスの内容です」
『次の日曜日、おれもそっちへ行くよ。
こっちのうまいものを沢山持っていくから、楽しみにしていてくれ』
「なんだ……、随分友好的な文面じゃないか」
「もしかすると、この文は何らかの暗号なのかも……。引き続き調査を続けます」
「了解。上には私の方から言っておく」
「有難う御座います。では」
格下の刑事は、敬礼をし部屋を出た。
チェルミーは煙草に火を付け、勢いよく肺に煙を吸い込んだ。
彼の脳裏で何かが繋がった様な気がした。その刹那、煙草の灰がぽとりと落ちた…。
2011-12-09 17:10:54
のなりい
え~~・・・ファックス?!
もう私の頭では理解不能です←←
大人しくナゾトキを待つとするかn(((
2011-12-10 00:06:05
サン☆
のなりい
複線から本線まで頑張って持ってくよ!
コメント有難う!
2011-12-13 14:44:30
サン☆
episode15 解れ
ファックスの件はルークの元にも届いた。
「……うーん…」
ルークは頭を抱え、教室の机に突っ伏した。
火災発生の3分前にファックスが届いたのは解った。しかし、だから何なのか。
ここでもまた、行き詰ってしまっていた。
「エマ君、どう思う?」
「すまないが、今は次回の定期テストのことで頭がいっぱいだ」
「冷たいなあ、友達でしょ」
「時間に余裕ができたら知恵を貸す。今は無駄な事に頭を使いたくない」
「僕が勉強を手伝うから。シビアな事件でもあって1人じゃ心細いんだ」
エマは参考書から目を離し、少し考えた素振りを見せた。
「まあ、確かにそれは助かる。それじゃあ明日の午後2時。時間を空けておく」
「有難う。助かるよ」
「気にするな。じゃあ明日」
エマは左手を軽く挙げ、また参考書に目を戻した。
その瞬間、ルークの目に気になるものが飛び込んできた。
「エマ君、その本なに?」
「ああ、これ?宗教本」
「……宗教本?」
「ああ。不気味な趣味かも知れないが、カルト宗教に興味があって、読んでんだ」
「…………」
「あ、別に信教徒ってわけじゃないぞ。ただの興味本位だ」
エマは慌てて付け足した。
しかしルークの耳に、その言葉は入ってこなかった。
その宗教本の表紙に写るのは、ゆらゆらと炎を上げる蝋燭(ろうそく)。
ルークの脳裏に電流が走った。そして、立ちつくした。
「エマ君」
「……あ?」
「素晴らしい趣味だ」
そう言うとルークは、走って教室を出た。
2011-12-13 15:10:30
ワト
★サン☆さん
ルーク、もうひらめいたんですか!?私なんて、全然わからないのに(苦笑)どんなトリックなんでしょうか・・・続きを楽しみにしていますね♪
2011-12-18 00:23:53
Hiroto
お久……かな?
おおお!ルーク!何か分かったの?うちのバカな頭じゃ分かりませ((((黙
更新頑張って!
2011-12-18 13:26:46
サン☆
ワト
有難う御座います!
更新遅くてすいません!
ルビー
有難う御座います!
大丈夫、僕の方がバカだから(殴
更新頑張ります。
2011-12-28 07:08:26
サン☆
episode16 打開
ルークはエマに借りた宗教本の頁を捲った。
目次の覧には、習慣や魔除け、〇〇教を重んずる者には何たら、等。
如何わしい克つ、ろくでもないものばかりが書き込まれていた。
「まあ、信じたい奴は信じればいいさ」
ルークは、先ず魔除けの覧を確認した。
『朝昼晩、3食の前に清水で身体を清める』
『寝る時は、顔にヒマワリ油を塗り、寝室を徘徊する魔から脳を守る』
『北西の方向に卍を描き、住居に入ろうとする魔を封殺する』
『外の壁に悪魔の顔を描き、家に取り憑く魔を相殺する』
「……やっぱりエマ君の趣味は悪趣味だな」
ルークは肩をすくめ、微笑した。が、又目を見開いた。
「他人の趣味にあれこれ言う資格は誰にもない」
気を取り直し、再び頁に手を伸ばした。
そして、発見した。
『東南の方向に、聖蝋で作った蝋燭(ろうそく)に火を付け置き、魔を焼き殺す』
ルークはレイトンの研究室へ向かった。
ドアをノックもせず、乱暴に研究室の扉を開いた。
「先生っ!」
「やあ……どうしたルーク、そんなに息を切らせて」
「例の放火殺人、その家の宗教を調べてもらえませんか」
「宗教……?またどうして」
「面白い事に気がつきました。出来れば、現地に連れて行って欲しいですが」
「……まあ分かった。スコットランドヤードに要請してみる」
「有難う御座います!」
「ところでルーク」
「………はい?」
「何だか、君は最近よく笑うね」
ルークは顔を赤らめ、どう反応していいか分からなかった。
2011-12-28 07:30:11
白雪
初めまして
白雪と申します!!
すごくおもしろくて
続きが気になります!!
トリックに宗教が
どう関わっているのかと
すごくわくわくしています
(*´∇`)
では、乱文失礼しました!!
2011-12-28 18:37:13
サン☆
白雪さん
初見有難うございます!
もっと面白くなる様頑張ります!
更新はマイペースですが……。
2012-01-15 18:52:11
のなりい
宗教か・・・。
今回の事件のトリックとどう関わってくるんだろう・・・?
気になるな・・・。
2012-01-18 16:22:56
サン☆
のなりい
間あいちゃってごめん…。
ペースもっと速める様頑張る……。
宗教って何か怖いイメージしかない!
まあただの偏見なんだけど。
2012-01-21 09:16:25
サン☆
episode17 確信
ルークはレイトンと共にオーストラリアの住宅街に来ていた。
例の放火殺人に使われた家は、無残にも全焼しており、灰で黒く染まったソファー、ベッド等がとても痛たましく思えた。
ルークはレイトンに言った。
「家の中に入ってもいいのでしょうか」
「スコットランドヤードには許可を貰っている。構わないだろう」
ルークは微笑み、家へと歩調を速めた。
先ずは目当ての物、ファックスを探す。
「あ、これかな」
黒い塊、判別は難しいが、恐らく間違いないだろう。
ルークは持参した携帯コンパスを用い、ファックスの上に置いた。
コンパスの針はぐるぐると回り、ある方向で動きを止めた。
東南である………!
そのファックスの印刷する方向は東南。
つまり東南の方向から印刷紙が出てくる仕組みだ。
ルークは確信した。
「先生、ここら一帯の宗教は何でしたっけ」
「調べた結果、イラル教という、所謂カルト教徒民家街だ」
ルークは微笑み、レイトン言った。
「先生、今スコットランドヤードが頭を抱えているファックスの文面、知ってますよね?」
「ああ、確か友好的な文面で、犯人からの暗号であるという解釈が成された様だが」
「あの文面は事件に関係ありません。むしろそこに重点を置く事こそ犯人の思う壺。トラップです」
「……君の考察力は素晴らしい。流石、私の一番弟子だ」
ルークは頬を赤らめた。そして、後にこう付け加えた。
「重点はズバリ紙。印刷された紙がファックスから落ち、そこの教えである蝋燭に引火し、燃え広がり、炎上した……」
「これなら5分と掛からない。完全犯罪は解れた」
「はい、これは計画殺人。故意であろうとなかろうと、犯人に弁解の余地はない」
完全犯罪から出た一本の糸。
それが少年ルークの気付き。
少年は固い糸を懸命に解き、1本の糸に返した。
犯人は警察を、ルークをあまりに舐め過ぎた―――!
2012-01-21 09:45:13
サン☆
リラ 再アップ
2012-01-22 07:50:27
サン☆
episode18 日常
放火魔殺人事件が解決し、一週間が過ぎた。
犯人は事件の解決と同時に監獄の中で舌を噛み切り自害したらしい。
教室内には、いつもと変わらぬありふれた日常が広がっていた。
エマ君は相変わらず如何わしい本を乱読している。ちなみにテストの結果はギリギリだった様だ。
乱読者は皆、それなりに頭がいいという僕の偏見は彼によって叩き潰された。
リラちゃんもいつもと変わらず、枝毛のない黒髪、華奢な身体つき。最近が忙し過ぎて何故か一層可愛く見えてしまう。
「あ、リラちゃん」
「ん、何?ルーク君」
「この間はゴメン。勝手に帰らせて貰ったけど……」
「いいよ気にしないで。なんで床に寝てたのか気になるけど」
ルークはリラの唇の感触を思い出した。
適度に湿った、まるで羽毛の様な感触だった。天使の核の材質は恐らくあんな素材でできているのだろう。
微かに漏れる吐息。甘い香りが、僕の鼻孔を刺激させ、失神したのだ。
リラに上目遣いをされ、僕は少し泣きたくなった。
2012-01-22 08:05:30
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