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レイトン教授と輝く森

ワト

初めましてな方は初めまして!そうでない方は・・・お世話になっております(←?)ワトと申します♪雑談掲示板にはちょいちょい顔を出しておりますが・・・小説は初挑戦です(緊張)実は、今まで何度か「書いてみてぇ~!」とは思ったものの、踏ん切りがつかず(苦笑)そして今日、サメの水槽にダイブする気持ちで臨みます(←え)冷ややかな目でもいいので、ぜひ覗いていってくださいね☆

2011-09-21 10:46:04


ワト

七夕、皆さんは何かお願いしましたかね~?私は・・・気づいたら8日になってました(←残念)では、更新!



日は傾き、フィラネルの夕日が皆の頬を、体を、心を染めていく・・・。どうやら、随分と長丁場だったらしい。茜色のリビングで、ガズルはふっと息を吐き、続けた。
ガ「皆は知っているかもしれないが、私は元フィラネルの研究員だった。この森を、ひいてはこの島をより良い場所にするために、日々研究を重ねた・・・と、私は思っている」
一瞬だけネイスと目が合い、ガズルは言いよどむ。相変わらず、ネイスは恨みや怒りのこもった瞳だった。ガズルはすっと、ネイスから目を逸らした。
ガ「・・・そんなある日、私は濁った花の涙を発見した。初めて見たが、なんとなくまがまがしい印象を受けた私は、報告する前に自分なりに調べてみた」
そこで、静かに聴いていたダッヂが、ガズルをとがめるように口を挟んだ。
ダ「なぜ、わしらに報告しなかったのじゃ?」
ガズルは無表情をダッヂに向けて、答える。
ガ「その一番の理由は、『研究者としてのプライド』だろうな。最初の発見者になりたいという・・・な」
ネ「・・・下らない」
ネイスは床のどこかを見て、ぽつりとつぶやいた。それを聞いてか聞かずか、フィラもつぶやく。
フ「親子そろって、本当にくっだらないプライド持ちだよね~・・・」

2012-07-10 01:43:48


ワト

明日は海の日ですね~♪海には行きませんが(笑)普通にぐうたらしますが(笑)では、更新★



ク「・・・で、濁った花の涙を調べた結果、それは毒素だった・・・というわけですか?」
クラウスがガズルに尋ねた。
ガ「そうだ。そのことを知った時、私はとっさに考えていた。この島の動物や人々に危害が及ばないだろうかと・・・。直後に、動物たちには強い免疫能力があることを思い出したが・・・人々には、そんなものはなかった・・・。そして、そう考えた時、私の頭に浮かんだのは・・・ラビのことだった」
ネ「・・・」
ガ「すぐにラビの血液を採取して調べてみた。すると、やはり毒素を持っていた・・・。このままでは、厄介なことになりかねなかった・・・お前は話して理解してくれるようなやつではないからな。・・・だから―――

バンッ!

突然、ネイスがテーブルを叩いた。飲み物が入ったカップやスコーンが乗った皿が、カタカタと揺れる。
ネ「だから・・・ラビを殺したってことか!?」
ガ「・・・さっきからそうだと言っている」
ネ「・・・っざけるな・・・!俺がどんなに辛い思いをしたか・・・。だったら・・・だったら・・・

一緒に死んだ方がマシだった!!」

ネイスの目から、ぼろぼろと涙が溢れた。そんなネイスの顔を見て、ガズルの表情は一瞬歪んだように見えた。その直後・・・

パシッ

乾いた音が、部屋に響いた。ネイスの頬が赤くなっている。皆は驚いていた。クラウスがネイスの頬を叩いたからだ。
ア「!?クラウスさ―――
レ「待つんだ、アロマ」
駆け寄ろうとしたアロマを、レイトンは静かに手で制した。
ネ「痛っ・・・!ど、どうして―――
ク「自分と血の繋がった親が・・・大切な人が・・・キミを愛してくれる人がいて・・・その人に助けられたのに・・・『死んだ方がマシだった』・・・?そんなこと、僕は思えない!」
ネ「ク・・・クラウスさん・・・?」
目を伏せ、クラウスはうつむいた。長いまつげが震えている。
ク「・・・大切な友達を失いたくない気持ちはわかる。それはとても苦しくて・・・辛いから・・・。でも、だからって・・・大切な人に助けてもらった命を、簡単に捨てちゃ駄目だ。・・・生きていくことから、逃げてはいけないんだ・・・」

2012-07-15 23:13:32


柳桜

お久しぶりです!
なんか切なくなりましたね…。←は
クラウスの台詞かっこいい!←?
更新がんばって下さい!

2012-07-18 16:16:54


Milia

お久しぶりです!
流石クラウスだな。
ネイスさん、自分を大切にして!←は
更新がんばって下さい!

2012-07-20 13:04:20


ワト

★柳桜さん
 た、たしかに・・・私らしいアホなギャグシーンが少なくなっている!(←今更)大丈夫ですすぐに明るくします(笑)クラウスがこういうことを言うと、すごく説得力がありますよね☆

★Miliaさん
 こういうときのクラウスですから★ネイスは、彼なりにいろんな苦悩があったんですよきっと・・・(遠い目)

2012-07-21 23:30:37


ワト

最近、20周年を迎えた某キャラ主演のゲームサントラがほしくてたまらなく、日々のた打ち回っております← では、更新★



クラウスの言葉に圧されたように、ネイスは黙ってうつむいた。そんなネイスを、ガズルは横目で見ていた。
ザ「・・・これが、『花の涙盗難事件』と『ガキたちの謎の死』、それと『ラビ銃殺事件』の真相ってことか」
ル「さ、さすが先生・・・!どうして、ここまでわかったんですか?」
レ「あぁ、それはねルーク―――
レイトンがルークに話しかけた直後、ガズルの声がそれをさえぎった。
ガ「私の日記兼研究書を読み、持ち出したから・・・だろう?」
レ「・・・気付いておられたのですか?」
ふっとガズルは息を吐いた。
ガ「当然だ。私の『大切なもの』だからな。そちらこそ、よく持って行こうと考えられたな」
レ「もちろん迷いました。ですが、これなくしては真実はつかめないと思ったので・・・あなたに追究される覚悟で持ち出しました」
レイトンとガズルの間に張り詰めた空気が漂ったのは一瞬だった。ガズルが、まるで自分をあざ笑うかのように・・・笑った。真実で満たされた研究所のリビングに、涼しい夕方の風が入ってくる。午後6時。こうして、真実は全て語られたのだった・・・

2012-07-21 23:53:38


play

ど、どうも……とてつもなくお久しぶりです(汗)
気づかぬうちにここまで進んでいたとは……!更新に追い付けるように早く読まなければ――!

一番新しい更新を読みました!
最後の部分がまさに謎解きの小説を読んでいるかのようで……こう緊張感というの抱きました!
これからどんな真実が暴かれていくのか楽しみです!

更新頑張ってください!その前に私も追い付かなくては……

2012-07-22 14:45:58


ワト

★playさん
 あ、playさんのペースで読んでいただければ結構ですよ(笑)コメントも強制ではないですし・・・もっと言えば、完結した後に読んでくれても全然構いませんし★
 そ、そんな本格的なものじゃないですよ~(苦笑)ですが、その言葉、ありがたく頂戴します(ニヤリ)

2012-07-28 00:19:12


ワト

最近は、よく野良猫に遭遇しまして・・・みなぎりまくっております★いやぁ~いいですねぇ猫・・・癒しです♪では、更新。



全てが語られた日の翌日。フラーナ島の朝刊には、花の涙盗難事件や、それにまつわる様々な事件とその真相が、一面に大きく載せられた。「島民を毒素から守るために一人戦った英雄」、「無断で花の涙を盗んでいた泥棒」など、ガズルに対しては賛否両論が飛び交った。当のガズル本人はというと、警察による処分を待っているところだ。昨日の夜、レイトンに真実を暴かれたガズルは、自ら警察に出頭したのだ。

ダ「レイトン殿。わしの元部下の真実を明らかにしてくれてありがとう・・・」
サ「悲しいやら恥ずかしいやらで、まだちょっと気持ちの整理がついていないのだけれど」
フィラネル研究所の長、ダッヂ夫妻はそろって深く頭を下げた。ガズルを恨んでいたように見えた2人だが、心の底では彼をとても心配していたようだ。
レ「ナゾを解くことは英国紳士の務めです・・・と言いたいところですが・・・」
レイトンは一瞬うつむく。
ア「?先生?」
ル「どうしたんですか?」
2人の不思議そうな視線を受けて、レイトンは顔を上げた。少し、複雑そうな表情を残して。
レ「今回は、あのガズルさんの日記があったからこそ解決できました。・・・ガズルさん本人が、誰かに事件の真相を突き止めてほしいと思っていたのだと・・・私は思えてならないのです」

フラーナ島を震撼させた大スクープ記事をまとめたクラウスは、はあ~と若さに似合わない大きなため息をついた。間近で真実を耳にした彼は、フラーナ新聞社から朝刊の一面を書くよう急遽オファーされたのだ。ぐったりとリビングの椅子にもたれている彼の前に、大あくびをしながらザイが通りかかった。
ク「あ、ザイ!・・・あの・・・えっと―――
ザ「ん?ネイスか?あいつなら、研究所のベッドでぐっすりだぜ~。相当疲れたみたいだな・・・」
クラウスはドキリとした。
ク「え・・・!?なんでネイスのことだってわかったの?」
ザ「そりゃぁお前・・・ネイスを殴ったこと、めっちゃ気にしてただろ」
クラウスの眉毛がぴくりと動く。
ク「キミって・・・なんかカンがいいよね・・・」
ザ「ま、俺様ぐらいの男は五感だけでなく、第六感も冴えてるってことだな★」
そんなことを言いながらも、ザイはクラウスがネイスを殴った後の光景を思い出しつつ、心の中でつぶやく。
ザ(いや、ありゃぁ誰だってそう思うだろ・・・)



ザイが思い浮かべた光景です(笑)
ネ(クラウスさん怖い・・・父さんにも殴られたことないn(ry)
ク(どうしよう・・・ついつい殴ってしまった・・・収集がつかないことしちゃったかも・・・)
ネ・ク(気まずい・・・)

2012-07-28 01:07:03


ワト

れ・・・冷房を・・・orz扇風機だけが頼りとか、すごくシビアです(苦笑)では、更新!



フ「・・・でね~、みんなのお菓子を盗ってたのはガズルさんだったんだけど、でもそれはみんなのことを考えてたからで・・・でもやっぱり泥棒はいけないことで・・・う~んと・・・」
大きな木の上にいる動物たちに、難しい顔をしながらフィラは話し掛けていた。彼女自身もまた木に登って、太い枝に腰掛けている。ふらふらと、気まぐれに足をふらつかせながら。フィラネルリスの1匹がすぐ脇にトントンと降りてきて、不思議そうに目を丸く見開く。
フ「・・・ごめん。やっぱりわかんないや・・・ガズルさんがいい人なのか、違うのか」
そうつぶやくフィラの顔を見て、フィラネルリスは今度は首をかしげた。
フ「むぅ~・・・そんな顔しないでよ~!・・・でも、これだけは言えるかもね~」
一呼吸おく。風がざわめく。
フ「ガズルさんは長だし、研究してる人でもあるんだけど・・・やっぱり、『お父さん』でもあるんだよね」

ネ(・・・ここはどこだろう?)
黄色やピンク、赤・・・いろんな花が咲き誇る花畑。
ネ(・・・そうだ、ここは・・・俺がよくラビと遊んだ花畑だ)
色とりどりの花のじゅうたんの上でぼーっと立っていると、突然足元にふかふかした何かが触れた。思わずネイスは飛び跳ねる。
ネ(うわぁあっ!!?ななな何何誰何!?)
ずっこけて転げ回ったネイスは、シュっと後ろを振り向いた。すると、そこに・・・「あのこ」がいた。ややピンクがかった体、耳元で揺れる黄色い毛玉、黒くて丸い瞳・・・
ネ(ラ・・・ラビ?)
その黒い目が一瞬細められる。
ラ(そうだよ、ネイス。・・・大きくなっても、やっぱりすぐに驚いちゃうんだね)
優しい少女の声が、ネイスを包むように響く。口こそ動いていないが、今話しかけているのは目の前のラビだ・・・ネイスはそう確信した。ラビに向かって、ネイスは苦笑する。
ネ(ラビもそう思ってたの・・・?俺のこと、ヘタレだなんて)
ラ(うふふ・・・ごめんね。でも、それは悪いことじゃないの。私はネイスのそういうところ、『大好き』だよ)
ネ(・・・や、やめろよ・・・なんか、くすぐったいから///)
顔を赤くしてそっぽを向くネイス。穏やかな笑顔で彼を見つめるラビ。とても幸せで、夢のような時間。しかし、夢はいつか醒めてしまう・・・
ラ(あのね、ネイス)
ラビがネイスに歩み寄る。
ネ(ん?何?)
ラ(私はね・・・ネイスのお父さんを恨んではないよ)
夢が醒めるまで、もう少し。

2012-08-02 00:43:52


ワト

最近は月が綺麗ですねぇ~・・・冬の夜空も良いですが、夏も捨てたもんじゃないですね(笑)では、更新!



ネ「・・・本当に、キミはそう思っているの?」
再びネイスはラビを見つめた。ただし、今度は追及するような眼差しで。それを受けて、ラビは耳をピクピクッと動かした。
ラ(私は嘘なんてつかないよ。・・・もっともっとネイスと一緒に生きていたいって思ってたのはたしかだけど。でもね、あれはネイスのお父さんの愛情からの行動だと思うの。だから・・・ね)
首をかしげて、ネイスの顔を覗き込むラビ。そんな彼女を見て、ネイスは胸が苦しくなった。
ネ「父さんが島の皆を、フィラネルを・・・そして俺を守ろうと頑張ってたことは認める・・・。だけど、だけどさ・・・」
言葉が上手く出てこない。気まずい空気から逃れるように、ラビは言葉を紡いだ。
ラ(私、自分の中に毒素があるって知ってたの。もしかしたら、ネイスに迷惑かけちゃうかもってことも。・・・でも、私はネイスともっと遊びたかったの。大好きだから。だからね、ネイスのお父さんが私を止めてくれなかったら、私・・・私・・・ネイスのこと、傷つけちゃ―――
温かく響いていたラビの声が、突然途切れる。次の瞬間、ラビの小さい体は、ネイスの腕の中で宝物のように抱かれていた。真ん丸くなったラビの瞳には、涙をぼろぼろこぼすネイスが映っている。潤んだ瞳で、かすれた声で、ネイスは言った。

ネ「もう・・・もういいよ・・・」

その瞬間、ネイスの辺りが眩しいほどの光に包まれた。視覚が、聴覚が、どんどん鈍くなっていく感覚にネイスは襲われた。だが、ラビを抱きかかえている感覚だけは確かにあった。そして、ラビの声をすぐ近くで聴いている感覚も。
ラ(少し頼りない腕だけど、あったかいね・・・。ちょっとの間だったかもしれないけど、私、すごく楽しくて、すごく幸せだった)
ネ「余計なお世話だよ///・・・俺は、もっと楽しくて、もっと幸せだった」
そして薄れていく意識の中、ネイスは優しくつぶやいた。

ネ「ラビ・・・俺も・・・キミのことが・・・―――

2012-08-08 00:36:00


ワト

豪雨がめちゃくちゃうるさかったですね〜・・・でもカエル歓喜でしたかね(笑)では、更新!



パアァン!

ネ「痛ッ!!」

突然で、最悪の目覚めだった。文字通り、目の覚めるような音と衝撃に、ネイスは叩き起こされた。
イ「あ、ごめーん。痛かった?」
ムッとした顔で横を見ると、声の主イリアが手に植物図鑑を持って椅子に腰掛けていた。どうやら、その図鑑でネイスの脳天を殴ったらしいが、当の本人はニコニコしている。・・・そうか、そういえば、レイトンさんの推理ショーの後に疲れて、ここのベットで寝てしまったんだっけなどと、タイミング違いにネイスは思い返した。
ネ「・・・本当にそう思ってます?」
イ「うふふ♪思ってるよ〜」
ネイスは今更ながら、イリアがドSであることを思い出し、ため息をついた。
イ「いや・・・えーっと、うなされてたから、ね」
ネ「あ・・・そうですか。ありがとう・・・ございます?」
イ「ちょっと!なんで疑問形なのよ?」
ネイスとイリアは顔を見合わせ、お互いに笑った。

ネ「愛情って・・・難しいですね」
一段落して、ネイスはつぶやいた。突然の話題転換にイリアは驚いていたが、すぐに言葉を返す。
イ「お父さんのことだよね・・・私も何となくわかる気がするなぁ〜」
えっ、とネイスは目を丸くした。

2012-08-15 00:47:05


ワト

最近は、よくミステリー小説を読んでます♪面白いですよね〜!オススメのミステリー小説ありましたら、是非教えてください(笑)では、更新!



ネ「もしかして、イリアさんのお父さんも・・・?」
まさかのイリアの言葉に、ネイスは驚き、聞き返した。
イ「私の場合は、私と同じ植物研究者だった母だけどね♪ほんと、研究一筋の人で・・・私の相手なんて、ほとんどしてくれなかったの」
イリアの話を聞きながら、ネイスは父ガズルのことを思い返していた。ラビの件で、2人の距離は急激に大きくなったのだ。そして、今は「親子」というよりも、「島の長とその秘書」という仕事上の関係の方が強くなってしまっている・・・。
イ「だからね、幼かった私は母にこう言ったの!」
その一方で、間を置いて意気揚々とイリアは言い放った。
イ「『私と研究、どっちが大事なの!』ってね!」
ネ「・・・ふっ・・・はははっ!」
堂々と語る目の前の童顔研究者に、ネイスはたまらず吹き出してしまった。わざわざ想像しなくても、今目の前のこの光景をイリアさんの母は見ていたんだなとひしひしと感じる。
ネ「イ、イリアさん・・・それ、帰りが遅い恋人に言うような台詞じゃないですかっ・・・あはははっ!」
イ「むぅ〜。だってそうじゃない!」
勝った・・・!と心の中だけで呟いて、ネイスは話を戻した。
ネ「で、お母さんは何て言ったんですか?」
イ「それがね、その日は無言だったけど・・・次の日、手紙をくれたの。今でも大切に持ってるわ」
ネ「なるほど。研究に没頭してる理由を、ちゃんと説明してくれたんですね」
ネイスは納得した顔になった。しかし、イリアはそれを否定する。
イ「違う違う!なんていうかね・・・なんていえばいいかなぁ〜・・・そうだ!今、その手紙見せてあげる!」
ネ「は、はぁ・・・」
イリアのよくわからない態度を気にしつつ、ネイスはイリアから例の手紙を受け取った。



ようやく・・・ようやく一番やりたかったネタが書けます(笑)次回の更新を楽しみにしてください!

2012-08-20 21:47:19


柳桜

またもやお久しぶりです☆
例の手紙の内容はもしかしてもしかして…?←はww
次回が楽しみです!

2012-08-27 21:31:07


ワト

お久しぶりです(苦笑)大体5日スパンで更新してましたが・・・今回はなんやかんやで遅くなってしまいましたね(笑)こんな時に限って、なんか忙しくなるorz

★柳桜さん
 記憶力が良い+勘が鋭い方ならわかる・・・はず!?ようやくクライマックスに近づいてきましたよ~(ゼェゼェ)最後までお楽しみください(笑)

2012-08-29 00:20:54


ワト

終盤近い+200レス突破しそう・・・ということで、イラスト載せたいんですが・・・果たして間に合うか(笑)今は、雑談板に載せるイラストを製作中ですからねぇ~・・・。では、更新!



研究に没頭していたイリアの母が彼女に宛てた手紙。そこには、このように書かれていた。

『森―――それは、すべてのいのちのお母さん。
うさぎも、小鳥も・・・
花も、木々も・・・
みんなを包んで、みんなを見守る・・・。

ただただ輝く、いのちたち。
いきいきと育つ、いのちたち。
あすの朝待つ、いのちたち。
青き森の、いのちたち。

いのちは綺麗で、強くて、素敵。
こんないのちを包んで、見守って―――愛するのが森。
そしてそれが・・・お母さん。』


娘をなだめるような、もしくは自分が研究者としてどんなに忙しいかを書いたものだと思っていたネイスは、難しい顔をした。
ネ「これじゃあ、納得できませんよ・・・なんか、森の素晴らしさを書いただけで、煙に巻かれた感じです。幼い娘に宛てた手紙だとは思えませんけど・・・」
そんなネイスを見て、イリアはニヤッと笑みを浮かべた。
イ「私も最初はそう思ったわ。『誤魔化さないでよー!』って!実は当時、母はここフィラネルで研究をしてたんだけどね・・・むくれる私に、ただ『フィラネルの前に立って』としか言ってくれなかったの」
イリアの意味深な言葉に、ネイスはますます難しい顔をする。
ネ「??・・・で、どういうことなんですか?」
イ「はぁ~・・・やっぱり、おばかでヘタレなネイス君にはわからないかぁ~」
大げさにがっくりと肩を落として、大げさなため息をつくイリア。芝居がかった動作である。
ネ「何ですかそれ!っていうか、ヘタレは関係ないでしょう!!」
ぶーぶー怒るネイスから視線を外し、イリアはぼそっとつぶやいた。
イ(レイトン先生に見せたら、一瞬で『解読』してたけど・・・さすが、英国紳士は違うわね★)
手紙を渡した後の母の姿を思い出す。「フィラネルの前」と言ってすぐに背を向けた母。・・・今思えば、照れ隠しに見えなくもないな。くすりとイリアは微笑んだ。



あんまり出してませんでしたが、最後のナゾです(笑)ぜひ、おばかでヘタレなネイスに代わって、解読してください(キリッ)

2012-08-29 00:52:13


ワト

やっと涼しくなってきましたねぇ~♪季節は秋が一番好きです!夜空が綺麗ですし、食べ物美味しいですし、食べ物美味しいですし(←大事なことなので2k)では更新!



事件解決後、レイトンはフラーナ遺跡をダッヂ夫妻に案内してもらった。非常に歴史的価値のある遺跡らしく、考古学者であるレイトンが楽しそうで何より・・・といった感じだった。
レ「なるほど・・・!やはり絶海の孤島であるフラーナ島にはこの島独自の文化や文明が根付いているようですね、あ、ほら見てごらん皆この文字なんかはこの島の近くにある大陸の古代文明の影響を根強く受けているよね、フフフ・・・ロマンを感じないかい?他にもこの石質からすると古代うん万年前のなんたら時代の―――
・・・ただし、隣に居たルークとアロマはげんなりとしていた。イリアでさえも、若干引いていた。
そんな大いなる収穫を得た、数日後。レイトンたちがロンドンに帰る日がやってきた。空港には研究所のダッヂ夫妻、フィラ、ザイとネイスが見送りに来ていた。
ダ「本当に迷惑をかけましたな」
サ「私たちの元部下に真実を吐かせてくれて、ありがとう」
妻のサナもダッヂと共に頭を下げた。
レ「いえいえ。事件を解決できて、何よりでした。貴重な遺跡も拝見させていただきましたし」
マーブルチョコのような点目の奥に、まるでワクワクしている少年が放つような輝きが見える・・・とルークは思った。
フ「みんな、元気でねっ♪いつでも『輝きの森』フィラネルに来ていいから!」
ザ「むしろオレ、今度ロンドンに行ってみっかなぁ~・・・なんか面白そうだしな♪・・・ってかおいネイス!もっとこっち来いよ!まず、こいつに言うことあんだろ?」
そう言って、ザイはクラウスを指差す。?を浮かべるクラウスに、渋々ネイスは近づいた。
ネ「・・・あの、あの時はすみませんでした。『死んだ方が良かった』なんて言ってしまって・・・あの言葉、結構効きました」
ク「あ、あぁ・・・僕も突然怒鳴ったりして・・・あと、顔を叩いたりもして・・・悪かったと思ってる」
スッとクラウスが片手を前に差し出すと、自然とネイスも手を出し・・・2人は互いに握手した。その行動にルークたちは、おぉ~と歓声を上げる。
ア「ネイスさんが・・・」
ル「自分から・・・」
フ「人に触れた・・・!?」
ネ「・・・あ///」
その言葉でネイスはハッとして、手を引っ込める。いつも通り、やはり顔は真っ赤だった。
ザ「うっわ、これ凄い進歩だよ~!幼馴染のオレにすら警戒すんのに・・・クラウス、お前結構ネイスに懐かれてんだな(笑)あぁ~あ、クラウス君が羨ましい~な~ネイス君~」
ク「そ、そうなのかい?」
ネ「へ、変なこと言うなよザイ///それにキミは、キミはベタベタしすぎなんだよッ!近寄るな!!」
赤面してたじろぐネイスと詰め寄るザイを見て、皆は笑った。だが、今までのような恥ずかしさだけではなく、少しの嬉しさもネイスの心には混じっていた。・・・もちろん、そんなことは皆の前では言えないが。

2012-09-05 00:28:55


ワト

秋は大好きです・・・夜空!この涼しさ!でも、先日雷+雨の中を歩くはめにorzでは、更新!



ネイスとクラウスの仲直り(?)も済んだところで、レイトンたちは帰りのヘリに乗り込んだ。
ル「あれ?行きはネイスさんが運転してくれたのに、帰りは違うんですか?」
運転手が知らない人であることにルークが気づき、ネイスに訪ねた。
ネ「えぇ・・・俺はこの後、長・・・父親に会いに行く・・・ので・・・」
そう言って、ネイスは気まずそうに語尾を弱めた。
ネ「しばらく牢屋にいなくてはいけない父親に代わって、俺が長をすることになったんです。・・・一時的にですが。なので、長として知っておくべき知識を聞いておこうかと」
ア「お父さんに会いに行くんですか・・・緊張しますね」
まるで自分のことのように、心底から不安そうな表情をアロマはした。そんなアロマに、ネイスは優しく微笑みかける。
ネ「大丈夫ですよ、アロマさん。ここが正念場です。俺が頑張らないと・・・」
と、その時。おい!という少し怒ったような老人の声が降ってきた。振り返ると、ダッヂ夫妻、フィラ、ザイがそこにいた。
ダ「わしらもついておるということを忘れるなよ!」
サ「えぇ、そうよ!」
フ「ちょっと!私を忘れてもらっちゃ困るよ!!」
ザ「・・・あ。俺もいるから、一応(笑)」
みんな、笑顔だった。ネイスの表情も自然と緩み・・・そして、笑顔を作る。
ネ「・・・はいっ!」

レ「ネイス、なかなかいい顔をしていたね。心配だったけど、どうやらその必要はもうないようだ」
帰りのヘリの中で、ふっとレイトンは息を吐いた。そんなレイトンに、イリアも同意する。
イ「そうねぇ・・・少なくとも、前よりはヘタレ感が抜けたって感じねー★」
レ(「ヘタレ感」って・・・)
イ「あ、そうそう先生。私、先生にも見せた『あのナゾ』、ネイス君にも見せましたよ」
ほう、と興味ありげにレイトンはイリアを見る。
レ「どうだったかい?彼も解けたのかい?」
イリアはぶんぶんと顔を振った。もちろん、横方向に。
イ「全然駄目!彼は紳士には程遠いみたい(笑)」
あはははと笑うレイトンと一緒になって、イリアも笑った。そして、静かに心の中で呟く。
イ(ネイス君・・・君のお父さんだって、自分が悪者になることを覚悟するほどに、この島の生き物や人々、君を大切に思っていたんだよ。きっと、研究一辺倒だった私の母と同じく、君のお父さんだってこう思っているはず・・・『大好き』ってね♪)
〜END〜



ようやく終わったー!ここまで長々と付き合ってくださり、ありがとうございました♪ですが、本当の終わりではないんです(笑)いろんな裏話があるので・・・お楽しみに!

2012-09-12 20:37:01


ワト

実は、いろんな裏話があるんです(笑)暴露させていただきますね★

■元々は、フィラとイリアは生き別れた親子という設定だった!
 はい、そのためにイメージイラストで髪の色を近くしました(笑)他にも、フィラが「本当の名前を覚えていない」と言ったり、イリアが船酔いする体質のはずなのにフィラネルのクルージングを楽しんでいたり・・・といったことがありましたが、全てはこのための伏線でしたー。・・・が、かなり長い話になってしまうため、削りましたorz

 まだあるかな・・・疑問に感じたこと等ありましたら、書き込みお願いします(苦笑)暴露話、もうしばらく続きます★

2012-09-19 18:01:15


ワト

っていうかアレですね・・・ちょうど200レス突破という、非常にいいタイミングだったんですね★あ、お久しぶりです←

ではでは、暴露の続きを・・・
■実は、ラビ=フィラという設定だった!
 つまり、獣化とでも言うんですかね・・・そういうファンタジー要素も最初は入ってました(笑)ですが、ややこしくなるため、こちらも削除orz

■最後のナゾについて・・・
 お分かりの方も多いとは思いますが、タネ明かしを(笑)イリアの母の手紙の・・・

ただただ輝く、いのちたち。
いきいきと育つ、いのちたち。
あすの朝待つ、いのちたち。
青き森の、いのちたち。

この部分から、フィラネルの前=「輝きの森」の前=「だいすき」・・・という言葉が隠されてる!ということでした~(笑)1レス目から↑この手紙の内容を書いていたことからもわかるように、当初から温めていた一番のネタでした★



長くなってしまいましたが・・・楽しんでもらえたでしょうかね?ここまで読んでくださり、本当にお疲れ様でした(笑)最後に、お礼イラストを!・・・絵に「ありがとうございました!」ぐらい入れたかったのに入らず・・・私の無計画さよorz
 こんな駄目作者にお付き合いいただき、本当にありがとうございました♪

2012-10-01 00:20:46


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