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記憶の砂時計

みかん

お久しぶりです、みかんです。
……生きてます(笑)
来れなくてごめんなさい;

ではでは! 第7弾となるこの小説、今度こそ初のオリジナル小説です!
合作でもないです。(笑)

もちろんオリキャラ含みます。多分前作よりは少ないと思いますが。

では、長々とすみませんでした。
「記憶の砂時計」
スタートです!

2010-12-12 18:57:38


みかん

お久しぶりです本当……! 何ヶ月振りだろう……なんか泣きそう(笑)
コメ返ししますっb

town
自分を責めるっていうのもあるけど、過去を消したい、の方が近いかなぁ。
どう足掻いてもそれは叶わないから、自分に八つ当たり……みたいな?((

み「仮装ですか! ハロウィンはとっくに過ぎちゃいましたけど、お菓子食べたくなってきます」
ハ「……いや、あれは仮装の域を超えてると思うんだけど……」


久しぶりに久しぶり!((何

凜「…上を向いても光が見えるだけ。俺にはその輝きは眩しすぎて、目を背けたくなります」
キャ「あ、凜君もなんだ……私も何となくそう思った事あるよ」

うん! 頑張ろう!(泣)

しえさん
初めまして^^!
わわわそんなお言葉私にはもったいないですよ; 他の皆様と比べても話に面白みなんて全くないですし……
でも本当に嬉しいです! ありがとうございます^^*

2011-11-13 23:06:12


のなりい

ふみゃっ!?

凛さんがなんか怖いっ!!←
自分で自分を追いつめてる感じがするなぁ・・・。

更新は自分のペースで大丈夫だよ!
いつになろうと私は待つ!!(笑)

2011-11-16 16:47:14


みかん

のなりい
怖い!?← 単に鬱なだけだから安心して~^^;

何て優しいんだっ(´;ω;`)ブワッ 私ももう少し頑張るよ……!

2011-12-04 18:28:53


みかん

あけましておめでとうございます!
相変わらず亀更新ですが、どうか今年もお付き合い頂けると幸いでございます…!

では2012年初更新をば!
凜の目線です。






夢を、見る。
毎晩毎晩、何も変わらない夢を。

あの日と同じ、平等に陽が降り注ぐ道路の真ん中で、一人の子供が立っている。
右目に包帯を巻いたそれは、俺の方をゆっくりと振り向き、蔑んだ色を目に浮かべる。
それとほぼ同じ速度で、俺はそいつの首に手をかけ、地面に押し倒す。

「また、俺を殺すの?」

抑揚の感じられない音。唇が動いていないのに響くそれは、とても声とは呼べない。

「お前に俺は消せないよ」

何回も聞いたその雑音、なのに俺は耳を塞げない。一刻も早く音源を壊してしまいたい。両手に徐々に力を込めていく。

「…凜。これでお前が…っ満足するなら、俺、は…それを受け入れる覚悟は――ある、よ」

鳴り響く音を止める時、その一瞬だけ俺は目を閉じる。せめて最期だけは、君が止まる時だけは、闇を払っていたい。

「だけど――――貴方は、許されたいのでしょう」

その声が聞こえたと同時に、俺は手を離す。
いつの間にか少年の姿は消えて、代わりに俺の手の中で温度を失ったのは、片時も忘れられなかった少女だった。
彼女の時間を止めたのは――――


寝覚めの悪い、朝だった。

2012-01-01 20:33:38


のなりい

あけましておめでとうっ!!
コメントおそくなってごめんよ~;

鬱か・・・そういう時にはおもいっきり叫ぶんd(((

なんか凄い夢・・・。
また? 凛さんは前にその少年を殺してしまったことがあるの?

続きが気になるっ!

2012-01-18 16:06:27


みかん

のなりい
あけましておめでとうー!ノ

なるほど…というか奴って叫んだ事あるのか……?←

毎晩こんな夢みてたら体がもたないだろ、と私も思う((
さぁ、どうでしょう…? 鍵はやっぱり「少年の存在」かな?

2012-01-20 19:19:31


みかん

今回久々にルーク目線です。久しぶり過ぎてどう書けばいいのか分からないとかそんn((


病院を出て先生の部屋に戻ってから、ずっと凜さんの態度について考えている。
……だけど、全然分からない。彼が何を考えているのか、どうして僕を避けるのか。
後者は僕のせいで怪我を負ったから、とも考えられるけど、それだとむしろ真実とは反対な気がする。凜さんは一度も僕と目を合わそうとしなかったし……もし僕を疎ましく思っているのなら、はっきりと告げた方が効果的なのに。

「……ルーク、さっきからどうしたの? 同じ空間でそんな暗い顔されてると、なんだか気分悪いんだけど」

上から声が降ってくる。いつのまにかリマが僕の側に立っていた。

「……ごめん、リマ」

「謝られてもどうにもできないんだけど…何か悩みでもあるの?」

そう問いかけられて、改めてリマの顔を見る。2つの瞳が、僕をじっと見つめていた。そこには暗い表情の僕が映っていて――――あれ?
そうか! 僕は凜さんの瞳の陰りを前もどこかで見た事があるんだ。

『私は厄災の魔女。近付く者に災いをもたらす』

そう、ユラもあの目をしていた。僕達を傷つけないように、わざと嫌われるように……
もしかしたら凜さんもそうなのかもしれない。人と関わる事を意図的に避けてるみたいだ、ってハリーさんも言っていたし……
もしそうなら、彼をこれ以上一人にしていたら危ない気がする。そうまでして関わりをもたないのは、絶対に何か理由があるはずだ。
凜さんは寡黙で、だけど優しい。でも時折感じられた、彼が内に押し込んでいる雰囲気は…何て言うか、起爆剤のようなものだった。
お互い一歩も動けない。庇ってくれた凜さんの意志も大切にしたいし、僕はどうすればいいのだろう…

2012-01-20 19:52:31


みかん

もう更新出来る時にしてしまいます!← 凜目線です。


「相変わらず、狡い人」

車のクラクションが鳴り響き、風がその音を攫って行く中で、彼女はそう言った。

「…そうだよ、俺は狡い。期待したくない、傷つきたくない。その為なら他の誰を傷つける事も厭わない。そういう人間なんだ、俺は」

「そう。貴方がそう言うなら追従はしないわ。優しい嘘をつく癖も変わっていないのね」

彼女の髪が風に流れる。彼女自身はそんな事構いはしないという風に、身じろぎひとつしなかった。
それ以後の沈黙に耐えかねた俺は、いつものように彼女に問う。

「……用件は」

「消失が始まったわ。まだ自覚はないみたいだけど、あの子を良く知ってる私たちなら見てるだけで分かる」

頭の中で1,2回反芻してから、俺はため息をついた。

「今回は早かったな」

「当然の事よ。今までは細心の注意を払ってこれたけど、あの状態じゃそうはいかない。それに加えて今のあの子は特殊な状況におかれている。不安因子は早めに消すべきだった」

『不安因子』。その正体をきっと俺は知っている。だからこそその先は問うつもりもなかったし、問いかける気にもなれなかった。
俺は上着のポケットから砂時計を取り出して、一つだけ疑問を口にした。

「『それ』と俺は、つい最近出会った。これは事実なのか?」

視線を彼女に向け、返答を待つ。……答えなんて、必要ないのに。

「ええ」

俺はゆっくり深呼吸をして目を閉じ、砂時計を下のアスファルトに落とした。

「……ゲーム・リセット」

「貴方なら接触する事自体はそう難しくない。出来るだけ早急に決着をつけてくれる? あのルークっていう子を消すだけなら、造作もないでしょう」



風はいつの間にか止んでいた。

砂はもう、流れない。

2012-01-20 20:19:25


檸檬葉

こちらではお久しぶりです!
読み逃げしまくってましたすみませんでも凜さんは相変わらず愛してます←え


なんか悪夢にうなされているみたいで……そういう時はホットミルクを飲むと良いらしいですよ!((



えっというかルーク消されちゃうのえっえっwktkいや消されるのがwktkなんじゃなくて好物展開にwktkしてるんです(笑)


更新頑張って……!

2012-01-29 08:52:42


久しぶり!

あっ、凜さん退院できたんだ~^^
んっ? その方はどなた?

……何ぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!
ルークを消すだと!
いくら凜さんに若干惚れてても、それだけは許さん!
ちょっと、そっちいk((殴

ネージュ「暫くお待ちください」


ふ~。←落ち着いた
えっと、「消失」が始まったのは、リマかな?
リマの側にいて、凜さんに接触したのはルークだけだし…。

続きが気になる…。

2012-02-05 21:54:29


のなりい

おひさしぶりです

消失?誰のだろう?
リマちゃんとか?

あらっ、えぇぇぇっっ!!
ルーク消しちゃうの~~?!不安因子扱いされてるし・・・。

会話はブラックなのに空気がかっこいい!!←

2012-03-14 02:08:31


みかん

お久しぶりです本当に……! なんとか多忙期間を切り抜けてきました。これからはもう少し更新頻度は上がるかと…

さっそくコメ返していきます!

檸檬葉
ぬわぁお久しぶり!
読み逃げでも嬉しいさ! 大事なのは読んでくれたという事実そのもn((

好物展開でしたかwwそれは良かったww
これからはもう少し頻繁に来れると思うから頑張ります!


お久しぶりです^^*
ふふふ、退院できたかどうかはまだ分からないですよ~? 勝手に抜け出してるだけかも(笑)
あの女性は…たぶんもう少し後で出てくる! はず!←

若干惚れてる…だと……!? 嬉しい事を言ってくれるなぁ雫は(・∀・)
さぁ、雫の推理は当たっているでしょうか? 続きはWEBd((

のなりい
お久しぶりですー!
のなりいも消失=リマ派ですか。

あの2人にとってはルークは邪魔な存在のようです← 彼らが改心するのか教授がルークを助けるのか……
空気カッコいい!? ありがとう! なんかああいう雰囲気を文章で表すのは難しいから…^^;

2012-03-19 12:23:13


みかん

それではルーク目線での更新です! でも途中で凜目線に変わります。分かりにくくてごめんなさいorz


これ以上凜さんを放っておくと危ない。あれだけ明確に拒まれた僕が今更近付くのはもっと危険かもしれないけれど、先生に相談している時間はなさそうだ。
そう考えた僕はリマとアロマさんの制止を振り切って研究室を飛び出し、今病院に向かって走っている。

彼に会ったら何を言えばいいのだろう。僕は確かな根拠もないままに凜さんを疑っているだけだ。だからもしまた拒絶されればそれ以上は追従出来ないし、最悪の場合何か危害を加えられるかもしれない。そうなってしまったらと考えると怖いけれど、彼はきっとそんな事はしないと信じたまま、がむしゃらに足を動かす。

『人と関わろうとしない』。確かにそうかもしれない。でも、だったらどうして最初に出会った時に僕を助けてくれたのか説明がつかないんだ。
凜さんの体の傷も、場所や大きさを思い返せば一度についたものだとは思えない。なら、その傷の原因は…?

きっと『誰かをずっと庇い続けていたから』じゃないのかな。自分が苦しい思いをするよりも、人が傷つく方が彼にとっては辛い事なのかもしれない。
だけどもしそうなら…自分を犠牲にして他人を助け続けていたのなら、彼の心はどれだけ傷ついているんだろう。痛みを全部一人で引き受けてなんでもないフリをし続けるなんて、僕にはできない。
どれだけ足掻いても、抗えないものがある。気づいてもらえない事だってある。幸せな物語が世界の全てじゃないように。

凜さんを、助けたい。
ただひたすらにそう思った。
一人で背負いこむのが辛いなら、誰かを頼って分け合えばいい。彼はそれを分かっているのに、どうして。

だけど僕も、気付くのが遅すぎた。
病室の扉を開けた時に目に入ってきたのは、ベッドの横に積まれた本と、風が吹き込む窓。
痕跡は確かにあるのに、そこにいるはずの凜さんの姿は、どこにもなかったのだから。




「凜!」

後ろから声が響く。
その名前で呼ばないでほしい。その音を聞くたびに、俺が進んでいる道の危うさを知るから。

「お前また病室抜け出しただろ…せっかく見舞いに来てやってるのに、なんでそういう時に限っていないんだよ」

声の主は予想通りハリーさんだった。この人はなぜか俺に必要以上に構う。相当な物好きだ。

「余計なお世話です。貴方の為にあんなところに縛り付けられるなんていい迷惑だ」

「少しは口の悪さ直そうとか思わないのか……まぁそれはいいとして」

そこで彼は言葉を区切って一呼吸置く。どこまでもまっすぐな意思のこもった瞳が俺を見つめた。この人がこんな態度をとる時は、決まって真剣な話をする時だ。

「さっきあの子とすれ違ったぞ。向こうは俺に気付いてなかったみたいだけど…彼女がここにいるって事は、お前また何か企んでるだろ」

声には出さず、頭の中で舌打ちをする。…厄介な事になってきたな。

「随分と失礼な言い方をするんですね…別に俺が何を考えようが勝手でしょう」

「そんな事を言ってるんじゃない。俺が言ってるのはお前自身の事だよ。確かに凜、お前が何考えようが何しようがそれは自由だ。他人が口出しする事じゃない。…だけど、お前はまた自分を追い詰めて――――」

彼の動きが止まる。
…うるさいな、黙れよ。そんな事は言われなくても俺が一番分かってるんだから。今更戻れないし、戻るつもりなんてない。

「……へぇ、随分物騒なもの持ってるじゃん」
彼は俺を軽く睨むように話す。
手に持っているのは小型のナイフ。彼の喉元に突きつけた切先は、動きをけん制する程度の脅しにはなっているようだ。
「…必要以上の犠牲は出したくありませんが、もし邪魔をするというなら…誰にどんな手で襲われようと文句は言えなくなりますよ」

落ち着いた声で警告を発する。彼は大人しくそれを聞き入れたようで、一歩後ろに下がった。

「……分かった。俺も流石にまだ死にたくはないしな。ただ…凜。一つだけ覚えとけ」

街中で下手に出せば目立ちかねないナイフをポケットにしまいこみ、次の言葉を待つ。

「苦しいのは、お前だけじゃない」

2012-03-19 13:54:54


のなりい

いやぁぁぁっっ!!!
あ、うん、テンションあがりました←

ナイフって!!
ハリーさんも凜さんもかっこよすぎる!!!
本当、かっこいいなぁ・・・。大人の雰囲気(笑)

2012-03-23 00:51:31


あっ、凜さん病院から抜け出したんだ^^

お~、何かハリーさんと凜さんかっこいい☆

「その名前で呼ばないでほしい」?
「凜」は本名じゃないのかな?

それとも、コードネーム的なものがあるのかな?
コードネームが「凜」?


???? う~ん、分からん^^;

2012-04-01 15:39:31


みかん

前よりは更新出来るとか言ってたのどこの誰でしょうね!← そうだよ俺だよ。
…2か月放置って何なんでしょう……orz 頑張ります…

とりあえずコメ返から。

のなりい
お、落ち着くんだのなりい!←

ナイフと銃と迷ったんだけど結局ナイフにしました。忍ばせやすそうだからb
大人の雰囲気……(笑)殺伐とした感じで書きたかったから、そう言って貰えると嬉しい^^*


かっこいいとかあの2人には似合わない言葉だ← でもありがとうー^^*

お、雫が凜の名前について考察を始めてる。
謎ってほどでもないけど、ヒントは小説の中に無造作に散りばめるつもりですー。

2012-06-01 21:08:15


みかん

今回はハリー目線です。
最近むさくるしい視点が続いていて申し訳ないです;
彼らには活躍してもらわないといけないので^^;



暗くて、冷たくて、重い。
さっき凜と相対した時感じたのは恐怖ではなく、どうしようもないもどかしさだった。

……また、何も出来ないのか。助けたい、自分を追い詰めないでほしい。なのに俺は結局自分の保身を優先してしまう。
ただ、お前に笑っていてほしいんだよ。過去なんかに縛られて、自分自身の幸せに背を向けて。とっくに分かってる筈じゃないか、今までしてきた事はお前の未来を創ってくれはしない。どうしてそうまでして、彼女を救おうとするんだ。

そこまで考えて、ふっと笑みを零した。
……偽善者は、俺か。
気持ちだけじゃ何も変えられない。あの時みたいに、無力な俺だけがここにいた。

「……っ」
止めろ、思い出すな。もう大丈夫、全部終わった事じゃないか。俺より…俺なんかより深い傷を負った奴がいる。弱音なんか、吐けない。

それでも鮮明に蘇るあの日。
紅い床、女性の叫び声、救急車のサイレンの音。伸ばした手は空を切って、彼女の手をとる事は出来なかった。
急激な記憶のフラッシュバック。耐えきれずに地面に片膝をついた。汗が頬を伝い、呼吸が乱れる。
……はは、これじゃまるで凜みたいだ。「苦しいのはお前だけじゃない」? 誰に向けての台詞なんだか。
…だから、これ以上思い出すなって。また暗闇に呑まれる前に――――

「…ハリーさん!?」

「……ルーク、君」

顔を上げれば、そこには見覚えのある少年が立っていた。あぁくそ、格好悪い姿見られたな…
「大丈夫ですか!? もしかして気分が――――」
「っごめん、大丈夫だから。ちょっと立ちくらみっていうか、眩暈がしただけ」
差しのべられた手を軽く握り、立ち上がる。まだ少し調子は悪いが、そんな素振りを彼の前で見せるわけにはいかない。
ルーク君は安堵のため息をつき、それからすぐに俺に問いかけた。

「そうだ、凜さんを見ませんでしたか?」
正直、驚いた。別れた時、凜は俺と逆方向に向かった筈だ。道を教えるのは簡単だけど…今のあいつには、きっと会うべきじゃない。
「悪い、今日は見てないや」
そうですか、と残念そうに下を向くルーク君に心の中で謝罪をして、考える。
……俺にはやっぱり、あいつを直接的には救えない。計画の全てを知っている以上、火に油を注ぐだけだ。
だったら、せめて君に。

「……ルーク君、今は分からないかもしれないけど、あいつは…凜は今、長い迷路の中にいる。出口はきっと凜自身が知ってるから、連れ出してやってくれないかな」

きょとんとした顔をするルーク君に微笑んで、彼の背中を押す。馬鹿みたいな希望かもしれないけど、今度は諦めたくないんだ。

「ほら、もしかしたらまだこの近くにいるかもしれないから、行ってきなよ」
「……はい、分かりました。ありがとうございます!」
駆け出していく小さな背中。君とレイトン先生なら、きっとあいつの目を覚ましてやれる。
その為なら、俺は俺に出来る事を。

携帯電話を取り出して、彼女に電話をかける。俺1人の力じゃ足りないから、久しぶりに頼る事にするよ。
「……もしもし、メイ。少しだけいいか?」

2012-06-02 22:55:42


久しぶり^^

ハリーさん、自分のこと責めているのかな?
暗闇…か。
いつか、凜さんもハリーさんも光の中に入れる日が来るのかな?

って、ルゥゥゥゥゥクっ!
一人で行っちゃあかんやろっ!

ハリーさん、メイさん誰でもいいから、凜さんを何とかして~~~~っ

2012-07-01 23:05:55


みかん

最近「お久しぶりです」が登場の挨拶になりつつあるみかんです……;
いろいろ言い訳したい事もありますがそんな事より更新します!←

…その前にコメ返をば。


お久しぶりー; なかなか来れなくて申し訳ない;

ハリーはオリキャラの中では一番人間臭い設定です。それなりに狡いし、嫉妬もする。昔の暗い記憶もすぐには忘れられない、って感じかな。
さぁ、果たして凜を止められる人は現れるのか!?←調子乗りましたすみません

2012-07-19 23:29:52


みかん

さて! お久しぶりに更新しますか!!
今回は凜です。事件の依頼者はリマですが、もちろん彼も物語の中心人物なので、語り役が多くなりますね^^;



きっと、君に残酷な事をしているのだろう。
『苦しいのは、お前だけじゃない』
知っている。痛いほど知っている。こんな事したって何も変わらない事だって。だけど痛みから目を逸らす事には、もう大分慣れたから。
俺がどう足掻いたって、もう君は戻らない。分かってる、分かってるんだよ。

せめて夢の中だけでも君が幸せに過ごせていたらなんて所詮甘い幻想。現実は非情で、きっと今夜も俺はあの少年を殺すんだろう。明日も明後日も、何回だって。

「……リマ」

砂はもう、流れない。

「…聞こえないかもしれないけど」

だからきっと、届かない。

「あいつには…芹にだけは、会っちゃいけなかったんだ」

大丈夫、痛くなんかない。

「……時間が巻き戻るなら」

そんな心、失くしてしまった。

「お前の手で、俺を消してくれ」

許さなくていい。…ずっと、憎んでくれて構わない。
でも君だけは幸せに。
造りものの身体が、少しだけ軋んだ。


「……凛さんっ!」
忙しない足音まじりのその声が呼んだのは自分の名前。まだ幼い少年の声。…いつかこうなることは分かっていた、けれど。

「良かった、さっきハリーさんから、凛さんがこのあたりにいるって聞いて…」
よほど急いで走ってきたのだろう。俺を見つけるために。
…誤解しないでくれ、お前の事が嫌いなんじゃない。だけど、約束を破るわけにはいかないから。
ここでお別れだ、ルーク。

ポケットの中のナイフが、冷たい音をたてた気がした。

2012-08-15 19:16:24


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