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レイトン教授と死神の子守唄

レグルス

こんばんは、レグルスです^^
この度、小説を始めて書くことになりました!!ちょっと緊張気味です(笑)←


初めてなので、グダグダ&面白くないと思います^^;(先ほど間違って雑談掲示板のほうにレスをたててしまったという初っ端から馬鹿なミスをする人)←←
そんな馬鹿者ですが、なにか一言コメントをくれると嬉しいです^^*





では、「レイトン教授と死神の子守唄」、解禁~~~

2011-02-14 22:22:14


レグルス

ルビー>
やっと出せました、エイダ……と思ったらいきなり倒れるというww

応援のお言葉ありがとうございます!



アラン>
まあまあ落ち着け(笑)病気ではないから(笑)
記憶喪失…まあそういうものだね←

なんとなくケイリーとクラウスを絡ませたくてやったらこうなったww


town>
倒れてしまいました…彼女の過去に一体なにがあったのか…←

ル「だから元凶はレグルスですよ」
レグ「なんかさっきから私に対しての言い分酷くないかルーク」
ル「気のせいです(棒読み)」
レグ「(くっ…耐えろ、耐えるんだレグルス)」←

2011-11-07 17:31:22


レグルス

やっとこいつのこと紹介できる…←

つうことで新キャラ紹介行きまーすっ




エイダ・ウォーレン(12)

ヴォレストの住民から「モルス(死)」と呼ばれ恐れられている少女。
大人しく内気な性格だがいざとなれば行動が早く、年齢にそぐわず大人っぽい一面もある。

ロジャーとは昔からの仲だったらしいが、とある事件のショックで記憶を失っている。
死神の子守唄はエイダが唄っているのではないかと噂されている。




個人的にエイダ像はもう少し可愛らしく描きたかったんですがねー…私の画力じゃ無理です←

2011-11-07 17:43:48


アラン

エイダぁあああああああぁ(((
いやいや可愛いでしょ可愛いでしょ、いじりたい((((やめい

ん?12歳? おn((殴蹴
き「はいスト~プ!!」
江「・・・危なかった」←

・・・・なんか描きたいなエイダちゃん←

恵&恵理「・・うわ・・言うと思った」

亜「駄目だよ、絵下手でしょ」←一応プロ
・・・・(汗)

2011-11-07 18:13:48


レグルス

本編もバンバン進めたいところですが、その前に小話。
……どうせクラウスの話ですよ←


~どうでもいいショートストーリー~

NO,2  「決意」


★クラウス



何気なく見上げた空。こんなに綺麗な空を見たのは何年ぶりだろう。


今までずっと「悪」の自分に捕らわれたままで、まともに空が綺麗だと思ったことはそうなかった。

またこう思えるようになったのも、全てレイトン先生のおかげだ。あの人は狂気に染まった僕を止めてくれた……。
この恩は忘れてはいけないな。

「クラウスさん、そんなに上ばかり見ていると前が危ないですよ」

隣から聞こえた声が、僕を現実の世界へと引き戻す。声の聞こえたほうを見ると、少し不安そうな顔したライトが僕を見ていた。

「あぁ、すいません……。…あの、ライトさん。そろそろ敬語外しませんか?」

「え、どうしてですか?」

「いや、あの…なんというか…落ち着かなくて」

しどろもどろになりながら告げると、彼はふっと微笑んだ。

「すいません、僕…どうも敬語じゃなくて落ち着かないんです。それに、クラウスさんのほうが年上でしょう?絶対」

言われてみれば確かにそうだ。前ケイリーに聞いたけど、ライトは21歳らしいし。

「えと、じゃあ…僕がタメ口って形でいいかな」

「はい、もちろん。すいません、我儘言ってしまって…」

「いや、平気だよ。改めてよろしく」

たわいもない会話をしていると、少し離れた場所からルーク君が呼びかけてくる。

「クラウスさん、ライトさ~ん、早く行きましょうよ~」

ルーク君の間延びした声に、ライトがおかしそうに笑う。

「大丈夫ですよ。警察署は逃げていきませんよ」

「でも早く行ったほうが調べる時間が延びますよ!早く行きましょうっ」

僕達は今、レイトン先生達と二手に分かれて事件の被害者について調べるため警察署に向かっているところだ。なにか見つかるといいんだけど。



「そういえばクラウスさん。一つ聞きたいことがあるんですけど」


「ん、なんだい?」


ライトが少し言いにくそうに間を空けてから、訊ねた。

「どうして……クラウスさんはレイトン先生と一緒にこの町に来たのですか?」

予想もしていなかった質問。しかし、僕の応えは最初から決まっていた。

「それはもちろん、レイトン先生の役にたちたいっていうのもあるけど…なにより、恩返しがしたいんだ」

「恩返し?」

ライトがオウム返しで訊く。僕は頷き話を続けた。


「3年前、ロンドンで起きた事件…知ってるかな。その事件で、レイトン先生は僕の悪事を止めてくれたんだ」

「あの事件ですね…知ってますよ。それにレイトン先生が関わったから、その恩返しがしたいがためここに来た…と」

「ああ。…あのまま先生が助けてくれなかったらどうなっていたかなんて考えたくもないよ」


「そう……ですか」

と相槌を打つと、ライトはしばし黙り込んだ。


「……僕…正直言って許せませんでしたよ。貴方のこと」

僕はその言葉に返事を返すことができなかった。僕がなにも喋らないので、ライトは先を続けた。

「自分のエゴのためだけにたくさんの人を殺めて……。ちょっと…最低だなって思いました」


――――――そんなことはもう自覚している。僕の犯した罪は決して許されない。わかっているはずなのに、ライトの言葉は槍のように僕の心に突き刺さった。


「僕も―――――…そんなこともうわかってるよ。言い訳に聞こえるかもしれないけれど、僕はあの頃の自分が許せない」

「…あの頃の僕は、自己満足な復讐を望んでいただけだった。…でも、今は大切な人を守りたいって思ってるよ」




「大切な……人…………」


ライトがそう呟くのが聞こえたので見ると、彼はなんだか悲しそうな顔をしていた。


「僕も……こんな僕でも、大切な人を……守れるでしょうか」


その声があまりに小さく微かなものだったので、思わず「え?」と聞き返してしまった。


「あ、いいえ。なんでもないです。……さっきのことなんですけど、今はもう許せないなんて思ってませんからね」

ライトは控えめな笑みを浮かべた。僕もホッとして、笑いが移っていた。

「………うん。ありがとう」

「ライトさーんっ、警察署まだですか?」

ルーク君がむくれたように声を張り上げた。

「ふふ、あと少しで着きますよ」








―――――今回の旅、着いてきて正解だったな。
少しでもレイトン先生に恩返しがしたいから……。

今度は、僕の大切な人を、仲間を守りぬく。

これが、僕のせめてもの償い。






        ~Fin~

2011-11-07 18:38:44


レグルス

うあ、すれ違い……



アラン>
急に好評的なのをいただいた…あとエイダはそう簡単にいじれるキャラじゃないと思うよ←

描く?ああ、どうぞ…描きずらいかとは思いますけど…まあ、描いてあげてください←何様

2011-11-07 18:44:14


アラン

あー・・そうだね、なんたって、おn(殴蹴蹴
き「だからダメ」

はうっ!?
なんですかこのショートストーリ!?ちょ、ちょちょちょ・・・感動した←

クラ「うん、君の小説よりね」
き「あんたの小説よりレグルスさん(一応敬語)の方がクラ君カッコイイし感動できると思うけど」←
江「・・・・・・・うん」←

ん?なんだライ兄さんの言葉?

う~ん・・・・なんか意味深やな~・・・事件に関係してたり(してなかったり)←

エイダちゃん描いてもいいと言われたので、さっそく描いてきたよ~ごめんモノクロで←
しかもナゾ解明ポーズ、さすがにしないよね、エイダちゃん((((

2011-11-07 19:53:35


レグルス

はい、↑の小話ただの俺得です。すいませんでした^p^

続けざまに更新←





【第五章  失われた追憶】


★ルーク・トライトン




エイダが突然倒れ、ちょうどそのときいた場所がライトさんの家に近かったところだったので、彼女はそこに運ばれた。
今は2階の客室で寝ている。

僕らはというと、1階のリビングで休んでいた。妙に重い空気が立ち込めた空間だった。


ケイリーさんがこっそり教えてくれたのだが、エイダはケイリーさんと目線が合い暫く見つめ合っていると、いきなり苦しそうにその場に倒れこんだという。

私と目線があって倒れたのだから、きっと私に原因があるんだと、ケイリーさんは今にも泣き出しそうな顔で話していた。彼女はいつも笑っているから、あんなにも悲しそうな表情をした彼女は初めて見た。



僕はその場の空気に耐え切れず、リビングを出てエイダの寝ている客室に向かった。
大きな音を立てないようにゆっくりとドアを開け、中を覗く。

部屋の奥側にあるベッドで、エイダは静かな寝息を立てていた。

ベッドの脇にある椅子に腰掛け、僕はエイダの寝顔を見つめた。
エイダは眠っていても綺麗な顔をしていて、穏やかな表情だった。

こうして見ると、彼女が町の住民から妬み嫌われている存在だとは思えない。どうしてこんなまだ幼い少女が―――。


暫く寝顔を眺めていると、今まで穏やかだったエイダの顔が突如歪み、苦しそうに呻きだした。

「エ、エイダ?」
心配になり声をかける。しかしエイダはまだ苦しそうだ。

布団の中で激しく身を捩じらせ、悪夢にうなされているようで僕はますます心配になった。一体どうしたんだろう?


「エイダ!どうしたの!?」
今度はもう少し大きな声で呼びかけ、エイダの小さな肩を掴んだ。

それに反応するようにエイダは急に目を覚まし、ガバリと布団を跳ね除けて起き上がった。
大きく肩で息をし、顔から汗が流れ落ちている。

「エイダ!どうしたの!?」

戸惑いながら問いかけると、エイダは小さく「キャッ」と叫び、僕を見た。

「ル、ルークさん…!?どうして……」

どうやらたった今僕が同じ部屋にいることに気づいたらしく、青い瞳を驚きで大きく見開いた。


「あ、えと、どうしてるかなって思って見に来たんだけど…」

エイダが不安そうに部屋を見回した。


「あの……ここは…?」

「ここ?ここはライトさんの家だよ。君がいきなり倒れたから、ライトさんの家に運んだんだ」

簡単に説明すると、エイダは自分の手に視線を落とし、そのまま動かなくなった。

「ねえエイダ。寝ている間なんだか苦しそうだっけど、なにか悪い夢でも見たのかい?」


「………よくわかりません。でも、なんだか昔の出来事を見ているような…そんな感覚でした。覚えてるはずないのに…嫌な…っう………」


エイダはぼんやりと話していたが、途中また痛そうに頭を押さえた。

「ほ、本当に大丈夫…?誰か他に呼んで…」

僕が椅子から立ち上がろうとすると、エイダの手が僕の腕を掴んだ。

「いいです、大丈夫ですから…もう皆さんに迷惑かけたくないんです」

「で、でも………」

「大丈夫ですから、本当たいしたことじゃありませんから……」

エイダのつらそうな顔を見ると、僕はやるせない気持ちになった。

「無理しないでね?つらくなったら言ってね」

「はい……。ごめんなさい…」




そこで会話が途切れてしまった。いささか居心地が悪くなる。


不意にエイダが喋りだした。

「ルークさん、知ってますか?この町って迷信深い人が多いんですよ」

「そうなの?」

エイダは困ったように微笑んだ。


「はい。だから死神の子守唄を恐れているんでしょうね…」

するとエイダは左目を覆っていた前髪を掻き分けた。

左目を開くと、その目は右目と同じ青色ではなく、燃えるような赤だった。

「あ、オッドアイなんだね!」

「はい……。私がモルスと呼ばれているのは、これも原因かもしれません」

僕はその応えに呆けてしまった。
すぐさま「どうして?」と訊く。


「これも迷信なんですが…。この町では、赤い眼を持った者は災いを呼ぶと言われていて…。だいぶ昔からの言い伝えらしいんです」

「そんな言い伝えだけで嫌われてるの?酷いよ……」


するとエイダは平然としてクスッと笑った。

「仕方ないですよ、昔、実際にたくさんの人たちが不幸になったらしいですし。……私は呪われた人間なんです」


エイダが最後に呟いた言葉に、僕はデジャヴを感じた。僕が10歳のときに起きた、「魔神の笛事件」で関わった友達の少女、ユラの姿が、今のエイダの姿と重なってしまったのだ。

ユラのことを思いながらエイダを見ると、僕の胸はキリキリと締め付けられるように痛んだ。


そして僕は

2011-11-07 20:46:48


レグルス

うわあああミスったああああ(汗)
間違って更新ボタン押しちゃいましたっ;ぎゃああなんたる恥じっ(汗)←



改めてもう一度……;





そして僕は気がつくと、エイダに向かってまるで宣言するかのように言っていた。


「エイダ、大丈夫だよ!この事件は僕らが絶対解決するよ!もう君にも町の人たちにも心配させないようにするから!」


エイダはちょっと面食らったようにぽかんとしていたが、やがてにこっと笑った。


「―――――――はい。ありがとうございます、ルークさん」



それは、エイダが僕に初めてみせた、とても明るい笑顔だった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ふぅ、馬鹿なミス申し訳ありませんでしたorz

2011-11-07 20:51:14


レグルス

そしてまたすれ違った……;



アラン>
まあキャラ的にそんな子なので←
ん?あれただの俺得話なんだけどねwwありがとうww


そして早速可愛いエイダ描いてくれたな貴様……!←
エイダの謎解明ポーズか、新鮮だな(笑)

可愛い絵、ありがとうございました!!

2011-11-07 20:54:47


レグルス

……更新後に気づいた。色々誤字ありまくりじゃないですかwwwww
どうしました今日の俺wwww

すいません、軽く焦ってたんでしょうね。なにがあった数分前のレグルス←


ごめんなさい、次回からは気をつけますorz

2011-11-07 21:00:03


アラン

ほへぇ~そうだったのか←

んん!?エイダちゃんそれは・・・記憶が戻りそうで戻らないって感じっすか?(なんかよくあるパターン的な)←

泣くなケイリーさぁああぁぁんんでもそんかケイリーさんも可愛いz(((黙

ま、まさかのエイダちゃんオッドアイ!?か、カッコイイ←←

なんか貴様って言われちゃっt((
うん、どうせヘタクソだからね、そういう意味の貴様でしょ^^←←
新鮮かー・・・うん、まあ結果オーライ(?)←
いやいやどいたま~

あ、そういえばもうすぐ・・でもないけど300レス行けそうだね! ・・はぁ←
き「どうしたの?」
江「いや~・・なんかね・・凄いね一作目から。うちのなんて最近さぁ・・」
クラ「・・・それは僕が全然活躍しないから?それとも文才下がったから?それとm(((
江「うわぁぁああぁもうぃいい」←

誤字なんてうちだってしょっちゅうあるよ!
き「だから何」
江「えー・・いや・・・うん、だから間違えは誰にm・・・・」
恵理「ゴメン。最後聞こえない」←

はっ、何気に今日3度目のコメじゃん。ごめんなさい自重します←

2011-11-07 21:21:40


にし

エイダちゃんかわいいよエイダちゃん←
どうも!またもやにしさんが来ましたよ!
コメ返しという仕事を増やしちゃってすみませんなぁ、レグルスさん;

気付いたら一気にこんなに更新してたのね、気付かなかったわ(笑)
ちなみにクラウスさんの「決意」って話も良かった^^

そしてそして「ありがとうございます、ルークさん」と言った笑顔のエイダちゃんの想像図描いてみたのよ!
服の色わからなかったから妄想でまかないました^p^←

2011-11-07 23:02:34


レグルス

アラン>
そうなのよ~…記憶はね…うーん、戻るのかな(笑)
泣きそうなケイリーに地味に反応があったのにビックリです←
3度目…(笑)うん、それほど読んでくださってるってことだよね、ありがとう←


にし先生>
いえいえ!コメント嬉しいですよっ^^
地味~に更新する人なので(笑)小話も結構好評なようで安心しました(笑)←

ってエイダアアァァ!!?(((
うわっうわあにし先生のエイダ!!可愛い!こいつこんなに可愛かったんだな!!((((失礼
あ、もう服の色もドンピシャですb←
可愛いエイダありがとうございます!ウマウマです^p^←←

2011-11-10 14:22:03


レグルス

続き!今日はまた一気に更新します。多分凄い進みます←



コンコン、とドアをノックする音が部屋に響き、ケイリーさんが遠慮がちに入ってきた。

「あ、エイダちゃん…大丈夫?」

ケイリーさんがおずおずとエイダに話しかける。

「はい、大丈夫です。……あの、さっきのはケイリーさんのせいじゃありませんよ。全部私の責任です」

ケイリーさんが不安そうにしていたので、エイダは微笑んで言った。

それでもなお、ケイリーさんは不安そうな表情を崩さなかった。

「……貴女は本当に昔のことを覚えてないの?」

「…ぼんやりとしか……」

「……あの日のことも、なにも?」

ケイリーさんの口から微かに言葉が漏れる。その声は震えているように聞こえた。

「あの日――――――……」

エイダはケイリーさんから目を逸らし、窓を見た。

三日月の淡い月明かりが窓際を冷たく照らしている。その明かりは皮肉なほど美しかった。

月を眺めながら、エイダが言った。

「…思い出せるにしても、思い出したくないような気がするんです」

僕は二人の会話を黙って聞いていたが、頭の中は「?」マークでいっぱいだった。

ケイリーさんが唇を噛み、静かに言った。

「……私、やっぱりここに来ちゃいけなかったみたいね……」

「え……?」



謎のような言葉を残し、ケイリーさんは逃げるように部屋から出て行った。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2011-11-10 16:07:31


レグルス

「この町…昔なにかあったの?」

エイダを振り返り訊ねた。エイダは窓から目を離し、再び俯いている。

「なにか…大きな事件があったとしかわかりません。その頃の記憶が一番曖昧なので」

「すこしは覚えてるってことかい?」

「はい…。記憶は完全に忘れてるわけじゃなくて、薄々とですが頭に残ってる部分はあります」


断片的にしかない記憶……。昔事故にでもあって失くしたのか、それともなにか事件がありそのショックで失ったのか。

ケイリーさんは大丈夫なのだろうか?彼女もまた、なにか色々知っているような気がする。


「ルークさん、私帰りますね」

ずっと推理に集中していた僕は、突然のエイダの声に驚いてしまった。

「え?帰るって、大丈夫なの?まだ休んでいたほうが……」

「いいえ、ここにいても皆さんの迷惑になるだけなのでもう帰ります」

軽く会釈をして、ドアに向かって歩き出す。

「あ、じゃあ送っていくよ!もう夜遅くだし1人で出歩くなんて危ないよ!」

慌てて止めに入るが、相手もなかなか折れない。

「本当に大丈夫ですから。フィゼルに迎えに来てもらいます」

エイダはぶっきらぼうに言うと、強引に僕を押しのけて廊下へ出て行ってしまった。


エイダについて1階へ下りると、廊下でヒソヒソと話し込むレイトン先生とケイリーさんの姿があった。

「はい、ごめんなさい…っ!」

ケイリーさんは僕達を見つけると、リビングのほうに引っ込んでしまった。

「おや、エイダ。目が覚めたんだね。具合はどうだい?」

先生がこちらにやってくると、エイダは緊張したように言った。

「大丈夫です。ご迷惑をかけてしまってすいませんでした…」


「大丈夫だよ。元気そうでなによりだ」

先生は微笑み、エイダの肩に優しく手を置いた。


「先生、ケイリーさんとなにを話してたんですか?」

エイダがリビングに行ったので、先生に訊ねてみた。

「ああ、ちょっとね・・・今はまだ言えないよ。本人が私以外の人にはまだ話さないで欲しいと言っていたからね。いずれケイリーから話してくれると思うよ」


どうしてレイトン先生にしか話さなかったんだろう?やっぱり先生は一番信用できるからかな。


きっとそれはケイリーさんにとってあまりいい話ではないような気がするから、今聞くのはやめておこう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2011-11-10 16:28:53


レグルス

僕達もリビングに入ると、ちょうどエイダが電話の受話器を置いたところだった。フィゼルさんに連絡をしていたのだろう。

「レイトンさん、今フィゼルに連絡を入れて迎えに来てもらうことになったので、ここらへんで失礼しますね」

「ああ・・・・・・。あまり無理をしてはいけないよ?」

「ありがとうございます。急にこんなことになってしまって、本当ご迷惑おかけしました…」

エイダが皆に向かって頭を下げた。

「エイダちゃんは悪くないよ…。君はたった一人で僕らを救ってくれたんだ。本当に感謝してるよ、ありがとう」

クラウスさんが笑いかけながら言った。そうだ、エイダはたった一人で窮地を救ってくれたのだ。感謝しなければ。

「君が来てくれなかったらどうなるかと思ったよ。ありがとうエイダ!」

僕も礼を言うと、エイダは頬を赤らめ小声で「そんな…私は別に…」と照れていた。


暫くして、フィゼルさんが迎えに来た。彼に今までのことを話すと心底驚いた様子で、「お嬢様をお助けいただきありがとうございます…」と深々と頭を下げた。


僕とレイトン先生とライトさんとで外まで見送りにでる。エイダはそのまま帰るかと思ったが、最後に僕達にこう告げた。

「今日の出来事も十分危険でしたが…この町にいる限り、また危険なことが起きるかもしれません。……ましてや、あの唄が―――…」

真剣に話す声が段々小さくなる。「唄」と聞こえた気がするのだが、まさか……。


「……わかったよエイダ。ありがとう」

「……えと、じゃあ私もう行きますね。ありがとうございました」

ゆっくりと背を向け歩き出すエイダ。フィゼルさんが最後に僕達に一礼すると、エイダと共に去って行った。


そのままエイダたちの後ろ姿を見つめていたが、ふと視線をライトさんへと移した。彼は僅かに目を細め、鋭い視線でエイダたちを見ている。その黒い瞳は悲しみと嫌悪感が入り混じったような感じで、奇妙なものだった。

彼は僕が自分を見つめていることに気づき、「どうしました?」と僕を見た。


「あっ、いえ…あの…なんでもないです」

「?そうですか…。さ、そろそろ戻りましょうか。ずっと外にいても寒いですから」

「あ、はい……」



優しくて紳士的な人。それが初めてライトさんに会ったときの印象だった。でも今一瞬、彼の瞳に宿った影を見て、彼にもなにかあるのではないかと、僕は勝手に思い込んでしまった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2011-11-10 17:26:39


レグルス

そろそろここらへんでストップかけたいですが、今日はとにかく進めます。そしてここから急展開になるかも←



★エルシャール・レイトン


翌日、私は起床すると外に出て、ゆっくりと登り行く朝日を眺めていた。
空が徐々に白んで、淡い青色に染まっていく様は気分を晴らしてくれた。

それにしても、昨夜ケイリーが話してくれたこの町で昔起きた事件―――相当悲惨なものだったようだ。
これをどうルーク達に説明すればいいのか……。どうも悩ましい。

「レイトン先生、おはようございます」

後ろから声をかけられ振り向くと、ライトがこちらにやってくるところだった。

「おはよう、ライト。早いね」

「ちょっと目が冴えてしまって…早めに起きてしまいました」

私達はしばらく黙って朝日を見ていたが、私は少し気になっていたことをライトに訊ねた。

「ライト、一ついいかい?」

「はい、なんですか?」

「今回の事件。君は手紙で依頼してきたね」

「はい」

「あの手紙は―――本当に君自身が書いて送ったものかい?」


ライトは少しきょとんとしたように瞬きした。


「はい……そうですけど?」

まるで「そんなこと当然だ」とでも言うようにライトは顔をしかめた。

「何故そんなことを聞くんです?」

―――やはり違うのか、そうでもないのか―――。


「いや……少し気になったんでね。聞いてみただけだよ」


「………僕を疑うんですか、レイトン先生」

「そんなわけないよ。すまなかった」

「……ならいいですけど」

悪いことを訊いてしまっただろうか。話題を変えてみることにした。


「話を変えるが……君はロジャーと仲がいいのかい?」

「ええ、まあ……。でも最近ちょっと…その、口論してしまって」

「口論?そういえば私達が初めて君を訪れたときロジャーは君の家にいたようだね」

ライトは苦笑しながら頷いた。

「はい。そのとき少し言い争ってしまって……。まあ、原因は僕にあるんですけどね」

「なにかあったのかい?」


「いえ……たいした問題じゃありませんよ」

なんだろうか―――ライトが強引にその話題を終わらせようとしているのが感じ取れる。

……彼は隠していることが多い気がする……。


ライトを疑うなど最悪なことはしたくない。しかし彼はなにかと物事を隠したがる傾向があるようで、こうして会話をしていると少し違和感がある。
彼にもなにかありそうだ。


「皆もう起きたでしょうか?」

「おや、もうこんな時間か……家に戻ろうか」





ライトの家まで戻り、玄関のドアを開ける。
ライトを先に通してあげようと振り返った。



そこで、なにかの異変に気づいた。




今まで一緒にいたライトの姿が、そこにはなかったのだ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2011-11-10 17:49:16


レグルス

さて、ここで今日の更新ストップ。とんでもない事実が発覚します←


★ライト・フィリス


急に起きたことだったので、一瞬何が起きたかわからなかった。


レイトン先生と家の中に戻ろうとしたところ急に何者かに手を引かれ、路地裏へと連れて行かれた。

「ロジャー」

僕の手を引きながら小走りで前を行く少年―――ロジャーの名を呼んだ。

彼は名前を呼ばれても振り返らず、無言で僕の手を引いた。


路地裏を抜け、その先にある小さな公園にたどり着くと、ロジャーはやっと手を放した。

「……ロジャー、なんだいいきなり」

「………」

呼びかけても黙ったままなのでゆっくりと歩み寄ると、ロジャーが急にこちらを振り向き、きっと睨んできた。

「ライト、さっきレイトンさんに俺となにあったか話そうとしなかったか?」

「え?……まさか。確かに話題に振られたけど話すことなんてしないよ」

僕は薄笑いを浮かべてロジャーの睨みを見つめ返した。

「……エイダは?」

「え?」

「エイダは大丈夫なのかよ?…なんか倒れたって聞いたけど」

彼は鋭い睨みを利かせ僕を凝視する。爛々と輝く瞳には、完璧に僕に対しての疑念の色が浮かんでいた。

「大丈夫だよ。エイダなら。昨夜ちゃんと家に帰ったよ」



「………ライト。たとえ相手がお前でも、エイダになにかしたら絶対に許せねえんだからな」


「…わかってるよ。そんな怖い顔するなって。君がエイダを守りたい気持ちが十分わかってるから」

「なにがわかってるだよ!!なんにも知らねえくせに!!あんたにエイダのなにがわかるって言うんだ!?あいつはずっと……」

「やはりそうか……」


刹那、背後から聞こえた声に、僕は反射的に振り向いた。
そこには―――……。


「…レイトン先生……」

「っ!」

今まで感情を荒げていたロジャーも、レイトン先生の姿を見ると驚き、たじろいだ。


「突然いなくなったからびっくりしたよ、ライト」

レイトン先生は特に顔色を変えず、僕達に近づいた。

「すいません……ちょっとロジャーが話があったみたいで」

「そうか……」

彼は僕らの傍に来ると立ち止まり、少しの間僕らを見つめた。

「―――その話とはもしかして…さっき私がライトに聞いた『言い争い』についても関係しているのかな?」

「なんでそれを―――…」

ロジャーの呟きが耳に届いた。そのままのことを突かれ動揺しているようだ。



「……貴方は、もうお気づきなんですか」


「……ああ。………君達、はただの知り合いなんかじゃない」



もうこんな早くに気づかれていたのか。まあこのことは別に知られてもまずいことではない。

彼が一瞬言葉を切ったところを見計らい、言葉を引き取った。







「……僕らは血の繋がった兄弟である」 


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
……急展開すぎましたかね?ちょっと急かしすぎました(汗)ごめんなさいorz

2011-11-10 18:21:16


アラン

はいはいまた来たよ^p^たっぷり更新されてたからこちらもたっぷりコメさせてもらうn((((
うん、よく読んでます。というかいつも掲示板はチェックしてるし(朝昼、深夜以外)←

あ~・・・もうエイダちゃん帰っちゃったのか~・・・残念(・ω・`)

あの唄?あぁ、死神の子守唄か・・・

そしてライ兄ぃぃいい
ロッ君んんんn(((自重
まさかの兄弟か!にしては、似てない←

エイダちゃんを守るか・・・なるほど←

あ、そうそう。影あるライ兄もカッコイイっs(((変態


あー・・ちょっと話しそれるけど。最近うちの小説でさ、何か書き方的にヤバくなってきたから、ちょっと参考にさせてもらうね(^^)v←

更新頑張れ!

2011-11-10 18:32:57


にし

きょ…兄弟だったのですか!
でもアランの言う通り似てないような気がする。
もしかして腹違いの兄弟だったり……?←←

わ~い!服の色ドンピシャでした~^^

それにしても、う~ん、レイトン先生はやっぱり勘が鋭い方です!

2011-11-11 22:45:32


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