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レイトン教授と幸甚の額縁

Ewota

もし幸せを運ぶ額縁が

本当に在ったとすれば

あなたは

どんなものを額縁に入れますか?

幸せを感じていた時の写真を
忘れられない風景を
愛していたあの人を
忘れられない悲しみの絵を

どんなものだとしても

あなたにとって


…それは一生の思い出。




私の名前はEwota(エウァタ)といいます。
「ウァ」にアクセントですよ!
大長編を終え、ついに7作品目を迎えました。
いままでの欲望渦巻く話とは違う、爽やか・甘めストーリー。

2011-04-29 23:22:02


Ewota

「興味深いですねえ…」
僕は思わず書類を漁る先生に話し掛けた。

「…あったよ、ルーク。額縁に関する資料」先生は僕にお構い無しに、書類を床でトン、トンと揃え直した。

「…どうやらこの額縁、財閥や富豪達がこぞって手に入れようとしているらしい」
「幸せを運ぶ素敵な額縁ですからね。きっとそうでしょうね」
カルロさんもそうだったりして、と先生にほくそ笑んでみせた。
「宝島の地図が額縁にはいっていて、そんでもって財宝と共に安置されていると知れば、どんな人だって手に入れたいはずさ」

先生は資料をずっと見つめながら、僕に目を合わさずこう言い放った。
「カルロに連絡して協力してもらおう。彼は情報収集しやすい身だし、なにより財閥や富豪の情報なんて」

先生は僕の返事を待たずに、電話に直行した。
「本当に掛けるんですか!?カルロさんだから、卑劣な交換条件を出してきますよ」
僕は先生に凄んでみせたが、内心カルロさんに会えるというのは嬉しかった。
先生はダイヤルを回しながら、ルーク、聞きにおいで、と手招きをした。

「……はい」
電話にでたのは、お手伝いと思われた。

「…こんにちは。イギリスのグレッセンヘラー大学、エルシャール・レイトンです。
すみませんが、カルロは…」
「レイトン教授ですか!?
…しょ、少々お待ちくださいませ」
お手伝いさんは驚いたのか、声が浮ついていた。先生がいかに有名か実感した。

「…先生ですか?」
しばらくして、聞き覚えのある青年の声がした。カルロさんだ。

「カルロ、いきなり電話してすまなかったよ。突然だが長話になる。大丈夫かい?」
「大丈夫ですよ。…先生、何か頼み事ですか?」
「…君は勘が良い」
「なんなりと」
先生は自分に依頼が来たこと、それが最近有名な「額縁」のことだと伝えた。
「…へえ…。手に入れると幸せの訪れる額縁、ねぇ…」
「…額縁には宝島の地図がかかれていて、財宝と共に安置されているらしい」
とたんに、カルロさんの声が浮ついた。
「へえ!気になりますね」
先生が釘をさすように、
「証拠はないんだが」
と書類を片手に言い放った。
「…なるほどね」
カルロさんは声が震えていたが、やがて深呼吸する音がした後、
「解りました、出来るかぎり協力しますよ。先生の頼み事ですからね」
と穏やかに答をだした。

2011-05-02 22:48:40


のなりい

カルロさん、相変わらずか・・・^^;
卑劣な交換条件ってルーク・・・まあ、当たってるのか?←
相手が教授じゃなかったら、間違いなく卑劣な交換条件を出すよね(笑)←

個人的に、カルロさんのあの人を馬鹿にしたような話し方は好きです←え?!

2011-05-03 02:36:10


Ewota

のなりい

ルークが毒吐いてござるわ(笑)←方言
のなりいの言う通り、先生じゃなかったら報酬を催促していそうだよ;
「まあ、財宝の一割は……ニヤリ」

カルロさんの小馬鹿にした発言、私も気に入ってるんだよね〜♪

2011-05-03 10:59:00


town

カルロッテさん何か少し青年らしくなったのかな?←いつまでカルロッテ?

レイモンドは多分デスコールの執事の名前だったような?←覚えていない...

2011-05-03 17:16:19


Ewota

カルロッテさん、青年らしさ倍増してた?←

デスコの執事レイモンド?!今度しらべとくわ;

2011-05-05 00:55:52


Ewota

レイトン先生はその知らせを聞いた後、ひとしきり話して
「ありがとう、では待っているよ」
と受話器を徐(おもむろ)に置いた。

「…カルロさんが来るんですか?」
「近い内にね。ルーク、やはりカルロに会えるのは嬉しいかな?」
「一緒にいると楽しいですから!」
レイトン先生は嬉しそうに資料を棚に置き、デスクの上に乗っている本を無理矢理横にずらして椅子に座った。
デスクの横からがさがさと、紙屑や使って痛んだつけペンのケースが崩れ落ちた。
「……先生、僕が片付けたそばから止めてくださいよ…。
あえてさわらなかったのに」
お、と先生は肩をすくめて、慌てて紙屑を拾い集めた。


先生が、片付けて良いものを過剰書きしたメールを貼るようになった。
僕はそれをみながら、デスクや棚を毎日掃除する。要らないものは大抵袋に詰め込んで、大学のゴミ置場に置いてやるのだ。
先生は相変わらずのんびり。
「…先生、たまには手伝ってください」
「ちょっと散らかってるのが一番いいんだよ」
「……」
僕ははたきをぽいと投げ捨て、キッチンに向かってカップを用意した。

と、
ドアを叩く音がした。
「…おや、誰かな?」
先生はソファーから「どうぞ」と笑顔で話し掛けた。
ドアが軋む音をたてて素っ気ないように開いた。
「カルロ!」
ミストカーキのウェーブ髪、灰色の瞳。色白で美麗な顔立ちだけど、なにか冷たい雰囲気を感じさせる固い表情は
間違いなくカルロさんだった。
「先生、お久しぶりですね」
カルロさんは、レイトン先生がなにか言いかけるのを阻止するように荷物から茶封筒をとりだし
「簡単に噂を調べてきましたよ」
と口角を片側だけ微かにあげてみせた。
「凄い準備だ」
丸椅子を先生に近付けると、カルロさんは被っていた中折れ帽を側にちょこんと置いて
「相変わらず…」
と座った。
「わざわざイタリアからありがとう」
「いえいえ。先生は依頼人に頼まれたんですから…早く現地にいかないと」
足を引っ張るわけにはいきません。とウインクしながら、
「噂はイタリアもイギリスも変わりありませんが、ただし額縁に入っている絵画がちがう。イタリアでは女性の絵と聞きました」
…どうやら、宝島についてはただのハッタリらしかった。
僕は気をきかせて、出していた紅茶のカップを一つ増やした。
「カルロ、君には今回世話になるよ」
「なんなりと」
「…君が卑劣な交換条件をだして荒稼ぎするのではと、誰かさんが言っていたがね」
先生は横目で僕を見た。
「先生〜!」
「ルーク君、そんな酷い事を考えてたんだあ、僕傷つくなあ」
カルロさんは胸に手を当てながら、困ったような嬉しそうな顔をして目を潤ませた。
「ははは」
「ごめんなさい〜、疑った僕が悪かったですよ」
紅茶を運びながら、僕は頬を膨らました。

2011-05-05 00:56:43


Ewota

第一章



依頼人キース

2011-05-05 00:58:31


town

ルーク....見知った相手を疑うのはよくないぞ~!!←
カルロッテさんはイタリアでも元気そうだったんだねぇ~! イタリアは人を大人にするのさ!(?)

2011-05-05 08:08:02


Ewota

ルークの毒舌タイムwww←

イタリアは情熱の国やから、きっと感情を豊かに……wwww←←←←←

2011-05-05 12:23:30


Ewota

ルークの毒舌タイムwww←←

イタリアは情熱の国やから、きっと感情が豊かに…(笑)←←←

2011-05-05 12:24:51


Ewota

何がおきた……!!

サーセン、不調でなにやらおかしなことに!間違えて内容違う二つのコメント出しちゃった;
town、後者をよんどいて;

2011-05-05 12:27:49


Ewota

「設定……やっべ、この小説の世界観理解できねえ(゜∀゜)な方へ」

レイトン…42歳
ルーク…18歳
の、ロンドン事件から5年経った時間の話。

「幻の王国事件」
直接話には関係ないが、小ネタとして散りばめてある。
ただし、この小説は読まないほうがいい…

2011-05-05 12:37:58


Ewota

謎探求家のスペシャリスト、レイトン先生とその助手の僕、情報と知識豊富な富豪カルロさん。
僕達は今、先生の車の中にいる。中からはロンドン郊外の町並みが広がっていた。
「…本当に幸せを運ぶ額縁なんて有り得るのでしょうか?」
「さあね。ただ、その噂が元で額縁を手に入れようとしている人がふえたのもまた事実。
噂は流れるうちに、確かでない情報が混ざることもあるのさ。本当に額縁が幸せをはこぶかは解らないよ」
「…それは逆に利用も可能ですから、額縁を我先に手に入れようとしてハッタリを流す輩(やから)もいるでしょうね」
「カルロの言う通りだね」

先生は車を走らせ、小さな、でもかなり繁栄している町で止まった。

「依頼人のいる、パランという町だよ」

僕は車から飛び降りると荷物を取り出し、次に下りてきた先生に手渡しした。
「ずいぶん賑やかな町だな」
カルロさんが帽子を被り直しながら呟いた。
「パランは芸術の町。工芸品や美術に関しては凄いんだよ。きっとそれ関連で町が賑わっているのさ」
「成る程」

橋を渡り、道にたどって進んでいくと、広い広場でマーケットが開かれていた。
「此処でキース・レイモンドさんの家が何処にあるか聞こうか」先生はメモ帳を取り出すと、広場の人に聞きはじめた。
「キースの家?…あの子は変わった子だから、あんまりたずねるのはお勧めしないがねえ」
「…何かあるのですか?」
「…芸術とか、不思議な物に興味があるみたいでねぇ。いつも「一人探検」とか言って出掛けているし、かと思えば何日も部屋に篭っていたり」
「………」
「丘の上にぽつんと一軒あるだけだから、すぐに解るよ」
「ありがとうございます」
先生は帰ってくると、町の中にある丘を指差し「あの丘に一軒家があるらしい。それがレイモンドさんの家だ」
とため息をついた。

「ちょっと変わった人らしいよ」

丘までの道は確かに一本で、迷うこと無く辿り着けた。
レイトン先生は「いくよ」と一声かけて、ドアノックをした。

2011-05-07 16:40:06


town

変わった人って.....このメンバーにまともなヤツがいるとは.....←失礼!

パランかぁ.....

2011-05-07 17:36:34


Ewota

マシな人?レイトンシリーズの常識ある人は、レイトン先生ただひとりさ←
town、間違ってないぜ←←←←

パランってなんか、響きおもろいよね∀

2011-05-07 18:57:31


こんばんは!

こちらのスレでは初めまして…ですよね?

こちらで小説を書かせていただいている、雫と言います!

まだ大長編のほうが、読みきれていないのですが、それ以前の作品は読ませていただきました☆

あの兄弟は、なんというか…印象に残りました^^;


タメ&呼び捨てOKです!
これからもよろしくお願いします☆

更新ガンバってください!

2011-05-07 21:27:39


グラタン

Ewotaさんの小説を始めて読みます。こちらの掲示板で小説を書いておりますグラタンでございます。

Ewotaさんの小説に関してはかなり情報不足の馬鹿ですが、何卒よろしくお願い致します。

2011-05-07 23:05:25


Ewota

雫さん

よ、よむなああああっっ!(クワッ

……はっ;
申し訳ありません;つい取り乱して;

まさか初期の作品まで読んで下さったとか…ありがとうございます;
あれはぶっちゃけ友人と試行錯誤した(キャラを作ったのは友人)ので、なんか時限越えてますし…(T∀T)
「ま、魔法…だと…!?」状態ですから…;
ありがとうございますね、うちもタメ呼び捨てOKですよ♪



グラタンさん
コメントありがとうございます♪
うちもグラタンさんの小説をよんでみますね∀
うちの小説は…なんか日本語が既におかしいですけど…期待に添えるようがんばりますわw

うちもタメ呼び捨てOKですよ♪

…うちの初期の小説は読まないでね、酷いから;

2011-05-07 23:43:36


グラタン

え!?
・・・パロディ小説ですよ!?
私の小説は1羽完結物なので、どれから読んでもOKです!
ありがとうございます。

2011-05-07 23:53:13


Ewota

よんじゃいました∀
面白かったです!ついコメントをおとしていきましたわ←

なんか私の小説がかなしく…;

2011-05-08 01:09:24


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