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レイトン教授と死神の子守唄

レグルス

こんばんは、レグルスです^^
この度、小説を始めて書くことになりました!!ちょっと緊張気味です(笑)←


初めてなので、グダグダ&面白くないと思います^^;(先ほど間違って雑談掲示板のほうにレスをたててしまったという初っ端から馬鹿なミスをする人)←←
そんな馬鹿者ですが、なにか一言コメントをくれると嬉しいです^^*





では、「レイトン教授と死神の子守唄」、解禁~~~

2011-02-14 22:22:14


ティリ

ライトさんめっちゃ美人さんじゃん!
でも男なんだ…。

ライトさんも好きだけど、ケイリーのほうが好みだな^^

ル「ティリの好みはどうでもいいです」
ごめんなさい…(汗)

2011-02-25 15:17:44


レグルス

ライラック>
美人さんwwwしつこいようですが男ですよ(笑)←
ケイリーさんはね、ライト兄さんg((
ル「はいストーープッッ」


のなりい>
メガネキャラですよ~(笑)最初はメガネかけてなかったんだけどなんとなくかけてみた(笑)←
特番見れたよ~~部屋で一人大興奮してた←←
一目惚れ・・・それはどうかn((殴


town>
なに得意にさせようかな~と思ってふと思いついたのがアーチェリー(笑)←
弓道かぁ~・・・えっ女史!!?(笑笑)


ティリ>
そう、残念なことに男なんです・・・←
ライト「残念なことにってどういうことですか?」
レグ「あ・・・いえ、別に」←
ティリはケイリー派か~(笑)

2011-02-25 23:31:43


レグルス

すいません、奇跡の仮面に没頭してしまい来てませんでした^^;



更新しますっ



ライトさんの家の中は結構広々としていて、アンティーク調の家具が置かれた落ち着いたかんじの家だった。


客間に通されて、ライトさんに例の事件について、話を聞くことにした。

「ライトさん、手紙で言っていた事件について話していただけますか?」

「ライトでいいですよ、レイトン教授。わかりました。こちらに来たらお話すると言っておいたんでしたね」


「事件は確か・・・2ヶ月前から始まりましたね。この町には昔から、不思議な言い伝えがあるんです」

「言い伝え?」

「はい。月が出ていない暗い夜に、『死神の子守唄』と呼ばれる不思議な歌が聞こえてきて、その歌を聞いてしまうと3日後に死んでしまう・・・そんな言い伝えなんです」

「えっ、歌を聞くだけで死んでしまうんですか!?」
僕はビックリして叫ぶ。ライトさんはなおも話を続ける。
「ええ。その言い伝えは昔から人々から恐れられてきました・・・・。そして今、その言い伝えが実現したんです」

「じゃあ、その歌を聞いて、本当に死者がでたということですか?」

クラウスさんが驚いたように聞く。

「そういうことです。最初の被害者が出たのは2ヶ月前の4月です。それからも被害者は増えて、今のところ10人もの被害者が出ているんです」

「・・・・恐ろしいですね、10人も死者をだすとは」

レイトン先生が重々しく言う。

「町の警察も色々と調査したらしいんですが、今だ解決できていないんです」

困ったように言うライトさんを見て、僕はレントン先生に言った。

「先生!!この事件、解決してあげましょう!」

「ああ。困っている人を助けるのは当然さ。英国紳士としてはね」

でた!レイトン先生の口癖!!僕はそれを聞いて嬉しくなった。

「・・・・・解決していただけるんですか!?」

ライトさんが驚いたように言った。

「はい、私たちの手で解決してみせます」

レイトン先生がにっこり笑って言った。

「ありがとうございます!」

ライトさんがレイトン先生にペコリと頭を下げて言った。


「では、まずは・・・・」
「調査ですね!!」

僕は先生の言葉を遮って言った。


「ああ、そうだよルーク。調査をしないと何も始まらないからね」


レイトン先生が笑いながら言った。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2011-02-28 23:50:03


town

死者が10人....

なんかピンとこない自分が恐ろしい...←
最近の事件って死者多いからな~....←

2011-03-01 13:38:00


キャキャ

はじめまして!キャキャと言います♪タメ&呼び捨てokです!
死者10人...多いですね...
更新頑張って下さい♪

2011-03-01 17:26:50


Detective Kindaichi

お久しぶりです。
死者がそんなに………。
こ、怖すぎです!(ガタガタガタ)

出ましたね、レイトン先生らしい言葉が!(^^
続きが楽しみです!

2011-03-01 21:48:00


にし

うっひょおおおぉぉぉ…←←
ライトさん、美男子っ!

少し癒された^^


でた! レイトン先生の口癖!!(笑)
ルーク、待ってました! って感じやね(笑)

歌声を聞いただけで死ぬ……一体どんな仕組みでそうなっているのか。
深まる謎やなあ。

2011-03-01 22:01:31


のなりい

ひゃほ~い☆
教授の決め台詞だぁっ!!

・・・さも困っているフリをして、犯人はライトさんd(殴
ルーク「・・・・・頭痛が。」
のなりい「大丈夫?」
ルーク「誰のせいだと?・・・大体、まだ調査もしてないんですよ?!何をいきなり」
のなりい「ノリd(殴殴」

しかしまあ、10人とは恐ろしい・・・。

2011-03-02 01:46:10


レグルス

お久しぶりです・・・最近さぼっててすいません^^;

でも今夜はコメ返しだけです(汗)




town>
ピンと来ない!!?多すぎたかな←←
自分でもなんでこんな多くしてしまったのかわからない←←←
そうだね~・・・被害者多いよね^^;


キャキャ様>
はじめまして★訪問ありがとうございます^^私もタメ呼び捨てOKですよ♪
10人は少し多すぎましたね^^;←←
ありがとうございます、頑張ります★


Detective Kindaichi様>
おひさです~^^*
すいません、怖いですよね^^;;
やっぱりレイトン先生と言えばコレですよね(笑)
続き楽しみですか!!?ありがとうございます^^


にし先生>
ライト兄さん大?好評(笑)
ライト兄さんみたいな奴で癒されるんですか!?(笑)←←
教授の口癖はどうしてもだしたくなります(笑)
初のミステリー物なのでどんなトリックにしようか、自分でも少し悩んでます^^;



のなりい>
きましたよぉ、教授の決め台詞★(ビシッ)←←
ライト兄さん、疑われてる(笑)
ライト「・・・なんでしょうね、レグルスに言われるとイライラします」
レグ「カルシウムちゃんと取ってるライト兄s((((
10人はやっぱり恐ろしいよねぇ・・・自分でも書いててやりすぎかと思ったよ(苦笑)←

2011-03-07 00:08:08


レグルス

ボ○ロ曲を聴きながらレイトン更新します(笑)←





そんなこんなで、僕たちは一旦外にでた。


「まずは・・・・町の人たちに色々と話を聞いてみますか?」

ケイリーが先生に聞く。

「うん、そうだね。色んな人に何か手掛かりを聞いていこう」

「はい!」

ライトさんも、調査に協力したいということで、一緒に行動することになった。


僕たちはとりあえず、町の中央にある広場にやってきた。

広場はとてもにぎわっていて、中央にある噴水が水しぶきをあげている。

「ヴォレストって、結構にぎやかな町なんですね」

僕がそう言うと、ライトさんは少し苦笑しながら言った。

「まあ、この町はあまり有名ではないですからね。でも、結構活気のある町なんですよ」

最初、ヴォレストのことはあまり知らなかったし、あまり大きな町ではないのかなと思っていたが、僕の予想は外れて、とてもにぎやかで平穏な町のようだ。

それに、道を行き交う人々のほとんどがライトさんに親しげに挨拶を交わしている。

「ここの人たちはですね、皆本当に親切で近所付き合いもいいんです」

ライトさんが言う。

「町の皆が仲がいいんですね。素敵な町です」

すると、一人の女性が声をかけてきた。

「あら、こんにちはライト君。今日はなんだかたくさんの人といるのね?」

藍色の落ち着いた感じのワンピースに身を包んだ女性は、長い金髪を後ろに三つ編みに結えて、人の良さそうな笑顔を浮かべていた。

「あ、こんにちはヘレンさん。皆さん、こちらはヘレン・デイビースさん。色々とお世話になってるんです」

ライトさんが丁寧に紹介してくれた。

「はじめまして、デイビースさん」

「はじめまして。皆さんお見かけしない顔ですね。どちらからいらしたんですか?」

「はい、ロンドンから来ました」

レイトン先生が答える。

「ロンドンからですか・・・。でも何故こんなところにいらしたんですか?この町これといったものはありませんのよ」

「実は・・・この町で起きているある事件の解決を、ライトに依頼されまして・・・それでここに来たんです」

レイトン先生が説明すると、ヘレンさんはぱっとライトさんを見た。

「ライト君・・・・まさかあの事件のこと?」

「・・・・・・はい」

ライトさんは少し黙った後、呟くように言った。

「ちょうど今、聞き込み調査をしているんですが、ヘレンさん、事件のことでなにかご存知ありませんか?」

ヘレンさんは何かを思い出すようにしばらく黙っていたが、やがて口を開き話し始めた。

「・・・私が他の人から聞いた話では、被害者の遺体は皆、その被害者の自宅から見つかっているらしいんです。被害者の方が亡くなる前日ほどに会った被害者の友人が言うには、被害者は死神の歌声を聞いてしまったととても怯えた様子だったらしいです」

レイトン先生は、ヘレンさんの話を顎に手を当て、黙って聞いていた。

「他になにか知っていることはありませんか?」

じっと考え込んでいる先生のかわりに、クラウスさんが訊ねる。

「ごめんなさい、私が大体知っているのはこれくらいなんです。ごめんなさいね、あまりお役に立てなくて・・・」

ヘレンさんが申し訳なさそうに頭を下げる。

「いえいえ、貴重な情報を教えていただいてありがとうございます。とても助かりますよ。私たちはもう少し情報を集めてみるので、ここで失礼しますね。本当にありがとうございました」

レイトン先生が言うと、ヘレンさんはにっこり笑って言った。

「皆さん、事件解決頑張ってくださいね。応援してますから」

レイトン先生は、笑い返して言った。


「はい、このナゾはかならず解明してみせま
す」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今回の更新、以上に長くなったように感じるのは気のせいでしょうか←←

2011-03-07 19:29:13


レグルス

なんか寝る前にもう一回更新したいんでします←←



ヘレンさんと別れた後、僕らは聞き込みを続けた。

しかし、色んな人に聞いてみてもどれも同じような内容で、あまり情報は集まらなかった。


「なんだか、同じようなものだからか中々進みませんね・・・・」


僕は疲れてしまい、ぼそっと言った。

「この事件の詳細はあまり知られていないのかもしれないね。頑張ってもう少し情報を集めてみよう」


先生に励まされ、しゃんと歩き出そうとしたそのとき、僕たちの目の前を2人組みの男の子たちが走り抜けて行った。

「うわぁぁっ、モルスがまた家の窓からこっち見てたぜ!!気味わりぃー!!」

「オレなんか目合っちゃったぜ!?死んじゃうよーーっ!!!」

そう大声で叫びながら走っていった。


「モルス・・・・?なんでしょう、モルスって・・・・」


僕が首を傾げると、ケイリーさんが言った。

「モルス・・・ラテン語で『死』という意味ね」


すると、一人の少年が2人組みの男の子たちに向かって何事かを怒鳴っているのが聞こえた。


「だからモルスなんて呼ぶなって言ってんだろ!?何度言えばわかるんだよ!!」

少年に怒鳴られている男の子たちは、少しダジダジしながらも言い返した。

「だ、だってよ・・・モルスは呪われてるんだぞ!?町の皆が言ってんのに・・・お前もそろそろモルスの肩持つのやめろよ!!呪われるぞ!?」

その言葉が彼の逆鱗に触れたのか、少年は突然男の子に掴み掛かった。

「ちょっ、ちょっと君!やめなよ!!」

僕らは慌てて少年に駆け寄り、彼を抑えた。

少年は少し息を荒げながら僕を睨む。

「あれ?君は確かさっきライトさんの家から出てきた・・・・」

辺りが暗くなってきて周りがよく見えないせいか、その少年が先程出会った少年だということにたった今気づく。


「・・・・・・なんだよ、今頃気づいたのかよ」

少年は冷たい目線を僕に向ける。その視線は物凄く痛いものであった。

「ね、ねえ。君たちがさっき言っていたモルスってなんなんだい?」

思い切って聞いてみる。

「へっ、どうせあんたたちよそ者だろ?よそ者になんか知る権利はねえよ!!」

突然男の子2人組みがそう言って、走って逃げてしまった。

「なんだよ、そんな風に言わなくてもいいじゃないか!!」

僕が怒って叫ぶと、少年が静かに話しかけてきた。

「・・・・あんたらどっから来たの?」

「え?ロンドンからだけど・・・・」

そう答えると、少年は僕たちをじろじろ見ながら言った。

・・・これ、あきらかに警戒してるな。

すると、いきなり後ろから大きな声が聞こえた。

「あああっ!!レイトン先生、やっと見つけました!!」

・・・まさか、この声は。少し予想しつつも後ろを振り返る。

『レイトン先生、酷いです!!また私を置いていきましたね!?」

やっぱり。アロマさんだった。まさかロンドンから一人で来たんだろうか?

「アロマ・・・!いや、えっと・・・すまない。今回は突然の依頼だったから・・・・」

レイトン先生は少し困ったような顔で言った。

「突然の依頼だとしても、事前に私に言ってください!私も一緒に行きたいのに、置いていくなんて酷いです!!」

アロマさんはガンガンと必死に先生に言葉をぶつける。

「あ、ああ。本当にすまない、アロマ。次からは注意するから」

先生が急いで謝ると、アロマさんは少し落ちついて言った。

「・・・絶対ですよ!絶対ですからね!?」

「ああ、絶対だよ、アロマ」

レイトン先生の言葉を聞いて、アロマさんは嬉しそうに笑った。

・・・・アロマさん、ちょっと怖いな・・・

「あ、そうだ、君の名前を教え・・・」


僕はそう言いながら少年を振り返ったが、その少年の姿は、もう既にそこにはなかった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2011-03-08 01:08:39


レグルス

・・・あ、ちょっと台詞抜けてました;;


「・・・・あんたら、どっから来たの?」

「え?ロンドンからだけど・・・・」

そう答えると、少年は僕たちをじろじろ見ながら言った。

「ふぅん・・・・・」



です^^;;マジでサーセンorz←

2011-03-08 01:12:31


Hiroto

チャットだけ名前変えました
ルビーで~す
面白いです!!
私の小説もみにきて下さいねー
ル「何勝手に宣伝してるんですか」

2011-03-08 20:42:57


にし

ヴォレスト、良い町だなあ……。
私も行きたいn(殴

アロマ……!
予想はしてたけど、本当に来たのか(笑)

2011-03-08 22:18:53


town

賑やかかぁ....自分の学校のクラスぐらいかな?←

少年は....誰をかばっているんだろう?

2011-03-09 13:36:48


のなりい

え?ライトさんがアーチェリーが得意なら、こう・・・ピシュッって←
ルーク「ピシュって何ですかピシュって・・・。」

アロマ登場!
いや~・・・必死だねぇ^^
教授、アロマをおいていくのはやめましょう?←←

少年が消えちゃった~・・・。

2011-03-11 14:06:55


レグルス

お久しぶりですっ。
凄い地震が来ましたね・・・・!!
ニュージーランドの次は日本にも来てしまいましたね・・・・
皆さんは大丈夫でしょうか??
無事をお祈りします^^*



コメ返しいきまっす!!


ルビー様>
来てくれてありがとうございます★
チャットではありがとうございました^^*
面白いですか!?こんな駄作が!??←ありがとうございます♪
タメ呼び捨てOKなので宜しくお願いします^^


にし先生>
おいでませヴォレスt(((
アロマちゃんでてくること予想してたんですか!!(笑)
まあアロマちゃんがでてくるのはパターンみたいなもn(殴殴


town>
う~ん、townの暮らすより賑やかかもな、町だから(笑)←←
少年はある少女をかばってます・・・←


のなりい>
うん、そう、ピシュッってね(笑)←←
アロマちゃん出しちゃいましたよ~(笑)
アロマ「先生、また今度置いて行ったらフライパンで頭50発叩きますからね!!(泣)」
教授「い、いや、そんなことしたら帽子が・・・っ」
少年はまた登場するよ(笑)

2011-03-13 16:10:19


ウィザー

だ、題名が格好良い……!!
そこかよっていう突っ込みは無しです。
序章から、思いっきり引き込まれました!
やばいです、自分の作品が曇って見える!
更新、楽しみにしてます! 頑張って下さいね!

2011-03-13 16:31:09


レグルス

またも間を開けてしまいますた・・・・;

作者は大変気まぐれな奴なので、めっちゃマイペースに更新します。ごめんなさいm(_ _)m←




ウィザー様>
おわわっ、訪問ありがとうございます!!
嬉しいです、そう言っていただけると・・・!!(照)←
何言ってるんですか、ウィザーさんのほうが何倍も私より上ですよ!!!
ありがとうございます、頑張ります☆

2011-03-17 23:09:19


レグルス

では、久々に更新します!!!




その夜はもう遅くなったので、今日は何処に泊まろうかと話になると、ライトさんが自分の家に泊まっていってくださいと言った。

「でもこんな大人数だし・・・・どこかホテルにでも泊まるよ?」

レイトン先生がやんわり遠慮する。

「いえ、僕の家結構部屋数あるので大丈夫です。それに、こうして僕の依頼でわざわざロンドンから来ていただいてもらってるので、僕もなにか少しでもお役に立ちたいんです」

「うーん・・・じゃあお言葉に甘えさせてもらうよ」

レイトン先生が答えると、ライトさんは嬉しそうに「ありがとうございます」と微笑んだ。


そんな訳で、僕たちはライトさんの家に泊まらせてもらうことになった。


21時頃、ライトさんの家でお風呂にも入らせてもらい、そろそろ寝ようかと思った僕は、洗面所で歯を磨いていた。

そこに、ケイリーさんもやってくる。

ケイリーさんは僕が洗面所にいることに気がつくと「・・・ああ、ルークももう寝るのね」と一言言ったきり、無言で歯を磨き始めた。

僕は無言で歯を磨いている彼女の横顔をじっと見つめたが、ケイリーさんはただ鏡を見つめているだけで、僕のほうをちらとでも見ようとしなかった。

―――――――なんだか、ヴォレストに来る前のケイリーさんとは全然違う。

ロンドンにいた時は、彼女はおしゃべりばかりで逆に五月蝿いほどだったけど、今は人が変わったようにずっと黙っている。
しかも、めちゃめちゃしかめ面で。

僕は恐る恐るケイリーさんに話しかけてみる。

「・・・・・・あの、ケイリーさん」

「・・・ん?なに?」

ケイリーさんがそっけなく答える。

「いえ、あの・・・ケイリーさん、ヴォレストに来てからなんかテンションが低いなあって・・・・・」

すると、ケイリーさんは少し間を置いて静かに言った。

「そうかしら?特に変わってないと思うんだけど」

ケイリーさんごまかそうとしてるな・・・。ケイリーさんは少し顔を背けているけど、鏡に映る彼女の眼は明らかにあちこち泳いでいる。

「そういえばケイリーさん。知り合いに会いに行くって言ってましたけど、その知り合いには会ったんですか?」

・・・・・・・・・・・・・・・。

・・・またも少しの間の沈黙。

どうしたのかな、話したくないのかな?

すると、ケイリーさんがゆっくりと口を開いた。

「・・・知り合いならもうとっくに会ってるわよ」

「え、いつですか!?というかどんな人なんですか!?」

僕の質問責めに対して、ケイリーさんはさっきより少し大きな声で言った。

「別にルークみたいなお子ちゃまには関係ないでしょ!!ホラ、早く寝た寝たっ」

ケイリーさんが僕の頭をポフポフと叩く。

「もうっ、お子ちゃまなんて言わないでください!!僕もう16ですよ!?」

僕が怒って言い返すと、

「はいはい、おやすみなさい」

と言いながら洗面所を出て行った。


――――――ケイリーさん、なにかあったのかな?


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2011-03-17 23:44:52


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