レイトン教授シリーズの攻略
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のーた
皆様こんにちは☆ のーたです。
ついに5作目となりました☆
「レイトン教授と江戸の姫君」
「ドン・ポールと貴婦人」
「レイトン教授と~夢~」
「レイトン教授と密室事件」も、良かったら見て下さい☆全てミステリーです。
今回はレイトン、ルーク二人で解決していきます。(前回のアロマ目線は難しかった笑)
勿論ミステリーですよ☆
コメント大歓迎です☆
それでは、素人ですがよろしくお願い致します☆
2010-12-24 14:46:42
のーた
>レグルス
おお、早いね(笑)
ハルさんピンチ!です。大丈夫かな・・・。
やっと自分の書きたい所に近づいて来たよ(笑)
は~長かった(笑)←
毒・・・誰に盛られたんだろうね?
今日はまだまだ更新するよ~☆
2011-01-08 02:02:38
のーた
「A病院」、憶えている人がいたら嬉しいです☆(笑)
2作目の「ドン・ポールと貴婦人」にも登場した病院です(ただ名前つけるのが面倒だから、統一してA病院なんですけどね笑)。
それでは更新☆
6.~A病院にて~ <レイトン目線>
病院に着き、私たちは急いで受付に訊いた。
レ「先程こちらへ運び込まれたハルさんという女性は、今どちらに?」
受付「その方なら、検査室です」
レ「ありがとうございます」
ユキさんは場所を知っているようで、すぐにその場所へ向かって行った。
私たちも後を追う。
検査室の前で、ナツさんとダニエルさんが椅子に座っていた。
私は先に一言、二人に警察を呼んだ事を伝えた。
アキ「ナツお姉ちゃん!ハルお姉ちゃんは!?」
ナツ「今、検査室で胃を洗浄中よ。・・・レイトンさんの言った通り、食中毒だって」
やはり・・・そうだったか。
ユキ「原因、まだ出てないの?」
ダニエル「ああ。もう少ししたら、分かるそうだ」
ユキ「そう・・・」
その時、検査室のドアが静かに開いた。
中から、一人の医師が出てくる。
ダニエル「ハルは・・・大丈夫なんですか!?」
医師「・・・今、とりあえず胃を洗浄しました。ですが・・・意識は無く、心臓が先程から止まったり動いたりの繰り返しなので・・・最悪の事態も考えていて下さい」
ダニエル「そんな・・・!食中毒だったら、助かるんじゃないんですか?」
ダニエルさんの必死の表情に対し、医師は首を横に振った。
医師「・・・“一般的な食中毒“の場合は、胃を洗浄したりするほかに、‘解毒剤’を服用すればほとんどの人が治ります。ですが・・・ハルさんの食中毒は”特例“であり、解毒剤がありません。そのため簡単な対処しかできず、治る確率が低いのです」
ル「特例、ですか?」
医師「ええ。・・・皆さん、“ソラニン”という毒を知っていますか?」
ユキ「ソラニンって・・・じゃがいもの芽や、その周りの緑色の部分に含まれている毒のことですよね」
医師「その通りです。ソラニンは確かに毒ですが、ジャガイモを調理する時はほぼソラニンは取り除かれますし、かなり大量にソラニンを摂取しない限り食中毒は起きません。
結果から言うとハルさんは“ソラニンによる食中毒”なのですが、その摂取量が異常で・・・」
ダニエル「異常・・・?」
医師「ジャガイモ10kg分の、ソラニンが検出されたんです。それは致死量・・・つまり、人を死なせるのに十分な量なんです。ソラニンには解毒剤がありません。できることと言えば、胃を洗浄するのと、下剤を投与するくらいです。あとは・・・ハルさんの体次第でしょう」
ナツ「そんな・・・!」
医師「何者かが、ソラニンを凝縮させたものを料理に混入させたとしか思えません」
レ「ソラニンを凝縮・・・?そんな事できるんですか?」
医師「ええ。かなり科学や医術を知っていないとできませんが・・・」
その時、検査室の中から看護師が急いで出てきた。
看護師「ハルさんの容体が悪化しました!すぐに来てください!」
医師「分かった!」
医師はすぐに検査室へ戻っていった。
時間が少し経った。
警察が数人、病院へ来た。
どうやら病院の部屋を使って、取り調べを行うようだ。
警官「これから取り調べと身体検査をあわせて行います。全員同時に、それぞれ別室です」
ダニエル「すぐに・・・終わるんですか?それは」
警官「長くなると思います。それに、終わった後はアリバイ等の確認が取れるまで、その部屋で過ごしてもらいますので」
ダニエル「そんな!ハルに何かあった時、どうするんですか!」
警官「検査室の前に、二人警官を配置させます。何かあった時は、すぐに皆さんにお伝えしますから」
ダニエル「!・・・・・分かりました」
あまり納得していないようだったが、ダニエルさんはそう言った。
ナツ「あの!私と妹達は・・・一緒に取り調べ受けていいですか?この子たちはまだ小さいですし、ただ付き添うだけですから・・・」
警官「・・・分かりました、いいでしょう。それではこれからあなた方3人と、ダニエルさん、ユキさん、レイトンさん、ルークさんの5組を、5部屋で取り調べます」
そう言うと、警官達はそれぞれ別室へ連れて行った。
私も勿論、連れて行かれる。
長い長い取り調べが、始まった。
2011-01-08 02:03:30
のーた
今日は大量に更新してます(笑)
体力(と気力)のある内に更新しようと思ったら・・・何か時間がえらい経ってる(笑)
いよいよ、私が早く書きたい!と思い続けていた内容を更新します☆
それでは更新☆
7.~A病院・取り調べを終えて~ <レイトン目線>
取り調べと身体検査を終え、アリバイ等の確認が取れたのは翌日の朝9時の事だった。
警官「お疲れさまでした。どうぞ、検査室前へお戻りください」
レ「ありがとうございます」
部屋を出ようとしたその時___
別の警官が、息を切らせながら私に伝えた。
警官「ハルさんの容体が・・・急変しました!」
レ「何だって!?」
急いで、検査室へと向かう。
検査室へ行くと、ベッドの上にハルさんが横たわっており、その周りをダニエルさん、ユキさん、妹達が囲んでいた。
皆、泣いていた。
私が検査室へ入った直後、ルークがやって来た。
ル「ハルさんは・・・大丈夫なんですか!?」
医師「やれるだけの事は、全てやった。今ハルさんは意識が無く、血圧が下がり続けていて、体力がどんどん下がってきている。このままだともう、助かる可能性は・・・」
ル「そんな・・・!」
医師の言葉に、皆はさらに激しく泣いた。
その声に耐えられず、私とルークは静かに検査室から出た。
検査室から離れ、私たちは何となく病院の外に出た。
外に出て・・・
ふと、後ろに気配を感じた。
振り返ってみると、ある人物が立っていた。
知っている人物だった。
レ「君は・・・」
???「私の事は、今は0<ゼロ>と呼んでくれ。この話し方をする時だけ、だ。普段の話し方をしている時は本名で呼んでくれて構わない。私は君達に頼みがあるんだ」
0<ゼロ>は、特に変装もなにもしていなかった。勿論、声もいつものままだ。
変わったのは、“話し方”と“名前”だけ。
性別が分からなくなるような、そんな話し方を0<ゼロ>はしていた。
ル「頼み・・・ですか?」
0「そうだ。今、検査室で横たわっている女性の身に起きたナゾを、解明していただきたい」
レ「ハルさんの身に起きた・・・食中毒のことですね」
0「そう、その事件だ。これから君達には“その事件に関することで、君達が疑問に思ったナゾ”を解明してもらう。タイムリミットは今日の午後4時まで。場所はとりあえずここだ。その後、違う部屋へ移動し、君達の答えを聞かせていただく」
ル「待って下さい!どうして、わざわざ名前を変えて依頼するんですか?」
0「・・・それも解明したければ、好きにするがいい。私からは、何も言わない」
レ「・・・分かりました。あなたの依頼、引き受けます」
0「・・・・・」
そして0<ゼロ>はそのまま、私達の前から去って行った。
ル「一体・・・どういう事なんでしょうか?」
突然の事に、ルークは動揺を隠せないようだ。
レ「とにかく、ナゾを解明していくしか無さそうだね。私もこの事件は疑問点が数多くあるから、調べたいと思っていたんだ」
ル「あれ、もう“事件”だって断定するんですか?」
レ「ああ。0<ゼロ>がそう言っていたからね。今分かっているのは、0は“これが事件であるという事を知っている”という事だ」
ル「成程」
レ「あと約7時間。その間に、全てのナゾを解明してみせるよ。ハルさん達のためにもね」
ル「はい!」
こうして、私たちの調査は始まった。
2011-01-08 02:51:48
レグルス
そ、ソラニン・・・?
なんとなく聞いた事はあるかもなぁ・・・
うぉうっ、来ましたっ0<ゼロ>さん!!!
レイトン先生達が知っている人物・・・
誰だろう??
2011-01-08 10:54:12
茜星
ソラニン…その毒は知っていたよ~☆
解毒剤がないとか、そういうことは知らなかったけれど。
0さん…誰なんだろう?
始めはデスコールかと思ったけど…どうなんだろう?
名前とかが変わるって…二重人格??
謎が多いなあ…
2011-01-08 11:07:37
タン・クール
ストーリーが奥深いです…。
ソラニンなんて知りませんでした!
あっ…お久しぶりです。元、クラウス、Luna、cainです。今は、タン・クールという名前です。あらためて、よろしくお願いします。
2011-01-08 17:09:58
のーた
>レグルス
お、聞いたことある?日常的な毒の中から、これを選びました☆
ついに0<ゼロ>登場ですっ!!
は~長かった、ここまで来るの(笑)
知っている人物っていうと、幅広いもんね(笑)
ちょっとヒントを下に書こうかな・・・。
>茜星
ソラニン知ってた!?良かった~☆
今回は「毒」を殺害方法とした話にしたかったんだよね(笑)
自分が知ってる日常的な毒がソラニンで、調べたら「解毒剤は無い」ってあったから即採用しました(笑)
デスコールが頭をよぎったか(笑)成程~・・・。
二重人格・・・うーん、どうだろうね?うっかり答え言ってしまいそうだから何か自分ハラハラする(笑)
ナゾ多いね~☆
>タン・クール(Luna・Albtoro) さん
お久しぶりです!一作目の時も来てくださいましたよね!?
読んでくださってありがとうございます~☆
ストーリー、気合入れました(笑)
ソラニンはそうですねえ・・・やはり、じゃがいもが一番有名ですね。
じゃがいもを調理する際に、ソラニンの名を聞く事が多いです。
あ。今更ですが、あけましておめでとうございます(笑)
今年も宜しくお願いしますね☆
2011-01-08 17:40:54
のーた
~ひとり言~
あ、これは別に読まなくてもいい内容ですので、読みたいという方だけどうぞ。
本編ではありませんので(笑)
さて、それじゃあヒントとして0<ゼロ>の正体の可能性を。
そもそも私は今回、上に更新してある0<ゼロ>登場場面を、一番最初の本編の更新にしようと思っていました。
ですが、あえて最初は「ハルさんからの依頼」の話にしました。
順序たてて進めないと、0<ゼロ>を登場させる意味が無いと思ったからです。
・・・あ、これ以上書いたら大ヒントになってしまいそうなので、今はとりあえずここまでをヒント(っぽいもの)としますね(笑)←
ひとり言なのでちょっと関係ない話をしますが、本当は今回の話は「読者への挑戦」系にしたかったんです。
読者への挑戦とは、「解決編は書かず、それまでの手掛かりだけで読者に“誰が犯人で、トリックはこうだ”というのを当てさせる」ものです。
ですがこれだとレイトンシリーズの魅力の一つである「推理ショー」がなくなるなあと思ったので、止めました(笑)
「推理ショー」は勿論書きますが、今回それっぽくしたくて(というのも理由の一つで)0<ゼロ>を登場させました。
なんで0<ゼロ>という形で登場してるかは、いずれレイトン達が明らかに(つじつま合うといいですが)すると思います。
今回の話も楽しんでいただけると幸いです。
2011-01-08 18:18:41
town
う~ん.....
ユキさんの可能性はなんだか低い気がする。
犯人なら怪しまれる行動は避けるはずだし....
でもな~....重要なのは食べ物に含まれているか....かな?
過去に何かあったっていうのが気になるな~....
それに...ナツ達の姉妹も気になるな~!
2011-01-08 22:13:53
麻友*
こんばんは\(^o^)/
のーたさん
知っている…
自分が一年前
つんでれらで活動してた時
いました\(^o^)/
まーそれはいいやw
小説やっぱ面白いですね\(^o^)/
江戸のやつ
影でよんでいました笑
レイトン先生
推理頑張れえええ~~( ^ ^ )/■
麻友*
2011-01-08 22:23:59
のーた
あの~ひとり言~に書いたの、ヒントというよりただの裏話でしたね(苦笑)
説明下手だなあとつくづく感じました(笑)
>town
おお・・・待ってました!townの推理!!
成程・・・可能性については言わないけど、相変わらず鋭いねえ(笑)
食べ物については、結構調べまくってからソラニンに決めたから、たぶんこれから色々あると・・・思う(笑)←おい
過去は、後々書くよ☆
更新をお楽しみに!
>麻友*さん
来てくださってありがとうございます☆
おお、元つんでれらさんでしたか!私も勿論存じてますよ☆
でも「いました」って(笑)
一作目読んでくれてたんですか!!面白い・・・嬉しいです!ありがとうございます☆
あ、私の事はタメ&呼び捨てokですよ☆
レイトン先生には頑張ってもらいますとも!
更新お楽しみに!
2011-01-10 13:47:04
ラしマ
う・・・あーーーー・・・全然来てなかったー(汗)ごめーん(泣)でも、これからはいっぱい行くからね★そのときは宜しく‐♪
0<ゼロ>・・・・・?誰だ!もしや・・・アロ・・(殴)
ル「バカも程々にしてもらえませんか?あ・・・っと、ハルさんの為にナゾトキをしなければならないので、僕はこれで!」
ラ「かまってもくれない・・・」
更新頑張ってーー!(早ッ
2011-01-10 17:42:06
のーた
>ラしマ
全然大丈夫だよ~☆いつでもokさ☆
0<ゼロ>、ついに登場したね。
あはは(笑)うーん、どうかなあ?
まあ、これからヒントを練り込みながら更新するから、推理ショー前くらいにはたぶんピン!と来ると思うよ(笑)←
更新頑張るね!ありがとう~☆
2011-01-15 11:28:33
のーた
更新が遅くなってすみません(汗)
あ、またもや書き忘れてしまいましたが、ええと・・・今作の時代は「不思議な町」の後くらいです。←今決めた笑
それでは更新します。
8.~病院前にて~ <レイトン目線>
レ「さて、それじゃあ私達も戻ろうか」
ル「そうですね」
病室へ向かおうと足を動かした瞬間、何かが足にあたった。
足元を見ると、小さく折りたたまれた紙が落ちていた。
どうやら去り際に0<ゼロ>がわざと落としていったらしい。
ル「何ですか?それ」
レ「メモ・・・いや、0からの手紙だよ」
ル「手紙?」
拾い上げ、手紙を読んでみる。
________________________________
今回の事件を依頼されたことや、調査する、必ず解明してみせる等という言葉は、
容疑者たちには一切言ってはならない。
上記を、守っていただきたい。
なぜならば、これは本来解明されるべき事件では無いからだ。
0<ゼロ>
________________________________
ル「・・・え?ど、どういう事でしょうか。これじゃあ、0の目的が何なのか全く分かりませんよ?解明されるべき事件では無いのに、僕達に依頼したなんて・・・」
レ「…確かに。容疑者というのは、昨日の夜ハルさんの家にいた人達全員か、まだ私達が会っていない部外者か・・・だな。
あの人達に、今回の事件を調査したいという事は言えない・・・。
どうやら私達はさりげなくあの人達に話を聞き、さらにチェルミー警部等から聞いた情報を集め照合して、事件の真相を探るしかなさそうだね」
ル「難しいですよね・・・。まだ精神状態が不安定な彼らに、話を聞くと言うだけでも難しいのに・・・」
レ「・・・あの人達に話を聞くのは後にしようか。まずは先に、チェルミー警部から話を聞こう。
彼は容疑者じゃないから、事件の調査も問題なく行えるだろうしね」
ル「そうですね!」
レ「それじゃあ、まずはハルさんの家へ向かおうか」
ル「はい!」
私達はようやく、歩き始めた。
チェルミー警部がいるハルさんの家を目指して。
私は歩きながら、再度手紙を読んだ。
…一つだけ、気づいた事がある。
この手紙を書いたという時点で、0はこれが事件であるという事だけではなく、「事件の真相全て」を知っているという事だ。
だから0は、手紙に「解明されるべき事件では無い」と書けた。
0の目的が何なのか・・・今はまだ、何も分からない。
2011-01-15 11:35:44
茜星
むう…
難しいなあ(笑)
真相すべてを知っている0…犯人とか?
まさかそれはないかな…??
2011-01-15 12:29:17
レグルス
うぬぬ・・・今回のトリックも難しそうだね(笑)
ほんとに0の目的はなんなのかな?
更新頑張ってね^^
2011-01-15 15:18:36
ラしマ
むむーーー・・・0、『解明される事件ではない』って、どういうことなのー?(怒)←
レイトン教授、気になるから早くこの謎を解いちゃってーーー!
2011-01-15 16:49:13
town
解明されるべきでない....
恋に関する?
それともハルさんは何か知っていたのかな?
2011-01-15 18:44:58
のーた
>茜星
難しいです、今回(笑)
前回までは「大体犯人はこの人かな・・・?」って想像つくようにしてたけど、今回はぎりぎりまでそれをしないようにするからね(笑)
茜星の推理、毎回楽しみにしているよ☆
更新お楽しみに☆
>レグルス
そだねえ(笑)
でも、今回は下手したら一番つまらない話になるかもしれない(笑)
気合を入れ過ぎて逆に・・・って(笑)
0の目的が気になるよね・・・。
ありがとう☆更新をお楽しみにね☆
>ラしマ
意味深な発言(いや、言葉か笑)残していったもんね・・・0(笑)
じゃあ何で依頼したんだ!って私も書いてて思った(笑)←おい
大丈夫!きっとレイトン教授がそのうち解き明かしてくれるよ☆
ル「そのうちって・・・汗」
更新お楽しみに☆
>town
おお、出ました!townの推理!
成程・・・ふむふむ・・・。
恋かあ・・・成程(笑)←
ル「成程ばっかりですね(ため息)」
相変わらず、townの推理は返しに苦労するよ(笑)
さっきからうっかりヒント(というか答え)書きそうでね(笑)←
これからの更新をお楽しみに☆
2011-01-22 08:15:08
のーた
すみません、最近時間が無くて更新が遅くなりました(汗)
更新します。
9.~ハルさん宅前にて~ <レイトン目線>
しばらく歩いて、ようやくハルさんの家が見えた。
ハルさんの家のドアは開きっぱなしの状態にされている。
その辺りを見渡すと、玄関付近で、手に持っている書類を見ながら警官と話をしているチェルミー警部の姿が見えた。
ル「チェルミー警部!」
ルークの呼び声に、チェルミー警部は警官と別れ、こちらへ向かって歩いてきた。
チェルミー「来ると思っていたよ。今、証拠品等の確認をしていたところだ」
レ「そうでしたか」
チェルミー警部は、手に持っている書類を私に手渡す。
チェルミー「今のところ、分かっているのはこれだけだ」
レ「ありがとうございます」
早速、書類を見る。
______________________________
<証拠品>
・毒(ソラニンを凝縮させたもの)の粉が入った小ビン :指紋無し
ジャガイモ50kg分のソラニンを凝縮させており、粉末状になっている。
粉末状のソラニンがとても高濃度なため、スプーン一杯分で致死量となる。
粉末は白色で、小ビンの色は茶色であった。
台所のすみの床に置かれていた。
・食器 :ハル、ナツ、アキ、フユ、ダニエル、ユキ、レイトン、ルークの指紋。
料理を食べた後の食器類。
全て台所の流し台に置かれており、洗われていなかったので、指紋採取可能となった。
その中で、一枚の皿だけにソラニンの反応が出た。
シーフードパスタを取り分けたであろう皿であった。
その皿に反応したソラニンと、小ビンに入っていたソラニンの濃度が一致した。
<鑑識による報告~中間報告~>
・外部からの侵入形跡は無かった。
・身体検査の結果、全員何も検出されなかった。
・料理は台所ですべて各人数分に取り分けてから、リビングへと運んだ事が分かった。
・毒(ソラニン)が入っていたのは、ハルの皿にだけであった。
・毒を検出できたのはハルのお皿(取り分け皿)一枚だけだったことから、毒は皿に取り分けられた後、入れられた事が分かった。
__________________________________
レ「成程・・・」
ル「ハルさんのお皿だけだったから、僕達は何ともなかったんですね」
私が持っている報告書を覗き込むようにして見ていたルークが言った。
チェルミー「今回も依頼されたんだろう?どうだ、解決できそうか?」
レ「・・・解明するつもりです。ただ・・・」
チェルミー「ただ__何だ?」
レ「今回の依頼主は、何やらいつもと違うんです。・・・これを見てください」
私は懐から手紙を取り出し、チェルミー警部に見せた。
チェルミー「・・・・・確かに、変わっているな。依頼をしてきた意味も分からん。これじゃあ、お前達があの人達に話を聞きに行くというだけでも大変だろう」
レ「ええ。ですから、チェルミー警部のところへ来たんです。取り調べの結果を教えて頂きたいと思いまして」
チェルミー「成程な。だが、あまり情報は無いぞ?行動とアリバイ、被害者との関係性を訊いたくらいだからな」
レ「それでかまいません、充分です」
チェルミー「そうか。なら、簡潔に話そう。まず、アリバイは全員にあった」
全員というのは、ハルさん達四姉妹、ダニエルさん、ユキさん、ルーク、私だ。
外部からの侵入形跡が無いので、今のところ容疑者はこの8人なのだろう。
チェルミー「料理を食べ始めたのは、約午後6時。ハルさんの容体が変化したのは、午後7時だ」
私とルークは、急いでチェルミー警部の話をメモする。
チェルミー「そしてこれから話すのは“料理を準備している時~片づけまでの人の行動”についてなんだがな。紙に書いて説明するから、ちょっとその紙を貸してくれ」
チェルミー警部は私が今メモしていた紙を見ていたので、その紙をチェルミー警部に渡す。
チェルミー警部が書いている内容を、ルークは急いで写し書きしていた。
チェルミー「ふう、よし。これで大体分かるだろう」
そういって、私にメモを見せる。
_________________________________
<事件当時の容疑者の行動・場所>
□料理準備時□
台所:ハル、ナツ、アキ、フユ、ダニエル
お手洗い:ユキ
リビング:レイトン、ルーク
□皿を運ぶ時□
ハル、ナツ、アキ、フユ、ダニエルが取り分けられた皿を運んだ。
□食事時□
リビング:全員
□皿を台所へ運ぶ時□
全員
↓
その後は、事件発生まで全員一緒にリビングにいた。
________________________________
成程、なかなか分かりやすい。
レ「わざわざありがとうございます」
チェルミー「礼には及ばん。ああ、被害者と容疑者達の関係性は、もう分かっているよな?」
レ「ええ、それは大丈夫です」
チェルミー「なら、後は無いな。・・・・・あ、いや待て。後一つだけ情報があった」
ル「何ですか!?」
チェルミー「取り調べの際、全員に“被害者(ハル)に恨みを持っている人物はいるかどうか”を訊いたんだ。お前達は知らないと答えたな」
ル「ええ」
チェルミー「ユキさんとダニエルさんは、知っているような顔をしていたが“知らない”と答えた」
レ「ほう・・・」
つまり、何か“隠している”という事だろうか。
チェルミー「そして驚く事に、ハルさんの妹達は全員“一人知っている”と答えた」
ル「ええっ!?それで、一体誰なんですか?」
ルークが思わず声を大きくあげる。
チェルミー警部は、静かに首を横に振って
チェルミー「だがな、それが誰かを聞く事はできなかった。任意の事情聴取だからな。答えたくない事は、答えない。だから、取り調べもそこで終わった」
ル「そんな・・・」
チェルミー「だから申し訳ないが、それが誰なのかは、彼女らに直接聞いてくれ」
強制で無い限り、警察は簡単には動けない。
やはり私たちは、彼女らに話をきく必要があるようだ。
レ「・・・分かりました。チェルミー警部、ありがとうございました」
チェルミー「・・・また何かあったら、そっちに報告するよ」
私達が礼をすると、チェルミー警部はハルさんの家の中に入って行った。
まだまだ調査を続けるようだ。
自分で書いたメモを見ながら、ルークが言った。
ル「先生、それじゃあ聞きに行きましょうか。昨日ユキさんがハルさんに対して言っていた“犯罪者”という言葉、ナツさん達姉妹が言っていた事と関係ありそうですし」
レ「そうだね。それじゃあ、病院へ戻ろうか」
ル「はい!」
そして私達は、再び病院へと足を進める。
私達が見た限りでは、ハルさんはとても優しくていい人だった。
妹達が言っていた、ハルさんに恨みを持っている人物・・・。
そして、ユキさんがハルさんに対して言っていた“犯罪者”という言葉・・・。
過去に、何かあったのだろうか。
ナゾは深まるばかりだ。
2011-01-22 10:34:39
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