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記憶の砂時計

みかん

お久しぶりです、みかんです。
……生きてます(笑)
来れなくてごめんなさい;

ではでは! 第7弾となるこの小説、今度こそ初のオリジナル小説です!
合作でもないです。(笑)

もちろんオリキャラ含みます。多分前作よりは少ないと思いますが。

では、長々とすみませんでした。
「記憶の砂時計」
スタートです!

2010-12-12 18:57:38


みかん

とうとう100レス達成いたしました^^
これもこんな駄文を読んで下さっている皆様のおかげです。
いつもいつもありがとうございますm(__)m
そしてしばらくとか言っときながら、今回ルーク目線です←
ちょっとしたらまた凜目線に戻ると思いますが……





「え……?」

一瞬、自分のおかれている状況が理解できなかった。
恐る恐る目を開けた時、最初に視界に入ってきたのは……

「……凜さんっ!?」

僕を包み込むような形で倒れている、彼の姿。
じゃあ、僕をかばって……?

「凜さん! 凜さん……っ」

いくら声をかけても、揺すっても、目を覚ます気配が無い。
そんな、どうしよう、早く病院に連れていかなくちゃ、どうして僕を――――
頭の中でいろいろな言葉が混ざってぐちゃぐちゃになって、何も分からなくなっていく。
思わず泣きそうになった時、聞き覚えのある声がした。

「……ルーク君? と……凜!?」

僕と彼の名を呼んだその声の方向へ視線を向けると、そこには青の髪をもつ男性が立っていた。

「…ハリー……さん……?」

「久しぶり…とか言ってる場合じゃなさそうだな。とりあえず、ここからだったら救急車よりうちの劇団の方が近い! ちょっと待っててくれ、すぐ呼び出すからっ」

そう言うとハリーさんは素早く携帯電話を取り出して通話を始める。
そして10秒強で用件のみを伝え、乱暴に携帯を閉じて僕に笑いかけた。

「大丈夫、凜の事は少しだけ知ってるけど、昔からわりとこういう事あったから。普通に会話とかしてる時でも、なんか急に口数少なくなったと思ったら倒れるんだよ、コイツ」

そういってハリーさんは僕の頭をポンポンと撫でる。何も答えられなかったけれど、少しだけ心が落ち着いた。
そろそろだな、と彼が立ちあがったとほぼ同時に、一台の車が遠くに見えた。
随分スピードを出して走っているようだ。遠くの方で見えたはずなのに、僕達の前で急停車するまでさほど時間はかからなかった。

車から1人の男性が降りてきて、ハリーさんに大声で怒鳴る。

「ハリー! てめぇふざけてんのか、5分で来いって何なんだよ一体! こっちにも準備とかあるに決まってんだろ!」

「だからお前はすぐ怒鳴るなっていつも言ってるだろ……つーかちゃんと場所も伝えたし、結果的に5分ちょっとで来れたんだから今さら怒るなって。とにかく緊急事態なんだよ、お前はもう帰れ、俺が行く」

目の前で口喧嘩をするのだろうかと一瞬思ったが、ハリーさんは相手の人の口を手で押さえて僕に呼びかけた。

「ルーク君、乗って! 凜は俺が後部座席に寝かせるから、とりあえず助手席にっ」

言うが早いか、ハリーさんは踵を返して凜さんをひょいっと抱え、座席に寝かせる。
慌てて乗り込む僕に一瞬視線を向けてから、

「悪い、今回は本当急いでるんだ! あとで何かしら埋め合わせするから!」

ともう1人の男性に告げて、彼はドアを閉めた。

「……ルーク君、先に謝っておく。ああは言ったけど、俺の運転かなり荒いから、シートベルトしたらどっか掴まって」

そう呟いたハリーさんの言葉に聞き返そうと思ったけど、その前に彼はアクセルを思いっきり踏んだ。

2011-05-22 18:51:21


town

ハリーさん!!
何か知っている? とりあえず病院にGOだ!

凜さん.....体育座りなんて学生じゃないんだから~!←

2011-05-22 18:55:48


のなりい

おおハリーさん!

アクセル踏んで、レッツゴ~~っ!!←
快適なドライブを楽しんできてn(殴

2011-05-23 23:15:15


いやっ、みかんは絶対知的で美人だ!←断定。

ハリーさん、グッドタイミング!
さぁ、そのまま病院に直撃するんd((殴

ネージュ「事故起こるの前提かよ! ていうか、直撃は迷惑だろ!」

凜さん>
一応年上なので、さん付けにします!

ネージュ「早く目を覚ましてくださいね」

2011-05-29 16:04:28


みかん

town
出してしまったよ……何かと動かしやすいコイツを!←
凜の事を知ってるようだけど、なんでなんだろう← たぶんあと少しで分かるはず……

凜「学生じゃなくてもする時だってありますよ……現に作者は楽だからよくその座り方しますし」
み「余計なことは言わなくていいんだけど」

のなりい
出てきちゃったね、青い髪の奴←

ハ「快適なドライブ……ですか。時間があったらそれもいいですね、キャロルとメイと昔みたいに……」
ル「待って下さいハリーさん、せめて運転の仕方を少し改善してからの方がっ……」


いやぁ、少なくとも美人ではないわ←
知的な訳でもないけどな←

ル「直撃……このスピードで行くとあり得ない事じゃないです……う、気持ち悪い」
凜「…できるだけ早く目が覚めるよう努力はしてみます……」

2011-05-29 21:02:32


みかん

今週東京に行ってきます!
あの夢と魔法の王国にももちろん行きます←

更新デスコ!



しばらく走っていると、綺麗な白い外観の建物が視界に入った。病院だ。
タイヤと地面が擦れる強い音が響き、体が大きく前傾する。

「着いたっ、ルーク君、早く車から降りて……え? ルーク君、どうしたんだ!?」

「なっ、何でもないで、す……急ぎましょう」

正直言って彼の宣言通りかなり荒い運転だったため、少し気分が悪くなってしまったのだ。
まぁ耐えられないなんて事はないし、今は凜さんの状態の方が危ない気がする。本当に急がないと。

気分が悪くなったらすぐ言えよ、と告げて、ハリーさんは凜さんを背負う。
さっきから思っていたけど、ハリーさんと凜さんには何の関係があるのだろうか。『少しだけ知ってる』と言っていたし……
そんな事を考えながら2人をじっと見ていると、その視線を感じ取ったのか、ハリーさんが苦笑した。

「さっきから何か聞きたそうな顔をしてるけど、俺と凜にたいした繋がりはないよ。同じ学校の先輩後輩の間柄だっただけ。キャロルとメイも知ってると思うけど」

「……でも、ただの顔見知りってだけなら、どうしてハリーさんは凜さんがよく倒れていたって知ってるんですか?」

すると彼は少し考えるような素振りをしてから答える。

「……なんか気になってたんだよなー。暗い訳じゃないのにいつも独りで、しかもそれを凜自身が望んでいる気がしたんだよ。だから時々話しかけたりしてたんだけど、見事に無視されてて……こいつが俺の事を覚えてたとしても、きっと嫌われてるだろうなぁ」

そんな事を小声で話しつつも足早に院内を進んでいくと、1人の看護師さんに話しかけられた。

「あら、またその方?」

「お久しぶりです。こいつ、最近はここにお世話になってなかったんですか?」

「えぇ、そうね。1年ぶりくらいかしら」

それから少しだけ看護師さんと話した後、ハリーさんは彼女の持っていたストレッチャーに凜さんを寝かせ、こちらに戻って来た。

「今の人、知り合いですか?」

「んー、知り合いってほどじゃないけど……学生時代にもよく凜がここに運ばれてたから、顔を知ってる程度。……あいつ、最近倒れてなかったらしいけど……じゃあ何で急に……」

その言葉を聞いて胸が痛んだ。今回凜さんが倒れたのは、少なからず僕の不注意のせいだ。
でも、少しひっかかる。
凜さんが僕を庇った時、耳元で聞こえた言葉。かなり微かにだったけれど……『レナ』と言っていた。
レナさんって……誰なんだろう?

2011-05-29 21:51:39


のなりい

夢と魔法の国・・・魔法○グルグルの世界ですk(殴
いや、違うのはわかってますよ?←

よく倒れてた・・・貧血かな?←違うだろ

2011-05-29 23:07:17


town

倒れるかぁ.....輸血でもしてもらった方がいいよ!←
レナさんはそっち関係かな?

凜さん.....全然答えになってないぞ!←
そんなんだから、夢と魔法の世界に行けないんだ!←関係ない

2011-05-31 18:28:53


レグルス

コメ残してませんでした!!(汗)
サーセンッッ←


凛さんよく倒れてたんだ(苦笑)
しかもハリーさんと知り合いって・・・・

レナさんはそのよく倒れることに関係あるのかな??

2011-06-04 11:36:53


うち、ハリーさんが運転する車乗れないかも…(汗)
すぐに車に酔うし(汗)


凜さんよく倒れてたんだ…。
彼の過去が気になる…。
レナさんって一体?

続きが気になる☆

2011-06-05 21:20:28


みかん

お久しぶりですorz
最近私生活が多忙で多忙で……;
はい、言い訳ですね。コメ返しですっb


のなりい
!?
魔法○グルグル……? 聞いた事無い;
王国はエンジョイしてきたぜb

のなりいは貧血に一票……と。(謎のメモ)

town
輸血……(笑)
てことはtownも貧血に一票って事でいいのかな?
レナさんどっち関係なんだ(笑)

あ、凜はもちろん家でお留守番してましたよ。

レグルス
いや、謝らなくても^^;

何か皆凜が倒れてた事に注目してるのね(笑)
知り合いというか、ハリーが一方的に見つめてただけというk((殴
レナさんについては各自予想を巡らせるのだ!←何様


奇遇だね、私もだ←
いや、冗談抜きで酔いやすいんだよね、父運転の車……←

凜が凄く心配されてる(違ぇよ)
レナさんとは……り【放送禁止音】
遅くなってごめんね; 続き頑張るぜぃ☆

2011-06-19 18:51:21


みかん

更新します!



僕達がそれぞれ考えを巡らせていると、先程の看護師さんに声をかけられた。

「患者さんの事だけど、やっぱり特に目立った外傷は無かったわ。過労とかでもないみたいだし……精神的なことから来ているのかしら」

「そうですか……ありがとうございました。一度病室へ行ってみます」

ハリーさんは簡潔に応じ、病室の場所を尋ねてから去っていく彼女に一礼する。

「……さてルーク君、どうする? どっちかと言えば俺は病室に行くのは避けたいんだけど」

「え? どうしてですか?」

そう聞き返すと、ハリーさんは困ったように笑った。

「さっきも言った通り、俺は多分凜に嫌われてるから。ルーク君が病室に行くのならついて行くけど、あいつが起きる前に出ていくよ。キャロルに顔も見せたいし」

そう言われて初めて気づいた。
そうか、ここはキャロルさんの入院している病院だ。凜さんの事に意識が集中していたから……それにしても、ハリーさんの顔が少し赤い気がするのは気のせいだろうか。

「で、どうする?」

「……行きます。凜さんに謝らなくちゃいけないし……」

「そっか……大丈夫だよ、凜が君を助けた事は聞いたけど、受け身をとれなかったあいつが悪いんだから。むしろそれで気絶するって、けっこう間抜けな話だろ?」

彼が言った言葉に、僕は何も言わず苦笑を返した。

2011-06-19 19:10:52


lemon

お久しぶりです!

早速ですがりぃぃぃぃぃぃぃん!!!!!!!!←←

日本人ですか、うん、素敵な方ですね、凛様←  

そしてハリィィィィィさぁぁん!!!! 叫びそうになりますた←

早々すみません(-_-;)あ、あと夢と魔法の王国は東京にはありませn(ry

2011-06-20 14:46:05


town

キャロルさ~ん!
凜さんはやっぱり過去に似たようなことがあって、その人は助からなかったのかな?
デジャウ.....フラッシュ・バックというような?

やっぱり、凜さんはホーンデッ○・マンションはきつかったんだろうねぇ....←違う!

2011-06-20 18:04:57


のなりい

それはね、2,30年前のアニメだよ(笑)←
いろいろと凄いんだ(苦笑)

ハリーさん、なかなかに手厳しいお言葉で・・・^^;

あらあらハリーさん、惚気ちゃって~←

2011-06-26 01:20:24


凜さんは、ハリーさんを嫌っているわけじゃないと思う…。
“自分が大切にしたいと思う人ほど、傷つけられる”って、書いてあったし。
凜さんにとってハリーさんは大切な人に入っている。
だから、傷ついて欲しくないから避けているんじゃないのかな^^;
完璧にうちの妄想なんだけど…。

キャロルさん元気そうでよかった^^
ハリーさん、隅に置けないね~←何が?

凜さん、早く元気になってください(願)

2011-06-26 20:36:44


みかん

わふん、お久しぶりです←
テから始まりトに終わるラスボスがなかなか倒せなくてですね……←
コメ返しします♪


lemon
久しぶり^^♪

凜「…凜様……?」
み「なんで特に赤面とかしないのさ……本当に無感情というか……((以下略」
ハ「ちょ、叫び過ぎですlemonさん! 別に俺はそんな大それた奴じゃ……ごにょごにょ←」

そうだった……失念していた……一応千葉だったか←

town
半ば無理やり登場の彼ら(笑)
意外に皆が反応してくれて嬉しい……^^*
凜はしばしばフラッシュバックを起こして倒れます。その原因はまだ秘密だけど。

凜「違いますよtownさん、それが苦手なのはむしろコイツです。暗いところが駄目なので」
み「はいはい、どうせ私だけ1人で外待ちでしたよ」

のなりい
いろいろと凄い……妄想が膨らm((殴

ハ「べっ別に惚気てませんっ!!///」
全否定されるかわいそうなキャロル←


なるほど……嫌っていない派ですか←
その答えは後々本編の方でb

まぁキャロルは退院したら捕まっちゃうけどね……きっとメイとかハリーとかの弁護のおかげでそこまで罪は重くならない筈^^

凜「……大丈夫ですよ、いつまでも寝てる訳にはいかないですから」

2011-07-03 19:14:53


みかん

今回は久々に青髪男の視点です←
書きづらい……orz 男の人目線は得意じゃないです、ていうか得意な目線なんて無いでs((
しかも惚気まくっている←←


俺はルーク君を病室まで送り、その後キャロルの病室まで足を運んだ。
ドアを数回ノックしてから開く。あれから1週間に1回はここに出向いている為、一連の動作として自然と身についてしまっている。

ベッドに目を向けると、静かに眠る彼女の姿がそこにあった。

「…しまった、タイミング悪かったか……」

ベッドの横にある椅子に静かに腰掛ける。今ではここが俺の定位置だ。
…それにしても、今日来るってあらかじめ言っておいたのに寝てるってどういう事だ。しかも男の目の前で……他の奴だったらどうするんだよ。まぁそんな事させないけど。

……いくら調子が良いからって、キャロルは入院している身なのだから、全快な筈が無い。
その証拠に、今でも苦しそうな表情をする時がある。本人は誤魔化すけれど、俺が気づいてないとでも思っているのだろうか。あの事件の時だって、様子がおかしい事は気づいていた。俺がトリックを発見できなければ、確信には至らなかったけれど。

そうして考えを巡らす俺になど気づきもしないキャロル。先程からなんとか自分を納得させようとはしているが、約束を破られた気分で何となく面白くない。

だったら些細な仕返しにと、彼女の柔らかな暖色の髪を手ですくって軽く口付ける。
こんな時にしか言えないけれど。

「……好きだよ」


その瞬間、彼女が勢いよく跳ね起き、両手で口元を押さえて真っ赤な顔で俺を見つめる。

「――――え……!?」

重なった2人分の声が、静かな部屋に響いた。

2011-07-03 19:39:01


ハリーさん、青春してますね~^^
キャロルさんが、ちょっと羨ましいよ…。

って、えっ? キャロルさん寝たふり?
あらら~^^←テンション変

今更なんだけど、前作本当に感動したよ^^
最後なんか…うう(涙)
というか、今までのやつ全部感動した☆
元気がない時、みかんの小説読んで元気を補充してます☆

2011-07-10 19:11:11


town

ハリー殿.....青春enjoy中だねぇ.....

 アム 「僕は暗いところが大好きさ! おどかしてやる~~!」
 イム 「....君って女子らしさのかけらも感じさせないよね。」

2011-07-11 18:35:52


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