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レイトン教授と死神の子守唄

レグルス

こんばんは、レグルスです^^
この度、小説を始めて書くことになりました!!ちょっと緊張気味です(笑)←


初めてなので、グダグダ&面白くないと思います^^;(先ほど間違って雑談掲示板のほうにレスをたててしまったという初っ端から馬鹿なミスをする人)←←
そんな馬鹿者ですが、なにか一言コメントをくれると嬉しいです^^*





では、「レイトン教授と死神の子守唄」、解禁~~~

2011-02-14 22:22:14


レグルス

さてさて、久々に更新しますよ!
今回からちゃんと「あいつ」が姿を晒せるかもしれないよ←


そこからは特に問題なく進み、もうそろそろ出口に近いだろうと僕達は一安心していた。

しかしその思い込みはお見事に間違っていた。

奴らは僕らを待ち伏せていたかのように廊下の角の死角から急に飛び出してきて、一人は長いレイピアの剣、もう一人は黒いダガーを持っていた。


「ま、また来たな!なんでそんなしつこく邪魔するんだ!?」

するとダガーを持った男が、荒んだ口調で怒鳴った。


「うるせぇ!邪魔してるのはお前らのほうだ!あの方の迷惑ばかりかけやがって!!」


「お前達がさっきから言ってるあの方とは誰なんだ?」

またも出てきた「あの方」という言葉。一体誰なんだ?奴らのボスだろうか?


「あの方はあの方だ。お前達があの方の計画にいちいち邪魔に入るものだから、あの方は今お怒りなのだ」

レイピアを持った男が静かに言う。


「……おいお前ら。ロジャーとかいうガキにはもう会ってるのか?」

再びダガーを持った男が聞いてくる。……なんでそこでロジャーが出てくるんだ?

「会ったが…彼は何か関係してるのか?」

「フン、関係するも何も、あのガキが余計なことをするからこうなっちまったんだよ」

ロジャーが?彼がなにをしただろうか?


「とにかく、今度こそお前達には消えてもらう!」


突然、レイピアを持った男がクラウスさんを襲った。


鉄パイプとレイピアがガキンッと鋭い音を立てぶつかり合う。


続いてダガーの男が僕に殴りかかってきた。

その拳は頬を少しかすっただけだった。
僕はまともに戦ったことがないから、勝てるかもわからない。でもなんとかしてここから逃げおおせなくては。


クラウスさんと男はまだ打ち合いを続けている。今度の相手はなかなか強いようだ。


隙あって、僕はダガー男の腹に一発パンチを入れた。
男は苦しそうに呻いたが、力が弱かったのかすぐさま僕のほうに鋭い刃を突きつけてきた。

刃が腕をかすめ、服を切り裂いた。鈍い痛みが走る。切られたところを見ると、血が滲み出ていた。

傷口を見て少し驚きながらも、ちらりとクラウスさんを見る。


彼は次々と襲い掛かる剣をパイプで払い除ける。

クラウスさんはパイプを男の肩に思い切り叩きつけると、男は痛そうに顔をしかめた。

弱まったか―――――?と思ったのもつかの間、男は反撃に出た。パイプを持つクラウスさんの手を切りつけたのだ。

「っ!!」

驚いたクラウスさんは武器を手から離してしまった。パイプが音を立て虚しく床に落ちる。

「フン、所詮こんなものか―――――さぁ、死んでもらうぞ!!」


男が剣を振り上げた。

「クラウスさんッッ!!」

僕は反射的にクラウスさんの傍に駆け寄ろうとした―――――――しかし、僕のその行動は、ふいに僕の脇を通り過ぎた「黒い塊」によって遮られた。



「―――――――――え?」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2011-10-05 16:44:23


Hiroto

あああああああああああっっ!!?←うるさい

クラがぁぁ!?クラウスがぁぁあっ!!?
手を切られただって!?愛しのクラ君になんてことぉぉぉおおおおお(((変態←←
ル「人の小説で叫ばない!」
だってだってクラウスがぁぁああ(殴
ふぅ、ストレス発散できた←え
レグの小説は面白いなぁ~
うちも見習いたい←
黒い塊?やっぱりデスコじゃないの(((
更新頑張ってー!

2011-10-05 17:51:37


town

黒い塊? 塊魂!
レイピアとタガーって....武器職人か!

 アム 「え~と...じゃあまずは!」
 イム 「......早速何しているの? いい加減にしないとクラウス兄に怒られるよ!」
 アム 「げ?! クラウス兄が......」
イムは最終兵器クラウスを繰り出した▽
クラウス「何? ....このポケ○ンみたいなテロップは....」

2011-10-05 18:51:38


アラン

え、恵一なんてクラほとじゃないy(殴
恵「黙れ」

あ~うちも一作目は暇つぶし&書いてみたいという好奇心から始めたんだよ~だけど、16レス完結という悲しい&悲惨な結果になったよ←おい

というか・・一作目から推理もの書ける人が凄いわ~ 自分の一作目なんて・・・・(T∀T)
ル「あ~僕がロンドンに引っ越したときの話ですね。くだらないあれですね」←

小説・・下書きとかやってんだ・・・うちは何もしてない←
言うなら・・ネタとかはうちの頭の中に全部しまってるから・・ だから時々忘れるというね\(^0^)/←
恵理「ダサっ」←
うん、だからいつもグダグダなんだよ!←

何ぃいい やつらが待ち伏せ(?)だと!?許さn((((
よし、きずな、恵一、GO←
き&恵「無茶な・・・」

ルゥウウウウウウウクゥウウウウ
クゥウウウウラァアァアアア←←←

ダメだ、叫び死ぬ^p^←

黒い塊を最初「レミか?」と思ったアランよr(殴

2011-10-05 18:53:06


レグルス

ルビー>
手切られたくらいで……www
面白い言ってくれるのは嬉しいけど、私みたいな素人が書く小説は見習っちゃダメだよ?←
あと黒い塊はデスコではありませんw
ありがとう、頑張りますっ(^^*


town>
黒い塊は一体なんでしょう(笑)
武器職人(笑)
ケ「ちょっ、誰よクラウス呼んだの∑∑」
レグ「はっっクラウスがあそこにっ」←←
ケ「やっぱり来たわね作者……」


アラン>
恵一君哀れ(((((黙
あら、そうなの?(笑)下書きは結構必要だと思ってます、途中で変更したい場合とかあるからね(^^;
さ、叫び死ぬ?叫んで死ぬ人なんて初めて見たぞ←
残念、レミでもありませんよww

2011-10-06 18:20:48


レグルス

さて、今日はちょっとグングン進みたいので多めに更新するかもです←



僕の横を猛スピードで通り過ぎた黒いそれは、男に激突した。


男はふらりとよろめき、そのまま壁に頭をぶつけてその場で気を失ってしまった。




「――――――大丈夫ですか……?」


小さな声が聞こえた。どうやら突然飛び出してきた黒い塊から発せられたらしい。


ダガーの男はというと、今はクラウスさんに顔面キックをお見舞いされ床に伸びている。


再び突然の救世主を見る。パッと見、当然だがそれは人だった。

足元まで届く黒いフードつきマントに身を包んで、手には先ほどクラウスさんが落とした鉄パイプを持っている。とっさにこのパイプを拾い、男を倒してくれたのだろう。


背は僕より小さく、まだ幼い子のようだ。顔はフードに隠れてよく見えない。


「えと……助けてくれてありがとうございます」

とりあえず礼を陳べると、その子はか細く、しかししっかりとした声で応えた。

「大事に至らなくてよかったです。でもずっとここにいるわけにはいきません。すぐに追っ手が来ます。ここから抜け出せる脱出口があるのですぐに行きましょう。こっちです」


声からしてこの子は女の子であろう。その子はすぐさま踵を返すと、スタスタと歩き出した。


「クラウスさん、あの子誰ですかね?」

僕らはすぐにその子についていこうとはせず、警戒の意を持っていた。


「誰だろうか……僕達を救ってくれたんだし、敵じゃないとは思うけど」

「早く!見つかる前にここを出ないと!」


少女が少しイラついたような口調で呼んだ。少女が妙に焦っているように見える一方で、僕らは何故か冷静だった。


「…………行ってみようか」

「はい…………」


信じていいのかよくわからない曖昧な気持ちを持ちながら、僕達はその場を後にした。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
一旦切ります!もう少しだけ更新しますよ~←

2011-10-06 18:36:32


檸檬葉(lemon)

なんだよこれ絶対エイダだろ…((((

ル「一回エイダさんの名前分からなくなってたくせに何を偉そうに…」
檸檬「し、仕方ないだr(((((

それよりロッ君君はどうしたんだ(((

2011-10-06 18:52:18


レグルス

続きです!……鋭い方は、突然現れた少女の正体に気づいてらっしゃるんでしょうね…いや、もう誰でもわかっちゃうかな←




僕達は今、自分達が監禁されていた建物のちょうど裏側にいる。
外を出るともう辺りは薄暗かった。中にいたときは恐ろしく時間が長く感じられたのに、外に出てみるともう夜が近いことに奇妙な感覚を覚える。


先ほど僕らを助けてくれた女の子は、辺りを警戒しているようにしきりに周りをキョロキョロと見回していた。


「あ、あの~……」

僕がその子に呼びかけてみると、少女はパッとこちらに顔を向けた。


「今ここでおしゃべりしている暇なんてありません。早くここから離れて安全なところへ行きましょう」


冷たく言い放つと、少女はまた一人で足早に歩き出した。なんだかちょっと自分勝手な子だなあ。

僕はとなりにいたクラウスさんと顔を見合わせると、無言のまま少女の後を追った。




その後の移動中の沈黙は痛いものだった。少女は黙って歩き、しかもまだ名も顔も明かしてくれない。クラウスさんも気難しげな顔をして、沈黙を守っている。


そんな状況の最中頭にあったのは、今一緒にいる少女の声をどこかで聞いた事がある気がするということだった。本当に最近聞いた事があるような気がするんだけど――――――…。
いつどこで聞いたんだっけ?思い出せない。

どう考えても思い出せないので、そのことは忘れ僕らの前を歩く少女に話しかけた。

「あの、これからどこに行くんですか?」


少女は質問に応えずに、「あなたたちは確か、ロンドンから来たエルシャール・レイトンさんと一緒にいた方たちですか?」と、逆に質問を返してきた。


「そう、ですけど……」

「では、そのレイトンさんのいるところへお連れします。無事合流できるように」


返ってきた答えが意外で、僕は思わず大声で訊いてしまった。


「先生がいるところがわかるんですか!?」

「はい。わかっているから今案内してるんです」


僕はその子の態度が気に入らず、ちょっとむっとしながらまた質問した。


「というか、君は誰なんです?そろそろ名前と顔くらい教えてくれたっていいじゃないですか」


すると少女は僕の言葉に反応するようにぴたりと立ち止まり、静かな声で訊ねてきた。


「………………あなたたちは、本当に死神の子守唄で人が殺せると思っているのですか?」


意味深な質問に、僕はどう応じるか少し戸惑った。


「町の皆さんがそう言ってますし……そうなんじゃないんですか?」


「…………そうですか」


そう返すと、また少女は歩き出した。なにが訊きたかったんだ?


「あの、だから名前………」

「それはレイトンさんと合流してからにしてください。早く行きましょう」



――――――――なんなんだあの子は。無愛想でなにも教えてくれない。今はなにか一つでも情報が欲しいというのに……見るからに怪しい。


「あの子を信じていいんでしょうか」

何気なくクラウスさんに訊いてみると、彼は苦笑いを浮かべた。


「さぁ………第一、どうしてあんな危険なところに入って僕達を救ってくれたのがナゾだよ」


「なにか考えがあるのでしょうか……」


クラウスさんは振り返らず歩く目の前の少女を見据えた。


「今はなにも教えてくれなさそうだし……ついていくしかなさそうだ」

「……そうですね……」








レイトン先生達は大丈夫だろうか……。そう思いながら徐に見上げた空は、すでに漆黒の闇に包まれていた。

その闇の中に浮かぶ、今にも折れてしまいそうなほど細い三日月が、僕達を静かに照らしていた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2011-10-06 19:06:59


レグルス

あら、すれ違い(笑)   



檸檬>
………ほらあやっぱり気づかれたああっっ(((
ル「なんで逆ギレするんですか」
レグ「だってええええええ(((((

ロジャー?まだしばらく出ないよ←

2011-10-06 19:09:03


town

うん....やっぱり檸檬葉と同じ結論にたどり着くな~!←
彼らが武器職人じゃないなら一体何なんだ!←

 アム 「レグルスのくせに~~!!」
 イム 「文句言っているの?」
 アム 「だってさ! 別に悪い事なんて.......してないのにさ!」
クラウス「......これからしようとしたよね。あんまり余計な騒ぎ起こしてもらっても困るのは僕達の方だからね。」
 イム (笑顔でこういうこと言うクラウス兄は......怖いな)

2011-10-08 18:38:05


アラン

レグが更新するたびに来ようとするバカでs(((
残念ながら失敗しましたg(((黙


あ、エイダちゃんだ~
待ってたよエイダちゃ~n(殴
ル「気持ち悪いです!」
ん・・?だって、ずっと待ってたんだもn(蹴
恵理&き「変人は黙ってて」

はぁ・・やっぱりかわええなぁ・・

というか早くエイダちゃんの絵がみたいy(((((((

恵「・・・おい」
江「というか・・・さっきからうちのこと蹴ったり殴ったりしてませんか!?」

恵理&き「・・・・・知らね」←おい

2011-10-08 22:19:42


にし

久しぶりに見に来たらなんか戦闘シーンが始まってた(笑)

それにしても「作者はクラウス好きなんですようはうは」感がめっちゃ出てる←
でもまあ、好きなキャラはカッコ良くみせたいもんね^^
私もそうだ←

レグルスのこの小説を見た後に絵を描きたくなって、気がついたらレグワールドになっとった(笑)
落書きという名のゴミだけど、嫌がらせとして置いていくね←←

2011-10-09 06:40:02


もなか

やっと読み終わりましたよ〜と、いうわけでもなかの登場ですよ^^←←←

うん、クラかっけーなぁ…。鉄パイプがよく似合ってて←←←え

これからの展開、楽しみにしてるよ♪
更新頑張れ〜!

2011-10-13 22:14:27


Hiroto

なんなんだあの黒い塊さんはよぉ……←←
ルーク、見るからに怪しいと思っても、人を見かけで判断しちゃダメだよ、英国紳士としてはn((((((うるさい
ル「貴方が言える立場ですか!?」
更新頑張ってー

2011-10-15 07:42:18


レグルス

すいません、また放棄してました(汗)
今日はなるべくたくさん更新しようと思います!


というわけでまずはコメ返し!



town>
うぐ、君もか……まあすぐばれることは検討ついてたからいいけど(笑)

レグ「なっ、くせに~ってなんだよっ」
ル「だいたいレグルスが騒ぎすぎるから……」
レグ「ぐっ……それはケイリーだって一緒だろ!」
ケ「なにその言い訳!?見苦しい~」
ル「もぅ………(呆れ)」



アラン>
エイダのこと待っててくれた人いたんだ、意外←
エイダの全体像は彼女がちゃんと皆に姿を現してから(笑)だからもう少し先です…


にし先生>
絶賛戦闘中です(笑)もう終わりましたが(笑)
うはうはてwwそこは否定しませんけどね←
にし先生の小説だってルーク大活躍ですもんね(笑)

って、うお(笑笑)死神ワールド炸裂(笑)すげえ(笑)
凄い落書きありがとうございましたww


もなか>
わざわざ読んでくれてありがとう(笑)
皆クラウスかっけえかっけえだね、うん、作者は嬉しいよとても←
ありがとう、頑張ります^^


ルビー>
大丈夫だよ、少なくとも……敵ではないから、多分←←え
でも奴、怪しいっつったら怪しいんだよ((((

ありがとうです、頑張りますっ

2011-11-04 18:14:38


レグルス

さて、更新!



★ケイリー・ブレイト


……なんだか大変なことになってしまった。
ルークとクラウスが拉致された?

いつの間にそんなことが起きたのかしら―――…。

もしかして、私たちが二手に分かれて調査を始めた頃?


あのときやっぱりルークたちと一緒に行っていればよかった。だって、嫌な予感がするという妙な気持ちが、ずっと心に纏わり付いていたのだから。


今更後悔してももうどうしようもならない。
そんなことは承知の上だけど、やっぱり数時間前の自分が憎かった。





そもそもルークとクラウスが拉致されたということを教えてくれたのは、二人と共に行動していたライトだった。
彼は相当焦っている様子で、言動も少し曖昧だった。


一通り事を話し終え落ち着いた彼は、共に行動していた身なのにしっかり守れなくて情けないと、一人ぼやいていた。



……彼はいつもそうだ。今も昔も…
誰かを守ることに必死で、その決意を裏切ってしまうと「どうして守れなかったのか」と自分を責め立ててしまう。そんなところが私に似ていると、よく高校のときの友人に笑われたものだ。




………いけない。こんなときに昔のことなんて思い出してなんになるのよ。今はルークとクラウスの心配をしなくちゃいけないのに。頭を切り替えなくちゃ。


私は今まで考えていたことを捨て切るようにレイトン先生に話しかけた。


「レイトン先生、どうしますか?2人を助けに行ったほうがいいのでは……」

「私もそうしたいよ。2人がどこに監禁されたのかが分かれば……」

レイトン先生は暗く続く路地の細道をじっと見据えたまま言った。まるでその路地から突然2人がひょっこりと現れるのを望んでいるかのように、道を見つめる先生の瞳は悲しげだった。

先生も焦っているのだ。大切な仲間を助けに行きたいのに、それができないもどかしさ。その気持ちが、その場にいる皆の顔に表れていた。



――――流れる沈黙。皆不安そうな顔をして黙っていた。

私も同じように無言でいたが、とうに我慢できなくなり、やっぱり探しに行きましょうと口に出そうとしたそのとき。
私の耳に聞き慣れた少年の声が飛び込んできた。



「!この声…まさか」


今まで黙り込んでいたレイトン先生も、ハッと顔を上げる。
私は声が聞こえた道に目をやり、その方向へ走り出した。

そこに近づくにつれて闇の中から浮かび上がった姿――――――――。




「ルークッ!クラウス!!」

「あっ、ケイリーさん!」

ルークも私の姿を発見し、大きく手を振りながらこちらに駆けてくる。

よかった、無事でいてくれたのね―――…。胸いっぱいに安堵感が溢れてくる。
私はルークがすぐ目の前に来ると、彼をしっかりと抱きしめた。

「わっわわ!ケイリーさん!?」

ルークが突然私に抱きしめられ慌てる。
しかし私はお構いなしに彼をさらに強く抱きしめた。

「もう!どこ行ってたの!?突然拉致されたって聞いてめちゃくちゃ心配したんだから!!」
ルークに罵声を浴びせながら離れると、ルークは申し訳なさそうに俯いた。

「ごめんなさい、ケイリーさん…心配をかけてしまって…。こんなことになるなんて思いもよらなかったんです。本当にすいませんでした」

急にいなくなったことに怒りを感じていたけれど、しょんぼりと反省しているようだったので、そんなルークを見ているうちに怒りも収まった。

「……いいのよ、もう。とにかく無事でよかった。怪我は?大きいのない?」

「はい!大丈夫です。ちょっと切り傷とかありますけどたいしたことありません!」

ルークは平気とでも言うようににっこりと笑顔を見せた。その笑顔を見るとホッとして、逆に私が元気づけられた。


私はルークから離れ、次はクラウスに目をつけた。

「クラウス!大丈夫!?なんか…ルークよりボロボロよ!?」

彼は平静な顔をしていたが、服が破れていたり顔のあちこちにかすり傷があり痛々しかった。

「あ、あぁ…大丈夫だよこれくらい。ちょっと…うん、敵に邪魔されちゃって」

クラウスは慌てて後ずさったが、私はそれに合わせて彼に詰め寄った。

「大丈夫ってまさか…その敵と一人で戦ったの!?」

「だ、だって、ルーク君みたいな小さな子を危険にさらせな」
「小さな子は余計ですクラウスさん!僕だって少しは戦いました!」

ルークがいきなり話に割り込んできた。「小さな子」と言われ、プライドが傷ついたようだ。

「ルーク、あんたは黙ってて……ほら、手当てしてあげるわ。結構切り傷も…」

「だから大丈夫だって…本当たいしたことないよ」

クラウスが私から逃げようとしたので、私はとっさに腕を掴み逃げないようにした。

「ダメよ、これ以上酷くなったらどうするの?すぐ終わるから手当てさせて」

強く言うとクラウスは逃げるのを諦め、渋々従った。

後ろのほうでルークがレイトン先生に今まであったことを話す声を聞きながら、クラウスの傷ついた手に包帯を巻いた。

「………ごめんね、クラウス」
「え?」

私はすぐに続けず、包帯を巻くことに意識を集中してから口を開いた。

「貴方達を…守ってあげれなくて」

「……ケイリーは悪くないよ。僕がもっとしっかりしていればよかったんだ」

彼の顔を盗み見ると、彼は優しく微笑んでいた。

「次こそは、この私が襲い掛かってくる輩なんて倒すから。安心して」

「うん。頼もしいね、ケイリーは」

クラウスの言葉が照れくさくて、私はクスッと笑った。


手当てが終わり、レイトン先生が話している輪に加わる。


「そういえば君たちは、一体どうやって監禁場所から脱出したんだい?」

レイトン先生が2人に訊ねる。

「あの子が助け出してくれたんですよ」

ルークが後ろを振り返り、とある場所を手で示した。


その手が示している先に目線を移すと、そこには真っ黒なマントに身を包んだ小さな人がぽつんと暗がりに立っていた。

「あなたは……?」

恐る恐る問いかけると、その人は小さな声で応えた。


「……私は…既にあなたたちに会っていますよ」

「え?会っている?」












「………もしかして君は……エイダ…かい?」




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
長くなるので一旦切ります。

2011-11-04 19:21:58


レグルス

もう一回更新だあよーーっ←




レイトン先生がその人をじっと見つめると、フードの下に隠れて僅かしか見えない口元が、ふっと笑った。

「気がついていたんですね、レイトンさん」


そしてゆっくりと、被っていたフードを下ろした。

現れた顔は、まだ幼い少女だった。


白い肌に深い青の瞳で、片方の瞳しか見れなかった。もう一方の瞳は濁った色のブロンドの前髪に覆われていて見えない。

後ろ髪は二つサイドに結ばれていた。まるで人形のような可愛い子だ。

「エイダ・ウォーレンです。この間は色々とお騒がせしてしまってすいませんでした」

少女はぺこりとお辞儀しながら私たちに詫びた。年齢にそぐわず、落ち着いていて大人っぽい子のようだ。

「もしかして、君一人で二人を助けたのかい?」


レイトン先生が少し驚いたようにエイダに訊ねた。するとエイダは小さくこくんと頷いた。

「はい。私、その監禁場所に入る入り口を知っているので、そこから侵入して二人を助け出しました」


「なるほど……。しかし君はどうやって二人が拉致されたことを知ったのかな?」

レイトン先生の質問は続き、エイダは静かに応えていった。

「執事のフィゼルが教えてくれたんです。彼は情報収集が早いので」

すると今度はルークがエイダに問いかけた。

「あ、あのねエイダちゃん。少し関係ないかもしれないけど…君の友達のロジャーが、君のこと心配してたよ?」

すると少女はこの言葉に少し眉間にしわを寄せた。


「ロジャー?…………あの、私……その子のことあんまり知らないんです」

「え?知らないって……昔からのなじみなんじゃないの?」

エイダの顔に困惑の色が浮かぶ。レイトン先生が、そっとルークをたしなめた。

「ルーク、そんなに深く追求してはいけないよ。エイダも困っているだろう」

「あ、ご、ごめんなさい……」



エイダはもうそれ以上なにも語らないと思っていたが、徐に一言呟いた。


「私……過去のことをあまり覚えていないんです。だからロジャーっていう人がどんな人なのかよくわかりません」


一瞬あたりが静かになる。気まずそうにルークが言った。

「そう、だったんだ………。ごめんね、急に変な質問をしてしまって……」


「いえ、いいんです……。もう過ぎたことなんですから」



ふと、私とエイダの視線が合う。エイダはそのまましばらく私から視線を逸らそうとしなかった。


「………?」

なんだろうと思いつつ私もじっと彼女を見つめる。…いや、目線を逸らそうとしても逸らせなかった。
何故か私は、その深く輝く青い瞳から目を離せなかった。













――――――――そしてそれは一瞬の出来事だった。
エイダが、突然苦しそうに頭を抱えてその場に倒れこんだのは。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2011-11-04 19:46:58


Hiroto

おおーっ、エイダちゃんだよエイダちゃん←
……って、あれ!?何が起きたんだい!!?一体全体何が起きたn((((
ル「うるさいですよ!」
すいませんー←
更新頑張って!

2011-11-04 19:57:56


アラン

エイダぁあああああああぁ(((

倒れた!?ま、まさか外に出たらいけなかったとか?病気?←パニック

ロッ君のことが分らないだと・・・記憶喪失か?←

あぁぁあもう分らn((((

ΣΣΣ

き「え、何どうしたの?」

ちょっと、ケイリーさん・・・

クラに手当てって・・・うちにもさせr(殴

亜「ダメです!不器用でしょ!?」
江「お前ほどじゃないし・・・・つか不器用じゃないし!」←
エルザ「じゃあ私が手当てすr(殴
江&亜&き「エルザは黙ってて!」←やりたい人達

2011-11-05 08:47:43


town

やっぱりエイダちゃん....って倒れた?!
もしかして過去のことが曖昧なのと関係が?!
とりあえず2人が無事でよかった!

 イム 「いや...一番ひどいのはアムだよな.....」
 アム 「そんなことはないさ! みんな悪くない!」
クラウス「......その性格どうにかならないかな? だいたい....(以下略)」
 イム 「....アムはともかくレグルスとケイリーさんは頑張って耐えてほしい。」
 アム 「僕はともかくって何でだよ!」

2011-11-06 18:46:12


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