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レイトン教授と「動機」

のーた

皆様こんにちは。のーたです^^
ついに6作目となりました。

「レイトン教授と江戸の姫君」
「ドン・ポールと貴婦人」
「レイトン教授と~夢~」
「レイトン教授と密室事件」
「レイトン教授と謎の人物‘0<ゼロ>’」も、良かったら見て下さい☆
全てミステリーです。

前回は容疑者が結構多かったですが、今回はシンプルにいきたいと思っています。
舞台はロンドン。短編小説です。
勿論、今回もミステリーですよ^^

コメント大歓迎です^^
それでは、素人ですがよろしくお願いします^^

2011-05-12 17:16:04


のーた

<主な登場人物>

・レイトン
・ルーク

・イアン 17歳の男の子。
・イアンの母 (故人)

2011-05-12 17:16:25


のーた

「1」が何か長いです(笑)
それでは更新。





1.~昨日の次の日~




僕は何度も何度も、昨日のことを思い出していた。



「・・・母さん?」

母は頭から血を流して倒れていた。いや、もう血は固まりかけているのだが。

ぴくりとも動かない。

それだけ長い間__10分程だったが__僕は、母を見つめ続けていた。
ショックのあまり、動くことができなかったのだ。

体は人形のように硬くなっていた。



「僕が・・・殺した」

自然に口からこぼれた。
__でも僕は、断片的にしか憶えていない。

母に対して憎しみの感情を持ちながら、母の後ろにあるさまざまな置物__要するに、鈍器だ__を見つめて、どれを凶器にしようか考えていたというところ。

そして、母の頭に鈍器が当たった、鈍い音。

最後に憶えているのは__自分が過呼吸を起こしながら、置物などの指紋を拭き取っているところ___。

その拭き取っている時の置物の冷やりとした感触も、はっきりと憶えている。

家族だから、指紋なんてあって当然なのに。
僕はその部屋の中にある指紋という指紋を、徹底的に拭き取った。

__そしてその後、僕は逃げた。
捕まりたくなくて、指紋を全部拭き取った後__想像以上に時間がかかったが__僕は衝動的に家を飛び出した。

夜だったから人気も少なくて、走っていても特に怪しまれることは無かった。


___とにかく、どこか遠くへ___


走って走って、僕は町から出て、ある林の中へ入った。

体力が尽きた僕は、そこで足を止め、一晩野宿した。
一睡もできなかったが。


__そして、夜が明けた今__午前4時30分。

僕は何度も何度も思い出しているうちに、ある1つの疑問にぶつかった。

(僕の動機は、何だったんだろう__?)

色んな事を考えて、僕は自首しようと思っていた。
衝動的に逃げてしまったけど、きちんと一生かけて罪を償おうと思ったのだ。

決して許されることの無い、一番の親不孝を僕はしてしまった。
僕はいつも母を憎んでいたわけではない。
普段は仲の良い普通の親子だったのだ。

衝動的にしてしまったことなのだろうが__動機が、どうしても思い出せない。


僕の話を聞いて、「あなたは二重人格なんじゃないの?だから、分からないことがあるんじゃないの?」と思う人がいるかもしれない。
だけど、それは「違う」。

僕は決して、二重人格ではない。

確かに、僕は犯行時の記憶が断片的にしか思い出せない。
だけど、「母を憎んでいた」のは間違いなく「僕」であり、凶器について考えていたり、母の頭に直撃した瞬間母が「うっ」と鈍くうめいた声を聞いたのも「僕」だ。

これは「僕」という1人の人格が起こした、事件なのだ。


__自首すれば、僕はすぐに逮捕されるだろう。

それは、かまわない。

だが、僕の犯行の動機が分からないまま刑に処されるのは耐えられない。

警察も裁判所もきっと「衝動的な犯行」として片づけるだけだろうから、動機が謎のまま有罪として刑務所に入れられるだろう。

それは何としても避けたかった。

どうしても、動機が何だったのか、思い出したい。
分かってから、自首したい。罪を償いたい。

でも、僕は思い出せない。

どうすれば_____そんな時、1人の人物の名前が頭をよぎった。


エルシャール・レイトン。

謎だらけの難事件を次々と解明していく、英国紳士。


新聞にときどき出ていたから、憶えていた。
彼なら、もしかしたら解明してくれるかもしれない___。

・・・でも、果たしてレイトン氏は僕の依頼を引き受けてくれるだろうか?
何しろ、僕は殺人犯だ。
「動機」だけを解明してほしい___そんな依頼は、引き受けたこと無いはずだ。

しかし、それでも___僕はとにかく会ってみようと思った。

彼は英国紳士だから、きっと引き受けてくれるはずだ。きっと____。



午前4時45分。

僕はおぼろげに憶えている大学名を頭に浮かべながら、そこへ向かってひたすら歩いて行った。

2011-05-12 17:18:16


レグルス

やほ~☆来たよ^^
もうスレ立てたんだ!?早い(笑)←


おっ、不思議な少年が登場・・・・←
イアン君・・・っていうのか←
いきなりお母さん殺しちゃった!?なにがあったイアン君←←


今回も凄く面白そう☆頑張ってねっ^^

2011-05-12 17:36:03


town

来たよ~!

動機無き殺人かぁ....最近はそういう事件が多いけれど、この人の場合は『明確』な憎しみがあったんだよね?

あと、合格おめでとう!!←

2011-05-12 18:21:17


江戸川 アラン

来ました!

おわっ!最初からこのスケール!!
のーたの小説はすごいよ!
更新ガンバ!!

2011-05-12 19:02:34


グラタン

題名のインパクトに釣られやって来たヘボ作家:グラタンです。

始めましてですね。

前作はコメントしませんでしたが、大変楽しく読ませていただきました。ラストはまさに圧巻でした。さらに絵が可愛いという・・・^^

・・・・・・序盤から衝撃的です;
「動機」だけの解明・・・・あまりないですね。続きが気になります。

では更新楽しみにしています!

2011-05-12 21:44:58


茜星

おお〜!
今回ははじめから犯人がわかっているのか…いや、どんでん返しもなくはないのかな??

楽しみです。

2011-05-13 06:04:40


town

....というわけで推理(?)を.....
動機が『ある』というより『あった』というかように考えると、少年君(?)は動機を失ったんだよね? あるいは元々持ってないとしたら、『催眠術』とか何とかで意図的に作り出された.....とか。植え付けられたとかね。でも、基本道徳に反することは催眠状態ではできないし(例外あり)、記憶を持てない方が多い。

長々書いて答えが出てないパターンです。←おい!

2011-05-13 17:25:15


ボルチー二

はじめまして・・・ではないですよね?(たぶん)
面白そうな小説ですね!!
犯人が動機がわからないなんて、とんでもないナゾですし(・_・;)
続き楽しみにしてます!!

わたしはタメ&呼び捨てOKです(*^^)v

2011-05-14 18:38:13


アスナ

初めまして。アスナといいます。

親を殺してしまい、その動機を探る少年・・・

とても大きなナゾですね!続きを楽しみに待っています!

2011-05-15 15:18:38


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