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レイトン教授と幸甚の額縁

Ewota

もし幸せを運ぶ額縁が

本当に在ったとすれば

あなたは

どんなものを額縁に入れますか?

幸せを感じていた時の写真を
忘れられない風景を
愛していたあの人を
忘れられない悲しみの絵を

どんなものだとしても

あなたにとって


…それは一生の思い出。




私の名前はEwota(エウァタ)といいます。
「ウァ」にアクセントですよ!
大長編を終え、ついに7作品目を迎えました。
いままでの欲望渦巻く話とは違う、爽やか・甘めストーリー。

2011-04-29 23:22:02


Ewota

town
カルロさんは変な所で素直だから、生粋の悪人になりきれていないのさwww

グラタン
ベタ褒めし過ぎやわ;
カルロさんは悪人ぶりがやらしすぎて、逆に聞いてて気持ちいいというwww

の、のなりい…。
怖い怖い、笑い怖い(ガクブル
でもキースとカルロは美味しいよねwww
キース案外自分で書いてて怖かった←

青さん
始めまして!うち面白くないですわ;
私もタメ口、呼び捨てokですよ♪
更新頑張ります(キュピーン




キースさんがやたらカルロいじめをつづけています;カルロッテ(town風 可哀相www←

更新!





なんて奴だ!考えられない!

今にも飛び出しそうになったその感情を、慌てて勢いよく紅茶でながしこんだ。
そして、皮肉たっぷりに
「やっぱりカルロさん、疚(やま)しいこと目論んでいたんですね!」
と吐き捨てた。

「私にも手に負えん」と先生も溜息をつく。
「…嫌(や)な空気ですね。
確かに僕は額縁について思いましたさ。歴史的価値があって、なおかつ財宝と共に埋もれている…そんな噂に心浮き立ちましたよ。
儲けはいくらかな、とね」
カルロさんは電卓を叩く仕草をした。
「でもそれをレイモンドさんは見抜いたんです。うっかり呼び捨てにキースと呼べやしない」

「キースで結構ですよ」
キースさんが資料を片手に、てくてく歩み寄ってきた。
「資料です。あと、全部聞いちゃいました」
カルロさんが目を真ん丸にした。
「…まさか、僕の目論みまで?」
「はい。最低ですね!」
「……」


だけど、もしキースさんが聞いておらずとも、僕が後でカルロさんの目論みを告げ口してやっただろうな。
僕はこっそりあかんべをした。



レイトン先生は資料をぱらぱらと見ると、
「駄目だ、全て調べきったものだ」
と溜息を大きくついた。
「どうしましょう」
「自分達で聞き込み調査をせねばならないだろうな」
「やはりその手が一番でしょうかね」
「ああ」
キースさんは「うそお」と淋しそうに呟くと、クッキーをかりかりと前歯だけでかみ砕いた。つまらないとでもいったふうに。
「今度骨董市なり美術家になり、聞き込みをして糸をたぐらないといけませんね」
額縁、謎だ……。カルロさんはぼそぼそと口の中で言葉をくぐもらす。



明日骨董市で聞き込みをするらしい。僕達はキースさんの家に泊まる事になった。
「カルロさんは電話をしているみたいですね」
「多分、アンネ、だね」
先生は荷物をまとめながら、淡々と僕に言葉を連ねて告げる。
僕はドアをこっそり押し開けて、僅かにできた隙間から覗いてみた。部屋の明かりが暗い廊下に一筋の光になって漏れて、くっきりとした陰影がすーっと伸びる。
「…もしもし?」
廊下に響くカルロさんの声。
「……明日、骨董市で聞き込み調査をするんだよ。……うん、分かっているよ、気をつけるから。
…ジョルジョは?…へえ」
誰かのうきうきした声を聞いていると、こっちまでうきうきしてくるものだ。カルロさんは愛する人、息子に会いたい気持ちを抑えてここに要るのだろうか。
「金の亡者」の持つ優しさが受話器からこぼれ落ちる。

2011-05-29 14:50:59


一週間に1・2回しか来れない人間が来ました^^
キースさん、面白い人だね。
で、カルロさん…黒い…。
でも、アンネさんと話しているカルロさんは、とても優しい人って感じがする。
読んでるこっちもウキウキしてくるよ^^

骨董市で、何も起こらなければいいんだけど。

2011-05-29 16:12:11


笹(青)

こんにちは~タメ口になろうとして上手くできない青です〜。
カルロさん、良い父親だろうなあ。
本当に
Ewotaさんの小説は先が楽しみになる小説です‼
私の小説とは、大違いです!
スピカ「本当、この人の小説なんて耳カス以下の小説よ!」
青「ああん?」
スピカ「やんのかぁ?(ボキッボキッ‼)
クラウス「まあまあ…」

2011-05-30 18:35:21


グラタン

あの子は、あの子だけは・・・・・父親より・・・・・もう少しマシな子に育って欲しい(笑)。

骨董市、レイトンシリーズでお馴染みの『何かとトラブルが起こるフラグ』立ちましたかねぇ・・・?
結局、市場みたいなものだし。

2011-05-30 20:42:23


Ewota


いや、来てくれたらもう幸せ▽
カルロさんこそ表裏激しい人だよねwwwちょっと優しかったり、ドS全開だったりwww
骨董市こそ、黒カラスフラグだね♪←



タメ口できていいのだよ;
うちは小説を参考に文章を組み立ててるからね…見た出来だけやけにいいだけだよwww

グラタン
当たり前さ、黒カラスフラグに決まっている♪
ジョルジョに夢を托すカルロwwwなんか滑稽で、カルロらしくないな…;




キースが可愛い…♪
カルロさんはどことなくクサイです。彼もやはりイタリア人男性ですね。(イタリア人男性はナンパ野郎がおおい。さすが情熱の国)

更新!!






「……うん、分かっているよ。
じゃあ……」
カルロさんは受話器のコードをくるくる指に巻き付けながら、口角を静かに上げて
「光が漏れているのも知らずに盗み聞きしている悪い子君がいるから、そろそろきらせて頂くよ。
おやすみなさいね、ハニー」

完全に、

……僕に向かって毒づいた。
まずい!
カルロさんは受話器にチュ、と音を立てそいつを置き、廊下、しかも僕の要る部屋に近づいてくる!
僕は慌ててドアを閉めた。
だけどカルロさんは案外力が強いらしく、僕が必死に引いていたドアを片手で勢いよく開けた。
「…ルーク君、ど、こ、ま、で、聞いたのかなあ?」

「……ごめんなさい」
訳も泣く平謝りしつつも、「だって、とくに変な会話してなかったじゃないですか」

「…まだまだ君が子供でよかったよ」
「……?」




廊下に響く、甘い囁き声。多分、声から察するにカルロ・マルミゲラの声なのだろう。
そういえば確か、彼から
「ちょっと電話を借りていいですか?」
と聞いてきた気がする。
自分は眠たかったので、はあ、とか、ふん、とか、何やらふわふわした返事しかしなかった。

「ハニー…か。
あ〜!いってみてぇ〜!」
キースはそう叫んで、ベッドの上をごろごろ往復を繰り返した。色々考えが頭を駆け巡って、気持ちが落ち着かない。

僕だって既に成人である。恋人だって勿論いるのだ。
相手はアマチュアではなくちゃんと美術を学んでいる美大生の女性であり、油絵を描かせたら天下一品だ。
まだまだ無名なのだけど。
キースは頭のなかで、自分が受話器越しに甘い囁きを繰り返す様子を思い浮かべた。
そしてその度に「会いたい」「彼女を幸せにしたい」という思いが強く心に刻まれる。そのくせ時間は風の様にすぎて、そいつは心の刻み口をかすめていくのだ。
キースは心痛んだ。

早く彼女を幸せにしたい。
その思いがただただ心の中で膨らんでは、また寂しさに駆られて萎(しぼ)んでいくのだった。キースは写真立てを徐(おもむろ)に手に取り、一緒に写る彼女にそっとキスをした。

2011-05-30 23:57:58


レグルス

こんちはー、お久しぶりにお邪魔しますよ←

キースさん、そんなキャラだったのね・・・・!ちょっぴりショックだお←え

カルロさんも奥さんの前では優しい人なのね・・・www
そういう一面もあって良かった←←

2011-06-04 11:33:59


グラタン

イタリア人の男は、初めて会った女性のいい所3つを必ず言う・・・。かのカエサルも、相当なスケベ親父だったとか・・・。

キースぅぅぅ・・・・。
良い彼女さんいるじゃないか!?
お互い芸術で会話も弾むでしょうなぁ・・・。

その彼女さんに額縁渡s(殴
駄目なら、いっそ彼女の写真を飾るんd(蹴

2011-06-04 11:57:17


のなりい

か・・・カルロさん・・・(笑)
キースさんと正反対なところが・・・・。
やっぱこの二人好きだわ~(笑)

でも、金の亡者がいじめられるって、キースさんも流石だよね^^←←
教授でも手に負えないのに・・・。

2011-06-05 05:34:24


キースさん、彼女いるんだ…^^
うん?もしかして、彼女の写真を、「幸甚の額縁」に入れるつもりじゃ…。
彼女のもとに「幸せ」を運ぶために…。

それに、カルロさん…何か企んでいるような…。
ルークに掛けた言葉が気になる~。

2011-06-05 20:52:27


Ewota

みなさん、お久しぶりですなあ[s:0018]
私は広島、岡山、兵庫……なんか修学旅行でいろいろ行ってきましたよ[s:0318]
で、結局まだ忙しいので事前に書いておいた原稿をアップするだけです…
コメント返しできません[s:0319]すいません[s:0319]

でも全て目は通せました!
しかし…何人か話の核心を突いてくだすったレイトン並の頭脳が……



更新!







僕はなにげなく聞いていたし、イタリア語も混じっていたので意味は分かっていなかった。
だけど、カルロさんからするとあの電話は聞かれたくなかったようで、必死に謝っているのにぜえぜえ言いながら追い掛けてきた。
「…レイトン先生とかレイモンドさんとか……、そういう奴には言うんじゃないぞ!」
いつも冷めた顔をしているカルロさんが、目を開いて物凄い剣幕でまくし立ててくる。
これって、かなり怖いのだ。



「先生、僕なにか聞いちゃいけないこときいたんでしょうかね」
寝室。カルロさんはベランダでいらただしげに煙草の煙を吐き出している。
僕は声をくぐもらせた。先生は深く頷くと、
「カルロはアンネに電話してたんだろ?」
「はい。奥さんの」
「カルロはイタリア人だからね」
「…む?僕には解りません」
僕が首を傾げると、先生はなんと説明しようか困ったのか口をぱくぱくさせた。
そして、遠回しなのに簡潔で解りやすい、短い言葉をさらりと言い放った。
「濃厚な会話してたんじゃないかな?」

ああ、合点。理解した。
そしたらあの剣幕も説明できるかも。

僕は無言でベッドに滑り込み、安堵の溜息をついていたレイトン先生に、おやすみなさいと囁いた。
しかし、先生は「ルーク」と僕を呼び止める。
「はい、なんですか?」
「キースさんのことだが」
「はい」
「彼は何故、額縁を探すよう依頼したのだろうね?」
「…見つけてほしいからですよ」
「そうかな」
「…え」
疑問だらけの頭を整理したい。僕はがばりと跳ね起き、シーツをはいで座り直す。そして一言一言丁寧に問った。
「どういうことですか」
「…もし私達にただ単に見つけてほしいような人なら、カルロを利用しようとはしないだろうな」
「利用!?」
「キースさんは頭がいいよ。額縁を見付けても、それをいそいそ大学に寄贈するはずがないね。
なにか、額縁を使って…」
「まってください。何を根拠にそんな利用だなんて」
「…キースさんは頭がいいからさ。
カルロの思惑を全て読み取っている。カルロも恐れ入って、レイモンドさんなどと読んでいるじゃないか。
これではカルロは、キースさんの思う壷だね」
僕は震えた。つまり、キースさんは…
「彼は、カルロを傘下に入れてなにかしようとしているね」

「…も、もしかして、世界の人に幸せを運ぼうとか、…その、ほら!キースさんは彼女いそうですから、彼女に額縁を渡そうとか…。彼女の写真をいれようとか」
「彼女?」
「気づいてません?見てください」
僕は慌てて言葉をまくし立てて、クローゼットの上に置かれた写真立てに直行した。
「女性とキースさんの写真です」
「……」
そこには、キースさんと見慣れぬ女性の顔が並んでいた。どこかアトリエに居るのだろうか、二人画材を片手にピースをしている。彼女なんて絵筆を指に挟んでいるのだ。
「画家の彼女でしょうね。キースさんは、彼女の絵を飾りたいんですよ」
額縁に。そういって、僕は先生を見た。

「私の思い過ごしのようだね」
先生はほっと呟いた。

2011-06-06 21:37:34


Ewota

煙草がきれた。
「あちゃあ」
カルロは独り言を呟き、煙草の箱の口を下にした。しかし一本もない。
ただでさえ持病もち。右半身は生れつき自由がきかない。
アンネに煙草を吸っている所を見られると、「ダメえ!カルロ禁煙してよ」と口から抜き取られる。最近はジョルジョもそれを面白がって、「ダメ!パパ煙草はめ、だよ」と忠告してくる。
だからかえって量が増えた。

あ、酒がある。
ルーク君に会話を聞かれたいらいらをやわらげようか。煙草がない物寂しさを紛らわそうか。
なんかひっかけたい気分。

酒代、つまり財布を探しにベランダを二、三歩歩いていると、きゃっきゃと子供の声がする。

そうだ。
アンネに逃げられたカルロは、寂しさと情報を流される恐怖で酒に潰れていたんだった。ああ、もう、酒はやめだ。かえって気分がいやになる。アンネに子供孕ませといて、馬鹿な事していた俺が蘇る。

煙草は?
問題は?
あるな。
そのアンネを悲しませているのは事実だし、なんたって、
無理矢理寿命伸ばしてるんだから、身体はもうキツイはずだ。なにが趣好品だ。なに自分で寿命縮めてやがる。アンネやジョルジョ捨てて逝けるか?


そう考えたら、なにをやるのも嫌になって、カルロは地べたに座り込んだ。
「どうしよう、俺」

気付けば、言葉遣いがひどく荒れている。まいったな。自分はなんて心の荒れた奴なんだ。

こんなとき、額縁がさっさと幸せ運んできたらな。
カルロは寂しげに顔を手でおおい、しとしと降り始めた雨に洗われた。
濡れた髪を撫で付けると、数本指に絡まる。それを一本それとなく月にてらすと、カルロの灰色がかった金髪はきらっと輝いた。

「カルロさん、こんなところに居たんですか」
背後から、キースの声が響き渡った。

2011-06-07 01:26:45


Ewota

第二章



骨董市と戯れ

2011-06-09 17:18:20


グラタン

只今文章に酔っておりまする~!
カルロ・・・色々あるんだなぁ。

・・・ん?
ということは額縁を手に入れる人の候補が二人に・・・。まだ増えるのか楽しみです♪

2011-06-09 23:06:05


笹(青)

何か、俺はカルロさんに額縁を貰って欲しいな…
何か、可哀想だし…
よし!探してくるぜ!
スピカ「無謀な‥.」
その間、更新がんば!

2011-06-10 17:21:26


Ewota

グラタン
酔うな《(゜Д゜)
確かに…自分では気がつかなかったが、候補が二人ってことになるな←馬鹿


カルロさんが額縁ゲットったら、売りさばかれちまう;
え、額縁探しにいくの!?が、がんば…





カルロさんは最初はキースのことを警戒していましたが、少しずつそれも解けて、弱さをさらけ出せたみたいですね…
いつもドSなカルロさんの秘密。
更新!!







「雨に濡れちゃって、風邪ひきますよ」

「…レイモンドさん」
カルロは力なく頭(こうべ)をたれて、手に握られた煙草の箱の角を指で撫でた。
「…煙草、吸うんですね」
「そうです」
「持病があるんですよね?家族に窘(たしな)められはしないんですか」
その言葉をきいて、カルロはぴたりと動作を止めた。
なんでそんな、人の持病のことまで知っているんだ。メディアにもばれていないはずの情報が、この浮世離れな田舎の貧乏人に知られているはずがない。
こいつはどこかで、富豪なり貴族なりと接点が有るはずだ。でないかぎり、この話を知るはずがないのだから。
カルロは慎重に言葉をかい摘まんで聞いた。
「…配慮ありがたいです。誰かから聞いたんでしょうね」
「ええ。貴方は有名人ですから」
しかし、キースは上手に回避した。面白くない。


「…知っていますか?世界中の絵をみていると、雨を描いた絵はあまり沢山はないのですよ。
しかし、東洋、しかもたった一国には雨を線として表現し、しっとりとした今みたいな町並みさえも再現できる技法があるのです。浮世絵というのに使われていますが」
「…ほう」
「かのゴッホも模写したんです」
「…はあ」
キースはひとしきりまくし立てた後、恥ずかしくなったのか俯きがちになり、
「つい熱中してしまって」
「構いませんよ」


「レイモンドさんは本当に美術が好きなんですね」
「こういったものを見ていると、自分自身が洗われていくような気がする。自分自身に程よい刺激をくれます。
たまに電流を浴びせられもしますが」
「…私にはそういうものがない」
キースは顔をあげて、霧雨に頬を濡らした。
「…打ち込む物、ってことですか」
「そういった所です」
カルロは煙草の箱をくしゃりと潰した。物に八つ当たりしたのだ。
「…僕の人生は、殆どあの計画の為に捧げました。幻の王国計画。今思えば馬鹿らしいくらい、財力も頭脳も注ぎ込みました。
でもその計画が遂行され成功したら、一気にやることが無くなった。
抜け殻ですよ、全く目的がなく時間が過ぎるのは」
「……」

「貴方のいう通り、僕には持病がある。まず、人並みの寿命は生きられないようですが。
だからこそ妻や息子を大切にしたいとは思っているんです。だけど、たまに幼い頃の自分が首をしめてくる」
カルロは口からぽろぽろと言葉が漏れるのを感じた。でも止めはしたくなかった。全てを誰にでも良いから吐露したかったのだ。
「…どうせ、社会はみんな価値だけをみて動いているんだ。自分を怪奇な目でみてきているんだ

……って」


この時、キースははっとさせられた。しかし、それをきいたキースの気持ちを、その場で理解した人は誰ひとりいなかった。彼は美術としての視点で、カルロの言葉を怖ず怖ず飲み込んだ。



カルロは全てを吐ききって、深呼吸をした。
自分が陥っているのは一種の人間不信だ。それは大切に思っている妻や息子にさえももつ。だから繋がりを持っていたくて、直ぐに電話してしまったのだ、忘れられたくなくて。
あの時はそんな人間不信の感情を忘れられた。物に打ち込めたから。
ヘッツィと朝から晩まで部屋に篭り、計画をねっては罪悪感にさいなまれて煙草や酒で紛らわす。
そんな暗い気持ちは、計画を練るという行為で無くなった。でもそれが無くなった今、不信の感情がダイレクトにくるのだ。



黙りこけてしまったキースに、カルロは「すみません」と詫びた。
そして財布を拾うと、小走りでベランダから部屋に入った。

2011-06-11 14:10:36


グラタン

うん、安藤(歌川)広重さんの絵はいいねぇ☆
(以下自分の持っているいらん知識・・・知ってたらごめんね!)

浮世絵は元々陶磁器なんかを外国に輸送するときのクッションとして使ってたよね。(今で言うチラシみたいなもの)つまり日本ではあまり価値が無くてさ、(まぁ役者のブロマイド等は大切にされてただろーけど)普通に捨ててたそうな。で、外国の画家さん達は陶磁器目当てで受け取った荷物が素晴らしい絵で包まれていてビックリ!!・・・当時暗い感じの絵がベースだったから新鮮だったんだろーな浮世絵は・・・・・。



ハイ失礼いたしました~~。語ると止まらんのです、グラタンは。
確かに目的がなくなると人生ってつまらない物になるよねぇ。どうしようか・・・。
うーん、じゃあカルロ、私の額縁やろうk(殴

2011-06-11 14:33:02


笹(青)

来ました!
やっと見つけました…額縁…って、これ違う!
蛇の抜け殻が四角になったやつだ!死にかけになって帰ってきたのに…
コブラとハブに殺されかけたのに…意味ねぇ~
ていうか、キースさん何者!?
裏まで知っているなんて…

2011-06-11 19:46:01


カルロさん…。
う~ん、やっぱりキースさんと2人で手に入れて欲しいな~。

って、キースさん、何故カルロさんの持病のことを知ってるの!
あなたは何者なんd((

カルロさ~ん、雨の中タバコと酒を買いに行く気じゃ…。

2011-06-12 17:28:54


レグルス

カルロさん煙草吸うんだ~・・・なんかかっこいいV←←


キースさんってどういう人!?∑∑
カルロさんの持病のこと知ってたり・・・
こわi(((((((失礼

2011-06-13 15:52:58


Ewota

グラタン
その通り!浮世絵は、昔こそ雑誌の挿絵や芸術としてかかれていたんやけど、明治に西洋文化が持て囃されるようになると姿を消すんですね…(゜∀゜)
やがて包装紙に下落した浮世絵を外国人はみて、「ジャポニズムだぜ!」と30年余り美術では日本技法が奨励されたわけだ☆
…はっ!話しすぎた;
私もキースにはまけんぞ∀

笹(青)
なに、コブラとハブが四角に干からびた奴!?そんなのある自体やべーよ;
笹、お疲れ様ですわω


キースさんは変な奴やよね…(#゜∀゜#)
さすがにカルロさん、夜中に酒と煙草煽りにいくほど危険じゃないぜ;

レグルス
煙草吸うんだよね〜∀
最初は「怖い」っていう位置付けの為につけたんやけど、なんか最近はイケメンキャラづけになっちってよ;
キースさん、こわいよね;




優しく冷静、たまに頭がきれる。そんなキースさんの、ダークな瞬間です。
更新!







キースは一人ぼっちのベランダで、止みかけの霧雨に当たっていた。

そうか、やはりあの人は人間不信なんだ。だから逆にあんなえぐい計画を実行することが出来たのだろう。
裏切られ続けたり、金に翻弄されたせいで。
表面上の付き合いがうまいのは彼の天性なんだろうが、自分は違う。付き合いも好きじゃないからやりもしない。カルロは自分の慰めに煙草や酒を使ったらしいが、自分にはそんな怪しいものに手を出す勇気すらない。
だから自分は「変な奴」、なんてレッテルを貼られてしまっている。

でも、僕は知っているんだ。
価値あるものは崇められる。これは世界を取り巻くルールに組み込まれているはずだ。

キースは密かな野望をたぎらせて、思わず不気味に笑みをこぼした。




朝。ぽかぽかと暖かい日和なのに、カルロさんは「やけに寒くないか?」と身体を震わせていた。
「もしかして風邪かな?」
「みたいです」
レイトン先生がカルロさんの額に手を当ててみるが、熱はないようだった。カルロさんは小さく鼻を啜る。
キースさんが、小さな丸薬と水をもってきた。
「これはかなり効きますよ」
何故か、クスクス笑いながら。
「すみません」
カルロさんはそう言って丸薬を口に入れた。しかし、途端に「うえっ」と一声。
「昨日霧雨に当たったからですよぉ。その丸薬は酷く辛く、苦いのです。こういうのはさっと水で流し込まないと」

レイトン先生はキースさんから借りた地図をじっと見つめながら、時計をちらりと見て
「あと一時間したら出発するよ」と一声掛けてきた。



「先生」
カルロが声を掛けてきた。
「なんだい?」
「…あの、先生。キースについてですが」
「キースとなにかあったかい?」
「そういう訳です。気をつけて。彼の情報はもしかして僕ら以上かもしれませんね」
「……?」
「つまり」
カルロは、ついさっきまでずっと見せては来なかったのに、意地悪に瞳を細めてこっちを見据える。幻の王国を調査している時はよくこの表情をした。ルーク曰く、「周りの空気がすっとするような、冷たい表情」といったところ。

「限りなく黒に近い、グレーということです」

レイトンはむっとした。カルロはそういった目でしか人を判断することは出来ないのだろうか?カルロの去り際、レイトンは彼の背中に悟るように言い放った。
「他人を怪しむような目で見て、判断してはいけないよ」
カルロは無言でレイトンの元を去った。
しかし、彼の瞳はレイトンに向いていた。まるでそれは、何もわかっていない、といいたげな軽蔑の瞳だった事は間違いない。

2011-06-14 23:24:12


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