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魔神の笛の真実

にし

時間旅行、悪魔の箱に続き、真実シリーズ第三弾は魔神の笛から!

真実とか言ってますが、あくまでこれは私の妄想の世界(笑)
魔神の笛のゲームを元に書いてます。


ではでは11月30日まで、にしワールドを篤とご覧あれ(笑)←←

2010-11-07 22:18:33


にし

※りーやさんの作品とシリーズがかぶっていますが、りーやさんの許可はとってあります^^

2010-11-07 22:19:58


にし

【何もかもが変わった日】(ルークside)


ミストハレリの町長、アランバード氏が崖から落ちて死んだ。



深夜、そんな事故が起こったらしい。
僕はその情報を聞いて、早朝にアランバード邸へ足を運んだ。

僕が到着した頃には既に沢山の人達で溢れていた。
その人達を掻き分けて前へ進むと、そこには1人の少女が決して目を覚ますことはないアランバード氏の前で頭を抱えてしゃがみ込んでいたのだった。

その1人の少女というのはユラ。
アランバード氏の娘で、あまりそうは見えないけれど重い病気を抱えている。
彼女とは、ほんの数日前に友達になった関係だ。

親を失ってしまった彼女をなんとか励まそうとして僕は彼女の元へ駆け寄った。
「ユラ、僕達は友達でしょ? 君は一人じゃないよ」

だけど、彼女は変わってしまっていた。
「あなたに何がわかるの? あなたには優しいお父さんやお母さんがいるじゃない! あなたに何がわかるのよ!!」

「ユラ……」

「私はあなたとは違うの。あなたとは……!」
彼女は恨みに満ちた瞳で僕を見た。僕は何も言い返せなかった。

「遺書が見つかったぞ!」
神の目を持つというミストハレリ署長が叫んだ。
この遺書の発見により、アランバード氏は自殺だということになった。










それから数日後、父さんがあの署長に呼ばれてドーランドと共に出掛けて帰って来た時、驚愕の事実を知る。

「町長になった……」

「えっ!?」
なんと、父さんが町長に。母さんと僕は目を見合わせた。

「どうしてそんなことになったの」

「アランバードの遺書に書いてあったんだ。私に町長を任せる、とな」
その時の父さんはとても暗い顔をしていた。










「父さん、前に約束していた釣りに行こうよ」

「後にしてくれ」










「ねえ父さん、バイオリンで今まで弾けなかった所が弾けるようになったんだ! 聞いてよ」

「今は忙しいんだ。あっちへ行ってくれないか」










「父さん……、母さんはどこに行っちゃったの?」

「……旅行に行った」

「そんなの嘘だ! 母さんは僕に黙って旅行に行ったりなんかしない! こんな優しくない父さんが嫌になって出て行っちゃったんだ!!」

「いい加減にしなさい、ルーク!」
もう嫌だ、もう嫌だ。
どうしてこんなことになってしまったの……?

「父さんの馬鹿!!」
僕は部屋に閉じこもった。

「魔神……」
僕は魔神伝説のことを思い出した。
最近はその伝説に出てくる魔神がミストハレリの町をめちゃくちゃに荒らしている。

そうだ、魔神だ。
魔神に父さんは操られてしまっていたんだ。

それで母さんを隠して…………。










誰かに助けてもらおう。
この町ではない人の誰かに。

僕は父さんが優しかった頃に聞いたとある人の話を思い出して、手紙の宛名にその人の名を綴る。


『エルシャール・レイトン』と。



END

2010-11-07 22:23:16


ブラック

こんばんは!!!
小説掲示板にくるのは初めてです!

ルークとクラークの会話が得に気に入っちゃいました!!続き楽しみです!

・・・でもENDっていうことは、もう終わり・・・ですか!?

2010-11-07 23:44:45


のなりい

お、期間限定・・・ということは、そのあとは「奇跡の仮面」かな?

最初のルークそのままだっ!!
上手すぎるよ、にし・・・。

2010-11-07 23:51:55


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