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クラウスの長い一日

アラン

こんにちは&こんばんは(^0^)ノ元江戸川 アランです^^

ついに5作目になりました!皆様ありがとうございます!(前の小説はアランと検索すれば全て出るはずです)


今回はタイトルどおり、クラの話です。勿論ミステリですよ~っ

一言で言うとクラが事件をかいけt(ゲフンゲフン)する話です!←

前作。前々作。そのまた前作の設定&キャラは全く使いません!なので誰でも見れますよ^^

コメントは私の最大の力となるので書いていただけると嬉しいです♪

では、クラウスの長い一日。楽しんでいただけると嬉しいです^^b

2011-09-14 21:32:14


グラタン

100ですか~おめでとう!
紅茶葉は緑茶・ウーロン茶と同じ葉っぱを使うってね~^^(最近知った)
スリランカのセイロンティーは先週飲んだけど美味しかったよ~もう一杯所望したら「高いから駄目」と;;

それを家で育てているとは羨ましいぞ、店長なんかほっといて飲ませてくれ!←

2011-10-23 00:04:31


アラン

わあぁ(*・∀・*)コメントありがとうござます。今テンションが異常なまでにMAXです←え


☆檸檬
読み逃げ犯がきt((((黙
ということは読んでいてくれてるのかな・・?うわっほぃ~←?
はい達成しました!これからも頑張るね^^


☆もなか
おひさ!
そうそう教授サイドだよ~ん、そしてうちのクソ絵を無駄にいっぱい貼っております←やめろ
あぁ・・・ユノちゃんね・・(苦笑)
うん頑張るね~ありがとう^^


☆ミリア
おひさ!
ありがとどいたま~^^
頑張るよ~^^こちらもコメありがとね~


☆グラタン
サンクスっ(`・ω・´)b←
へぇ~そうなんだ・・うち紅茶のことなんてサッパリだから勉強になったわぁ~←
高いからダメ!?うぉぅ・・・ドンマイ←
そうだ!うちだって飲みたいy((((
恵理「黙りなさい」←


なんとまあ、100レス行っちゃいました!これも皆様のおかげです!ありがとうございます!
これからもコツコツ頑張りますっ

画像小さいかもしれない・・・
そして3DSのゲームメモで描きましたので低クオリティです・・すいません!

2011-10-23 16:38:41


アラン

よし更新~!(短いです)



「それで・・・どうしてここに?」

「それは・・・」

教授は一旦言葉を切り、深く深呼吸をして話し始めた。

「実は・・・彼が何者かに狙われていて・・・」

「彼って・・・スティーブが?」

「・・はい」

「えぇ!?ウソぉ!?」

メルが疑うように言うと教授は静かにうなずいた。

「それで・・・?」

ユーリンはそっと教授に言う。

「家が荒らされたことがあったらしいので、知人の可能性もあるということで・・・」

「それで、念のため私たちのところに来たって言うわけね・・・」

「私たちここ最近はこの町から出てないよ・・・最近忙しいから・・・」

メルが疑われているのかと思ったらしく、ここ最近のことを話してくれた。

「そうですか・・では、誰かに恨まれていたり・・・そういう事はありますか?」

「そうねぇ・・・スティーブは人から恨まれることとかは・・・。あ、でも・・・ん~・・・まさかねぇ・・・」

ユーリンの言葉に何か感じたのか教授はすぐ反応した。

「どうしたんですか?」

「え、あぁ・・・あの子大学は医療関係だったのよ・・・」

「スティーブ・・・さんがですか?」

「えぇ・・・そこで後輩の4人と仲良くなって・・・でも、夫が死んでからは・・・この家は夫が経営するカフェがあったのよ・・・でも、夫が死んで私は病気で体が弱くて・・・大学を卒業してからも後輩4人の手伝いをしていたスティーブをカフェの後を継いでもらったの。もしかしたら、そのこたち、裏切られたと思ってたりしてたら・・・」

ユーリンの目には涙が出ていた。

「母さん・・・」

メルは心配そうにユーリンの顔を見つめる。

「もう少し詳しく教えてくれませんか?何かあると思うのですが・・・」

「ごめんなさい・・・それ以上は分らないの・・・」

ユーリンはハンカチで涙を拭きながら申し訳なさそうに言う。

「・・・・あたしが教えます」

突然。メルが改まった感じに言い出す。

「え・・?」

「母さんのこともあるし・・・・ちょっと向こうでいいですか?あ、母さんはここで休んでてね!」

そういうとメルは教授の腕をつかんで教授を部屋の外へと連れ出した。


_________

切ります!

2011-10-24 19:27:01


アラン

更新ですっ



「ここなら大丈夫ね・・・ごめんなさいこんな狭い廊下で・・・」

「いえ、気にしないで下さい」

「ありがとう・・・。じゃあ、話すね。兄さんは大学で医療系を専門に学んでいたの。医療系の仕事に就きたかったらしいの」

「そこで・・・彼らと出会ったのですね?」

「えぇ。私も何度か会ったことあるけど・・・4人の男女と仲良くなったけど、兄さんは卒業する身。一年だけの付き合いだったけど・・・」

ふぅとメルはため息をつくと、また話し始めた。

「母さんが話したとおり、度々大学に行ってはあの人達と会っていたみたい。そして研究の手伝いもしてたの。でも、あるとき・・・」

ごくりと教授はつばを呑んだ。

「父さんが死んだの。父さんが淹れる紅茶が有名だったこのカフェを辞めるというわけにもいかず、就職先がちゃんと決まるまで店の手伝いをしていた兄さんが引き継ぐことに・・・そのせいで研究どころではなくなった」

メルは一旦間をおいて教授の表情を伺った。

「丁度その頃。あの人たちは人体解剖の実験をやっていたらしいの。でも兄さんがいなくなったせいで・・・兄さんはやり方を書いた資料とかを持っていたらしいけど・・・」

「無理・・・だったのですね?」

教授がそういうとメルはこくんとうなずき、また話し始めた。

「そしたら・・・ある人にロンドンで店を開かないかって言われたのがキッカケで、兄さんはロンドンに行ってしまったの。研究は出来ないまま・・・」

「つまり、あなたは、その彼らが恨みを持っているかと?」

「うん・・まぁ・・・」

「では、その人の名前は・・・?」

「な、名前・・えぇ・・・ちょっと・・」

「覚えている範囲でいいので・・・」

教授がそういうとメルはあっと声を上げた。

「そうだ!一人だけ覚えてる・・たしか名前は___

2011-10-26 18:47:34


アラン

だから予言とかそういうのは知らないですって、私は長生きしたいだけでs(((黙



更新!


メルが名前を言うと。さっきいたリビングのドアが開き、血相を変えたユーリンが駆けてきた。

「どうしました?」

「た、大変なのよ・・・!」

「母さん?どうしたのよ・・・」

「うちの・・・スティーブの店で・・・何か事件が・・・!」

「何ですって!?」

「あぁ・・どうしましょう・・」

ユーリンが戸惑う中、教授はかばんを取って玄関へ急いだ。

「あ、レイトンさん!?」

メルが呼び止めると教授は「これからあの店へ向かいます!」と言うと家を後にした。

車に乗り、エンジンをかけ、急いでロンドン市街へ急がす。

目指すは__

2011-10-28 19:54:44


アラン

____________


「・・・・・・ちょっと」

麻里が無愛想な顔してつぶやく。

「何?」

そう言い返すと麻里はテーブルに体を乗り出して

「だーかーらー!その人の名前を教えてって!」

と言った。

「楽しみは最後までとっておいた方がいいでしょ?」

「そういう問題じゃなくてさ~・・・」

麻里はうぅ~んとうなると、エルザの方を向いて

「じゃあ、エルザさん教えて」

と言った。

「だ、ダメダメダメダメダメーーっ!エルザ言わないでぇぇえ!」

エルザが答える(正確には答えそうだった)前に止める。エルザは小さく「分った」と言った。ギリギリセーフ!

だけど。周囲の視線は一気に集中した。恥ずかしい。しかも麻里はニヤニヤ笑っているし、エルザは苦笑いしてるし・・・

「それでそれで?その後どうなったの?」

「あぁ・・・続きを言うね__

2011-10-28 20:04:01


アラン

今日はこれで終わりです!
分り易く区切っています。


第四章「疑いの目」



「ねぇ・・・」

エルザはクラウスに声をかける。

「え?どうした?」

「なんか・・・外に人が多く・・・」

クラウスは外を見た。確かに人が多い。報道陣までいた。

「なーんか集中できないわね・・・はい静かに!」

ざわつく店内をロージーが静かにさせる。

「えー・・・犯人グループには女が一人いました・・・あの女の声を聞いた人、どんな声だったか教えてください」

ロージーが言うと一人の男性が手を上げた。

「あら、聞いていたのね」

「あ、はい・・・あの人の声に似ていました」

その男性が指差したのは__

エルザだった。

「えぇ!?私!?」

「ほーら・・やっぱりあなたが一番怪しいのよ!」

ロージーはドヤ顔をして言う。その態度にエルザの堪忍袋の緒が切れた。

「だから私はやってないって!第一証拠は・・・」

「だから、その声・・・」

「声だけで判断しないでくださいよっ!」

クラウスはそのやり取りを止めることができなかった。ただ、見てるだけしてできなかった。

「ふん、どうだか・・・」

ロージーはそういうとスタスタ行ってしまった。

「もう!何なのよあの人!こうなったら疑いを晴らしてみる!」

「う、うんそうだね・・・」

「あーもうイライラする!まずは例のマンションに行こう!ほらクラ先輩も!」

エルザはがしっとクラウスの腕をつかむと、走ってそのままマンションへ直行して行った。

2011-10-28 20:32:19


アラン

更新っ




「わっ・・・ちょ・・どこ行くんだい!?」

「決まってるでしょ!私がやってないっていう証拠を見つけるの!」

「えぇ!?」

2人がそんな会話をしていると、誰かにぶつかった。

「うわっ!」

その衝撃でエルザはクラウスの腕から手を離してしまった。

「あ、ごめんなさい」

ぶつかってしまった人は40~50代と思われる女性だった。その女性は慌ててこちらを向き謝った。

「いえいえ、こちらもよそ見をしていたもので・・・」

「だから、急いでると危ないって・・・」

クラウスは完全呆れたようで、それを見たエルザはすっかり落ち込んで「ごめんなさい」と小さく言った。

「ところで、何であなたがここに?お店で事情聴取でもしているんじゃないの?」

女性がそういうと2人はきょとんとした。

「え、違ったかしら?おかしいわね・・・容疑者なんでしょ?」

女性はさらに言う。すると、エルザの顔がみるみる青ざめていった。

「え・・?どうし__」

「あああああアナタ!もしかしてもしかすると、目撃者!?」

クラウスの言葉を遮ってエルザは叫んだ。

「え、えぇ・・・そうよ」

女性は少し戸惑った様子で言う。

「ちょっと。アナタに聞きたいことがたくさんあるんだけど!」

エルザはとんでもなく恐ろしい顔をして、彼女の肩をつかんだ。女性はドン引きして思わず後ずさりをする。

「ちょ・・エルザ落ち着いて!」

クラウスはエルザの体をつかんで二人を引き離した。

「ちょっと・・・先輩離して!」

エルザは子供のように暴れ出した、クラウスは何とか動きを止めて、エルザの頭に軽く叩いた。するとエルザはまるで魂が抜けた人間のようによろめくと、クラウスに体重をかけて寄りかかった。クラウスはエルザの上着をつかんでなんとか立たせた。

「それで、どんなものを目撃したんですか?」

「えぇ・・・・なんか覆面を被った3人が・・・女の子を抱えてマンションの中へ入って行ったわ、そして、しばらくすると、彼女が・・・」

チラリと女性はエルザを見た。

「エルザが出てきたんですね」

「えぇ・・・」

「他に見たものは?」

「さぁ・・分らないわ」

「ありがとうございました」

クラウスは礼を言うと、エルザを引きずりながらマンションへ行った。

2011-11-01 17:33:35


アラン

だんだん肌寒くなってきましたね~・・・風邪には気をつけてないと(と言いつつなったし 笑)



更新~!


「う・・・・ぎゃっクラ先輩!?」

突然エルザが正気になり何故だかクラウスを突き飛ばした。

「うわっ!」

クラウスはそのまましりもちをついた。

「うわぁあごめんなさい!」

エルザは必至で謝り、クラウスに手をさしのべた。クラウスは手を握り立ち上がった。

「全く、前と変わってないね・・・」

「本当にごめんなさい・・・」

「まぁ、そういう積極的なところがエルザのいいところなんじゃないかな?」

クラウスがそういうとエルザは顔を真っ赤に染めて目を逸らした。

「と、とにかく行こうか」

クラウスは苦笑いしてエルザに聞く、エルザはこくんとうなずくとスタスタ行ってしまった。

クラウスはため息をついて後を追った。

マンションは意外と新しく出来たもので、5階建てである。中も意外と明るく、部屋数も多かった。

まずは一階からと、101号室を訪ねてみたが留守であった。エルザは「居留守とか・・・?」と言っていたがクラウスはスルーして102号室へ行った。

インターホンを鳴らすと一人の女性が出てきた。茶髪のロングヘアーの綺麗な女性だ。

「あら、警察の方じゃないのね?何の用かしら?」

「えぇ、それにはわけがありましt__」

「私の恨みを晴らすために調査しているんです。これでもあの有名なレイトン教授の知り合いです、ね、クラ先輩」

「う、うんまあ・・」

「そう・・・・」

女性はクラウスとエルザのやり取りをクスクス笑いながら言った。



_______

一旦切ります

2011-11-02 18:52:15


Hiroto

おぉ!エルザさん顔が真っ赤になってるよ!!
なんか、澪夏と紫音みたいだな~……
澪夏&紫音「「少し黙ろうか」」
………はい、妄想してました
澪「人様の小説で妄想はダメよ!」
更新頑張って!(無視
澪「あ、無視したn((更新頑張って!!

2011-11-02 19:14:23


アラン

★ルビー
エルザ「なってないわよ!」
江「あれ~顔赤いよ~?」
エルザ「気のせいだ!」
いやいや妄想OKだよ~
頑張るよ~コメありがとう^^

2011-11-03 19:23:17


アラン

腰が痛い・・・orz


更新~!



「立ち話もあれなので、中へ入って、友人達も居るからいろいろ話を聞けると思うわ」

女性に誘われ2人はおそるおそる部屋へ入って。

「あ、お邪魔します・・・」

すると、奥から男性の声が聞こえた。

「ん?誰だ、また警察か?」

「違うわよキース。ちょっと話を聞きたいらしいわよ」

女性に案内されてリビングへ入ると、2人の男性が部屋でくつろいでいた。

「自己紹介が遅れたわね。私はレンナ、ここは私の家よ。そしてこの2人が・・・」

「オレはグレイ。レンナとは大学からの知り合いだ」

濃い茶髪の顔立ちの良い男性が言った。

「僕はキース。2人とはまぁ、大学からの友人さ」

メガネをかけた金髪の男性が言った。

「僕はクラウス。事件の調査をしています」

「私はエルザ」

「よろしくね、で、何を聞きたいの?」

レンナが聞いてくると二人は顔を見合わせたがやがてエルザがレンナの方を向いて言い出した。

「あの、なんか怪しい連中を見ませんでしたか?」

すると、レンナたち三人は顔を見合わせた。そしてレンナは「さぁ?」と言った。

「音とかでも何でもいいんです!何かありませんか?」

「そうねぇ・・・」

「あ、それなら・・・」

突然グレイが言い出す。全員目線をグレイに移した。

「なんか足音みたいのが聞こえたけど。この部屋というかレンナの家の隣は階段だからその上に上っていったんじゃないか?」

「そうなんですか!ありがとうございます!やったね、クラ先輩。情報ゲットですよ!」

エルザは嬉しさのあまり跳ね上がっていた、それをクラウスは苦笑いしながら「そうだね」と言った。

「それじゃあ、ありがとうございました」

2人は3人にお礼を言って出ようとしたとき、ドアをノックする音が聞こえた。

「あら、誰かしら?」と、レンナがドアを開けるとロージーがいた。

「あ、ロージーさん!」

エルザがレンナの後ろから顔を出しすとロージーが鋭い目つきでエルザを睨んだ。

「すぐどこかいって・・・容疑者のくせに!」

「はぁ!?」

「とにかく行くわよ!」

ロージーはエルザの服をつかんで引っ張って歩き出した。

「ちょ・・放してぇええええ!」

「面白い人ね・・・」

その光景を見ながらレンナはクスクス笑いながら言った。

そんな中、クラウスは不思議思っていた。

ロージーの靴はヒール、歩けば音がする。その音が部屋に居た時聞こえなかった。そうだったら、普通の靴の音なんて聞こえないはず、幾ら階段が隣だからでも少しおかしい。

「気のせいか・・・?」

「どうしました?」

レンナは不思議そうに聞いてくる、クラウスは「な、何でもないです、では」と言い、その場を去った。

2011-11-03 20:02:07


アラン

ネタがパァァアっと思いついたので一気に更新しますっ!




クラウスがマンションからでるなりエルザが大声を出した。

「あああぁあ!あの人達のアリバイ聞くの忘れたぁああああああ!」

あ、やばいとクラウスも思ったがロージーは手帳を開いてこう言った。

「彼女達は部屋にずっと居た、テレビを見ていたらしく内容まで話してくれたからテレビ局に確認したわ」

「へ、へぇー・・・これはどうも・・・」

エルザは唖然とした表情で礼を言う。

「ふっ、他の住人達にも聞いたけど、いい収穫はなかったわよ、誰も見てなかったし。一応がいるかもと思ったけど、一人二人くらいしかいなかったし、体形とかそういうのでも見てみたけど証言と合わせてみたら誰も当てはまらなかったわ。それに二階の人からは足音とかも聞こえなかったって言ってるし・・・全く訳がわからないわ・・・」

やれやれとした様子のロージーはスタスタ店の方へ歩いて行った。

「あっ・・・」

すると、ロージーは立ち止まりこちらを振り向いて「ほら、あなた達も来なさいよ、今さっき彼らが来てくれたんだから」と言うと、また歩き出した。

「彼らって誰だろう?さっきも言ってたけど・・・」

エルザはチラリとクラウスの顔を伺った。クラウスは無言で歩き出したのでエルザも混乱しながらも付いて行き、店へ戻った。

店へ戻ると、彼ら__鑑識の人が数人店を調べていた。

「彼らって鑑識さんのことだったのね」

「そうらしいね」

二人がしゃべっている間にロージーは鑑識の人と話していた。弾丸や血痕を調べた結果などを聞いたがため息をついて「ありがとう」と言った。いい証拠はなかったようだ。

それからしばらく、事情聴取を交えて現場検証をした。店の中の空気は重く最終的には沈黙が続いた。

クラウスは周りの様子を伺っていた。すると、ある人に目が留まった。

セシルだ、カウンター席で顔を伏せていた。その隣にいたジャッキーが小さく「大丈夫か?」と言っていた。

「どうかしましたか?」

さすがにロージーも気づき、セシルに声をかけた。

「ごめんなさい、ちょっと気分が悪いのと・・・眠くて・・・」

セシルの顔を真っ青だった、これはいけないと思ったジャッキーはセシルを抱え空いていたソファーに寝かせた。

「しばらく休んでいてください」

「えぇ・・・ありがとう・・・」

すると、リースがティーカップを持ってきた。

「ハーブティーよ、気分が良くなるブレンドで、よかったら飲んで」

「ありがとう・・・」

「う~ん・・これは出来るだけ早く終らせた方がいいわね・・・」

ロージーは頭をかいて言う。

そういえば、どうしてセシルさんは気分が悪くなったんだろう?

ふと、クラウスは思った。

まさか、弾丸が飛んできたショックで?いや、お腹が痛くてトイレにいったんだ、でも原因はなんだ?

それに、ショックで気絶したって言ってるけど、気絶する前に眠気がしたと言っている。さっきトイレを調べたときもエルザは眠気がすると言ってた。

・・・これは偶然か?

「あのっちょっとトイレに行ってもいいですか?」

思い切ってクラウスはロージーに言う、ロージーが「いいわよ」と言うと急いでトイレの部屋に入った。

「ん・・・?」

入ったと同時に、眠気のような物を感じた。

これじゃ調査どころじゃなくなると思ったクラウスは鍵の掛かった窓の開けた。涼しい風が入り、眠気を覚ました。

クラウスは確信した、この部屋には睡眠ガスがあったのだ。

きっと、セシルはショックで気絶したのではなく、この睡眠ガスで眠ってしまったんだ。

「でも、一体何のために・・・?」

疑問を残しながら窓を閉め、部屋を出た。すると、さっきまで寝そべっていたセシルが起きてハーブティーを飲んでた。

「大丈夫ですか?」

クラウスが声をかけるとセシルは笑顔で「えぇ、皆さんのおかげで」と言った。さっきより顔色が良くなっていた。

「失礼ですが、どうして腹痛に?」

「う~ん・・最近の食生活かしら、偏った物しか食べてなかったからかしら・・・」

「そうですか」

クラウスが席へ戻るとエルザが「さっきからどうしたの?」と聞いてきた。

「あ、それは・・・ロージー刑事!」

「ん、どうしたのよ」

クラウスに呼ばれロージーがやってきた。

「実は、あのトイレには睡眠ガスが充満していたんです」

クラウスは極力声を潜めて言うと二人は「えー!?」と叫ぶ口をふさいだ。

「セシルさんはショックで気絶したんじゃなく、睡眠ガスで眠ってしまっていたんです。だから眠気が残っているんです」

「そういうえば・・さっき入ったとき私も眠気がしたな・・・」

「でも、何のために・・・?」

ロージーは首をかしげて言う。

「それはまだ分りません」

「とにかく調べてみるわ」

そういうとロージーは鑑識の人に事情を話してトイレを調べさせた。

他の客達は不思議そうに眺めていたが、クラウスとエルザはじっと結果を待っていた。

やがて、鑑識の人がロージーに報告をすると、ロージーはこちらへ来て「推理的中よ」と言った。

「さっすがクラ先輩!」

「いや、ただ考えたことを言っただけださ」

そういったもののクラウスはちょっと照れていた。

「でも問題は、これがどう事件に関係しているかってことよねー・・・」

「そうですねー・・・」

3人が考え始めた時、店のドアが開き、ある人が入ってきた。

黒のコートのシルクハット。

「れ、レイトン先生・・・?」

レイトン教授だった。

2011-11-05 11:10:37


アラン

チャンチャンチャンチャン♪

クラ「・・・??」

チャンチャンチャンチャn(((

クラ「だからなんですかこのBGM」


ザ・オマケコーナー!(イェ~イパチパチ~)←クラウス完全無視

クラ「・・・え?」

う~んまぁ、読者サービスみたいな物←

というわけで、このコーナーではこの小説に関するトークをやろう!というものです。

司会は私で、クラウスは毎回でるんだぞ!

クラ「強引な・・・」

それではー・・・といいたいところだけど。何で君らがいるの?

きずな&亜蘭&恵一「・・・(汗)」←前作のオリキャラ達

ま、いいか、そのままやろう

恵「おい」

それでは!

「エルザのこと、どう思いますか?」

クラ「これって質問形式なの?」

ま、まぁ・・。ほらほら答えて

き「あたし達も?」

クラ「う~ん・・・いいこだと思うよ」

本音を言うと?

クラ「え?」

(ニヤニヤ)

クラ「猪突猛進過ぎるかな(汗)」

き&恵「確かに」

亜「あとちょっと抜けてるよね」

クラ&き←うなずく

恵(人のこと言えないだろ・・・)


はい次!

「この事件。一日で解決できるか?」

恵「無理だろ」

クラ「えぇ!?」

恵「いやいや、普通に考えt(蹴殴叩

き&亜「ぜ~~~っっったい解決できる」←クラウスファン

クラ「が、頑張るよ・・(汗)」

ほい次!

「前の更新でクラウスが一つトリックを暴きましたが、これを見てどう思った?」

あ、クラ耳栓しててね~というかちょっと部屋出て。

クラ「えぇ!?」

聞こえたらマズイからね★

クラ「ハイハイ・・」←しぶしぶ出る


き「めっちゃカッコイイ(///д///)」
亜「同感同感」←

恵「別になんともないだろあんくらい・・・」

き「じゃあ、あんたは分ったの?」

恵「うっ・・・」

亜「図星だね」

クラ「あの~もう良いですか?」

あ、うん。

クラ「・・・?」

おっと、長くなるので今回はこれで終ります!

それでは~次は本編再開です!

き&亜&恵「お疲れ様でした!」

__________収録後

クラ「あの、僕何言われたんですか?」
江「ん?恵一から辛口コメントされたよ」←
クラ「・・・はぁ」←

2011-11-06 11:15:09


アラン

次のゲストはエルザとエリーと麻里です!

それでは更新!


店の中がざわめく。

「く、クラウス?」

「えーっうそ・・レイトン教授!?」

クラウスの隣でエルザも騒ぎ出す。

「ここにいたのか。アロマは?」

「それが・・・」

「あ、あなたは・・・レイトン教授ですよねっ!」

クラウスが説明しようとしたとき、ロージーが割り込んできた。

「え、えぇ・・・」

教授は苦笑いを浮かべながら返事をした。

「わ、私ファンなんです!新聞でいつも拝見させてもらってます!上司のチェルミー警部はいつも会ってるのに私は一度も会ったことなくで・・・でも、この場で会えて本当に嬉しいです!あ、私ロージーといいます。まだまだ下っ端ですが刑事です!」

「これはどうも・・・」

教授と握手を交わしたロージーは顔を真っ赤にしていた。

「それで、アロマがどうしたんだい?」

「実は・・・犯人に誘拐されたんです」

「何だって!?」

「説明は私が・・・、ほら、あなた達は下がって下がって!」

ロージーはしっしとクラウスとエルザを教授から遠ざけた。

「っちぇ~・・・私もレイトン教授と喋りたかったのに~・・・」

「ま、仕方ないよ。ちょっと待とう」

「は~い・・・」

エルザはまるで幼い子供のようにむすっとしていた。

教授とロージーの会話を聞いていると、どうやら教授はスティーブから依頼を受け、それを調査しにスティーブの故郷を訪ねていたところ、テレビでこの事件を知り、急いできたそうだ。

「さすが放送局・・・最近は情報が早いわね~・・・」

エルザはちょっと感心していた。「新聞社も頑張らないとな~」とか言っていた。

ふと、エルザがウエストポーチを触ったとき、あることに気が付いた。

「あ、あれ・・・?」

「どうした?」

「ないっ録音機がない!きっと落としたんだわ・・・」

「じゃあ、探しに行こうか。この近くにあると思うよ」

「そうね・・・あ、そういえば。植木の裏に隠れていたとき手に持っていたような・・・?」

「じゃあ、行ってみようか。レイトン先生とロージーさんは話しこんでいるから今なら抜け出せるかも」

「そうね」

そうすると二人はこっそり店を出てマンションへ向かった。

2011-11-06 11:29:09


アラン

秋に蚊に刺され・・・地味にショックorz


更新!




「あ・・・あった!」

と、エルザは植木の裏から録音機を拾う。

「はぁ~・・良かった・・・ん、待てよ。ここにこれがあったって事は・・・私の容疑が晴れる!」

「そうだね」

「わ~いヤッターっっ!さっそくあの刑事にギャフンと言わせてやるっ!」

エルザは嬉しそうな顔をして走って行ってしまった。クラウスはやれやれと思っていたが、少し安心していた。

店に戻るとロージーが口をあけてぽかんと立っていた、よっぽど驚いたんだろう。

「あ、クラウス」

「レイトン先生?」

「トイレのトリックを解いたんだって?」

「あ、はい・・まぁ」

「凄いじゃないか」

「そ、そうですか・・?」

教授に褒められたクラウスは照れた。

「でも、それが事件とどうつながっているのかが分らなくて・・・」

そんなとき、エルザが割り込んで言う。

「君は?」

「あぁ、ごめんなさい。クラウスの後輩のエルザって言います。お会いできて光栄です」

「クラウスの後輩なんだね、よろしく。それで、事件と結びつかないって?」

「えぇ、レイトン教授も知ってるとおりですよ、催眠ガスでセシルさんを眠らせて、だから何って話ですよ」

すると、教授は一瞬黙ったがやがて

「ちょっと話を変えるが。私が調べてきたことを聞くかい?」

と言った。

二人は少し不思議に思ったが「いいですよ」と言った。

「私は、まず彼の故郷に行き、彼の母親と妹さんに会ってきた、彼の昔を色々話してくれたが、そこで一つ、気になったことがあるんだ」

「それって・・なんですか?」

恐る恐るクラウスは聞く。

「彼は大学時代、医学専門だったらしい、後輩の人から慕われていたが、その後すぐに卒業。けれど彼はよく大学に行き、後輩の手伝いをしていたらしい。そんな時、家がお父様が営んでいたカフェで、お父様が死んでしまい、仕方なく彼が引き継ぐことになってしまった。忙しくなってしまい、大学へ行くことも難しくなってしまった。そしてしばらくすると、ロンドンで店を開かないか?という誘いを受けてロンドンへ。研究の資料は彼が持っていた」

「つまり、その後輩達が恨みを持っているかもってことですか?」

クラウスが聞き返すと教授はうなずいた。

「で、でも。その後輩達がどこにいるかとか・・・分ってないじゃないですか?」

「いや、ここに来る前に、大学に寄って調べてきた、その後輩達は大学卒業後、ロンドンへ行ったらしい」

「ロンドンに・・・ねぇ・・・、名前とかは?」

エルザはズバズバと質問を繰り出す。それを教授は冷静に答える。

「勿論調べたさ。その一人が・・・・












ジャッキー・ローガン」

2011-11-07 21:11:23


ワト

★アランさん
 しばらく見ないうちに・・・なかなか進展してますね!エルザの疑いが晴れて良かったです(笑)ここにきて、いろんなナゾが出てきましたね~・・・階段の音とか。ロージーの足音が聞こえなかった理由は、「彼女が階段を歩いてなかったから」じゃないでしょうかね?・・・わかりませんが(←おい)
 更新、頑張ってくださいね!

2011-11-08 00:15:13


グラタン

うーむ、自分の脳みそよ働け!

ローガン氏って・・・あの内科医か!
まぁ医療関係の仕事している人って彼しかいないし・・・・。いやいや油断は禁物だな。

最近コメしてなくてごめん!更新ガンバ~

2011-11-08 00:30:04


アラン

ほわぁぁあいつの間にコメがぁあ
恵理「ボーっとしてる間」
ちょ・・・←←


★ワトさん
エルザ「ありがとうございます!これもクラ先輩のおかげです(ギュッ)」
クラ「うわ・・っ!?」

そうですね~ナゾを出しすぎて自分でも分らなくなってきてしまったり・・←こら
ロージーは階段は歩いてないですよ^^
クラ「いや、犯人が階段を使ってないと思ったからですよ。ロージーさんの足音が聞こえなかったなら、普通の靴の音なんて聞こえませんからね^^:」
という訳です←
頑張ります^^ありがとうございました!


★グラタン
そうだ!頑張るんd(((
そうだよあの内科医だ!
うふふ~さぁ・・どうでしょうねぇ?
き「・・・・・怪しい」
ごめんなさいぃい、後で犯人が特定されます、今回は最初に犯人を言って、それからトリックを読者にじっくり考えてもらおうかなって思ってるから^^:←え
でも、実はね。内科医ってところにちょっとこだわったんだよね。き「あまり意味ないかもだけどね」
(グサッ)←アランに何かが刺さる音
いやいや・・コメありがとう^^頑張るね!

2011-11-08 16:43:48


アラン

地味にテンション高いやつがやってきましたよぉおお((
出かける前に、ちょっと更新します!



「えぇ!?」

「って、ことは・・・ジャッキーさんが犯人!?」

エルザが大声で言ったのを二人は口をふさがせ、ジャッキーの様子を見た。ジャッキーはセシルと話していて、聞こえてなかったようだ、ギリギリセーフ!

「でも、そうだとしたら、トイレのトリックの意味が無いですよ」

クラウスが言うとエルザはきょとんとして「どうしてよ?」と言った。

「セシルさんが眠らして、その後にトイレからでるって言っても、その時間はもう犯人らがこの店に来ていただろう?」

「あ、そっか」

「だったらこれはどうだい?まず彼はトイレの中にいると見せかけて窓から出て、何らかの形でセシルさんを証人にさせること、セシルさんが聞いたノックのことだね。そして睡眠ガスで眠らせ、セシルさんが寝ている隙に窓から入り、彼女を起こした」

「なかなか筋が通ってますね」

女性の声が聞こえたかと思うと、すぐ後ろにロージーがいた。ずっと聞いていたようだ。

「でも、彼女がトイレに行く確率なんて、分らないじゃない?」

ロージーは続ける。確かにと二人は思って教授の顔を見た、教授は表情ひとつ変えず答え始めた。

「確かに、このままでは確率は低いが・・・彼女が飲んでいた紅茶に、何らかの薬を入れれば・・・医者の彼ならできなくもないだろう」

「凄い!さすがレイトン教授ね!」

エルザとロージーは同時に言った。それに気が付くと二人はフンッと鼻を鳴らし、お互い目を逸らした。

「じゃ、じゃあ調べてくるわ・・」

するとロージーは鑑識の人を呼び、こっそり耳打ちした。ジャッキーは何を気づいてないようだ。

「順調に解決できてるね!これで直ぐ事件解決できるわね!ね、クラ先輩!」

うれしいそうにエルザは言いながらクラウスの顔を見ると、真剣な眼差しでなにやら考え込んでいた。

「先輩?」

エルザが再び呼ぶと、クラウスは教授の方を向いた。

「あの・・・レイトン先生」


「ん?なんだい」

「この事件、僕に解かせてくれませんか?」

クラウスは真剣な顔をして教授を見つめて言った。

2011-11-08 17:17:03


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