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レイトン教授と「動機」

のーた

皆様こんにちは。のーたです^^
ついに6作目となりました。

「レイトン教授と江戸の姫君」
「ドン・ポールと貴婦人」
「レイトン教授と~夢~」
「レイトン教授と密室事件」
「レイトン教授と謎の人物‘0<ゼロ>’」も、良かったら見て下さい☆
全てミステリーです。

前回は容疑者が結構多かったですが、今回はシンプルにいきたいと思っています。
舞台はロンドン。短編小説です。
勿論、今回もミステリーですよ^^

コメント大歓迎です^^
それでは、素人ですがよろしくお願いします^^

2011-05-12 17:16:04


江戸川 アラン

ギャアアア!イアン君予想通りのイケメンさn((((
ついでにキャサリンさん可愛すぎる!←黙

デートとか・・やるな二人。

嫉妬ですかい?キャサリンさんも恋してるねぇ←ちょっと違う(笑

エレベーター使わないのはこっちも同じさ!だって2階だもん(笑)

2011-07-31 15:47:03


のーた

>茜星
こうなるともう無いね(笑)
しかし、私はあまり気にしていなかったんだけど、読み返してみるとまあ多いこと「二重人格否定話」(笑)←
どうしても3作目とかぶるからね・・・自分の頭の中で(笑)
そうだねえ。これからまた何か情報が出ればいいけれど・・・。

>のなりい
汚いのかい(笑)私は…うん、まあそれは置いとこう(笑)←
イメージ通り?よかった(^-^)
でもまあ、衝動的という線もあるからね・・・(汗)
嫉妬はわりと想像し易いかなと思っていれてみた^^
モヤモヤ・・・うーん、青春だねえっ(笑)←

>Detective Kindaichi
お久しぶりですー^^
おめでとう^^ コメントありがとね。
読むの遅いけど、またコメントするよ♪

>グラタン
机の上だけ綺麗だなんて・・・!何故だい(笑)←
因みに私は逆だ(笑)← …うん、まあ私の事は置いておこう←
「先」って打ちたいのに「咲」って出てくるからおっとっと・・・汗てなるよ(苦笑)
私も最近更新する間隔が離れすぎてある種先が読めなくなってる(゜-゜;)
だから読み返してノート見て・・・それから「Σあ、ここからね!」みたいな(笑)
イアン・・・どうなるんだろうなあ。

>江戸川 アラン
お、気に入ってもらえた??良かった良かった(^-^)←
ついでにて・・・扱い酷いぞ(笑)←
マンションだからエレベーターつけな!と思ったけど、レイトン達がエレベーターに乗っているイメージが今一つ湧かなかったから、階段使わせました(笑)←
ちょっとは運動しないとね、先生☆←

2011-08-04 10:15:38


のーた

さて、更新します。





8.~キャサリンの部屋にて~ <レイトン目線>




そういえば、先程イアンは「キャサリンは1人暮らし」だと言っていた。
いつ頃引っ越してきたのだろう。

レ「キャサリンさん、失礼ですが、あなたはいつ頃このマンションへ引っ越したのですか?」

キャサリン「ここへですか?ええと、高校入学時に引っ越しましたから・・・約2年前ですね」

レ「では、1人暮らしは2年前から・・・?」

キャサリン「ええ、そうです。私、実家が農場ばかりの田舎にあるものですから・・・。遠くてこちらの高校へ自宅から通うのは不便なので、引っ越したんです。両親は、今も実家にいますよ」

遠いところから高校へ行く為に引っ越した。田舎周辺ではよくある話だ。
近くに高校が無いため、高校近くのアパートやマンションに引っ越して、1人暮らしする人が多い。

ル「じゃあ、イアンさんとは高校に入学してから知りあったということですか?」

キャサリン「その通りです」

ル「えっと、じゃあ・・・」

ルークはイアンの方を見る。

ル「イアンさんは、キャサリンさんのご両親とは会ったことが無いということですか?」

イアンは少し頬を染めて答えた。

イアン「そうですね、ありません。車で半日はかかるからという話を以前キャサリンから聞いたことがありますし、何分まだ学生の身ですから・・・お会いしたことはありません」

ふむ。となると今回彼女の両親とは会えないな。
今日一日で解決しなければならない時に遠方へ足を運ぶのはあまりにもリスクが高すぎる。

一応可能性としてキャサリンさんを疑ってはいるものの、今はキャサリンさんに「イアンに関する情報を得るため」が第一だ。
本来の目的をまずは遂行せねば。

レ「では逆にキャサリンさんは、イアンのお母さんと面識はありますか?」

キャサリンさんは首を横に振った。

キャサリン「ありません。イアンは、付き合った当初おばさまに‘恋人がいる’ことだけ伝えたそうですが・・・会ったことは無いです。でもイアンから、几帳面で料理上手な方だという話は聞いたことがあります」

イアンが話していた母親像は、キャサリンの耳にも入っているようだ。
しかし、キャサリンさんはイアンのお母さんとは面識が無いのか。



さて、どうする。これで大体「イアンに関すること」についての情報は出た。
これ以上聞くとしたら、それはもう‘事件に関する’ことになる。
そうなったら、キャサリンさんに一度今までの事を説明しなければならない。
もう今がそのタイミングなのだろうか・・・。


私はルーク、そしてチェルミー警部を見た。
視線に気づいた2人は私を見たが、私と考えは同じようで、2人とも言葉を出そうとしない。

私たちの質問が終わったと察したのか、キャサリンさんはおそるおそる私達に訊ねた。

キャサリン「あの・・・そろそろ話して頂けませんか?どうして私にこんな事を聞いているのか・・・。イアンに、何かあったんですよね?」

・・・今、なのだろう。

私はイアンの顔を見て、頷いた。
状況を察したイアンの表情が一瞬で強張る。

恋人のキャサリンさんに今回の件の全てを話すのだ。覚悟を決める時がついにきた。

イアンは深く深呼吸をすると、まっすぐにキャサリンさんを見て、そしてついに話しだした___。

2011-08-04 15:04:16


town

イアンさん......ここが男の見せ所!←

ちなみに5階以上あるマンションはエレベーターの設置が義務づけられているんだよ~!←

2011-08-04 18:38:59


茜星

イアンさん・・・がんばれ!

2011-08-06 06:12:31


久しぶり^^

イアン君、頑張れ!

え~と、かなり前のコメで、うちが「イアン君の証言が引っかかる」的なこと書いたよね?
あれから、ずっと考えてたら、違和感の正体分かったよ。

イアン君の証言読んでいて「あれっ?」って思ったことがあったの。
「何でイアン君は、お母さんの頭を鈍器で殴った時の感覚とかの記憶を持っていないんだろう?」って。
イアン君は、お母さんの頭に鈍器が当たった音を聞いていた。
だったら、殴った時の感覚は鈍器を介して、自分の手に伝わってくるし、それも同時に感じているのが普通だってうちは思ってるから。
犯行までの一連の内容を全て記憶している人間が――殺害時の音を聞いている人間が、そのときの「人を殴った」感覚を忘れているなんてありえない。
話がごちゃごちゃしているけど、今回の犯人はイアン君にとって、大切な人じゃないのかな?
記憶って、自分が見たくないものを見たとき、そのショックとかで簡単に消えたりするから…。
まだ、確信は得られていないから、これで推理モード終了!

長文失礼しましたm(_ _)m

2011-08-06 21:03:27


グラタン

うわほとんど雫と同意見だ・・・・(後半の豆知識抜き)。

イアン・・・(涙)。

2011-08-06 21:12:06


レグルス

うのわああっ、イアンキャサリン共に美男美女ーーーっっ!!!←←
 
……はい、いきなりすいませんでした←


おっ、イアン君いよいよ話す!?
頑張れ!!!←

2011-08-07 22:31:00


のなりい

いけっイアン君!!

・・・なんだか雫とグラタンのコメントを読むと、犯人って・・・(汗)
いやっ私は馬鹿だから絶対違う!

キャサリンさん、どんな反応をするんだろう?

2011-08-11 03:34:51


のーた

>town
見せ所!だよねえ。
頑張らんと・・・イアンも私も(笑)←
知ってるよ~^^ エレベーターより階段の方がレイトン達には合うから(←勝手過ぎる)階段の方を選んだ♪
更新する直前までキャサリンさんの部屋を何階にするか決めてなかったからね(笑)←

>茜星
Σまさかの一言(笑)
いや、いいんだ(笑)ただそう言ってみたかっただけなんだ(笑)←
一大決心というか何と言うか・・・凄い勇気だもんね(汗)
イアン頑張れ!!

>雫
久しぶり^^
うんうん、憶えているよ♪あれからずっと考えてくれたのかい・・・ありがとう!←
・・・凄い読解力だなあ(笑)よく読みこんでくれて凄く嬉しい!!
なんて返そうか困るなあ(笑)← 雫の推理が当たっているかどうか・・・それは後々の謎の解明に期待してください(笑)←

>グラタン
おっと、グラタンも同意見かい(笑)←
皆凄いなあ~、推理小説とか読んでる途中で犯人当ててしまうタイプなのかな(笑)←
読解力凄いねえ!!
イアン・・・勇気を振り絞って、だね。頑張れ~イアン!!

>レグルス
お、落ち着け落ち着け(笑)← ほら、紅茶でも飲んで、ね?←
すみませんでした、調子に乗りました(笑)←
美男美女と言ってもらえて何より^^
イアン君いよいよキャサリンに話します!頑張れ!!

>のなりい
Σおいおい、もう犯人と思う人が浮かんだのかい!?(笑)←
皆早いなあ~(笑)まあ今回、あくまでもシンプルに書いているからね^^;
キャサリンさんの反応がちょっと怖いけどねえ・・・どうなるんだろう(汗)
いけっイアン君!!←

2011-08-19 08:34:18


のーた

更新します。



9.~キャサリンの部屋にて~ <レイトン目線>





キャサリンさんも真剣な目でイアンを見つめた。

イアン「・・・母が亡くなったんだ」

キャサリン「・・・え・・・?」

突然の言葉にキャサリンさんの目がゆらいだが、イアンは続けた。

イアン「昨日・・・土曜日の夜、亡くなった。原因は・・・僕だ」

キャサリン「ちょっと、ちょっと待って!」

キャサリンさんが立ち上がる。キャサリンさんの手は震えていた。

キャサリン「イアンのお母さんが・・・亡くなった・・・?原因はイアンって、どういうこと・・・!?」

イアン「僕が・・・殺したんだ」

無意識だろう、キャサリンさんが、一歩うしろへ下がった。
そして床へぺたんと座りこんだ。

キャサリン「待って・・・そんな、突然・・・・・。ありえないわ、イアンが、その・・・お母さんを・・・・・」

イアン「僕だって、未だに分からないよ。なぜ、母さんを殺したのか」

キャサリン「・・・どういうこと・・・?」

イアンはもう覚悟を決めていたのだろう。冷静だった。
キャサリンさんが動揺している今、イアンはより冷静にならなければならなかった。

イアン「僕にも分からないんだ。ショックからか、記憶が所々飛んでいるんだ。動機も分からない」

キャサリンは立ちあがって、元の位置に戻った。

キャサリン「本当に・・・お母さん、亡くなったの?」

イアン「・・・ああ」

しばらく沈黙が続いた。

キャサリンさんはタンスの引き出しからハンカチを取り出して、涙を拭った。
私たちの方を見て、キャサリンさんは言う。

キャサリン「じゃあ、この方達は・・・警察の方なの?」

イアンはチェルミー警部を見ながら説明した。

イアン「こちらの、チェルミー警部は確かに警察の人だけど、レイトンさんは大学教授、そして助手のルークさん。新聞でよく見る名前だろう?」

キャサリン「言われてみれば・・・確かに、・・・そういう事だったのね」

そこでルークが、今回の事情を簡単に説明した。

ル「まだ色々不明な点もあるので、今日一日は自由に捜査できることになっています。但し、今日一日で謎を解明できなかった場合は、イアンさんは逮捕されることになります。情報を集めるために、まずはキャサリンさんにお話を伺おうと思って、訊ねたんです」

キャサリン「そうでしたか・・・」

レ「ですから、謎解明のためにもあなたの協力が必要なんです。これから、色々聞きたいことがあります。ご協力・・・いただけますか?」

キャサリンさんは目を閉じた。
一度に色々な事を言われたのだ。頭の中を整理しているのだろう。

イアンのお母さんが亡くなり、恋人は「自分が殺した」と言っている。さらに、いきなりの私たちの訪問、調査に協力してほしいという依頼。
そして、恋人は断片的にだが記憶が無くなっている。

キャサリンさんは目を開けた。そして深呼吸をする。

キャサリン「・・・分かりました。協力します」

レ「ありがとうございます」

キャサリンさんは強い人だと思った。心が強い。
恋人の状況、自分の今の状況、それら全てを受け止めたのが今の返事だということだろう。

イアンは冷静な表情を崩さないまま、キャサリンに言った。

イアン「それじゃあ、話を続けるよ。確認も兼ねて、昨日の朝、デートをしていた時のことから順を追って話をする。いいね?」

キャサリンさんはこっくりと頷いた。

2011-08-19 10:11:37


茜星

キャサリンさんは強い人だね。
普通恋人が人殺しって言われたらそれどころじゃないよ。しかもお母さんだし。

まあ私的にはキャサリンさんも有力容疑者だけどね・・・(笑)説明がつくからね。

デートからの話が楽しみだな。

更新楽しみにしてます!

2011-08-19 17:59:04


town

すごいなぁ......そういう強さっていうのが~.....

そういえば、前に催眠というのがあったけれど感覚だけを植え付ける催眠というのもあるんじゃないかな?
誰かが殺した後で、その現場を見せて凶器を持たせて....とかした後でイアン君にそう思い込ませる.....とか?

2011-08-25 18:42:47


グラタン

とうとう言ったわ・・・・この男は。
芯の強い女っていいよね^^
見習わなければ。

更新楽しみにしてるよ!!

2011-08-25 18:55:34


ガガ(元ボルチーニ)

キャサリンさん、こんな事実を聞いても、イアンさんのことを拒絶しないんだね。
キャサリンさんみたいな強い女性、憧れます!

デートの話が気になる!←ただの野次馬根性

2011-08-26 17:01:18


キャサリンさんいい人だ~^^
強い人なんだね。

ガガと同じくデートの話が気になる☆

2011-08-26 17:03:23


のなりい

わお!
自分の恋人が母親を殺したと知ったら、私なら驚いて何も言えないだろうなぁ・・・。
それに、拒絶しちゃうかも・・・。
キャサリンさんは強いなぁ。

犯人・・・あくまでも勘です。
多分99%の確立で外れてる^^;

デート・・・一番気になるな(笑)

2011-08-27 03:11:52


江戸川 アラン

お、イアン君とうとう言ったか^^

でも、キャサリンさん強いね。見習いたい・・・←

デート・・・やっぱり気になるなぁ←

2011-08-28 10:09:55


のーた

>茜星
強い人だよね、本当。
最初の設定で芯のある女性を書こうと思っていたから、こうなりました(笑)
キャサリンもまだ可能性を100%否定できないからなあ・・・説明もつくかもしれないね(笑)←
デート編・・・多分期待には応えられないなあ(汗)
ありがとう!お楽しみに^^

>town
私にはその強さたぶん無いな・・・(笑)と思いながら書いてたよ←
おお、何というかtownはいつも物知りだなあ(笑)
推理、毎回楽しみにしているよ^^
さて、どうでしょう← お楽しみに^^

>グラタン
言いましたよ~←
多分内心ドキドキバクバクだったんじゃないかと思います。
芯の強い女っていいよねえ~^^ 私もそう思う(笑)
キャサリンもイアンも真面目だからなあ。
ありがとう!お楽しみにね♪

>ガガ
お、名前変わったんだね!(←今更だったらごめんよ・・・汗)
キャサリンさんは強いねえ、精神が強い人って中々いない・・・というかやりたくてもできることじゃないから、本当に凄いと思う^^
で、デートね・・・あはは、勿論・・・書くよ、うん(笑)←
あまり期待しないで~(笑)← お楽しみにね^^

>雫
キャサリンさんいい人だねえ~^^
メンタル面で強い人は貴重だよ!
私だったら少なくともあんなに早く受け入れられないなあ(苦笑)←
ガガと同じく・・・気になりますか(笑)
皆好きだなあ~(笑)← しかし期待には応えられそうにない・・・^^;
お楽しみにね♪

>のなりい
私もしばらくは何も言えないと思う(笑)
冷静になれないだろうなあ。
だからもうその時点でキャサリンさん凄い人だなあと思うよ^^
犯人は勘かい^^
私は事件の真相の決め手になる情報は最後に出すような書き方してるから、犯人あてるのは容易では無いのだよ(笑)←
デート、やっぱり気になるか―(汗) 一番て(笑)
更新お楽しみにね^^

>江戸川 アラン
イアンとうとう言いましたねえ~^^
キャサリンさんも芯の強い人だし、本当お似合いの2人ですよ(笑)
デートね・・・、うん、書いたよ^^ 書いたけど・・・そもそも事件の話してる途中でそんなに楽しく長く思い出話せないだろうとおm←・・・すみません、何でも無いです(笑)
デート編は期待しないで~(笑)←
お楽しみにね^^

2011-08-31 10:32:03


のーた

機能が新しく変わりましたね~^^
先日突然変わっていたから驚きました(笑)
必要なことしか書かないと決めているので、デートの事は淡々と進みます(笑)
デート編が期待されているのに申し訳ないです(汗)
それでは更新します。




10.~キャサリンの部屋にて~ <レイトン目線>





イアンは話しだした。私たちはすぐに紙とペンを取り出し、メモを取る。

イアン「昨日、僕と君は近くのテーマパークに出かけた。デートだったね」

キャサリン「・・・ええ、そうね」

イアン「久しぶりに、というのもあって、僕達は朝から夕方の5時過ぎくらいまで遊んでいた」

キャサリン「ええ。朝からはしゃいだから、お昼に食べたパスタが一層美味しかった」

イアン「そうだね、美味しかった。でも僕はその後で食べたアップルパイが美味しかったよ。君が作ったアップルパイがね」

キャサリン「・・・ありがとう」

楽しい思い出なのに、今回の件で素直に喜べないからか、キャサリンさんの表情は複雑だった。

イアン「そして午後も遊んで・・・夕方の5時過ぎに、僕達はテーマパークを出た」

キャサリン「その後、私を家まで送ってくれたわね。それからイアンは自宅へと帰って行った」

イアン「ああ。僕が家に着いたのは5時半だった」

・・・ここまでが、イアンとキャサリンさんのお互いが確認できる昨日の出来事か。
次はいよいよ家に帰ってから。
キャサリンさんも、イアンも。アリバイを証明できなくなる。

イアン「ここまでが確認できるところだ。キャサリン、合っているかい?」

キャサリンさんは頷いた。

キャサリン「間違いないわ。合ってる」

・・・イアンの話の前に、まずはキャサリンさんにその後のことを聞こう。
まだ、キャサリンさんは「昨日の夜イアンのお母さんが亡くなった」ことしか知らない。
だから、話せるはずだ。


それまでずっとクッションに座り黙っていたチェルミー警部が、顔を少ししかめて右腕をぐるんと軽く回した。

ル「?どうされました?チェルミー警部」

チェルミー「ああ、いや、何でもない。気にしないでくれ」

ル「・・・?」

長い間ずっと同じ体勢だったから、体が強張ったのだろうか。
・・・とにかく、今はこちらに集中せねば。


レ「キャサリンさん。あなたはその後から日付が今日になるまで、どこでどう過ごしていましたか?」

キャサリンさんはしばらく考えて言った。

キャサリン「・・・ずっとこの部屋にいました。先程も言いましたけど、1人暮らしですから、夕暮れからあまり出歩いたりしないんです。家にある材料でご飯を作って、食べて・・・。テレビを見て、お風呂に入って・・・夜10時には寝ました。・・・いつもと同じなので、ありきたりな言葉に聞こえるかもしれませんが・・・」

レ「いえ、大丈夫ですよ」

ごく一般的な1人暮らしの日常だろう。
嘘はついていない。

しかし、夜10時に就寝、か。

レ「イアン。君の家とキャサリンさんの部屋は、距離的にはどのくらい時間がかかるんだい?」

大学からキャサリンさんの部屋へ行ったから、まだイアンの家には行っていない。
2人の家の距離を知りたかった。

イアン「・・・そうですね、歩いて10分くらいです。結構近いと思います」

なら、往復で20分か。
イアンのお母さんの死亡推定時刻がまだはっきりされていないから分からないが、おそらく夜8時~10時くらいだ。

キャサリンさんがもし以前イアンの家に行ったことがあるのならば、キャサリンさんの犯人かもしれないという可能性を完全に否定できなくなるが・・・。

レ「キャサリンさん。・・・あなたは先程、イアンのお母さんと面識が無いとおっしゃっていましたよね?」

キャサリン「はい、言いました」

レ「では、イアンの家には行ったことがありますか?」

イアンのお母さんに会わずとも、イアンの家に行くことは可能だ。
さて、どうなのだろうか。

キャサリン「何度か、あります。イアンのお母さんはお仕事をしていたから一度も会えませんでしたけど・・・」

イアン「母さんが帰ってくるのはいつも夜7時頃なんです」


あった。


今、言うべきだろう。

レ「キャサリンさん。・・・まだはっきりと決まったわけではありませんが、イアンのお母さんが亡くなられたのは恐らく昨日の夜8時~10時頃です。ここのマンションからイアンの家まで往復で20分。あなたには夜のアリバイが無いので、残念ながら100%犯人で無いと断定することはできません」


その瞬間____


一瞬だけだったが、キャサリンさんの表情が変わった。
何かを思い出したのか、また何かを考えているのか…分からないが、そんな表情だった。


表情はすぐに戻ったが、キャサリンさんは右手を口元にあてて、どこでもない方を見ていた。


ル「キャサリンさん?どうかしたんですか?」

キャサリン「あ、いえ・・・。何でもありません」

ルークに向けてそうは言ったものの、キャサリンさんの様子は変わらなかった。

何か、あったのだろうか。



・・・さて、キャサリンさんが犯人かもしれないという可能性は残ることになる。
とはいえ、イアンもまだ容疑者という疑いは晴れない。
最初の会話で聞いた話では、犯人は限りなくイアンに思えるし、何より彼自身が自分が犯人であると言っている。
イアンの記憶が戻ればいいのだが・・・今のところ、まだ分からない。


そろそろ、イアンの家に行ったほうが良さそうだ。
家の捜査、時間がかかるから報告も遅くなるとチェルミー警部は言っていたが・・・大丈夫だろうか・・・?

2011-08-31 10:33:20


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